家に帰りたい狩りゲー転移

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4章

(26)十二人会議

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 ダアト教十二人会議。
 年に一度、オラガイアの大聖堂で開かれるその会議は、世界各地の紛争問題を取り上げながら、終末の日に向けた軍備について議論する場である。

 必ず出席が義務付けられている幹部のメンバーは十二人。そのうち、常任者と選抜者、それぞれ六名ずつに役職が別れている。

 常任者は、代々予言書に選ばれてきた由緒正しき血筋の者。
 選抜者は、数奇な運によって選ばれたただの市民。いわば雑種だ。
 どちらにも議決権の優劣は定められていないのだが、長い間幹部の座に居座っている常任者側に権力が偏っている。そのせいで、毎年常任者と選抜者との対立が絶えなかった。

 蝋燭のシャンデリアに照らされた円卓と、それを囲う幹部たちの姿は、大聖堂の静寂と相まって冒涜的な儀式を連想させた。

「予言書のページの書き換わる速度が、この三か月で劇的に加速しておる」
「大まかだった予言も事細かに記されるようになった。いよいよ終末の日が近づいていると考えてよかろう」

 長らく常任者の席を温めてきた老人二人が、朗々とした声で嘆かわしげに語った。さらにその隣の赤毛の老女からも、どこか批判的な声が上がる。
 
「ドラゴン狩りの最前線では、ドラゴンの異常な大侵攻と植生の遷移が見られている。テララギの里にもかつてない異常気象があるとな?」
「おそらくは、大規模なスタンピードの前兆でしょう。竜王同士の戦闘で天変地異が起きれば、マガツヒが誕生する可能性も……」

 そう述べたのはテララギの里の討滅者グレンである。赤錆色のショートヘアに桜を模したカチューシャをしており、無骨な赤のアーマーがルビーのように煌めいている。

 グレンはかつて、数多の竜王を屠った討滅者シキの相棒だった。討滅者シキが亡くなったあと、彼女は選抜者としてオラガイアに呼ばれるようになった。

 まだ選抜者になって間もないグレンに対する風当たりは強い。案の定、常任者の老人たちから本格的な非難が始まった。

「グレンよ。憶測で物事を語るのはやめんか。マガツヒが討伐されてまだ五十年も経っておらんのだ。頻度が早すぎるのではないか?」
「そうじゃ! 市井の不安を煽るようなことを軽々しく口にするでない! 貴様ら狩人は知らぬだろうが、リデルゴア国には戦えぬ者たちが大勢いるのだぞ!」
「──グレンは事実を述べたまでだ。口を慎め」

 ピシャリと言い放ったのは、グレンと同じ選抜者であるラグラードだった。彼は憲兵隊暗部の総隊長を務めるだけあり、ラグラードがひと睨みするだけで老人たちは静まり返った。

 ラグラードは、そこにいるだけで威圧感が凄まじい男だった。四角く縦に長い鼻や鋭い眼光は、凶暴なカメという印象を与える。X字に刈り込まれた側頭部には、棘のようなピアスが頭皮に打ち込まれていた。

 ラグラードの恐ろしげな顔立ちに、常任者の老人たちは悔しそうに顔を背ける。そして、同じ常任者たるロッシュに目配せをしてきた。「お前も何か言ってやれ」という負け犬根性丸出しの合図である。

 この場は揚げ足を取るための闘技場じゃないのだがな、とロッシュは嘆息した。しかし、ここで老人たちのご機嫌を取らなければ、後々控えている議題を進めにくくなる。

 ロッシュはせめてもの抵抗に、ラグラードではなく別の選抜者を標的とした。

「ドラゴンの異常な大侵攻であれば、エラムラの里でも確認済みです。すでに議会の皆様には報告済みではありますが」
「報告とは、ヤツカバネの南下のことだな?」
「はい。ラグラード殿のおっしゃる通り。幸い、こちらの優秀な狩人のおかげで無事解決しましたが、調査をしてみたところ、ヤツカバネは何かに誘導されるようにバルド村を目指していたようです」

 そこまで言ってから、ロッシュは別の人物へと狙いを定めた。彼の視線の先には、雪国らしいファー付きのコートを羽織った長身の美女がいた。

「ああ、そういえば……ノースマフィアが治める北方の里では、謎の遺構が出土したと聞き及んでおります。ヤツカバネがバルド村まで南下してきたことと、何かしらの関係があるのでは?」

