殿堂入りした愛なのに

たっぷりチョコ

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三春くんの本気

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「お邪魔しますっ!」
 1階のフロアに三春くんの声が響く。
「三春くん、こっち」
「あ、そっか」
 うっかりしてたとばかりに受付の窓口で名前を記入する。
「あいつ、特待生じゃね?」
「マジだ」
「Sクラスの三春だ」
 さっそく高等部1学年の学生寮がざわつく。フロアにいる生徒の視線を浴びながら2階へ。(居心地悪い)
 有吉と共同で使ってる部屋へ案内すると三春くんがまた声を響かせた。
「おぉすげぇ! 2段ベッドがある! 学生寮の部屋って感じ!」
「そんな大した部屋じゃないよ、狭いし」
「そんなことないって! いいなー修学旅行の延長みたい! オレもこっちがよかった」
 なんて贅沢な愚痴だ。
「おーすげ。特待生の三春が来てる」
 振り返ると高橋が開いてるドアからひょっこり顔を覗かせている。
「えーと、三春くん、同じクラスメイトの高橋」
 急きょ自己紹介が始まる。ども、と高橋が三春くんにぺこりと頭を下げる。三春くんもつられてぺこり。
「お邪魔してます」
「敬語はいいよ、同い年だろ。それより相部屋の有吉は?」
「大学の幼なじみに呼ばれて手伝いに行ってる」
「大学での研究だっけ。いいよなーマジ羨ましい。今度俺も誘ってほしい」
「しんどいしきついよ」
「マジで?(笑)」
 失笑しながら、
「じゃ、ごゆっくり」
 高橋が手を振りながら顔を引っ込めた。
「ありがとう」
 三春くんも手を振る。
「ドア閉めたら?」
「ごめん、ここのルールで来客が部屋にいる時はドアを開けていなきゃいけないんだ」
 ちょっと目を丸くしながら三春くんが「へー」と返した。
「おれ、なにか飲み物とってくるね。お茶とかで大丈夫?」
「なんでもいける」
「わかった」
 そう言ってそそくさと自分の部屋を出て行く。

 数日前、三春くんにおれの部屋に来てみたいと言われ、同じ週の土曜に中間テストの勉強会という名目で高等部1学年の学生寮に招待した。
 有吉はあっさりオッケーしてくれただけじゃなく、
「オレいたら邪魔そうだからどっか行ってくるわ」と変な気まで使われた。
 三春くんとふたりきりなんてこの前のシャワーを借りに行った日以来で緊張する。でもこれはいい機会だと思ってる。
 実は三春くんに「好き」と言ってもらえたのに自分からは何も言ってないのがずっと心残りというか、モヤモヤしていた。
 これはチャンスだ。
 もちろん勉強はする。するけど、ちゃんと三春くんに「おれも好きだ」て言う。3年間好きだったって言う。絶対。

 食堂でお茶と手作りプリンをトレイに乗せて気合と一緒に自分の部屋に戻る。

 なぜか自分の部屋に人だかりができている。覗き込むと高橋と村田、他にうちのクラスメイトがふたりほどベッドに座ってる三春くんを囲んで盛り上がっていた。
 す、すごい。数分程度の短い時間でもう馴染んでる。
 コミュ力はあると思っていたけどありすぎだ。
 おれに気づいた三春くんが手を振る。
「鈴村、おかえり」
「た、ただいま」
 三春くんに「おかえり」と言われると照れる。
「じゃ、またなー」
「あとで談話室来いよ、話の続きしようぜ」
「いいね、行けたら」
 次々と部屋を出て行くクラスメイトにニコニコしながら手を振る三春くん。
 とたんにふたりきりになる。とにかく会話をとトレイを三春くんの横に置きながら口を開く。
「すごいね、もう仲良くなったんだ」
「ちょっと話しただけ。ドア開いてるから覗いてくる奴と目が合うんだよねー」
「来客なんてそんなにないから興味津々なんだよ」
「オレも開いてたら覗く。でもこれじゃ落ち着いて勉強できないね」
「談話室行く? 人いるけど部屋で覗かれるより気にならないかも」
「んーどうしようかなー。そうしたら鈴村とふたりきりじゃなくなるし。この相部屋的なシチュエーションもすてがたい」
「なにそれ」
 はは、とつい笑いが出る。
 でもそれわかる。おれも三春くんと相部屋になって生活する妄想を何度もして楽しんでいた時期があった。(懐かしい)

