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夏の湖畔と惨劇の館
#11
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しばらくして、鼻をすする程度に落ち着いたケータ様が私とネストレ様に謝罪なさいました。
「すみません、こんなつもりはなくて」
「あぁ、何かわからんが辛かったんだな」
「料理は作り直します。料金などはいただきませんので」
「いや、カレーは……」
そう言いながら、また瞳に涙が滲んできております。
「こちらに落ち度がありますし、可能な限り対応させていただきますので」
「大丈夫だぞ? キーノス君は冷たい男に見えるが、優しいし紳士だぞ?」
……そう思われてたんですね。
「違うんです、本当にすみません……俺、そんなつもりでもなくて」
「まずは落ち着いて、な?」
お渡ししたタオルで目元を拭い、ケータ様がゆっくり話し始めました。
化粧はほとんど落ちてしまい、その跡も綺麗に消えています。
「このカレー、俺のばぁちゃんが作ったのと似てて。野菜はもっと不揃いだったけど、豚肉使ってるとことか同じで……」
それは先日私が狩ったイノシシの最後の肉です。
今ある牛肉が質の良い物しかなく、代用いたしました。
「では、これは本当にサチ様の国のカレーライスなんだな」
「はい、俺の……祖母が」
「む、お祖母様がどうしたんだ?」
「よく作ってくれて、ばぁちゃんのカレーすごく好きで……」
またしても涙が滲んできております。
先程聞き取れなかった言葉は、おそらくケータ様の本当の意味での母国語だったのでしょう。
サチ様もたまにあのような事があり、その度にこちらが聞き取りやすいように言い直して頂いておりました。
彼は、本当にニホンから来たのですね。
深く関わりたくありませんが、少し話してみたいと思ってしまいます。
「良ければ聞くぞ? それで楽になるならだが」
「誰にも話したことがないし、楽しい話ではないんですけど」
「あぁ、構わないぞ!」
ケータ様のお話は、こちらに来る前のお話でした。
時代はユメノ様と同じ頃のようですが、他は全く違うもののようです。
ケータ様は生まれてから祖父母に育てられてきたものの、六歳の頃に祖父母は事故で他界。
引き取り手が見つからず、再び両親の元で生活する事になったそうですが……
「テレビゲームとやらは分からんが、人生をかけるほど面白い物なのか?」
「俺はそうは思いませんでした。でもそれしか教わらなくて……」
テレビゲームはあちらでの遊戯の一つのようです。
どうやらご両親は仕事などをなさらず遊んでばかりいらっしゃったそうで、引き取ったケータ様にもその遊びの手伝いをさせていたそうです。
そのまま四年経った頃、生活に困り始めた両親から食事すら与えられなくなってしまったそうです。
「異世界に来る時、ここでは魔法が使えたりモンスター……害獣を倒したりすると聞いて。本当にゲームの中なんだと思ったんです」
「嫌じゃなかったのか?」
「元の世界にいても生きていけなかったと思います」
「それは、辛かったなぁ……」
同じ異世界出身と考えると、私の方が恵まれた環境にいたように思えます。
私は彼より簡単には死にませんし、一人で生きる方法を学べました。
ニホンという国は、過酷な方とそうではない方の差があまりにも激しいように思えます。
「最初は困りましたけど、俺を拾ってくれた人が害獣討伐の代わりに衣食住の世話をしてくれて。それだけで俺こっち来てよかった! って思いました」
「話の通りなら、君は子供の頃に来たんだよな?」
「十歳でした」
「十歳の子供が害獣討伐なんて……」
「世話してくれた人にも最初は断られましたけど、何もしないで世話になんてなれません」
「良い子だなぁ……」
「それに遠くから氷柱投げるだけで危険もないですし」
「それでもなぁ……」
「害獣倒すとみんな喜んでくれるし。それで今の父上の養子になって……俺、調子乗ったんですよ」
「良いじゃないか、認められたからだろ?」
「いえ、今は……模擬戦で完璧に負けて目が覚めました」
「いやいや、あの模擬戦は僕も驚いたぞ! まさか、あー……うん、驚いたぞ!」
今、言いかけましたね。
こちらをチラリと見ないでいただきたいです。
「ばぁちゃんにいつも『人に優しく、ごめんなさいとありがとうはちゃんと言う』って言われてたんですよね……なんで俺、ばぁちゃん達の事忘れてたんだろう」
ケータ様が再び目に涙を浮かべます。
ネストレ様が狼狽えて、ご自身のタオルをケータ様へ差し出します。
その様子を見て、私は新しいタオルを二つ調理場から運びお渡ししました。
「このカレー、本当に美味しいです。日本でも食べられなかったのに、まさか異世界で食べられるなんて思いもしませんでした」
