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5話目
しおりを挟む「イギリスから来ました。北川アリナです」
窓から差し込む日に照らされてキラキラと光る、鮮やかな金髪を垂らし、よろしくお願いしますと頭を下げる。
キュッとモデルのように引き締まった体型と、陶器のように白い肌、さらに端正な顔立ちをした彼女に、教室はどっと盛り上がった。
女子はそのルックスに羨望の視線を、男子は熱い視線を送っている。
先生が連れてきた転校生は、昨夜出会った退魔士、北川アリナだった。
まあ、何となくそんな気はしてたけど。
ただそれは何となくの域を出ないものであったため、俺も少なからず驚いている。
仕事で来たのなら、それは短期間の滞在。だとしたら転校まではしないだろうと考えていたのだが。
「よし。そんじゃあ質問とか色々あると思うが、時間もねえし休み時間にでも聞いておけ」
時間もねえし。の所で俺とその右前に座る沢田をチラッと見てきた。
当人同士にしか分からないものであったが、追い打ちをかけるとは、中々に性格が悪い。
「先生。席はどこでしょうか?」
「ん、ああそうか。えーと、んじゃあ空いてるところは……」
◇ ◇ ◇
「早朝ぶりね神代くん。お隣よろしくお願いするわ」
「こちらこそ。こんなに早く再会するとはね」
うちのクラスは奇数だったため、俺の隣、窓側の一番後ろの席が空いていた。丁度いいので、そこに転校生北川アリナは座ることとなった。
そして最初の一時間が終わり、休み時間。
授業はあの後すぐ始まってしまったので、北山さんとは一言も話せていない。
ちなみに、一時限目の授業で分かったのだが、北山さんはかなり頭がいいようだ。
一時限目は数学。教科書は学校のを使っていたが、ノートは用意していなかったようで、計算はどこに書くのだろうと思っていると、暗算ですべて計算しているようだった。
先生に聞かれた時は、黒板を使うことなく即答してみせた。
二次関数の変数の範囲を求める問題をだ。
これには生徒はおろか先生も、おおっと声を漏らしていた。
それはともかく。すぐに授業が始まり、俺はほとんど寝ていて話せなかったため、まずは挨拶の一言。
一日に二度も同じ人と挨拶をするとは。中々に不思議な気持ちだ。
そして、この一言にクラスの人たち、北山さんの机に向かおうとセットしていた、特に男が反応した。
「何だ神代。お前北川さんと知り合いかよ?」
「そんなわけあるか。今朝偶々会ったんだよ」
「はあ? 見かけたなら分かるが、偶々会っただけで知り合いにまでなるわけねえだろ。しかもお前だぜ」
そうだそうだ、怪しいぞ。と、男たちから声が上がる。
……これはどちらに言っているのだろうか。偶々会って知り合いになった、という方を疑っているのだろうか。それとも、“コミュニケーション能力に乏しい俺が”偶々会った子と云々、なんてあるわけが無いと疑っているのだろうか。
直感だが後者のような気がする。
これが石田とかだったら、みんなもすんなり信じているのだろう。
四月から九月中旬の短い間だが、その間に培われたイメージというのは馬鹿にならないものだ。
「あのなあ、俺だって偶にはそういうこともあるって。偶然が重なることくらいあるだろ」
「ふうーん。そういうもんかねえ。へえ」
疑いの眼差しは止む気配はない。この処理には手間取りそうだ。
隣も手を貸してくれそうにない。一言彼らに言ってくれれば引くと思うのだが……いや、それは無理そうか。
隣は隣で、男子の注目が俺に集まっているのをいいことに、女子達が北川さんを質問攻めにしていた。
「北山さんの金髪綺麗だね。どうやって手入れしてるの?」
「そんなに細かい手入れはしてないんだけどね。だけど、強いて言うなら……」
「へえー。今度私も試してみよう」
「ねえ、北山さんって、彼氏とかいるの?」
「いたことないわよ」
「うそっ!? そんな綺麗なのに。向こうの男の人でかっこいい人いなかったの?」
「何回か告白されたことはあるけど……恋愛する時間が勿体無いって思っちゃってね。自由な時間を奪われるような気がするのよ」
その言葉に、数人の顔が曇った。
彼氏持ちの子達だ。自分の過ごし方を否定されたような気がしたのだろう。
「ああ。これは私が勝手に感じてるだけだから。恋をすればこの考え方も変わるのでしょうけど、私にはまだ縁のない話のようだわ」
こちらを追及していた男子のほぼ全員が、がっくりと肩を落とす。