「これプリン、手作り?」
 持ってきたプリンを指さす三春くん。
「うん、食堂のおばさんの」
「なんだ、鈴村が作ったのかと思った」
「・・・。おれ、料理いまいちなの知ってるよね?」
「そういえば! 小学校の時の調理実習で失敗してたっけ」
「・・・」
 黙るおれに気を遣ったのか、「プリンおいしそー」と言って話をそらした。
 やっぱり料理って作れたほうがいいのかな。でも、正直苦手だ。

 プリンを食べてから勉強を始めることに。
「部屋狭いからテーブルとか出せないんだ。机は有吉の使ってもらっていい?」
「これ?」
「うん」
 机はベッドの両脇にあって、廊下側にある机に三春くんが座った。オレも窓際にある自分の机に移動する。
「おぉ、マジで学生寮の机って感じ」
 席に着くとベッドを挟んだ先に興味津々とばかりにきょろきょろとしている三春くんの姿が見える。
 なんか新鮮だ。いつもは有吉が座ってるけど、三春くんがいるのはなんか・・・ドキドキする。(勉強に集中できるか心配だ)
「鈴村はベッドどっち?」
 三春くんが2段ベッドをマジマジと見る。
「おれは下だよ」
「え、マジ? ごめん。さっき普通に座っちゃった」
「全然いいよ。ていうか、1段目のベッドって基本椅子代わりにされるし。有吉なんか注意しないとほとんど人のベッドでゴロゴロしてるし」
「なにそれ、羨まし」
「なんか言った?」
「オレもゴロゴロしていい? こうゆう相部屋っぽいの憧れてた!」
「勉強は?」
 ちょっとだけ。と言って三春くんがおれのベッドで横になる。
「おぉ、2段ベッドってこんな感じなんだ」
「べつに普通じゃない?」
「足がはみ出そう」
「三春くん背高いもんね」
 じっと見つめてくる三春くんにドキッとする。
「鈴村も一緒にゴロゴロしない?」
「ぅえ?! おれはいいよ。ていうか、男ふたりは狭いし」
「・・・有吉とはするんでしょ?」
「それは・・・まぁ、いつものことだし」
 ひどいときは有吉だけじゃなく遊びに来たクラスメイトでぎゅうぎゅうになって座ったり寝転がったりすることもある。溢れて床に座り出す人もいたり。
 じっと見つめ続ける三春くんは意外と頑固なところがあって、こうゆう時はこっちが折れるまであきらめいことがある。
 
 意をけっしてベッドに上り、三春くんの隣に座った。
「横になると眠くなるから」
 と、いいわけ付き。
 確かに。と言って三春くんも起きてその場にあぐらをかいて座った。
 三春くんの隣で寝るなんて・・・恥ずかしすぎて無理っ。ていうか、変な妄想が爆発する。

「鈴村ってモテるよね」
「ぅえ! 突然どうしたの?」
 びっくりするおれに神妙な顔をする三春くん。
「小学校の頃は地味っていうか変わり者扱いだったのに、ここじゃ鈴村のことみんな知ってるし、ちょっとした有名人ぽい」
「・・・Sクラスてほとんど中等部からの人多いから。それに有名人ていうのはおれっていうよりおれのおじいちゃんが有名ていうか」
 三春くんに小学校の頃の自分のことをはっきり言われるのはちょっと・・・地味にショックだけど(そのとおりだからなにも言えない)きっとSクラスの人におれについていろいろ聞いたんだろうな。
「名誉教授だっけ? すごいよね。あんまり詳しく知らないけど」
「付属の大学に勤務してた頃にいろいろ功績を残したみたいで・・・。でも、ほとんど教授らしいことしてないっておじいちゃんは言ってるけどね」
 ははと笑ってみる。
 身内の話をするのは慣れたけど、おじいちゃんネタを三春くんにするのはちょっと気が引ける。とにかくおじいちゃんは立派すぎて・・・。
「あと、後輩にモテる」
「え」
 三春くんが不機嫌そうに視線をそらす。
「球技大会が終わったあと優勝したの鈴村に褒めてもらいたくて会いに行ったら中等部の後輩に呼ばれてるって1組のクラスメイトに言われた」
「ぅえ! そうだったの! 全然知らなかった。なんかごめん」(三春くんに言った人誰だよぉ、来たの教えてほしい)
「それは全然いい。オレも別に伝えなくていいってそいつに言ったし」
「そっか」
「そのあと探しに行ったら告られてる最中だった」
「ぅえ!!」
 三春くんに見られていたとは!!!