 ロッシュの標的――ノースマフィア五代目首領、アレスティアは、いかにも不快そうな顔になって、こちらの狙い通りに反論してきた。
 
「遺構が出るのは今に始まったことじゃねぇだろ。遺跡発掘に文句でもあんのか?」

 がん! と勢いよく円卓の上に足を乗せ、アレスティアは歯を剥き出しにする。太ももが高く上がったせいでショートパンツの隙間が顕になり、ロッシュとグレンは咄嗟に目を伏せた。

 しかし、隙を見せた獲物を叩きたくてしょうがない老人は、目の前の痴態に臆さなかった。
 
「機械仕掛けの世界には、ドラゴンを操る機械が配備されているだろう。それに感化されたのでなければ、ヤツカバネが雪原から離れるとは思えん。まして、ガルラ環洞窟を抜けてくるなど!」
「あぁ? じゃあなんだ。あたしらがヤツカバネを南へけしかけたって言いたいの? ドラゴン狩りの最前線が潰れて喜ぶのは、テメェら老人どもの方だろうが! 救済者に尻尾振ってる駄犬どもめ!」
「貴様ァ……後悔するぞ。必ず名簿から抹消してやる! 貴様ら蛮族どもに楽園に迎えられる資格はない!」
「はっ! テメェがどうこうできるもんじゃねぇよ! それとも機械仕掛けの世界サマにこんな風に泣きつくか? ママぁ~この人がいじめるのぉ~助けて~こわいよ~!」
「い、今すぐ叩き斬ってやる!」

 老人が虚空から剣を召喚した瞬間、その首をアレスティアが鷲掴みにした。

「その剣をあたしに向けたらどうなるか、見たことあんだろ?」
「ぐ、ぐぅ……!」

 老人は恐怖に顔を歪ませたが、決して剣を手放そうとしない。カス溜め程度のプライドが意地を張っているのだ。

 老害とノースマフィアが勝手に自滅してくれるのなら、ロッシュとしては大満足である。

 しかし、そう簡単に上手くはいかないようだ。

「止めよ。これ以上神聖なる場を汚すことは許さん」

 荘厳なテノールが会議室に響き渡った瞬間、アレスティアから放たれていた殺意が消滅した。老人もまた、悄然としながら剣を虚空へ消滅させる。

 しばしの沈黙の後、アレスティアの手が老人の首から離れていった。解放された老人の首には赤黒い痣がはっきりと残っており、爪があった場所からは血が滲んでいた。

 過去に一度だけ、常任者がアレスティアに八つ裂きにされた事件が起きた。素手で首を引きちぎられた常任者は宙を舞い、天井でバウンドしてから円卓で爆発四散した。死体の処理に丸一日を要したほど、目も当てられない死に様だった。

 予言書に選ばれた人間が殺されるのはあってはならぬこと。罪を犯したアレスティアにはそれ相応の罰が与えられるはずだった。

 だが、予言書に選ばれた者たちをこれ以上殺せば、『因果の揺り返し』が起きてしまうかもしれない。それでは本末転倒として、結局アレスティアは無罪放免となった。

 その決断を下したのも、先ほど二人を仲裁したダアト教最高幹部──トゥアハ・ハビルゴアだ。

 トゥアハはリデルゴア国王から直々に苗字を与えられた、国王の側近だ。トゥアハの行動はすべて国王のものとするのが暗黙の了解だ。実質、トゥアハはリデルゴア国の最高権力者ということになる。

 いくらノースマフィアの首領といえど、トゥアハの前では牙を抜かれた犬同然。アレスティアは忌々しげにトゥアハと死にかけの老人を交互に睨みつけ、騒々しく着席した。

「……さて、ヤツカバネの事はひとまず置いておこう。我々にはもっと重要な議題があるのではないか?」

 リセットされた空気に討論の流れを作ったのは、かつてノンカの里を統治していた男、マルタである。

 マルタはエラムラの前里長アドランと旧知の仲であり、ダアト教幹部の中でも最年長だ。マルタは今年で古希を迎えたが、年を追うごとに叡智は冴え渡るばかりである。そのため、里を失った元里長であろうと、議席の幹部たちは自然とマルタの声に耳を傾けていた。

