3 / 53
第一章 柴イヌ、冒険者になる
第三話 リリアン
しおりを挟む
「これ、おいしいですね!」
ともだちになった女の人に貰ったジャーキーは初めて食べる味でした。
「何の肉ですか?」
「ゴニョゴニョゴニョ……」
なんですって? よく聞こえないんですけど……
さっきから顔を赤くして俯いたまま小声でしか話さないのですが、体調でも悪いのでしょうか? そういう匂いはしないんだけどな……
オレは心配になってちゃんと匂いを嗅ぐために女の人に顔を寄せ、口の周りの匂いを嗅ぎました。くんか。
「ヒィッ! つ、続きですか!? 続きを始めるんですかっ!?」
ほんとに変な人です。何を言っているのか全然わからないけれど、とりあえず体調の悪いときの匂いはしませんでした。
「このジャーキー、何の肉なんでしょう?」
「えっ? えっとその干し肉は一角兎の肉です」
「兎さんですか、良かった! もしイヌだったら悲しかったですから」
「はは、犬は食べませんよ、犬は我々人間の友人ですからね」
犬はともだち! この人いい人ですっ! オレは嬉しくなって女の人の口をペロッと舐めました。
「ヒョエッ! い、いよいよですか? いよいよなんですね! やっと放置プレイが終わるんですねっ!」
でもやっぱり変です。
あ、そうだ、もしかしたらこの人、ご主人様のこと知っているかもっ! ちょっと訊いてみましょう。
「あの、オレ、ご主人様とはぐれてしまったんですが、どこにいるか知らないでしょうか?」
「いいですとも! 覚悟はできてますっ!」
「あの……ご主人様のこと……」
「えっ? はっ!? ご主人様? いえ! あの、そ、そのご主人様というのは貴方がお仕えしている方ですか?」
「はいっ! オレのこと飼ってくれていて、ご飯をくれる人なんです」
「飼って!? いやそれって……もしやあなたは奴隷の身分とか?」
「奴隷ってなんですか? オレはイヌですよ」
「い、犬ぅっ!? そ、それは凄まじい関係ですね……しかしあなたほどの人物を犬扱いするとは、よほどの人間……」
オレは急にご主人様のことを思いだし、恋しくなって鳴きたい気持ちになりました。
「いじわるだけど優しいんです。いつもコテツ、コテツって呼んでくれて、ご飯も一杯くれるんです」
「あ、もしやコテツと言うのはあなたのお名前で?」
「そうです、コテツです」
「これは申し遅れました、私はリリアン・バルボーレと申します。今後とも良しなに……って、良しなにというのは仲良くと言う意味で! あ、いや、そういうことで仲良くという意味ではなくてっ!」
「はい、よろしくリリアンさん」
あれ、また顔を赤くしています……大丈夫ですかね?
「コホン……それでコテツ殿のご主人の名は何と申すのですか?」
「名前? なんだろ? 知らないです」
「いやまさか、ご冗談ですよね?」
「えー、うーん……あっ! 確か散歩の途中でキモオタって呼ばれてました!」
「なるほどキモオタ様ですか。でも残念ながら存じ上げませんねえ」
「そうですか……」
やっぱり最初にいた場所で待っているべきでしょうかね、ハチ公様のように。いや、それよりもしかしたら……
オレはとうとう最悪の事態を考えねばならないのかもしれません。
「考えたくありませんでしたがオレ、ご主人様に捨てられたのかもです……」
「ご事情は存じませんが……そんな犬猫のように捨てる事など、きっとありませんよ」
「いや、オレ、イヌですから」
「あっ……いや、うん、そ、そうだ! 前は何という処に住んでいたのでしょう? ちなみにここはベルモンディア王国のロンキソス地方です、ご存知ありませんか?」
「知らないです。住んでたのは家です。オレは野良イヌではなく、ちゃんとした飼いイヌなので!」
でも、捨てられてしまったのならもう野良なのかな……
「そ、そうですか、で、では、私と一緒にホークンの街へ行きませんか? キモオタ様というお名前は判っていることですし、何か情報を得られるかもしれません」
「えっ? 街へ行ったらご主人様が見つかるんですか?」
「約束は出来ませんが、大きな街ですので可能性はあります」