「他の奴に聞いたけど部活の後輩にけっこう好かれてるって。告白もよくされてるって聞いた」
「へ、へー」
 どこ情報だ!!
「オレ、それ見てすげー焦った」
「焦る?」
「ヤバイ、鈴村取られるって」
「・・・」
 それで球技大会の次の日に『付き合って』と言ってきたのか!(納得)
「鈴村のこと一番の親友だってずっと思ってたから自分の気持ちを受け入れるのに時間かかった」
 1日しか経ってないはず?
「エミが男同士の恋愛はファンタジーだってよくいいながらドラマとか観てキャッキャしてるの横で見てたから最初オレにファンタジーがかかったのかと思った」
「え・・・それはBLという作品のジャンルのことじゃ」
「BL? 男同士の恋愛のことでしょ」
「そうだけど、作品のジャンルで、現実の男同士の恋愛はべつにファンタジーでもなんでもないよ」
「マジで? じゃーなんでファンタジーなんて言ったんだ? エミのやつ」
 本気で首をかしげる三春くん。
 三春くんて天然なのかときどきバカっぽいことを言うんだよね・・・。入試でオール満点とった人の発言じゃないのは確かだ。でもそこが憎めないっていうか。

「有吉の彼氏の話したとき男同士の恋愛はおかしい的なこと言ってたからてっきり否定的なのかと思ってた」
「全然! ていうか、男同士じゃキスできないじゃんって思ってた」
「キス?」
「好きになったらしたくなるじゃん」
「な、なるほど」
 さすが中学は共学なだけはある。きっとおれが知らない間にそうゆう経験を・・・。(うっ)
「でもそれ友達に話したら笑われた」
「友達?!」
「綾瀬とかSクラスの友達。たまたまそうゆう話になった時あって。男同士でもできるって言われた。キスもそれ以上も」
「そ、それ以上・・・」
「その話のおかげでそれだったら鈴村は親友じゃなくて恋愛で好きかもって」
 なんか、軽っ。
「それって恋愛は女子としかできないって思ってたってこと?」
「それ! ていうか異性とするもんじゃんって思ってた」
「それが普通なんだけどね」
 さすが元共学。元カノとか絶対いるパターンだ。(うっ)
 このままつきあってていいのか不安になってきた。圧倒的におれの好きの気持ちが上な気がする。好きって言ってくれたのは嬉しかったけど、「好き」の気持ちの重さが違うのってそのうち三春くんの負担になるんじゃ・・・。あまり良くない別れ方をしそうでゾッとする。
「オレにとって鈴村は空気のような存在っていうか、いて当然ていうか」
 空気? ジャイ〇ン発言? それって本当に恋愛の好きなのかな?
「・・・三春くん小学校の頃から女子に人気あったよね。中学でもきっとつきあってた女子とかいたりするんじゃない? わざわざ男とつきあわなくてもいいと思うんだよね」
「鈴村?」
 ハッとして三春くんと目が合う。
 卑屈な言い方をしたと反省するけど出た言葉はなかったことにはできない。
 ヤバイ、やらかした。