「重要な議題とは、スキュリアの里のことか?」

 ラグダードが問えば、マルタはゆるりと頷いた。そして、これまでずっと黙りこくっている諜報組織のリーダーを睥睨した。
 
「スキュリアに潜伏しているデッドハウンドであれば、エラムラの里を襲撃したベアルドルフの、不穏な動きも察知できたはず。なのに、なぜ動かなかった?」

 マルタの指摘通り、諜報組織デッドハウンドの動きはあまりに不自然だった。

 デッドハウンドは世界中の情報を掌握していると言っても過言ではない。そしてデッドハウンドはこの十年、スキュリアの里に本拠地を置いているはずだ。

 だというのに、彼らはベアルドルフによるエラムラの里襲撃を阻止しなかった。世界随一の情報屋が、スキュリアの戦準備を知らなかった訳がない。

 エラムラの里は今後のダアト教の計画に必要な舞台だ。それを守ろうとしなかったということは、機械仕掛け側のスパイと疑われてもおかしくない。トゥアハから直々に処刑の命令が下る可能性すらある。

 だというのに、デッドハウンドリーダーである青年はヘラヘラと笑っていた。

「里同士の争いは不干渉って決まりじゃーん。都合のいい時だけ顎で使おうとしないでくんない?」

 まるで最初から用意していたかのように、デッドハウンドのリーダー、ペテレイエはそう即答してみせた。

 ペテレイエの姿は、一言で表すと不快だった。特別醜いわけでも、不潔というわけでもない。ただ単に、鼻から下顎までをつまんで引き伸ばしたような不思議な顔が不快だ。見ているだけで、生理的な嫌悪感がどうしても湧き上がってくる。片方だけ三つ編みにした長く美しい金髪が、鼻持ちならないペテレイエの不快感をさらに強調した。

 外見の不快さだけなら、ロッシュは我慢できた。しかし人の命がかかっていたのに、なんという無責任な発言なのか。

 ロッシュはこめかみを引くつかせながら、憎しみを込めてペテレイエを睨みつけた。
 
「不干渉、という規則は、あくまで幹部としてはという意味です。組織ぐるみで他里に干渉するな、という決まりはありませんよ?」
「あっれーそうだっけぇ?」

 怒りのマグマが腹の底で泡を出し始めるが、ロッシュはそれが噴火しないように拳を握りしめながら続けた。

「エラムラの里は我々の計画に必要不可欠だというのに、デッドハウンドが非協力的であっては困ります。これ以上言い訳をするなら、デッドハウンドは終末の日を生き残るつもりがないと判断しますが?」
「はぁ? エラムラは第一候補なだけだろー? 失くなっても次があるって!」

 ペテレイエはひらひらと手を振った後、ロッシュを小馬鹿にするように片頬を持ち上げた。
 
「それにさぁ、ベアルドルフにおれ達の計画がバレたら、そっから芋蔓式に他の計画までぶっ壊されちゃうでしょ? 下手に手を出す方が危なかったって」
「それでエラムラが滅びれば、我々の計画が頓挫していたかもしれないんですよ? 日に日に予言書の書き換わる速度が速まっているのに、貴方には危機感というものがないのですか?」

 眉を吊り上げながらロッシュが手を握りしめると、今度はアレスティアから忌々しげに吐き捨てられた。
 
「自分の里を救いたいのはテメェだけじゃない。あんたの里が潰れれば、次はこっちに出番が来るんだ。いっそ潰されちまえばよかったのになぁ」
「なっ……」
「あーっとっと、そういえばロッシュー。最近は解読速度も遅いんじゃなーいー? 唯一の取り柄がなくなったらさぁ、資格剥奪もありえますよぉ?」

 援護射撃をもらったペテレイエが、ここぞとばかりにいきり始める。ついにロッシュの堪忍袋が切れかけた時、ラグラードが狼のように牙を剥いた。
 
「貴様にそのような権限はない。ロッシュの批判をする前に、まず己を省みろ! ペテレイエ!」
「はぁー? てめーもナニ上からもの言ってんの? てめーが中央都市のスタンピードに討滅者を駆り出しまくったせいで、何個か村潰されちゃったの知ってるぅ?」
「静粛に」