「行きます! 野良は絶対イヤなので行きますっ!」
やったあ! ご主人様に会えるかもです! そうですよ、ご主人様がオレを捨てるわけないんです! 疑ってごめんなさい、ご主人様っ。
「あの、コテツ殿……できましたらコテツ殿の正体を教えて頂けると嬉しいのですが……」
「正体? イヌですが?……あ、正確には柴イヌです!」
「うむぅ……やはり簡単には教えてはくれませんか。しかし、私は若輩者ですが剣に命を捧げております! 一歩でもその真髄に近づきたく日々精進を重ねてもいます。どうかその為のお力をお貸し下さい! 先ほどの神速の体捌きをご伝授して頂ければ、私はまた一歩剣の真髄へと近づけると思うのですっ!」
「よくわからないけど、いいですよ!」
「あ、ありがとうございますッ! も、もちろんその代価として、いつでも放置プレイの続きをして頂いても、あの、よ、よろしいので!……いやむしろして欲しかな……なんて……エヘッ」
また顔が赤くなりました……しかもすごく怪しい匂いをさせています。うーん、もう知らないフリしときましょう……
それからオレたちは街道に出ました。今いる場所からホークンの街まで歩いてざっと一日だそうです。一日というのは確かお日さまとお月様が交代して、もう一度お日さまがでるまでの長さです。
じゃあ走ればもっと早く着くと思ってリリアンさんにそう言ったら、ただ笑って歩いて行ってしまいました。
ご主人様もそうだったけど、人間はあまり走るのが好きではないようです。
途中暗くなってお月様がでたので村というところでご飯を食べました。今まではご飯はご主人様がくれていたから知らなかったのですが、ご主人様以外の人からご飯を貰う時はお金と言うものが必要だそうです。
お金が何だかよくわからないけれど、キラキラした小さななオモチャみたいで、人間にとっては大事なものらしいです。でもオレはぬいぐるみのオモチャが一番大事です。
リリアンさんはその大事なオモチャと交換でオレのご飯まで貰ってくれたんです! すごく優しいですっ。
今度リリアンさんにオレのお気に入りのオモチャをあげようと思います。恩は返さないとイヌとしての恥になりますからねっ!
あ、どうでもいい事ですが、ご飯食べる時にリリアンさんに怒られました。お皿の中の物を口でいつもみたいに食べてたら、手を使ってフォークで食べてくれって言われました。
こう見えても、手じゃなくて足なんですが……まあ、オレは病気なのでそう見えても仕方ありません。
前足を使って食べるのは難しかったですが、そのうち慣れてくるでしょう。
人間の世界は色々と複雑です。でも万が一オレが野良になった時のために色々と勉強しなくてはなりません。
ちなみに寝たのは村のはずれの大きな木の下で、リリアンさんと一緒に寝ました。リリアンさんは柔らかくて温かく、枕にするには最高だったです。
「おはようございます、リリアンさん」
「……おはよう、ございます…………」
何だかリリアンさんはすごく疲れているようです。くんかするまでもなくそれはわかりました。心配ですね。
「お疲れみたいですね、眠れなかったんですか?」
「ええ……ちっとも……」
どうやら不機嫌オーラも漂っています。ご主人様もそうでしたけど、こういう時の人間にはあまり近づかない方がいいです。
この近づかない行為を空気を読むと言うのです。
機嫌の悪い時に散歩の催促をご主人様にすると、『空気読め、馬鹿イヌ!』と怒られてしまいます。
「だって私も十八歳の乙女だし……そういう事にも興味だってあるし……こんな強くてイケメンで体格の立派な男性に一晩中抱き付かれていた訳だし……それを無視して眠れってのが無理な話で……だいたい放置プレイ中ってのが頭から離れなくて……そりゃはしたないかもしれないけれど……私だって人間なわけで……」
よく聞こえないし意味もわからないけれど、さっきからリリアンさんはブツブツとずっと独り言をいってます。
オレは空気を読んで機嫌の悪いリリアンさんに無駄に話しかけたりはしません。飼いイヌは気配りができるのです!