そう言って少しだけ笑顔を見せてくださいました。
「それに、話したらすごく楽になりました」
そのまま、また静かに涙を流されました。
先程の悲しそうな涙とは異なり、穏やか表情です。
ネストレ様もつられて泣いているようです、こちらは男泣きのようですが。
「なんだか、ばぁちゃんが死んでからずっと引っかかってた物がなくなった感じで。俺、もう一回ばぁちゃんのカレーが食べたかったみたいです」
サチ様も同じような事を仰ってました。
初めて作った拙い魚のテリヤキを口になさった時、今のケータ様のように笑顔で涙を流しておられました。
「また、お作りします」
気付いたら、あの時と同じような事を私は言っていました。
これは、私がしたかった事ですね。
料理を喜ばれるのが嬉しかった理由は、これなのでしょうか。
忘れていた訳ではありません、ただ生涯叶う事はないと思っていました。
───────
お二人共カレーライスを食べ終え、追加のモロキュウを召し上がっております。
ケータ様は冷えた麦茶をご注文されました。
「俺、リモワに来てから考え方がすごく変わったんです。最初はサラマンダーとの手合わせ邪魔されて頭に来てたんですが、今はそんな事思いません」
「おお、それは何よりだ! 確かにこっちに来た頃と比べると随分変わったな君は」
「今は、色んな人に謝りたいです」
「なーに、まだ若いんだから気にしすぎない方が良いぞ! それに君がこんなに変わったなら喜ばれるぞ!」
「はは、ギュンターにも言われました」
ケータ様がはにかむように笑います。
確かに留学にきてすぐの頃ギュンター様達から聞いたケータ様とはまるで違う人物に思えます。
言葉使いもそうですが、傲慢さや攻撃的な性格はまるで見受けられません。
ケータ様は困ったように笑いながら、麦茶のグラスを揺らします。
カラン、と氷の音が静かに店内に響きます。
「俺は今目標があるんです。そのために頑張るのがすごく楽しいから、色々気にならないんです」
「良い事だな、どんな目標なんだ?」
「あの模擬戦で戦った手品師みたいになりたいんです!」
「おっ、おお? そう、なのか」
「すごくかっこよかったんです! あの後調べたらヴァローナ国の筆頭術士だったなんて! 俺すごい人と戦えたんですね」
「え、ヴァローナの術士?」
「知りませんか? 雷を使う仮面の術士。後で知って嬉しいし悲しいしで、俺には雷使ってなかったんで」
「まぁ、そうだが……」
ネストレ様、お願いですからこちらを見ないで下さい。
ヴァローナはマルモワとの国境を超えた先にある内陸の国です。
歴史の長い国なためか、首都の建造物が趣深い事で有名です。
ネストレ様の視線につられたのか、ケータ様がこちらを見ます。
「まずは指を鳴らすことろからなんです、中々上手くいかなくて」
薬指と小指を丸め、中指で親指の付け根を打っております。
やり方は合っていますが、単純に力が足りません。
「中指の力が足りないのかと思います。最初は少し痛むくらいの力で試してみてください」
「は、はい」
ケータ様が言われた通りに強めに指を弾きます。
ーーパツッ
鈍い音ですが、小さく鳴らすことに成功しました。
「あ! 鳴った! 鳴りました!」
「その感覚です」
「他、他には手品とか知りませんか?」
困っているケータ様を見て思わずアドバイスなどしてしまいましたが、これ以上となると……
「リモワの本屋に手品のやり方が書かれたものがあるかと思いますので、探してみてはいかがでしょうか」
「僕も見た事があるぞ! 明日にでも買いに行こうか!」
「はい、連れてってください!」
術など使わずとも手品を披露することは可能です、コインやトランプを使用した物なら本で調べる事ができます。
実際にやる場合はかなり練習が必要ですが、カーラ様のお店で舞台衣装を購入しようとしている事から考えると、それなりに本気で目指そうとなさっているのでしょう。
師匠を紹介するかは悩むところです。
「ここに来てたりしませんよね、ヴァローナの人。紳士の社交場って聞いてたんで少し期待してました」
「最近は観光客の方が多いですから、その中にいらしたかもしれませんね」
本当の事を言えば、近いうちに本当に師匠がここへ来る可能性はあります。
私が彼の姿を借りた情報が彼に届いたら、何をしたのか話を聞きに来るはずでしょうから。
「俺、オランディに留学に来てよかったです。最初と理由は違うけど、得たものは大きいです」
「うむ、そう言って貰えると僕も嬉しいぞ!」
「ネストレさんいつもありがとうございます、最近毎日楽しいのはネストレさんのお陰です」
「そうかそうか、まだまだ案内しきれてないから残りの留学中もよろしくな!」
お二人は料理を平らげてからすぐにお帰りになりました。