 トゥアハから二度目の注意がなされ、ラグラードは不満そうに腕を組んで黙り込んだ。同時に、ヒートアップしていたペテレイエはつまらなそうに着席した。

 毎年煽り合いの喧嘩ばかりだが、今回の会議は特にひどい。皆焦りを覚えているのだろう。

 トゥアハは盲人の如くじっと目を閉じると、粛々と言葉を発した。
 
「エラムラが存続している以上、ロッシュから権利を剥奪する合理性がない。エラムラの里の襲撃はデッドハウンドにも落ち度がある。追って処罰を与えよう」
「えー!」

 ペテレイエは大声をあげて椅子にひっくり返った後、円卓から背を向けてブツクサと文句を言い始めた。トゥアハはそれを視野にも入れず、真っ直ぐにロッシュへ視線を注いだ。
 
「ロッシュ。お前はよく里を守り抜いた。これからもより貢献するように」
「ありがとうございます」
「それと、デッドハウンド」
「うげ、まだあるの?」

 流石に指名されては拗ねてられなかったか、ペテレイエはくるりと居ずまいを正した。

「ハルハトの里近辺の実験施設が破壊されたという報告があっただろう。詳細は?」
「あーはいはい。破壊は内側から行われたようで、見た感じノクタヴィスとおんなじです! 研究者も実験体も皆殺し! どーせ地下の方からドラゴンが湧いたんでしょ、多分」

 適当な報告にロッシュとラグラードのこめかみに血管が浮かぶ。冷静なマルタだけが、ペテレイエに質問をした。

「憲兵隊の死者は何人だったのだ?」
「えぇー、あんなど田舎に憲兵なんて派遣してたんですかぁ? 白いドラゴンの死体ならありましたねぇ。まさかあれを憲兵隊と言い張るつもりで?」
「あの土地は特殊な環境にあり、ドラゴン毒素の濃度も高い。不慮の事故があってもおかしくはあるまい」

 マルタが目をすがめると、ペテレイエはわざとらしく目を泳がせた。すると、常任者の老人が仲裁に入る。
 
「まあまあ、マルタ殿。ハルハトの実験施設の崩壊はあくまで事故でしょう。そう仲間を疑うのもよろしくないですぞ?」
「そーそー! 実験に失敗はつきものってこと! 以上! ハルハトの実験場の報告はそれで終わりでぇーす!」

 マルタは小骨が喉に引っかかったように眉を顰めていたが、それ以上ペテレイエを追求することはなかった。

「……それにしても」

 グレンがポツリと口を開き、鋭い目でトゥアハを見上げた。

「ノクタヴィスの惨劇といい、ノンカの里融解事件といい、国王は何を考えていらっしゃるですか?」
「あのお方の想いは今も昔も変わらない。人類の存続だ」

 喉の奥で響かせるような重い声がそう答えると、グレンの目つきはますます鋭利なものとなる。ラグラードはそんな彼女に嘆息してこう言った。

「グレン。君も知っているだろう? ドラゴンに淘汰されるのではなく、内側から奴らを食い破り人類を繁栄させる。それがダアト教の存在理由だ。国王の思いとダアト教の方針は一致している」
「答えになっていません。人類存続のためならば、ノクタヴィスのように大勢の人々を犠牲にしても構わないということですか? ノンカの里が滅びゆくのを、黙って見ていた理由になるのですか?」
「口を慎め! グレン!」

 ラグラードが叱責すると、グレンは唇を噛み締めながら目を背けた。ノンカの元里長であるマルタは、全ての感情を押し殺したような顔で押し黙っている。マルタもまた、リデルゴア国の救援なしに滅ぼされた故郷を憂いているのだろう。
 
 ふと、やりとりを見守っていたトゥアハが徐に天井を見上げた。

「トゥアハ様、いかがいたしました?」

 ロッシュが声をかけた瞬間、トゥアハは鋭く息を呑んだ。

「……全員、迎撃態勢を取りなさい」

 途端、示し合わせたように鐘の音が大聖堂内に鳴り響いた。

「敵襲です!」

 廊下の憲兵の叫ぶ声がして、会議室は一瞬で騒然となった。
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