異世界クラス召喚~落ちこぼれは世界最強を目指す~

Mew

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集団異世界召喚

異世界探検⑬

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「やっ…た」

「倒したのですね…」

「「やったー!」」

合成生物キメラを倒し、現れたダンジョンコアを確認しにいく。

ダンジョンクリアは初めてだった。
ダンジョンコアは変形していきバッジの様になった。
俺はダンジョンコアを大切にアイテムボックスへと入れ、宝箱を……

あれ?宝箱が…ない?

「ボスを倒したのに宝箱はでないのか?」

「どういうことなんでしょうね」

「そういう仕様なのでは?」

「そう考えるのが妥当だな」


でないものを幾ら探しても意味はないし、ダンジョンコアも手に入れたし十分だ。
ダンジョンコアの詳細はギルドの人にでも聞いてみよう。
俺達は更に奥の部屋に設置されていた転移陣を見つけ、地上へと戻った。

戻ると空は暗く、無数の星が光輝いていた。

「あっ、流れ星!」

ふと見上げたときに流れ星を見つけた。
この世界の宇宙はどうなっているんだろうか、地球と全く同じ構造になっているのか、それとも……。

「湊斗!さっさと帰りましょう、お腹も減っちゃったし何よりお風呂に早く入りたいわ」

「そうだね」

一応魔法で清潔な状態にはできるが、やはり温泉とは全く違う。
帰り道、シエルの出番が全く無かったとシエルがいじけていた。可愛い…。

シエルは大きく欠伸をするとカレンの腕の中でぐっすりと眠りについていた。

「ミナト様?今日はどうしますか?」

ノエルが少しでニヤけて聞いてくる。
こんなキャラだったっけ…?

「もちろん今日もで一緒に寝ような!」

ノエルはすくすくと微笑み「はい」といった。
あれから少し堅苦しくなくなった気がする。
澪は「みんな」という単語に異常な反応を示し「わ、私もなの!?湊斗といいいい一緒に!?」とやけに慌てている、昔はよく一緒に寝た仲じゃないか。

……昔は新も含めた3人で仲良かったのになぁ。





「くそっ、澪が…」

自分の部屋にいる新は澪を湊斗の元へと送った事へと怒りを抑えられずに「ガシャン!」と音を立てて机を叩いた。

「俺がいない隙を突いて…あいつ…」

澪の離脱を聞いてとても腹が立った、だがその怒りをぶつけるものは何処にもない。
場の空気が余り良くないままダンジョン、魔物討伐を行っていく。

「こんなもんかぁ?」

一振りで猪の魔物を両断し、屠る。

「流石、火焔大剣ボルケートブレードだな」

「最近ちょっとピリピリしすぎじゃないか?」

「そんなことねぇよ…」

蓮が新を宥めようとするも意味無く流されてしまった。
だが新が最近ピリピリしているのは蓮だけが気付いている訳もなく、クラス皆が把握していることだった。

「神崎君、秋月さんが離脱した事が原因…」

「わかってますよ!俺のせいですかね!?」

新は声を荒げてそのままダンジョンの奥へと進んでいってしまった。

「いつもはあんなんじゃないんですけどね…」

「仲間がまた1人抜けちゃったんですもの…仕方ないわ」

「ま、まぁ!気分良くしていこうよ!」

小春が悪い雰囲気を直そうとするも少ししか効果はなかった。

「みんなには悪いが今は新の後を進もうか」

「だね」
「うん」
「おっけー」

「なんでいつも俺じゃなくてあいつ…!」

新の心は日が増す毎に湊斗へと恨み妬みが募る一方となってしまった。






〈怒魂を習得……〉



「もう直ぐで家だぞ~」

あれから雑談を挟みながら歩いていると直ぐに家の目前まで着いていた。
シエルはまだ熟睡中だ。
一番楽してたはずだろ…?

「まぁまぁ、いままでずっと留守番ばかりさせていたんですし、久しぶりということもあって疲れてるんですよ」

「それもそう…か」

「それにしても澪はロアと仲良くなったなぁ」

「当たり前よ!私の相棒よ!」

ん?いつの間に相棒にまで昇格させたんだ?
因みにわかってると思うが、ロアは仮にも隷属のアイテムで俺が主人の筈なんだがな…。

「湊斗より私の方が好きなのよ、ねぇ?」

「グォォウ」

返事をするようにロアは澪に顔を擦り寄せる。
俺もしてほしい…。そう思い、何度も試みるがプイッと顔を背けられてしまうのがオチだ。

「着きましたよ、食事の準備をしてきますので少々お待ちください」

「俺も手伝うよ、なにしたらいいかな?」

「ありがとうございます、ではこの生地を伸ばしていただいて…そして………」

俺とノエルで料理をし、カレンは家の掃除、澪はロアのブラッシングを満喫している。
シエルはクッションでまだ熟睡中だ。

あれ…これは、ピザかな?
この前ノエルに教え込んだけど、もう使ってくれているのか。しかもロックハーミット入りだ。

「どうです?いい出来だと思いますが」

「最高だと思うよ、早く食べたいな」

カレンも掃除を終わらしたことだし、料理を食卓へと並べていく。

「これはっ!ピザね!?」

澪の反応も良しだな。

あっという間に無くなり、おかわりの分まで平らげてしまった。
澪の食欲と食べる量増えてないか…?
そう思いながら澪を見つめていると
「なによ、運動してるんだしプラマイゼロよ!いえ、戦ってるんだしマイナスな程よきっと」
すっかり開き直っている。
体型の変化はないから特に問題ではないけど…。

その後は「私が一番よ~!」といい温泉に入っていき、その次に恒例の3人で入った。
慣れたのか澪もそこまで嫌な目をすることはなくなった。
今夜は4人で並んで寝るが、ノエルとは繋いだ手を離さない。
日本に居た頃は彼女なんて無縁だったし、誰かと一緒に寝ることすら無かった俺には皆で寝ることや、ノエルと手を繋いで寝ることに大きな安心感を感じていた。

「皆がいるから俺は…やっていけてるんだ」

誰の耳にも届かない声で呟き、眠りについた。
    
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