ケータ様に料理を振る舞えた事で、私の中の憑き物も落ちたように思いました。
彼はまたご来店して下さるでしょうか。
「すみません、こんなつもりはなくて」
「あぁ、何かわからんが辛かったんだな」
「料理は作り直します。料金などはいただきませんので」
「いや、カレーは……」
そう言いながら、また瞳に涙が滲んできております。
「こちらに落ち度がありますし、可能な限り対応させていただきますので」
「大丈夫だぞ? キーノス君は冷たい男に見えるが、優しいし紳士だぞ?」
……そう思われてたんですね。
「違うんです、本当にすみません……俺、そんなつもりでもなくて」
「まずは落ち着いて、な?」
お渡ししたタオルで目元を拭い、ケータ様がゆっくり話し始めました。
化粧はほとんど落ちてしまい、その跡も綺麗に消えています。
「このカレー、俺のばぁちゃんが作ったのと似てて。野菜はもっと不揃いだったけど、豚肉使ってるとことか同じで……」
それは先日私が狩ったイノシシの最後の肉です。
今ある牛肉が質の良い物しかなく、代用いたしました。
「では、これは本当にサチ様の国のカレーライスなんだな」
「はい、俺の……祖母が」
「む、お祖母様がどうしたんだ?」
「よく作ってくれて、ばぁちゃんのカレーすごく好きで……」
またしても涙が滲んできております。
先程聞き取れなかった言葉は、おそらくケータ様の本当の意味での母国語だったのでしょう。
サチ様もたまにあのような事があり、その度にこちらが聞き取りやすいように言い直して頂いておりました。
彼は、本当にニホンから来たのですね。
深く関わりたくありませんが、少し話してみたいと思ってしまいます。
「良ければ聞くぞ? それで楽になるならだが」
「誰にも話したことがないし、楽しい話ではないんですけど」
「あぁ、構わないぞ!」
ケータ様のお話は、こちらに来る前のお話でした。
時代はユメノ様と同じ頃のようですが、他は全く違うもののようです。
ケータ様は生まれてから祖父母に育てられてきたものの、六歳の頃に祖父母は事故で他界。
引き取り手が見つからず、再び両親の元で生活する事になったそうですが……
「テレビゲームとやらは分からんが、人生をかけるほど面白い物なのか?」
「俺はそうは思いませんでした。でもそれしか教わらなくて……」
テレビゲームはあちらでの遊戯の一つのようです。
どうやらご両親は仕事などをなさらず遊んでばかりいらっしゃったそうで、引き取ったケータ様にもその遊びの手伝いをさせていたそうです。
そのまま四年経った頃、生活に困り始めた両親から食事すら与えられなくなってしまったそうです。
「異世界に来る時、ここでは魔法が使えたりモンスター……害獣を倒したりすると聞いて。本当にゲームの中なんだと思ったんです」
「嫌じゃなかったのか?」
「元の世界にいても生きていけなかったと思います」
「それは、辛かったなぁ……」
同じ異世界出身と考えると、私の方が恵まれた環境にいたように思えます。
私は彼より簡単には死にませんし、一人で生きる方法を学べました。
ニホンという国は、過酷な方とそうではない方の差があまりにも激しいように思えます。
「最初は困りましたけど、俺を拾ってくれた人が害獣討伐の代わりに衣食住の世話をしてくれて。それだけで俺こっち来てよかった! って思いました」
「話の通りなら、君は子供の頃に来たんだよな?」
「十歳でした」
「十歳の子供が害獣討伐なんて……」
「世話してくれた人にも最初は断られましたけど、何もしないで世話になんてなれません」
「良い子だなぁ……」
「それに遠くから氷柱投げるだけで危険もないですし」
「それでもなぁ……」
「害獣倒すとみんな喜んでくれるし。それで今の父上の養子になって……俺、調子乗ったんですよ」
「良いじゃないか、認められたからだろ?」
「いえ、今は……模擬戦で完璧に負けて目が覚めました」
「いやいや、あの模擬戦は僕も驚いたぞ! まさか、あー……うん、驚いたぞ!」
今、言いかけましたね。
こちらをチラリと見ないでいただきたいです。
「ばぁちゃんにいつも『人に優しく、ごめんなさいとありがとうはちゃんと言う』って言われてたんですよね……なんで俺、ばぁちゃん達の事忘れてたんだろう」
ケータ様が再び目に涙を浮かべます。
ネストレ様が狼狽えて、ご自身のタオルをケータ様へ差し出します。
その様子を見て、私は新しいタオルを二つ調理場から運びお渡ししました。
「このカレー、本当に美味しいです。日本でも食べられなかったのに、まさか異世界で食べられるなんて思いもしませんでした」
そう言って少しだけ笑顔を見せてくださいました。
「それに、話したらすごく楽になりました」
そのまま、また静かに涙を流されました。
先程の悲しそうな涙とは異なり、穏やか表情です。