でもリリアンさんがなんとなく元気もないようで心配だったから、横にそっと座り、黙って寄り添っていることにしました。
「…………」
そんなオレをリリアンさんは少し泣きそうな顔で見つめています。大丈夫でしょうか?
「コテツ殿は……ズルいです……」
ズルいって何でしょう? とにかく辛そうなリリアンさんが心配で、オレは寄り添い続けていたのです────
道は一本道でずーっと先まで続いています。オレは走りたくて走りたくて、もうウズウズが止まりません!
「日が落ちるまでにはホークンの街に着きそうですね、あと少し頑張りましょう」
リリアンさんはあれから機嫌を直したみたいで、また一緒に歩きだしてくれました。元気も戻ったようです。
「街はこの先真っ直ぐですか?」
「そうです、城塞都市ですので街へ入る者たちの列が門の前に出来ている事でしょう。我々も閉門までにはその列に間に合いそうです」
オレはずっと向こうまで眼を凝らしてみました。
「あっ、ほんとだ! 人間とか馬とか、
一杯動いています!」
「ははは、コテツ殿は本当に冗談がお好きですね」
冗談ではないのですがリリアンさんが笑ってくれてよかったです。やっぱりおともだちが元気なのがオレは一番嬉しいです。
ともだちになった女の人に貰ったジャーキーは初めて食べる味でした。
「何の肉ですか?」
「ゴニョゴニョゴニョ……」
なんですって? よく聞こえないんですけど……
さっきから顔を赤くして俯いたまま小声でしか話さないのですが、体調でも悪いのでしょうか? そういう匂いはしないんだけどな……
オレは心配になってちゃんと匂いを嗅ぐために女の人に顔を寄せ、口の周りの匂いを嗅ぎました。くんか。
「ヒィッ! つ、続きですか!? 続きを始めるんですかっ!?」
ほんとに変な人です。何を言っているのか全然わからないけれど、とりあえず体調の悪いときの匂いはしませんでした。
「このジャーキー、何の肉なんでしょう?」
「えっ? えっとその干し肉は一角兎の肉です」
「兎さんですか、良かった! もしイヌだったら悲しかったですから」
「はは、犬は食べませんよ、犬は我々人間の友人ですからね」
犬はともだち! この人いい人ですっ! オレは嬉しくなって女の人の口をペロッと舐めました。
「ヒョエッ! い、いよいよですか? いよいよなんですね! やっと放置プレイが終わるんですねっ!」
でもやっぱり変です。
あ、そうだ、もしかしたらこの人、ご主人様のこと知っているかもっ! ちょっと訊いてみましょう。
「あの、オレ、ご主人様とはぐれてしまったんですが、どこにいるか知らないでしょうか?」
「いいですとも! 覚悟はできてますっ!」
「あの……ご主人様のこと……」
「えっ? はっ!? ご主人様? いえ! あの、そ、そのご主人様というのは貴方がお仕えしている方ですか?」
「はいっ! オレのこと飼ってくれていて、ご飯をくれる人なんです」
「飼って!? いやそれって……もしやあなたは奴隷の身分とか?」
「奴隷ってなんですか? オレはイヌですよ」
「い、犬ぅっ!? そ、それは凄まじい関係ですね……しかしあなたほどの人物を犬扱いするとは、よほどの人間……」
オレは急にご主人様のことを思いだし、恋しくなって鳴きたい気持ちになりました。
「いじわるだけど優しいんです。いつもコテツ、コテツって呼んでくれて、ご飯も一杯くれるんです」
「あ、もしやコテツと言うのはあなたのお名前で?」
「そうです、コテツです」
「これは申し遅れました、私はリリアン・バルボーレと申します。今後とも良しなに……って、良しなにというのは仲良くと言う意味で! あ、いや、そういうことで仲良くという意味ではなくてっ!」
「はい、よろしくリリアンさん」
あれ、また顔を赤くしています……大丈夫ですかね?
