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2章 トライアングル
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身体をバスタオルで拭かれてもう一度ベッドに運ばれる。
抱きしめられたまま眠りについた。
暗闇の中、ふと目を覚ますと、洋介が肘を立てて、圭の寝顔を覗き込んでいた。
「洋介……?」
問いかけると、洋介は無言で唇を重ねてきた。
舌を出して口付けに応える。
寝巻き代わりのTシャツが脱がされ、下着に手がかかる。
圭はそっと膝をたてた。
生まれたままの姿で、広い背中に手をまわす。
唇と掌の愛撫に、圭はか細い喘ぎをあげ続けた。
太ももの裏に、片手があてがわれる。大きく広げられて、洋介の男根が、入ってくる。
奥まで挿入しやすいように、圭は両足を、極限まで開いた。
リズミカルに出し入れされる、温かくて、大きな大人の部分。擦られると、やっぱり感じてしまう。
「あ……っ……んっ……んんっ……」
圭は揺られながら涙を流していた。快感と、悲しみで、心が切り裂かれそうだった。
冷たい唇が、目じりに溜まった水滴を舐め取ってくれる。
やがて二人は同時に達した。あてがわれたタオルに、二人分の精液が染み込んでいき……そのまま圭は洋介に抱きしめられたまま、2度目の眠りに落ちていった。
生まれて初めて男の腕の中で目が覚めた。
洋介は、まだ、穏やかな寝息をたてている。
圭は、上半身を起こして、洋介の整いすぎた顔に目を向けた。
何度見ても慣れることのない、完璧に整ったクールフェイス。
時に辛らつなこの男には、当然ながら敵も多い。
その彼が、圭の目の前に年相応にあどけない、無防備な寝顔を晒していた。
胸に鋭い痛みが走る。
一瞬記憶を辿った後、理由が、ゆっくりと浮かびあがってきた。
恋を……してしまったんだった。
う……ん、と洋介は寝返りをうつ。小麦色の背中は程よく鍛えられていて、贅肉がひとつもない。
広い背中に縋りついて、もう一度、抱擁をねだりたかった。
どうして、別れられるなんて思ったのだろう。
お茶を飲んで、最後のキスをして、それっきり。
ほんの少し胸が痛んでも、時間がたてば、きっと忘れられる。
もう二度と、会わないなんて、どうして出来るなんて思ってたんだろう。
圭は、ベッドからするりと身体を滑らせた。
ベッドの端にたたまれていたた衣服を、ゆっくりと身につける。
乱暴にされて、皺になったTシャツ。
傲慢ともいえる強引さまで、愛しくてたまらなかった。
「さよなら」
圭は、そっと洋介の唇に自分のそれを当てる。微かに身じろぎする洋介を起こさないようにそっと、唇をはなす。
甘い香りが鼻腔をくすぐる。
薔薇と、大人の男の匂い。圭の心を惑わせる、洋介の肉体の匂いだった。
玄関の扉を静かに閉め、エレベーターのボタンを押した。
5の数字の点滅と共に、電動仕掛けの扉がゆっくりと開く。
誰もいない事に、心の中で感謝した。
今の自分の顔なんて、誰にも見られたくなかったから。
エレベーターは、寄り道することもなく、1階へと着地した。
マンションのエントランスを一歩踏み出せば、真夏なみの暑さが肌を刺激する。
日差しが眩しい。
目の前の大通りを、カラフルな車の波が通り過ぎていく。
もう休日の町は動き出していた。
電車の車両は、地方からやってきた観光客で、ぎちぎちに混んでいた。
振動と共に、左右に揺られ、隣人の体重が肩にかかる。
やがて、目的地へと運ばれて、圭は大勢の人の波と一緒にホームへと押し出された。
改札ゲートにチケットがするりと吸い込まれていく。
階段を上ると、見慣れた町が、視界に入った。
帰ってきたのだ。暮らし始めてもう、3年になる住み慣れた町に。
15分も歩けば、学園の森が見えてくる。
ここが、圭のホームグラウンドだった。
ジーンズのポケットから、マナーモードの激しい振動が伝わってくる
圭は、返し忘れた携帯電話を取り出した。
「何してるんだ」
思ったよりも、落ち着いた声が聞こえてくる。
ほんの数分前まで肌を合わせていたはずなのに、すでに過去の思い出になってしまった、懐かしい声が。
「帰ってきた。俺の居場所はここだから」
圭は、ごくりと唾液を飲み込み、努めて、冷静な言い方をした。
「それがお前の答えか」
「そう。それが俺の答え」
「俺じゃ……やっぱり駄目なのか」
低い声が柄にもなく気弱な色を帯びる。
目の前を通り過ぎる人が、立ち並ぶビルが、ゆらりとゆがみ……圭は言葉を振り絞った。
「さよなら、洋介」
携帯の向こう側で、大きく息を呑む気配が感じられる。
深い沈黙の後、圭は、ゆっくりと電源ボタンを押した。
往来を車がひっきりなしに走っている。
子供の手を引く母親に、人並みをすり抜けていく自転車の若者達。
いつもと、かわらない風景。そう、何もかわらない。圭はそう自分に言い聞かせた。
次の瞬間圭はその場にしゃがみこんだ。
もう、二度と歩けないかもしれなかった。
だって心がちぎれている。
洋介と一緒に、自分の心も、引き裂かれたのだ。
優しかった洋介。無理やり全てを奪った洋介。あの誇り高い美しい男に、もう二度と会えない。
全身を撫で回す、冷たい指先も、埋められた男根の感触も、くっきりと身体に染み込んでいるというのに。
涙が、止まらない。
肩が震えて、耐え切れない嗚咽が洩れる。
こんな風に泣いたのは……ずっと昔の事だ。記憶が、届かないくらい。
行きかう人が、しゃがみこんだ圭を避けて通りすぎる。
都会の人間の無関心さがありがたかった。
再び掌の機械が激しく震える。
圭は涙でぐしゃぐしゃの顔を上げると、物凄い勢いで二つ折りの携帯を開き、ボタンを押した。
「洋介?」
噛み付くように名前を呼ぶ。
「ああ……」
声を聞いてしまったら、もう駄目だった。
子供のような声をあげてしゃくりあげてしまう。
「なんだお前、泣いてんのか?」
呆れたようなバリトンが聞こえてくる。
「だって、だって」
涙で上ずって、まともに話せそうもない。洋介は声をあげて、小さく笑った後、ため息と共に
「……んなに泣くくらいなら、振ったりするなよ……ったく、お前には本当に負けるぜ」
とからかうように呟いた。
「今どこにいるんだ」
「……西口。階段上がった入り口のとこ」
「あんなとこで泣いてんのか?いい加減泣き止めよ。高校生にもなって恥ずかしいだろ」
「……今から移動する」
思い切り泣いたら、さすがに人の目が気になってきた。圭は携帯を耳に当てたまま、人通りの少ない路地へと足を向けた。
「正直に言えよ。お前、俺に惚れてるだろ」
自信に満ち溢れた声が、ブルーの小さな機械から響いてくる。
「ん……」
激しく泣いた後の、ぶっきらぼうな声で、圭は同意を示した。
「……なのに別れないと駄目なのか」
「うん」
見えるはずもないのに頷きながら、圭はもう一度同じ台詞を返す。
「桔梗か」
「…………」
沈黙に、洋介は全てを悟ったのだろう。
「やっぱり俺はあいつにはかなわないんだな」
大きなため息と共に、脱力したような声が聞こえてきた。
じわりとまた、涙が浮かび上がる。
言いたいけれど、絶対に伝えられない本当のこと。
桔梗がいなかったら、洋介が圭の恋人になっていた。
洋介に会うことだけを楽しみに日々をすごし、洋介にふさわしい大人びた格好で、求められればすぐに身体を開く、従順な恋人に。
でも、駄目だった。桔梗は圭の特別だった。
世界で一番、好きな人だった。
「わかったよ。もう無理強いはしない。桔梗とつきあうならつきあえよ……だけど、二度と会わないなんて考えるな」
「え……?」
「1年だ。1年後に、また俺はお前に会いにいく」
「…………」
「そしてお前を口説いてみせる」
「洋介……」
「それまで、のさよならだ」
1年後に、もう一度、洋介に会える……。
「わかった」
圭は低い声でそう言った。
「じゃあな。やりすぎて、ぼろぼろにされんなよ」
「……馬鹿」
「おっと、そうだ、忘れてた」
最後に洋介はこう言った。
「俺とあいつ、どっちが悦かった?」
最後まで、からかうような口調は、圭の大好きな、いつもの洋介で……心がふわりと軽くなる。
「洋介」
迷う必要は全くなく即答だった。
洋介はおかしそうに、ははっと笑うと、今度こそ、じゃあな、と電話を切った。
圭の長い夜は、ここで終わりを告げた。
でも、まだ、あと一つだけ、クリアすべきことがある。
携帯電話をぱたりと閉めて、圭は次のステージへと歩き始めた。
抱きしめられたまま眠りについた。
暗闇の中、ふと目を覚ますと、洋介が肘を立てて、圭の寝顔を覗き込んでいた。
「洋介……?」
問いかけると、洋介は無言で唇を重ねてきた。
舌を出して口付けに応える。
寝巻き代わりのTシャツが脱がされ、下着に手がかかる。
圭はそっと膝をたてた。
生まれたままの姿で、広い背中に手をまわす。
唇と掌の愛撫に、圭はか細い喘ぎをあげ続けた。
太ももの裏に、片手があてがわれる。大きく広げられて、洋介の男根が、入ってくる。
奥まで挿入しやすいように、圭は両足を、極限まで開いた。
リズミカルに出し入れされる、温かくて、大きな大人の部分。擦られると、やっぱり感じてしまう。
「あ……っ……んっ……んんっ……」
圭は揺られながら涙を流していた。快感と、悲しみで、心が切り裂かれそうだった。
冷たい唇が、目じりに溜まった水滴を舐め取ってくれる。
やがて二人は同時に達した。あてがわれたタオルに、二人分の精液が染み込んでいき……そのまま圭は洋介に抱きしめられたまま、2度目の眠りに落ちていった。
生まれて初めて男の腕の中で目が覚めた。
洋介は、まだ、穏やかな寝息をたてている。
圭は、上半身を起こして、洋介の整いすぎた顔に目を向けた。
何度見ても慣れることのない、完璧に整ったクールフェイス。
時に辛らつなこの男には、当然ながら敵も多い。
その彼が、圭の目の前に年相応にあどけない、無防備な寝顔を晒していた。
胸に鋭い痛みが走る。
一瞬記憶を辿った後、理由が、ゆっくりと浮かびあがってきた。
恋を……してしまったんだった。
う……ん、と洋介は寝返りをうつ。小麦色の背中は程よく鍛えられていて、贅肉がひとつもない。
広い背中に縋りついて、もう一度、抱擁をねだりたかった。
どうして、別れられるなんて思ったのだろう。
お茶を飲んで、最後のキスをして、それっきり。
ほんの少し胸が痛んでも、時間がたてば、きっと忘れられる。
もう二度と、会わないなんて、どうして出来るなんて思ってたんだろう。
圭は、ベッドからするりと身体を滑らせた。
ベッドの端にたたまれていたた衣服を、ゆっくりと身につける。
乱暴にされて、皺になったTシャツ。
傲慢ともいえる強引さまで、愛しくてたまらなかった。
「さよなら」
圭は、そっと洋介の唇に自分のそれを当てる。微かに身じろぎする洋介を起こさないようにそっと、唇をはなす。
甘い香りが鼻腔をくすぐる。
薔薇と、大人の男の匂い。圭の心を惑わせる、洋介の肉体の匂いだった。
玄関の扉を静かに閉め、エレベーターのボタンを押した。
5の数字の点滅と共に、電動仕掛けの扉がゆっくりと開く。
誰もいない事に、心の中で感謝した。
今の自分の顔なんて、誰にも見られたくなかったから。
エレベーターは、寄り道することもなく、1階へと着地した。
マンションのエントランスを一歩踏み出せば、真夏なみの暑さが肌を刺激する。
日差しが眩しい。
目の前の大通りを、カラフルな車の波が通り過ぎていく。
もう休日の町は動き出していた。
電車の車両は、地方からやってきた観光客で、ぎちぎちに混んでいた。
振動と共に、左右に揺られ、隣人の体重が肩にかかる。
やがて、目的地へと運ばれて、圭は大勢の人の波と一緒にホームへと押し出された。
改札ゲートにチケットがするりと吸い込まれていく。
階段を上ると、見慣れた町が、視界に入った。
帰ってきたのだ。暮らし始めてもう、3年になる住み慣れた町に。
15分も歩けば、学園の森が見えてくる。
ここが、圭のホームグラウンドだった。
ジーンズのポケットから、マナーモードの激しい振動が伝わってくる
圭は、返し忘れた携帯電話を取り出した。
「何してるんだ」
思ったよりも、落ち着いた声が聞こえてくる。
ほんの数分前まで肌を合わせていたはずなのに、すでに過去の思い出になってしまった、懐かしい声が。
「帰ってきた。俺の居場所はここだから」
圭は、ごくりと唾液を飲み込み、努めて、冷静な言い方をした。
「それがお前の答えか」
「そう。それが俺の答え」
「俺じゃ……やっぱり駄目なのか」
低い声が柄にもなく気弱な色を帯びる。
目の前を通り過ぎる人が、立ち並ぶビルが、ゆらりとゆがみ……圭は言葉を振り絞った。
「さよなら、洋介」
携帯の向こう側で、大きく息を呑む気配が感じられる。
深い沈黙の後、圭は、ゆっくりと電源ボタンを押した。
往来を車がひっきりなしに走っている。
子供の手を引く母親に、人並みをすり抜けていく自転車の若者達。
いつもと、かわらない風景。そう、何もかわらない。圭はそう自分に言い聞かせた。
次の瞬間圭はその場にしゃがみこんだ。
もう、二度と歩けないかもしれなかった。
だって心がちぎれている。
洋介と一緒に、自分の心も、引き裂かれたのだ。
優しかった洋介。無理やり全てを奪った洋介。あの誇り高い美しい男に、もう二度と会えない。
全身を撫で回す、冷たい指先も、埋められた男根の感触も、くっきりと身体に染み込んでいるというのに。
涙が、止まらない。
肩が震えて、耐え切れない嗚咽が洩れる。
こんな風に泣いたのは……ずっと昔の事だ。記憶が、届かないくらい。
行きかう人が、しゃがみこんだ圭を避けて通りすぎる。
都会の人間の無関心さがありがたかった。
再び掌の機械が激しく震える。
圭は涙でぐしゃぐしゃの顔を上げると、物凄い勢いで二つ折りの携帯を開き、ボタンを押した。
「洋介?」
噛み付くように名前を呼ぶ。
「ああ……」
声を聞いてしまったら、もう駄目だった。
子供のような声をあげてしゃくりあげてしまう。
「なんだお前、泣いてんのか?」
呆れたようなバリトンが聞こえてくる。
「だって、だって」
涙で上ずって、まともに話せそうもない。洋介は声をあげて、小さく笑った後、ため息と共に
「……んなに泣くくらいなら、振ったりするなよ……ったく、お前には本当に負けるぜ」
とからかうように呟いた。
「今どこにいるんだ」
「……西口。階段上がった入り口のとこ」
「あんなとこで泣いてんのか?いい加減泣き止めよ。高校生にもなって恥ずかしいだろ」
「……今から移動する」
思い切り泣いたら、さすがに人の目が気になってきた。圭は携帯を耳に当てたまま、人通りの少ない路地へと足を向けた。
「正直に言えよ。お前、俺に惚れてるだろ」
自信に満ち溢れた声が、ブルーの小さな機械から響いてくる。
「ん……」
激しく泣いた後の、ぶっきらぼうな声で、圭は同意を示した。
「……なのに別れないと駄目なのか」
「うん」
見えるはずもないのに頷きながら、圭はもう一度同じ台詞を返す。
「桔梗か」
「…………」
沈黙に、洋介は全てを悟ったのだろう。
「やっぱり俺はあいつにはかなわないんだな」
大きなため息と共に、脱力したような声が聞こえてきた。
じわりとまた、涙が浮かび上がる。
言いたいけれど、絶対に伝えられない本当のこと。
桔梗がいなかったら、洋介が圭の恋人になっていた。
洋介に会うことだけを楽しみに日々をすごし、洋介にふさわしい大人びた格好で、求められればすぐに身体を開く、従順な恋人に。
でも、駄目だった。桔梗は圭の特別だった。
世界で一番、好きな人だった。
「わかったよ。もう無理強いはしない。桔梗とつきあうならつきあえよ……だけど、二度と会わないなんて考えるな」
「え……?」
「1年だ。1年後に、また俺はお前に会いにいく」
「…………」
「そしてお前を口説いてみせる」
「洋介……」
「それまで、のさよならだ」
1年後に、もう一度、洋介に会える……。
「わかった」
圭は低い声でそう言った。
「じゃあな。やりすぎて、ぼろぼろにされんなよ」
「……馬鹿」
「おっと、そうだ、忘れてた」
最後に洋介はこう言った。
「俺とあいつ、どっちが悦かった?」
最後まで、からかうような口調は、圭の大好きな、いつもの洋介で……心がふわりと軽くなる。
「洋介」
迷う必要は全くなく即答だった。
洋介はおかしそうに、ははっと笑うと、今度こそ、じゃあな、と電話を切った。
圭の長い夜は、ここで終わりを告げた。
でも、まだ、あと一つだけ、クリアすべきことがある。
携帯電話をぱたりと閉めて、圭は次のステージへと歩き始めた。
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