ネストレ様もつられて泣いているようです、こちらは男泣きのようですが。
「なんだか、ばぁちゃんが死んでからずっと引っかかってた物がなくなった感じで。俺、もう一回ばぁちゃんのカレーが食べたかったみたいです」
サチ様も同じような事を仰ってました。
初めて作った拙い魚のテリヤキを口になさった時、今のケータ様のように笑顔で涙を流しておられました。
「また、お作りします」
気付いたら、あの時と同じような事を私は言っていました。
これは、私がしたかった事ですね。
料理を喜ばれるのが嬉しかった理由は、これなのでしょうか。
忘れていた訳ではありません、ただ生涯叶う事はないと思っていました。
───────
お二人共カレーライスを食べ終え、追加のモロキュウを召し上がっております。
ケータ様は冷えた麦茶をご注文されました。
「俺、リモワに来てから考え方がすごく変わったんです。最初はサラマンダーとの手合わせ邪魔されて頭に来てたんですが、今はそんな事思いません」
「おお、それは何よりだ! 確かにこっちに来た頃と比べると随分変わったな君は」
「今は、色んな人に謝りたいです」
「なーに、まだ若いんだから気にしすぎない方が良いぞ! それに君がこんなに変わったなら喜ばれるぞ!」
「はは、ギュンターにも言われました」
ケータ様がはにかむように笑います。
確かに留学にきてすぐの頃ギュンター様達から聞いたケータ様とはまるで違う人物に思えます。
言葉使いもそうですが、傲慢さや攻撃的な性格はまるで見受けられません。
ケータ様は困ったように笑いながら、麦茶のグラスを揺らします。
カラン、と氷の音が静かに店内に響きます。
「俺は今目標があるんです。そのために頑張るのがすごく楽しいから、色々気にならないんです」
「良い事だな、どんな目標なんだ?」
「あの模擬戦で戦った手品師みたいになりたいんです!」
「おっ、おお? そう、なのか」
「すごくかっこよかったんです! あの後調べたらヴァローナ国の筆頭術士だったなんて! 俺すごい人と戦えたんですね」
「え、ヴァローナの術士?」
「知りませんか? 雷を使う仮面の術士。後で知って嬉しいし悲しいしで、俺には雷使ってなかったんで」
「まぁ、そうだが……」
ネストレ様、お願いですからこちらを見ないで下さい。
ヴァローナはマルモワとの国境を超えた先にある内陸の国です。
歴史の長い国なためか、首都の建造物が趣深い事で有名です。
ネストレ様の視線につられたのか、ケータ様がこちらを見ます。
「まずは指を鳴らすことろからなんです、中々上手くいかなくて」
薬指と小指を丸め、中指で親指の付け根を打っております。
やり方は合っていますが、単純に力が足りません。
「中指の力が足りないのかと思います。最初は少し痛むくらいの力で試してみてください」
「は、はい」
ケータ様が言われた通りに強めに指を弾きます。
ーーパツッ
鈍い音ですが、小さく鳴らすことに成功しました。
「あ! 鳴った! 鳴りました!」
「その感覚です」
「他、他には手品とか知りませんか?」
困っているケータ様を見て思わずアドバイスなどしてしまいましたが、これ以上となると……
「リモワの本屋に手品のやり方が書かれたものがあるかと思いますので、探してみてはいかがでしょうか」
「僕も見た事があるぞ! 明日にでも買いに行こうか!」
「はい、連れてってください!」
術など使わずとも手品を披露することは可能です、コインやトランプを使用した物なら本で調べる事ができます。
実際にやる場合はかなり練習が必要ですが、カーラ様のお店で舞台衣装を購入しようとしている事から考えると、それなりに本気で目指そうとなさっているのでしょう。
師匠を紹介するかは悩むところです。
「ここに来てたりしませんよね、ヴァローナの人。紳士の社交場って聞いてたんで少し期待してました」
「最近は観光客の方が多いですから、その中にいらしたかもしれませんね」
本当の事を言えば、近いうちに本当に師匠がここへ来る可能性はあります。
私が彼の姿を借りた情報が彼に届いたら、何をしたのか話を聞きに来るはずでしょうから。
「俺、オランディに留学に来てよかったです。最初と理由は違うけど、得たものは大きいです」
「うむ、そう言って貰えると僕も嬉しいぞ!」
「ネストレさんいつもありがとうございます、最近毎日楽しいのはネストレさんのお陰です」
「そうかそうか、まだまだ案内しきれてないから残りの留学中もよろしくな!」
お二人は料理を平らげてからすぐにお帰りになりました。
ケータ様に料理を振る舞えた事で、私の中の憑き物も落ちたように思いました。
彼はまたご来店して下さるでしょうか。
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