さっき、北山さんに彼氏がいないと聞いて満面の笑みを浮かべたりと、感情の起伏が分かりやすく、面白い。
思わず吹いてしまったら、彼ら全員から睨まれた。
それにしても、北山さんは器用に愛想よく質問をこなしているな。
作った笑顔とは到底思えない。心からの笑顔なのだろうか。
俺は追及から、北川さんは質問攻めから解放されたのは、二限目が始まる一分前であった。
日直はいそいそと黒板を消し、他の生徒は席に着くなり鞄を漁り教科書とノートを探している。
ここで、今まで北川さんの前の席にいながらも、女の子たちの質問攻めには参加しなかった沢田が、振り返った。
「あなたが北川さんね」
「そうだけど。あなたは沢田さんでしたっけ」
「ええ。合ってるわ」
「それで、何のようなのかしら。あなたも質問?」
また、先ほどのような笑みを浮かべて尋ねる。
沢田は頭を振った。
「別に、ただ観察してるだけ。斬夜があなたについて言ってたから気になったのよ」
「斬夜って、神代くんよね。……へえ、ということはあなたも彼と同じ、こちら側ということかしら?」
「ええ。だから仲間じゃない? その人となりを知っておこうと思って」
躰つきは、締まるところは締まっているシュッとした体型だ。
ただし、鍛えていることは分かるが自分とそこまで違わないような気がする。
身長は私より拳一つ分くらい高い。167センチくらいだろうか。
胸は私の方が若干だけどあるな。
お互いのほぼ平地のような胸を見て思う。
さっと、北山さんが手で胸を隠した。
気づかれたらしい。理解できないといった表情をしている。
女に胸をじっと見られるのは初めてなのだろうか。
これくらいの歳になると、巫山戯合いで触りあったりすると思うのだけれど、イギリスにはそういった文化はないのだろうか。
局所局所ではなく、彼女とその周りを含めた全体をぼうっと見てみる。
そこで自分と彼女の明確な違いを目にした。
「……ふうーん。こりゃ今の私じゃ敵わないな」
「あら、もう終わったの?」
「ええ。じっとしていてくれてありがとね」
北山さんの前に手を差し出す。
彼女は意味が分かっておらず困惑している様子だ。
「握手よ握手。これから同じ町で仕事するんでしょ。なら仲間じゃない」
強引に彼女の手を握る。
なるほど、刀を握っている人の手だ。マメが何度もつぶれ、ところどころ皮膚が厚くなっている。
「……ええ。よろしく、でいいのかしら」
彼女がぎこちなく手を握り返してきた。
予想外だった。
彼女は伏し目がちに俯いている。
「それにしても、事前に何もないっていうのはひどいんじゃない?」
手を解いた後、感じていた不満を口に出す。
「あら? そういうのってわざわざ言うものだったの?」
彼女があまりに平然と返したので、イラッときた。
悪いと思っていないのか。
「普通そうじゃない?」
なので、強く言ってしまった。
「そうなの……。ごめんなさいね。そういうの全然知らなくて」
……礼儀等、本当に彼女は知らないようだ。
今はさっきまでと違い、申し訳なさように縮こまっている。
感じていたイライラは急にしぼんでいった。
私は斬夜から話を聞いた時から、いや聞いた時は無意識に、彼女に劣等感を覚えていた
同い年でBランクの天才少女。自分とは違って才能に溢れた少女。
斬夜と話していた時は何ともないように装っていた。いや、事実あの時は、へぇーそんなすごい子がいるんだぁ。と、テレビの中の人を見るような気持ちで聞いていた。
ただいざその彼女が転校してきて目の前に現れたら、劣等感が顔を出した。
そのため、彼女の性格を見る時に偏見が入ったのだろう。
もっと裏のある、嫌な子だと勝手に思っていた。
実際は、素直な人なのかもしれない。
違うかもしれないが、彼女の態度からはそうとしか思えない。
「いいわよ。これから覚えていけば。
それじゃあ、よろしくね」
授業が始まる。
その前に、さっき言っていなかった、よろしくという言葉を口に出して、前を向いた。
◇ ◇ ◇
放課後。
窓から西日が差し込む。照らされた空間のホコリが際立つ。
半日以上留まっていた空気は、みんなの吐く息や舞ったチョークの粉などを取り込み淀んでいた。
さらに、一日の授業が終わったことによる肉体的ではない疲労が教室を包んでいた。
この時間になるとさすがに北山さんを囲うということはなくなった。
みんなそれぞれ、部活がある者は部活へ、帰る者は下駄箱へと足を進めている。
昼休みは北山さんを囲って、沢田を含む女子ほぼ全員が昼食をとっていた。男子は、本当に数人がそこに混じって北山さんと言葉を交わしているだけで、他はいつも通り、幾つかの仲の良いグループで集まっていた。
そのグループも、ちらちらと北山さんを囲うグループに目をやっているあたり、そこに混ざりたかったのだろう。
それにしても、よく質問が尽きないものだった。
イギリスで生活していたという、自分たちとはまるで違う境遇の人が相手だと考えても、昼休み丸々使うとは驚いたものだ。
北山さんは昼休みが終わった時、結構疲れているようだった。
人とこんなに話したのは初めてらしい。
嬉しそうな表情をしていた。
「それじゃあ北山さん。また明日ねー」
「ええ。またね」
北山さんが、今日知り合ったであろう子に手を振る。
一日でよく馴染んだものだ。
十分ほどで教室内に俺と沢田、そして北山さん以外の生徒はいなくなった。
一年生だから準備等あるのだろうが、それにしてもかなり真面目だと思う。
もう少し教室で友達とダラダラしていってもいい気はするのだが。
ちなみに俺と沢田は帰宅部だ。石田も帰宅部だが、あいつは色々な部活に助っ人として呼ばれている。
今日もどこかに呼ばれていると思われる。
「そういえば、北山さんはどこに住んでるの?」
カバンを背負い、立ち上がった沢田が聞く。
「協会の一部屋を今借りているわ」
なるほど。あそこは部屋がかなり余っていたはずだ。
有事の際に遠くから来た退魔士が待機したり、日を跨ぐことになった場合に泊まっていけるように、という理由から、協会ならどこでも多くの部屋が設置されているのだ。
「あ、そうなの。
なら私も今日協会に行こうと思ってたし、一緒に行かない?」
「ええ。いいわよ」
「よし。それじゃあ早く準備して……斬夜も一緒に行くよね?」
「いや。今日は行かない」
「え。何か用事あったりするの?」
「まあ、ちょっとね。大したことじゃないんだけど」
「へえー。本当なら一緒に来て欲しかったんだけど……まあ、用事ならしょうがないか」
「じゃあ、俺はそろそろ行くから。また明日ね。
北山さんも、また明日」
カバンを持って立ち去る。
一緒に行っても良かったのだが、昨日のことが気になるからな。
そこそこ時間を使いたいので、今回はパスさせて貰った。
学校を出て真っ直ぐ急ぎ足に。荷物もそのままで山へと向かった。
斬夜が出て行った。
◇ ◇ ◇
秋の日はつるべ落としと言うが、まさにその通りだと実感している。
学校を出る頃には傾き始めだった日は、もう半分以上その身を地平線の向こうに隠している。
さらにここは山。木々が生い茂る中そんなわずかの日はかき消されてしまい、結局夜のように薄暗いところとなっている。
俺は光源を作る霊式が使えなく、かといってランプや懐中電灯を携帯しているわけもないので、己の目を頼りに調べるしかない。
夜目に慣れるまでは慎重に進んでいく。
中腹あたりからやっと慣れてきた。朧げだった視界が輪郭を持って浮かび上がる。
最近怠け気味だったツケが来ているのだろう。かなり時間がかかった。
遅れを取り戻すよう、そこから先は一気に走り抜けた。
木から木へ飛び移り、黒い影となって山林の空を駆けた。
昨日の場所に着く。
すぐに調べたいところだが、先に済ませておこう。
結界内に入り、狐に餌をやっておく。
入ると同時に狐はそばに寄ってきた。
餌をあげて、少しずつ食べるように言う。
分かったかどうかは判断できないが、結構あいつは賢い。そこを信じよう。
用が終わったので、俺が結界から出ようとすると、狐も付いてこようとした。
万が一があったら危ないので、狐を抱えて神社に連れて行った。
それでも尚付いてこようとしたため、少し眠ってもらうことにした。可哀想かもしれないがしょうがない。
埋め合わせというのもどうかと思うが、狐が咥えていた魚を三匹に増やしてあげた。
「ふう……さて、取り敢えずは残された血痕から何か読み取ってみるか」
鬼の体はなくなっているものの、地面に染み込んだ血痕は未だ健在だ。
この血が完全に死んでいれば何か読み取れるのだがどうだろうか。
ちなみにここで言う死んでいるは、機能を停止し尚且つそれが復活することもない状態のことだ。
血痕の上に手をかざし、探し出す。
鬼は生命力が高い方だ。だから、本体が死んでも保存状態が普通であれば、血は数日生きていることがある。
今回の場合は、地面に染み込み、保存状態は最悪なので死んでいると思っているのだが……。
体に流れる霊気……? 俺のはそう呼んでよいのか分からないが、そんなものを流し始める。
ーーーッ!!
悪寒を感じその場を飛び退く。
それに一拍遅れ、その場所に黒い影が降り立った。
まるで弾丸のような速度で降り立ったそれは、粉塵を散らし、地面を大きく抉る。
さらに、今ので決めるつもりだったのか、俺がいなくなった地面に、鋭利な爪を突き立てていた。
その姿は豹。
色は黒だ。靄のようなものが集まって作られているのだろうか。
どちらにしてもこれはーーー
ーーーシュンッ!!
再び、思考を遮るように黒い影が踊る。
今度は背後からの奇襲だ。
薄皮一枚のところを爪が切り裂いていく。
そのままでは止まらず、今度は飛びかかってきた。
俺は頭をぐいっと倒し、しゃがみながらその腹を蹴飛ばした。
手応えは……ある。
蹴飛ばされた豹は、前から同時に飛びかかってきた豹とぶつかり、地面に転がる。
しかし、直ぐに立ち上がった。
先ほどの続きだが、これは式神もしくは使い魔だ。
軽いもの……偵察などを想定したものなら、何も触媒を用いず、魔力や霊気のみで構成されたものが多いため、手応えはないのだが、案の定こいつらは違った。
戦闘用に作られたやつらだ。
俺が霊気を使ったら出てきたので、霊気に反応する設置型の霊式なんかが置かれていたのだろう。
不注意だったな。
二匹の豹は、油断なくこちらを見据えている。
先ほどの動きで、一筋縄ではいかないと理解したのだろう。
姿勢を低く構え、剥き出しのギラギラした殺意を撒き散らす。
さて、考えなければならないのは、こいつらの五感が術者と共有されているかもしれないという事態だ。
設置型の式を置いておく位だ。相手もここを調べられては不味いと思っているのだろう。
もしくは、ここを調べに来たやつを捕らえることを目的にしているのか。
ここまで来れば、結界のことには気づいていると思われる。鬼の頭がそのまま結界内にあったことから、警戒して入ることはしなかったと思うが。
相手が頭も回収するつもりだったら。
もし俺なら、余裕があれば、結界を張った者を探し出し、解かせてからにしたい。
だとすると、ここに来ると考えられる者……即ち、この結界に関係するものを捕らえる目的だとも考えられるが、最初の一撃には確かに殺意がこもっていた。
ううむ。どういう目的だろうか。
俺みたいに、完全に殺してからの方が情報を抜き取りやすいというタイプなのだろうか。いやそんなまさか。
「おっと」
我慢できなくなったのか、一匹の豹が飛び出してきた。
ギラついた爪が首筋を狙う。
今回は奇襲ではない。なら、対処は簡単だ。
充分、動き出しを見てから迎撃に間に合う速度。
爪の横を裏拳で叩く。
「っ!」
思ったより硬い。逸らすだけしかできなかったか?
いや、軽くヒビを入れることができたようだ。
怒ってさらなる攻撃に来るか?
そう思ったし、実際豹は頭にきているようだった。
しかし、もう一匹の豹が今攻撃してきた豹に近づき低く呻くと、冷静さを取り戻したようで、再び二匹並んでこちらの隙を伺いだした。
面倒くさいな。
取り敢えず、ごちゃごちゃ考えるのは後にしよう。
あいつらを呼ぶ暇もないし、先ずはこいつらを片付けるか。
ふっと、意識を切り替えるよう一息吐く。
ピンーーーと空気が張り詰めた。
豹達が後ずさる。
全身の毛が逆立っていた。
威嚇しているつもりなのか、元気に唸り声を出し始めた。
俺は冷え切った双眸でそれを見つめる。
さて、どう可愛がってあげようか。
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