「コホン……それでコテツ殿のご主人の名は何と申すのですか?」
「名前? なんだろ? 知らないです」
「いやまさか、ご冗談ですよね?」
「えー、うーん……あっ! 確か散歩の途中でキモオタって呼ばれてました!」
「なるほどキモオタ様ですか。でも残念ながら存じ上げませんねえ」
「そうですか……」
やっぱり最初にいた場所で待っているべきでしょうかね、ハチ公様のように。いや、それよりもしかしたら……
オレはとうとう最悪の事態を考えねばならないのかもしれません。
「考えたくありませんでしたがオレ、ご主人様に捨てられたのかもです……」
「ご事情は存じませんが……そんな犬猫のように捨てる事など、きっとありませんよ」
「いや、オレ、イヌですから」
「あっ……いや、うん、そ、そうだ! 前は何という処に住んでいたのでしょう? ちなみにここはベルモンディア王国のロンキソス地方です、ご存知ありませんか?」
「知らないです。住んでたのは家です。オレは野良イヌではなく、ちゃんとした飼いイヌなので!」
でも、捨てられてしまったのならもう野良なのかな……
「そ、そうですか、で、では、私と一緒にホークンの街へ行きませんか? キモオタ様というお名前は判っていることですし、何か情報を得られるかもしれません」
「えっ? 街へ行ったらご主人様が見つかるんですか?」
「約束は出来ませんが、大きな街ですので可能性はあります」
「行きます! 野良は絶対イヤなので行きますっ!」
やったあ! ご主人様に会えるかもです! そうですよ、ご主人様がオレを捨てるわけないんです! 疑ってごめんなさい、ご主人様っ。
「あの、コテツ殿……できましたらコテツ殿の正体を教えて頂けると嬉しいのですが……」
「正体? イヌですが?……あ、正確には柴イヌです!」
「うむぅ……やはり簡単には教えてはくれませんか。しかし、私は若輩者ですが剣に命を捧げております! 一歩でもその真髄に近づきたく日々精進を重ねてもいます。どうかその為のお力をお貸し下さい! 先ほどの神速の体捌きをご伝授して頂ければ、私はまた一歩剣の真髄へと近づけると思うのですっ!」
「よくわからないけど、いいですよ!」
「あ、ありがとうございますッ! も、もちろんその代価として、いつでも放置プレイの続きをして頂いても、あの、よ、よろしいので!……いやむしろして欲しかな……なんて……エヘッ」
また顔が赤くなりました……しかもすごく怪しい匂いをさせています。うーん、もう知らないフリしときましょう……
それからオレたちは街道に出ました。今いる場所からホークンの街まで歩いてざっと一日だそうです。一日というのは確かお日さまとお月様が交代して、もう一度お日さまがでるまでの長さです。
じゃあ走ればもっと早く着くと思ってリリアンさんにそう言ったら、ただ笑って歩いて行ってしまいました。
ご主人様もそうだったけど、人間はあまり走るのが好きではないようです。
途中暗くなってお月様がでたので村というところでご飯を食べました。今まではご飯はご主人様がくれていたから知らなかったのですが、ご主人様以外の人からご飯を貰う時はお金と言うものが必要だそうです。
お金が何だかよくわからないけれど、キラキラした小さななオモチャみたいで、人間にとっては大事なものらしいです。でもオレはぬいぐるみのオモチャが一番大事です。
リリアンさんはその大事なオモチャと交換でオレのご飯まで貰ってくれたんです! すごく優しいですっ。
今度リリアンさんにオレのお気に入りのオモチャをあげようと思います。恩は返さないとイヌとしての恥になりますからねっ!