 三春くんは「ちょっと待ってて」と言ってリュックから分厚いファイルやノートを取り出してベッドの上に並べた。
「オレの中学の時の成績とか勉強したテストの答案用紙とかとにかくいろいろ持ってきた」
「なんで・・・」
 話題を変えられたのかと地味に落ち込む。でもむしろそれでよかったんだ。あのまま会話を進めてたら友情にもヒビが入るかもしれない。
「オレ言ったよね。この学校入ったのは鈴村に会うためだって」
「・・・言った、ね」
「鈴村信じてなさそうだから証明しようと思って持ってきた。だからほら、見て。オレ、めちゃくちゃ頑張ったじゃん?」
「・・・」
 無造作に並べてある束の中から適当にファイルを手に取って中を覗くと、
「これ・・・数学が5点?!」
 赤点だらけの答案用紙を見て思わず大きい声が出た。でもおれが知ってる三春くんのテストの点数だ。ちょっと懐かしい。
「あーーーそれ、勉強始めた頃の!」
 これ見てと言いながら三春くんが年間成績のグラフ表を見せてきた。
 中学1年の春頃からスタートして一桁の点数からうなぎ上りにになっている点数にびっくりする。
「ぅえ! これどういうこと?! 学校の定期テストとかなにか?」
「オレの親父・・・あ、血が繋がってる方ね。進学塾の講師やってるんだけどタダ(無料)で教えてもらってたし、塾の定期テストも受けさせてもらってた。テストは多分さすがに親父がお金払ってくれてたと思うけど」
「三春くんのおとうさんに・・・」
「S学園受験したいって言ったら無謀だってあきらめろって最初反対されたんだよね。でもさ、どーしても入りたいから受験するの協力してってめちゃくちゃ頼み込んだ」
「なんでそこまで」
 三春くんの表情がスッと真剣になる。
「オレ、あの時のことすげー後悔してる」
「あの時?」
「ライン交換断ったこと」
「あれは・・・おれがしつこく聞いちゃったから」
「鈴村はなにも悪くない。なんでまたすぐ会えるなんて言ったんだろうって。でも、あの頃のオレは本当にそう思ったから。同じ中学で、小学校の時みたいにまたすぐ一緒に通えると思ってた。面倒くさがってあー言ったんじゃない」
「・・・ごめん、おれが嘘なんかついたから」
「違う。鈴村は本当のこと言えなかったんだろ? なんで言ってくれなかったんだろうって勝手に責めた時もあったけど、鈴村は優しいから周りの空気とか相手のこと気にして本当のこと言わない奴だって、オレ知ってたし」
「・・・」
「オレが、言えない雰囲気にしてた。考えればわかることなのに。鈴村がずっとレベルの高い勉強してたのも知ってたのに」
「・・・三春くん」

 再会した時に仲直りして解決したと思ってたけど、なんで三春くんはそんなに苦しそうな顔をしてるんだろう。

『オレがここを受験したのは鈴村に会うため。それだけ!』

 なんで信じてあげなかったんだろう。
 三春くんはまっすぐな気持ちを伝えてくれてたのに。
 おれに会いに、ここを受験するためだけに3年間も苦手な勉強を頑張ってくれてたのに。
 おれよりめちゃくちゃ重い愛じゃん。諦めるためのきれいごとじゃない、本物の殿堂入りの愛だ。

 ファイルやプリントを見れば見るほど三春くんがどれだけ頑張って努力してきたのか伝わってきて胸が熱くなる。
「三春くん」
 まっすぐ三春くんを見つめる。
「おれに会うために勉強頑張ってくれて、ありがとう」
「ん」
 照れくさそうにはにかむ三春くんが愛おしい。
「三春くん、おれもーー」
 三春くんが好き。
 今言わないでいつ言うんだ!
「鈴村ぁ、マジ大変だっっ!」
「ぅえぇ、なに??」
 殴り込みみたいに入ってきた高橋に邪魔される。
「2組の森谷が飼ってるハムオさんがゲージから脱走した!」
「また?!」
「頼むよー鈴村。捕獲すんの得意じゃん」
 拝んでくる高橋から三春くんに視線を移すと目が合う。
「あ、行ってきていいよ。オレもなんか手伝えることある?」
「・・・だ、大丈夫っ。ごめん、すぐ戻る」
 名残惜しい気持ちをグッとこらえて三春くんをひとり部屋に残してハムスター捕獲へと向かった。











*あとがき*
読んでくださりありがとうございました!
いいねをおしてくださりとっても励みになりますっ。
次回の更新はちょっと間が空きまして・・・早くて9月。遅くて10月になります。
よろしくお願いします。

たっぷりチョコ。
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