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異世界召喚編
第四話 〘出来レース〙
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男はそっと手を伸ばし、カードを2枚捲った。1ターン目の男のカードはクローバーの6とハートの2。さすがに、先行1ターン目からは当ててこないようだ。
「え~と。」
私は少し悩むふりをして、カードを1枚捲る。
「ハートの6だ!」
周りの客達がざわつくのも無理はない。なぜなら、さっきこの男がやった事と同じ事を私もやっているのだから。
さっき男が捲ったクローバーの6と一緒にカードを手に持つと、今度はわざと違うカードを捲り、相手にターンを譲った。
「まぐれで当たってよかったな。」
男は、そう言って笑うとカードを1枚捲った。男のカードはスペードの2。さっき私が外したカードと同じ数字だ。結局、私がわざと外したカードは全て男に回収されてしまった。
それからは、私が外す度に男に回収されるを繰り返し、持ち札の枚数は男が24枚、楓が12枚、テーブルの上には16枚という形になった。
「...そろそろね。」
私は、今まで捲られていなかったカードに手をかける。そのカードはクラブのJ。
「Jは...。これだったかな?」
男がイカサマを誤魔化すためにわざと外したカードの中から、目当てのカードを捲り当てる。続けてもうワンペア、ツーペアと捲り当て、相手にターンを渡すこと無く、私はテーブルに残った16枚全てのカードを回収した。
「な、なんやこれ!?」
男は目を見開いて驚いている。普通にゲームをしていれば、1ターンで16枚も当てることは不可能だ。
「イ、イカサマや!こんなん、俺は認めへんで!」
正気を失った男が、立ち上がって私を怒鳴り立てる。
「イカサマ?これのどこがイカサマなの?」
すかさず私は言い返す。男は何か言いたげな表情をしているが、肝心の言葉は出てこない。もし、私のプレイがイカサマだとするなら、これまで、この男がやってきたゲームも全てイカサマだと認めることになる。
男は力なく椅子に座り込み、テーブルの上に積まれた銀貨を楓に向かって押し出した。
私は、押し出された銀貨に手を伸ばし...。
「!?」
伸ばした腕を男に掴まれた。
「な、何を...きゃっ!」
男に腕を引っ張られバランスを崩した私は、うつ伏せでテーブルに倒れ込んだ。周りの客はそれを見て、男を止めにかかろうとしたが、すぐに動きを止めた。
「よく分かっとるやないか。」
男はニヤリと笑ってそう告げる。短刀を取り出した男は、押さえつけて動けない私の首筋に刃を押し当てていたのだ。
「どこで分かった?」
「何に?」
「とぼけんな!俺のイカサマにどこで気づいたって聞いてんねん!」
短刀の刃が私の首を傷つけ、真っ赤な血がつたっていく。
「カードを拾い上げた時よ。」
本当はその前からイカサマである事には勘づいていたが、それはあっちの世界での知識があったからだ。そこまでこの男に話す必要は無い。
「気づかずに負けとったら良かったもんを。まぁ、幸いここには警務隊は居らんみたいやし...、お前かっさらって帰りますわ。」
男はクククッとわらって、押さえつけていた私の体を、引き起こして持ち上げた。女とはいえ、体重は数十キロある。その重さを軽々と持ち上げるこの男の力は驚異的だ。
「オラッ!そこ退かんかい!」
男が短刀を振り回すと、蜘蛛の子を散らすように道を開ける客達。しかし、彼らとは逆に男の行く道を塞いだ人達がいた。
「ちょっと?私達の友人を勝手に連れていかないでくれる?」
道を塞いだのは柚枝さんと彩夜さんだった。
「おいおい...。女二人で何が出来んねん。まさか、俺に勝てるなんか思ってないやろな?」
男は鼻で笑ってそう言った。確かに昼間の彩夜さんは強かった。しかし、この男は昼間の男とは力が全然違う。どう考えても、普通の人間がかなうような相手ではない。
「二人とも!私の事はいいから逃げ...むぐぅ。」
「静かにせぇや。」
言葉の途中で、男に口を塞がれてしまった。そのまま、柚枝さんに向けていた短刀を、私の首筋に向けて男は脅しをかける。
「道を開けぇや。じゃないと、こいつがどうなっても知らんで?」
いかにも人質を取った犯人が言うであろう、代表的なセリフを吐く男。柚枝さんは、その男を殺気に満ち溢れた目で睨みつけていた。
「どこまでも下衆い男ね。」
柚枝さんは小さくそう呟くと、右手を開いて男に向かって伸ばした。
「な、何やこれ!?」
直後、男が急に焦りだす。体を拘束されていて何が起こったのか分からないが、男の身に何かあったのは間違いなさそうだ。
「その腕を失いたくなかったら、今すぐその子を離しなさい!」
柚枝さんの声に更に殺気がこもる。
「!?」
男の力が弱まった事で、私はようやく状況を理解することが出来た。柚枝さんが立っているすぐ隣のテーブルに置かれたグラスの水が、グラスごと凍っていた。まさかと思い、私は男の腕を確認する。すると、短刀を持っている男の右腕の肩から肘にかけて完全に凍りついていたのだ。
「ぐっ...。」
関節をやられてうまく力が入れられない男の隙を見て、私は男の腕の中から脱出した。
「く、くそっ...!」
圧倒的な力の差を見せつけられた上に、人質を失った男は一目散に店の出口に向かって走り出した。
「どこに行く気?」
だが、走り出した男の首に絡まるように、後方から何かが伸びて男の動きを止める。
「ひ、ひぃ...。」
男は恐怖に怯えた様な声を出して、その場に立ちすくんだ。男に向かって伸びた黒い影は徐々に形を変え、柄から刃まで真っ黒な大鎌へと姿を変えた。
「逃げたいなら逃げればいいわ。私があんたの首を刎ねるだけだから」
男に注告する彩夜さんの目も殺気で溢れかえっていた。
「ま、参った!大人しくするから、それだけは勘弁してくれ!」
「...。」
柚枝さんとは違い、彩夜は相当冷静さを失っているようで、大鎌を持つ手がプルプルと震えている。
「彩夜?ダメよ。気持ちは分かるけど、一時の感情で自分までダメにする気?」
冷静な柚枝さんの声が、彩夜さんを踏みとどまらせる。
「とりあえず、警務隊に連絡してこの男を引き渡さないと...」
「その必要はない。」
柚枝さんが警務隊を呼びに外に出ようとした時、突然客の中からそんな声がした。
「近くに私の部下を待機させている。彼らに任せるといい。」
客の中から姿を現したのは、白い髭を生やしたお爺さんだった。
「総隊長!」
彩夜さん達は、そう言ってお爺さんに頭を下げた。どうやら、この人が警務隊の総隊長らしい。
「警務隊...居ったんか...。」
男は力なくその場に崩れ落ちた。
しばらくして、外で待機していた警務隊の人達によって、男は連行されていった。
「いやぁ。見事じゃったよ二人とも。じゃが、もう少し遠慮して力を使わんといかんのぅ。」
総隊長の右手には、上部が割れて使い物にならなくなったグラスが持たれ、左手は彩夜さんが持つ大鎌を指さしていた。
「あ...。」
「すみません。」
柚枝さんは、店の主人と総隊長に頭を下げ、彩夜さんは慌てて大鎌をしまう。出てきた時と同様に黒い煙のように消えていく大鎌を、私はただじっと見ていた。この世界の武器は、みんなあの大鎌みたいに消したり出したり出来るのだろうか...。
「楓君と言ったかな?実に見事だった。お主が居らねば、他にもたくさんの人が被害にあっていたじゃろう。」
考え事をしている私に総隊長はそう言うと、前まで来て手を差し出した。
「申し遅れたのぅ。ワシは警務隊で総隊長をしておる大友勇という者じゃ。」
「あ、秋月楓です。」
私は、総隊長の手を握り返して軽く頭を下げた。
「おぉ!そうじゃ!今度、改めて礼がしたい。時間があればじゃが、明日にでも警務隊の本部まで来てくれんか?」
お礼をされるような事をしたつもりではないし、出来たつもりもない。しかし、せっかくそう言ってもらっているのに、断るのも悪い気がした。
「では、また明日お伺いします。」
私の返事を聞くと、総隊長は心底嬉しそうに一度頷くと、周りの客達に一礼をして店から出ていった。
その夜は、騒ぎの事もありアヴェンタドールは店じまいとなった。男が残していった銀貨は、持ち主に返すつもりだったが、誰一人として受け取る者は居なかった。それどころか、「君がイカサマを暴いてくれなければ、もう一回負けてたかもしれない。ありがとう。」なんて、感謝の言葉まで言われる始末だ。なので、私は銀貨をありがたく受け取り、彩夜さんに教えて貰った宿に泊まるための資金にする事にした。
そして翌日、目が覚めた私は身支度を済ませ、総隊長の居る警務隊本部へと向かうのだった。
「え~と。」
私は少し悩むふりをして、カードを1枚捲る。
「ハートの6だ!」
周りの客達がざわつくのも無理はない。なぜなら、さっきこの男がやった事と同じ事を私もやっているのだから。
さっき男が捲ったクローバーの6と一緒にカードを手に持つと、今度はわざと違うカードを捲り、相手にターンを譲った。
「まぐれで当たってよかったな。」
男は、そう言って笑うとカードを1枚捲った。男のカードはスペードの2。さっき私が外したカードと同じ数字だ。結局、私がわざと外したカードは全て男に回収されてしまった。
それからは、私が外す度に男に回収されるを繰り返し、持ち札の枚数は男が24枚、楓が12枚、テーブルの上には16枚という形になった。
「...そろそろね。」
私は、今まで捲られていなかったカードに手をかける。そのカードはクラブのJ。
「Jは...。これだったかな?」
男がイカサマを誤魔化すためにわざと外したカードの中から、目当てのカードを捲り当てる。続けてもうワンペア、ツーペアと捲り当て、相手にターンを渡すこと無く、私はテーブルに残った16枚全てのカードを回収した。
「な、なんやこれ!?」
男は目を見開いて驚いている。普通にゲームをしていれば、1ターンで16枚も当てることは不可能だ。
「イ、イカサマや!こんなん、俺は認めへんで!」
正気を失った男が、立ち上がって私を怒鳴り立てる。
「イカサマ?これのどこがイカサマなの?」
すかさず私は言い返す。男は何か言いたげな表情をしているが、肝心の言葉は出てこない。もし、私のプレイがイカサマだとするなら、これまで、この男がやってきたゲームも全てイカサマだと認めることになる。
男は力なく椅子に座り込み、テーブルの上に積まれた銀貨を楓に向かって押し出した。
私は、押し出された銀貨に手を伸ばし...。
「!?」
伸ばした腕を男に掴まれた。
「な、何を...きゃっ!」
男に腕を引っ張られバランスを崩した私は、うつ伏せでテーブルに倒れ込んだ。周りの客はそれを見て、男を止めにかかろうとしたが、すぐに動きを止めた。
「よく分かっとるやないか。」
男はニヤリと笑ってそう告げる。短刀を取り出した男は、押さえつけて動けない私の首筋に刃を押し当てていたのだ。
「どこで分かった?」
「何に?」
「とぼけんな!俺のイカサマにどこで気づいたって聞いてんねん!」
短刀の刃が私の首を傷つけ、真っ赤な血がつたっていく。
「カードを拾い上げた時よ。」
本当はその前からイカサマである事には勘づいていたが、それはあっちの世界での知識があったからだ。そこまでこの男に話す必要は無い。
「気づかずに負けとったら良かったもんを。まぁ、幸いここには警務隊は居らんみたいやし...、お前かっさらって帰りますわ。」
男はクククッとわらって、押さえつけていた私の体を、引き起こして持ち上げた。女とはいえ、体重は数十キロある。その重さを軽々と持ち上げるこの男の力は驚異的だ。
「オラッ!そこ退かんかい!」
男が短刀を振り回すと、蜘蛛の子を散らすように道を開ける客達。しかし、彼らとは逆に男の行く道を塞いだ人達がいた。
「ちょっと?私達の友人を勝手に連れていかないでくれる?」
道を塞いだのは柚枝さんと彩夜さんだった。
「おいおい...。女二人で何が出来んねん。まさか、俺に勝てるなんか思ってないやろな?」
男は鼻で笑ってそう言った。確かに昼間の彩夜さんは強かった。しかし、この男は昼間の男とは力が全然違う。どう考えても、普通の人間がかなうような相手ではない。
「二人とも!私の事はいいから逃げ...むぐぅ。」
「静かにせぇや。」
言葉の途中で、男に口を塞がれてしまった。そのまま、柚枝さんに向けていた短刀を、私の首筋に向けて男は脅しをかける。
「道を開けぇや。じゃないと、こいつがどうなっても知らんで?」
いかにも人質を取った犯人が言うであろう、代表的なセリフを吐く男。柚枝さんは、その男を殺気に満ち溢れた目で睨みつけていた。
「どこまでも下衆い男ね。」
柚枝さんは小さくそう呟くと、右手を開いて男に向かって伸ばした。
「な、何やこれ!?」
直後、男が急に焦りだす。体を拘束されていて何が起こったのか分からないが、男の身に何かあったのは間違いなさそうだ。
「その腕を失いたくなかったら、今すぐその子を離しなさい!」
柚枝さんの声に更に殺気がこもる。
「!?」
男の力が弱まった事で、私はようやく状況を理解することが出来た。柚枝さんが立っているすぐ隣のテーブルに置かれたグラスの水が、グラスごと凍っていた。まさかと思い、私は男の腕を確認する。すると、短刀を持っている男の右腕の肩から肘にかけて完全に凍りついていたのだ。
「ぐっ...。」
関節をやられてうまく力が入れられない男の隙を見て、私は男の腕の中から脱出した。
「く、くそっ...!」
圧倒的な力の差を見せつけられた上に、人質を失った男は一目散に店の出口に向かって走り出した。
「どこに行く気?」
だが、走り出した男の首に絡まるように、後方から何かが伸びて男の動きを止める。
「ひ、ひぃ...。」
男は恐怖に怯えた様な声を出して、その場に立ちすくんだ。男に向かって伸びた黒い影は徐々に形を変え、柄から刃まで真っ黒な大鎌へと姿を変えた。
「逃げたいなら逃げればいいわ。私があんたの首を刎ねるだけだから」
男に注告する彩夜さんの目も殺気で溢れかえっていた。
「ま、参った!大人しくするから、それだけは勘弁してくれ!」
「...。」
柚枝さんとは違い、彩夜は相当冷静さを失っているようで、大鎌を持つ手がプルプルと震えている。
「彩夜?ダメよ。気持ちは分かるけど、一時の感情で自分までダメにする気?」
冷静な柚枝さんの声が、彩夜さんを踏みとどまらせる。
「とりあえず、警務隊に連絡してこの男を引き渡さないと...」
「その必要はない。」
柚枝さんが警務隊を呼びに外に出ようとした時、突然客の中からそんな声がした。
「近くに私の部下を待機させている。彼らに任せるといい。」
客の中から姿を現したのは、白い髭を生やしたお爺さんだった。
「総隊長!」
彩夜さん達は、そう言ってお爺さんに頭を下げた。どうやら、この人が警務隊の総隊長らしい。
「警務隊...居ったんか...。」
男は力なくその場に崩れ落ちた。
しばらくして、外で待機していた警務隊の人達によって、男は連行されていった。
「いやぁ。見事じゃったよ二人とも。じゃが、もう少し遠慮して力を使わんといかんのぅ。」
総隊長の右手には、上部が割れて使い物にならなくなったグラスが持たれ、左手は彩夜さんが持つ大鎌を指さしていた。
「あ...。」
「すみません。」
柚枝さんは、店の主人と総隊長に頭を下げ、彩夜さんは慌てて大鎌をしまう。出てきた時と同様に黒い煙のように消えていく大鎌を、私はただじっと見ていた。この世界の武器は、みんなあの大鎌みたいに消したり出したり出来るのだろうか...。
「楓君と言ったかな?実に見事だった。お主が居らねば、他にもたくさんの人が被害にあっていたじゃろう。」
考え事をしている私に総隊長はそう言うと、前まで来て手を差し出した。
「申し遅れたのぅ。ワシは警務隊で総隊長をしておる大友勇という者じゃ。」
「あ、秋月楓です。」
私は、総隊長の手を握り返して軽く頭を下げた。
「おぉ!そうじゃ!今度、改めて礼がしたい。時間があればじゃが、明日にでも警務隊の本部まで来てくれんか?」
お礼をされるような事をしたつもりではないし、出来たつもりもない。しかし、せっかくそう言ってもらっているのに、断るのも悪い気がした。
「では、また明日お伺いします。」
私の返事を聞くと、総隊長は心底嬉しそうに一度頷くと、周りの客達に一礼をして店から出ていった。
その夜は、騒ぎの事もありアヴェンタドールは店じまいとなった。男が残していった銀貨は、持ち主に返すつもりだったが、誰一人として受け取る者は居なかった。それどころか、「君がイカサマを暴いてくれなければ、もう一回負けてたかもしれない。ありがとう。」なんて、感謝の言葉まで言われる始末だ。なので、私は銀貨をありがたく受け取り、彩夜さんに教えて貰った宿に泊まるための資金にする事にした。
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