あ、どうでもいい事ですが、ご飯食べる時にリリアンさんに怒られました。お皿の中の物を口でいつもみたいに食べてたら、手を使ってフォークで食べてくれって言われました。
こう見えても、手じゃなくて足なんですが……まあ、オレは病気なのでそう見えても仕方ありません。
前足を使って食べるのは難しかったですが、そのうち慣れてくるでしょう。
人間の世界は色々と複雑です。でも万が一オレが野良になった時のために色々と勉強しなくてはなりません。
ちなみに寝たのは村のはずれの大きな木の下で、リリアンさんと一緒に寝ました。リリアンさんは柔らかくて温かく、枕にするには最高だったです。
「おはようございます、リリアンさん」
「……おはよう、ございます…………」
何だかリリアンさんはすごく疲れているようです。くんかするまでもなくそれはわかりました。心配ですね。
「お疲れみたいですね、眠れなかったんですか?」
「ええ……ちっとも……」
どうやら不機嫌オーラも漂っています。ご主人様もそうでしたけど、こういう時の人間にはあまり近づかない方がいいです。
この近づかない行為を空気を読むと言うのです。
機嫌の悪い時に散歩の催促をご主人様にすると、『空気読め、馬鹿イヌ!』と怒られてしまいます。
「だって私も十八歳の乙女だし……そういう事にも興味だってあるし……こんな強くてイケメンで体格の立派な男性に一晩中抱き付かれていた訳だし……それを無視して眠れってのが無理な話で……だいたい放置プレイ中ってのが頭から離れなくて……そりゃはしたないかもしれないけれど……私だって人間なわけで……」
よく聞こえないし意味もわからないけれど、さっきからリリアンさんはブツブツとずっと独り言をいってます。
オレは空気を読んで機嫌の悪いリリアンさんに無駄に話しかけたりはしません。飼いイヌは気配りができるのです!
でもリリアンさんがなんとなく元気もないようで心配だったから、横にそっと座り、黙って寄り添っていることにしました。
「…………」
そんなオレをリリアンさんは少し泣きそうな顔で見つめています。大丈夫でしょうか?
「コテツ殿は……ズルいです……」
ズルいって何でしょう? とにかく辛そうなリリアンさんが心配で、オレは寄り添い続けていたのです────
道は一本道でずーっと先まで続いています。オレは走りたくて走りたくて、もうウズウズが止まりません!
「日が落ちるまでにはホークンの街に着きそうですね、あと少し頑張りましょう」
リリアンさんはあれから機嫌を直したみたいで、また一緒に歩きだしてくれました。元気も戻ったようです。
「街はこの先真っ直ぐですか?」
「そうです、城塞都市ですので街へ入る者たちの列が門の前に出来ている事でしょう。我々も閉門までにはその列に間に合いそうです」
オレはずっと向こうまで眼を凝らしてみました。
「あっ、ほんとだ! 人間とか馬とか、
一杯動いています!」
「ははは、コテツ殿は本当に冗談がお好きですね」
冗談ではないのですがリリアンさんが笑ってくれてよかったです。やっぱりおともだちが元気なのがオレは一番嬉しいです。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
【マグナギア無双】チー牛の俺、牛丼食ってボドゲしてただけで、国王と女神に崇拝される~神速の指先で戦場を支配し、気づけば英雄でした~
月神世一
ファンタジー
「え、これ戦争? 新作VRゲーじゃなくて?」神速の指先で無自覚に英雄化!
【あらすじ紹介文】
「三色チーズ牛丼、温玉乗せで」
それが、最強の英雄のエネルギー源だった――。
日本での辛い過去(ヤンキー客への恐怖)から逃げ出し、異世界「タロウ国」へ転移した元理髪師の千津牛太(22)。
コミュ障で陰キャな彼が、唯一輝ける場所……それは、大流行中の戦術ボードゲーム『マグナギア』の世界だった!
元世界ランク1位のFPS技術(動体視力)× 天才理髪師の指先(精密操作)。
この二つが融合した時、ただの量産型人形は「神速の殺戮兵器」へと変貌する!
「動きが単調ですね。Botですか?」
路地裏でヤンキーをボコボコにしていたら、その実力を国王に見初められ、軍事用巨大兵器『メガ・ギア』のテストパイロットに!?
本人は「ただのリアルな新作ゲーム」だと思い込んでいるが、彼がコントローラーを握るたび、敵国の騎士団は壊滅し、魔王軍は震え上がり、貧乏アイドルは救われる!
見た目はチー牛、中身は魔王級。
勘違いから始まる、痛快ロボット無双ファンタジー、開幕!
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる