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国外遠征編
第十九話 〘力の解放〙
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「うぅ…。」
円の外で寝かされていた柚枝が目を覚ます。決着がついてから五時間も眠っていたのだ。
「おはよう柚枝。体は大丈夫?」
「えぇ。マナまで完全に回復してるわ。」
柚枝は傷のあった胸元や、体中のマナを確認して言った。
「あの後どうなったの?」
「柚枝の試合が終わって蒼井さんは一度休憩をとってる。連戦だと消耗してる彼女の方が不利だから。」
楓が指さす方向では和海が地面に座り込んで仮眠をとっていた。
「全く…。試合の前に寝るってどういう神経してるのかしら。寝起きだと体の動きも鈍るだろうに…。」
柚枝がボヤくと、その声が聞こえたかのように和海が目を覚ました。
「目が覚めましたか。」
「それはこっちのセリフなんだけど?」
不機嫌そうな声で言う柚枝だが、顔は案外そうでも無いようだった。柚枝も健太も、和海と戦い負けた事で心から彼女を認めたようだ。
「明日の任務もある。あと一戦にしておこうと思うのだが、俺とやるか、秋月とやるか決めてくれ。」
蓮は和海に近づいてそう言った。思ったよりも試合をした者の消耗が激しかったのだろう。このまま全員とやって一番消耗するのは和海だ。
「あの円から出ると傷や一定量のマナは回復します。なので私は大丈夫ですよ。気をつかってもらっているのであれば…。」
「それは生きて出てこれればの話だがな?」
和海の言葉を遮るように蓮が言う。そう、確かにこの円は傷ついた者の傷やマナを回復する効果もある。しかし、円の中で死んだ者は、魂や肉体の蘇生を優先するためマナは殆ど回復しない。よって、一度でも和海が負ければその時点で次の試合は無くなるという事だ。
「なら、秋月さんからにしましょうか。」
「それは、私なら勝てるって意味?」
「まさか。この中で一番歴が浅くても、警務隊の中ではトップクラスの戦闘力と聞いてます。私なんかが勝てるなんて。」
そう言ってクスクスと笑う和海。
「わかった。私から先にする。その代わり、蓮さんとは戦えないからそのつもりで。」
楓の中からいい具合に不安が消え、代わりに小馬鹿にされた事への怒りからくる闘志がみなぎっていた。
(私にだってあれくらいの攻撃…。)
二人はさっそく円の中に入り、それぞれの武器を構えた。
(頼むよ做夜。)
【分かっておる。あのような小娘に遅れはとらん。】
そっと做夜を呼び出した楓の体から、マナが溢れ出してくる。次第に溢れ出るマナは量を増していき、まるで楓を取り囲む炎の渦の様に逆巻き始めた。
「秋月、気が早いぞ?」
「すみません。早く試合がしたくて。」
「全く…。蒼井の準備は大丈夫か?」
正隆の言葉に和海はこくりと頷いた。
「では、秋月 対 蒼井の試合を開始する。…始めっ!」
正隆の合図と共に和海の弓からは無数の矢が放たれる。
「…っ!?」
何度も見ていたおかげで何とか避けることが出来たが、実際に自分の方に飛ばされるとタイミングも距離感も全く違ったものだった。
「まだまだっ!」
楓の避けた先にも続けて矢を撃ち込まれ、試合開始早々楓は自分を守るのに必死になっていた。 迫り来る矢をかわし、刀で叩き落としながら何とか回避している楓。だが、その動きにも限界があった。
「目で追えても体がついて行かない…。」
做夜を呼び出し、体の基礎能力が上昇した状態でも矢のスピードにはかなわなかった。段々とかわしきれなくなった矢が、楓の体を傷つけはじめる。
「………うぐっ…!……………あがっ……!」
肩、腕、頬、太もも、次第に切り傷が増えてくる。
「楓…。」
楓を心配そうに見つめる柚枝と一瞬目が合う。
(柚枝でも勝てなかったんだよね…。)
心の中で試合を諦めようかと考える。基本的な話だ。相手の攻撃についていけないのだからどうする事も出来ない。かわせない攻撃をかいくぐって相手との距離を詰めても、和海にはもう一つ、柚枝と戦えるだけの速さと力を持った近距離型の戦い方もある。楓の頭の中には和海を倒す案など思い浮かばなかった。
【何じゃ?もう終わりか?】
(做夜…?)
不意に做夜が話しかける。
【わしはお主が力を使えるように蓋を開けておるのに、全く使わずに何をしておる…。】
(使っていない…?)
ため息混じりに言う做夜に楓は聞き返す。
(でも、これ以上力なんて…。)
【仕方が無いのぅ…。こんな早くに使う気は無かったのじゃが、お主に力の使い方を教えてやる。】
做夜の言葉と同時に、楓は何かが自分の中に入ってくるような奇妙な感覚に体を震わせた。
(な、なに!?これ…。)
体の違和感は増していき、次第に意識が薄れていく。
【すまんが、少しだけ体を借りるぞ?】
途端に楓の体からとてつもない量のマナが溢れ出し、体を炎のように包み込んだ。
「な、何なの!?」
突然の出来事に、和海も試合を見ている他の者も驚きを隠せなかった。
(做夜!これ、どういう事!?)
【何がじゃ?わしがお主の体を使っているという事か?】
体の感覚を掴むために、手を握ったり開いたりする做夜に楓は問い詰める。
(それもそうだけど、このマナの量は?)
【これはお主のマナに、わしが蓋を開けておいたマナを足しただけじゃ。】
当たり前のように言う做夜に唖然としていると、今まで戸惑っていた和海が楓に乗り移った做夜に向かって弓を構えていた。
「何をしたのですか?」
『何も…。』
「そんなわけないでしょ!?」
増幅したマナに圧倒されながらも、弓を引き絞り矢を放つ和海。しかし做夜は、次々と無数に飛んでくる嵐のような矢を一歩も動かずに次々と叩き落としたのだ。
(す、凄い…。こんな事って…。)
自分の体が自分の常識を超えた動きをしている事に驚きを隠せない楓。
【わしはこれくらい戦って欲しかったのじゃが、どうもお主は鈍いようでのぅ。無理やり体に叩き込んだ方が早いと思ったんじゃ。】
襲い来る矢を叩き落としながら、何事も無いように話す做夜。だが、矢を飛ばすだけだった和海の動きが突如変わった。
「これならどうですか!」
弓を天井に向かって構えた和海は、そのまま做夜の真上に矢を放った。すると、放たれた矢は做夜の上で球体へと形を変え、高速で回転し始めた。
『ふむ…。これは恐らく…。』
做夜が球体を見上げたその時…。
「油断禁物ですよ?」
素早く間合いを詰めた和海が、弓の端にある刃で做夜に斬りかかっていた。しかし…。
「なっ……!?」
做夜はその刃を素手で受け止めていた。
『お主の斬撃は甘いのぅ。そのような形をしとるせいで振りにくいのが原因か…。それからの改善点じゃな。』
驚く和海に微笑みかける做夜。
「あ、あなた、話し方が…。」
そこで和海が楓の話し方が変わっている事に気づいた。
(做夜!今は私なんだから話し方も変えないとおかしいでしょ?)
【そのような事を言ってもじゃな…。】
二人が言い合っている間にも、和海の目は疑いの色に染っていく。
「あなた…一体…。」
弓を押し下げ、顔を近づける和海。首を傾げれば頬が触れ合うくらい近づく和海に楓は言った。
「何よ?」
「え!?」
急に話し方が戻った楓に和海は戸惑う。しかし、楓は何事も無かったかのように握っていた弓を突き放し、和海から数歩離れた。
「仕切り直し。さっきのは忘れて。」
和海から離れた楓は再び刀を構え感覚を研ぎ澄ます。再び楓の体からマナが溢れ出すが、さっき程の量ではない。
「マナの量が戻ったみたいですけど?」
「そう急かさないでよ。意外と扱い難しいんだから…。」
楓は呟きながら意識を集中させる。自分の力では思いつくことすらなかった力の使い方を今間近で見たばかりだ。
(イメージは……ある!)
做夜を真似るようにマナを呼び起こす。すると、再び楓の体は燃え上がるように大量のマナによって覆われたのだった。
円の外で寝かされていた柚枝が目を覚ます。決着がついてから五時間も眠っていたのだ。
「おはよう柚枝。体は大丈夫?」
「えぇ。マナまで完全に回復してるわ。」
柚枝は傷のあった胸元や、体中のマナを確認して言った。
「あの後どうなったの?」
「柚枝の試合が終わって蒼井さんは一度休憩をとってる。連戦だと消耗してる彼女の方が不利だから。」
楓が指さす方向では和海が地面に座り込んで仮眠をとっていた。
「全く…。試合の前に寝るってどういう神経してるのかしら。寝起きだと体の動きも鈍るだろうに…。」
柚枝がボヤくと、その声が聞こえたかのように和海が目を覚ました。
「目が覚めましたか。」
「それはこっちのセリフなんだけど?」
不機嫌そうな声で言う柚枝だが、顔は案外そうでも無いようだった。柚枝も健太も、和海と戦い負けた事で心から彼女を認めたようだ。
「明日の任務もある。あと一戦にしておこうと思うのだが、俺とやるか、秋月とやるか決めてくれ。」
蓮は和海に近づいてそう言った。思ったよりも試合をした者の消耗が激しかったのだろう。このまま全員とやって一番消耗するのは和海だ。
「あの円から出ると傷や一定量のマナは回復します。なので私は大丈夫ですよ。気をつかってもらっているのであれば…。」
「それは生きて出てこれればの話だがな?」
和海の言葉を遮るように蓮が言う。そう、確かにこの円は傷ついた者の傷やマナを回復する効果もある。しかし、円の中で死んだ者は、魂や肉体の蘇生を優先するためマナは殆ど回復しない。よって、一度でも和海が負ければその時点で次の試合は無くなるという事だ。
「なら、秋月さんからにしましょうか。」
「それは、私なら勝てるって意味?」
「まさか。この中で一番歴が浅くても、警務隊の中ではトップクラスの戦闘力と聞いてます。私なんかが勝てるなんて。」
そう言ってクスクスと笑う和海。
「わかった。私から先にする。その代わり、蓮さんとは戦えないからそのつもりで。」
楓の中からいい具合に不安が消え、代わりに小馬鹿にされた事への怒りからくる闘志がみなぎっていた。
(私にだってあれくらいの攻撃…。)
二人はさっそく円の中に入り、それぞれの武器を構えた。
(頼むよ做夜。)
【分かっておる。あのような小娘に遅れはとらん。】
そっと做夜を呼び出した楓の体から、マナが溢れ出してくる。次第に溢れ出るマナは量を増していき、まるで楓を取り囲む炎の渦の様に逆巻き始めた。
「秋月、気が早いぞ?」
「すみません。早く試合がしたくて。」
「全く…。蒼井の準備は大丈夫か?」
正隆の言葉に和海はこくりと頷いた。
「では、秋月 対 蒼井の試合を開始する。…始めっ!」
正隆の合図と共に和海の弓からは無数の矢が放たれる。
「…っ!?」
何度も見ていたおかげで何とか避けることが出来たが、実際に自分の方に飛ばされるとタイミングも距離感も全く違ったものだった。
「まだまだっ!」
楓の避けた先にも続けて矢を撃ち込まれ、試合開始早々楓は自分を守るのに必死になっていた。 迫り来る矢をかわし、刀で叩き落としながら何とか回避している楓。だが、その動きにも限界があった。
「目で追えても体がついて行かない…。」
做夜を呼び出し、体の基礎能力が上昇した状態でも矢のスピードにはかなわなかった。段々とかわしきれなくなった矢が、楓の体を傷つけはじめる。
「………うぐっ…!……………あがっ……!」
肩、腕、頬、太もも、次第に切り傷が増えてくる。
「楓…。」
楓を心配そうに見つめる柚枝と一瞬目が合う。
(柚枝でも勝てなかったんだよね…。)
心の中で試合を諦めようかと考える。基本的な話だ。相手の攻撃についていけないのだからどうする事も出来ない。かわせない攻撃をかいくぐって相手との距離を詰めても、和海にはもう一つ、柚枝と戦えるだけの速さと力を持った近距離型の戦い方もある。楓の頭の中には和海を倒す案など思い浮かばなかった。
【何じゃ?もう終わりか?】
(做夜…?)
不意に做夜が話しかける。
【わしはお主が力を使えるように蓋を開けておるのに、全く使わずに何をしておる…。】
(使っていない…?)
ため息混じりに言う做夜に楓は聞き返す。
(でも、これ以上力なんて…。)
【仕方が無いのぅ…。こんな早くに使う気は無かったのじゃが、お主に力の使い方を教えてやる。】
做夜の言葉と同時に、楓は何かが自分の中に入ってくるような奇妙な感覚に体を震わせた。
(な、なに!?これ…。)
体の違和感は増していき、次第に意識が薄れていく。
【すまんが、少しだけ体を借りるぞ?】
途端に楓の体からとてつもない量のマナが溢れ出し、体を炎のように包み込んだ。
「な、何なの!?」
突然の出来事に、和海も試合を見ている他の者も驚きを隠せなかった。
(做夜!これ、どういう事!?)
【何がじゃ?わしがお主の体を使っているという事か?】
体の感覚を掴むために、手を握ったり開いたりする做夜に楓は問い詰める。
(それもそうだけど、このマナの量は?)
【これはお主のマナに、わしが蓋を開けておいたマナを足しただけじゃ。】
当たり前のように言う做夜に唖然としていると、今まで戸惑っていた和海が楓に乗り移った做夜に向かって弓を構えていた。
「何をしたのですか?」
『何も…。』
「そんなわけないでしょ!?」
増幅したマナに圧倒されながらも、弓を引き絞り矢を放つ和海。しかし做夜は、次々と無数に飛んでくる嵐のような矢を一歩も動かずに次々と叩き落としたのだ。
(す、凄い…。こんな事って…。)
自分の体が自分の常識を超えた動きをしている事に驚きを隠せない楓。
【わしはこれくらい戦って欲しかったのじゃが、どうもお主は鈍いようでのぅ。無理やり体に叩き込んだ方が早いと思ったんじゃ。】
襲い来る矢を叩き落としながら、何事も無いように話す做夜。だが、矢を飛ばすだけだった和海の動きが突如変わった。
「これならどうですか!」
弓を天井に向かって構えた和海は、そのまま做夜の真上に矢を放った。すると、放たれた矢は做夜の上で球体へと形を変え、高速で回転し始めた。
『ふむ…。これは恐らく…。』
做夜が球体を見上げたその時…。
「油断禁物ですよ?」
素早く間合いを詰めた和海が、弓の端にある刃で做夜に斬りかかっていた。しかし…。
「なっ……!?」
做夜はその刃を素手で受け止めていた。
『お主の斬撃は甘いのぅ。そのような形をしとるせいで振りにくいのが原因か…。それからの改善点じゃな。』
驚く和海に微笑みかける做夜。
「あ、あなた、話し方が…。」
そこで和海が楓の話し方が変わっている事に気づいた。
(做夜!今は私なんだから話し方も変えないとおかしいでしょ?)
【そのような事を言ってもじゃな…。】
二人が言い合っている間にも、和海の目は疑いの色に染っていく。
「あなた…一体…。」
弓を押し下げ、顔を近づける和海。首を傾げれば頬が触れ合うくらい近づく和海に楓は言った。
「何よ?」
「え!?」
急に話し方が戻った楓に和海は戸惑う。しかし、楓は何事も無かったかのように握っていた弓を突き放し、和海から数歩離れた。
「仕切り直し。さっきのは忘れて。」
和海から離れた楓は再び刀を構え感覚を研ぎ澄ます。再び楓の体からマナが溢れ出すが、さっき程の量ではない。
「マナの量が戻ったみたいですけど?」
「そう急かさないでよ。意外と扱い難しいんだから…。」
楓は呟きながら意識を集中させる。自分の力では思いつくことすらなかった力の使い方を今間近で見たばかりだ。
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