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<フリーター隠密行編> ~ 女騎士エリカ 大剣を振るう~
第三十三話:フリーター、神器の鎧と契約を結ぶ
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「『俺のエリカ』だって? 主人の女騎士に向かっておかしなことを言う下僕だねえ……いや、もしかして! てめえら、そいつを絶対に逃がすな! とんだ獲物が紛れ込んだかもしれないよ!!」
ダゴダネルの侍女ナナブが命令を下す。
どうやら俺の正体(実は領主)はバレてしまったようだ。
ナナブの命を受けた黒鎧の兵が、俺に魔の手を伸ばしてくる。
女騎士エリカを相手するときとは異なる余裕綽々な態度が憎たらしい。
手だてのない俺は、後ずさりするしかない。
数歩後退したところで、白磁の塔からごうっと大きな音が聞こえてくる。
直後、ナナブのすぐ傍に火球が落下する。
地面で爆ぜた火球は、あたり一面に火の粉をまき散らす。
「熱いっ! てめえら、水を持ってこい! さっさと火を消すんだよ!!」
服に火が燃え移ったナナブが慌てふためく。
ナナブに従うホブゴブリン兵が右往左往するなか、次々と火球が落下する。
加えて、塔からの投石が再開されるに至り、混乱の度合いはさらに増した。
「ワーグナーの方々! 早くこちらに来るのじゃ!!」
白磁の塔から声をかけられる。
見上げると、二階の窓から女性が半身を乗り出し、クロスボウらしき武器で矢を射まくっている。
塔の住人は俺たちに味方してくれるようだ。
ありがたい。
俺はとりあえず白磁の塔に避難することに決めた。
「みんな、ついて来てくれ!!」
俺はミイロたちに声をかけ、混乱のなか放置された女騎士エリカの元に向かう。
「エリカ、立て! 塔のなかに逃げこむぞ!」
「我が領主……私を置いて……お逃げください……」
「そんなことできるか!! ほらっ! 行くぞ!!」
俺はエリカを起き上がらせようとする。
が、女騎士の身体は一ミリたりとも持ち上がらない。
「ぐわっ! なんだこの重さは!?」
エリカを見る。
彼女は意識を失っていた。
ミイロたちと五人がかりで抱えあげようとするが無理だった。
これもエリカの鎧『鉄の処女』の呪いか。
時間がない。
ナナブがいつまでも俺たちを放っておくはずはない。
気持ちだけが焦る。
エリカが目を覚ます様子はない。
「ワーグナーの方々! 急ぐのじゃ!!」
白磁の塔から決断を迫るような声がする。
だが、俺にはエリカを残して逃げる選択肢は考えられない。
「ぐぐぐ! んががぁあーー!!」
俺は何度もエリカを持ち上げようとする。
やはりビクともしない。
<契約者エリカ・ヤンセンの主君よ。無駄なことはやめよ>
頭のなかに無機質な声が聞こえる。
なんてこった!
俺の妄想癖は遂にここまで来ちまったか!?
こんな大変な時に、畜しょ……
<聞いておるのか? わらわは、おぬしが呪器と呼ぶ存在じゃ……まあ、自分では神器だと思っておるがのう>
<なに!? お前は俺の妄想じゃなくて、『鉄の処女』か? 意思を持つ鎧だったのか……だったら話は早い。エリカを動かせないんだ。何とかしてくれ!>
<無理じゃ。契約者エリカ・ヤンセンは、ここに留まると決めた。主君の重荷になるくらいならば、死を選ぶ。それが契約者エリカ・ヤンセンの明確な意志。わらわはその決断に従うことしかできぬ>
<そんな! 俺はエリカに助けてもらってばかりで何も恩返しできてない。頼む、俺の女騎士を助けてくれ!>
<『俺のエリカ』じゃと? 面白いことを言うのう、おぬしたちはどういう関係なのじゃ?>
<そんなことはどうだっていいだろう! なあ、頼むよ……>
<大事な話じゃ。おぬしたちは、単なる主君と臣下の間柄ではないようじゃな……ひとつ尋ねる。おぬしは、この女騎士のために生命を懸けることができるか?>
<できる! 俺はエリカのためなら、地獄の底にだってつきあってやるさ!>
<そうか……ならば、わらわたちの契約におぬしの名前を加えてやっても良いぞ。さすれば、おぬしの望みもかなえてやれる>
<契約を結べばエリカを救い出せるんだな? さっさとやってくれ!>
<ずいぶんと急ぐのう……契約内容をなにも説明しておらぬが、良いのか?>
<構わない! 早くしてくれ!>
<わかった。して、おぬしの名はなんというのじゃ?>
<俺はリューキ・タツミだ>
<承知した。リューキ・タツミよ、契約の代償はおぬしの女騎士に尋ねるがよい……>
意識が戻る。
ゴブリン族のミイロたち四人が、俺の記憶にあるのと同じ格好で立っていた。
心配する表情までそのまま。
俺が『鉄の処女』と契約を交わしたのは、一瞬の出来事だったようだ。
神器とやらの邂逅が、いつもの白日夢でなく現実に起きた話であればだが。
「エリカを連れて逃げるぞ!」
「マイロさん? だども、エリカ様は重くで……」
俺は、横たわったままのエリカの背中と腿に手をまわす。
甲冑越しにも彼女の体温を感じる。
気合を入れる。
軽々ってわけにはいかないが、なんとかエリカを抱え上げることができた。
笑顔でお姫様抱っこするには、もっと筋トレが必要だと思った。
「マ、マ、マ、マイロさーん! どしただ!? 急に力持ちになっただ!」
「教えてやるよ、これは『火事場の馬鹿力』っていうんだ! よし行くぞ!」
女騎士エリカ・ヤンセンを抱えて俺は駆けた。
ミイロ、ムイロ、メイロ、モイロのゴブリン四人もあとに続いた。
間一髪、俺たちは白磁の塔のなかに逃げ込む。
黒鎧のホブゴブリン兵の追撃は、塔の住人が足止めしてくれた。
聞くに堪えない罵詈雑言が塔の外から聞こえてくる。
ダゴダネルの侍女ナナブが怒り狂っているようだ。
見た目や最初の印象とまったく異なるナナブの本性を見て、女って怖いとつくづく思った。
ダゴダネルの侍女ナナブが命令を下す。
どうやら俺の正体(実は領主)はバレてしまったようだ。
ナナブの命を受けた黒鎧の兵が、俺に魔の手を伸ばしてくる。
女騎士エリカを相手するときとは異なる余裕綽々な態度が憎たらしい。
手だてのない俺は、後ずさりするしかない。
数歩後退したところで、白磁の塔からごうっと大きな音が聞こえてくる。
直後、ナナブのすぐ傍に火球が落下する。
地面で爆ぜた火球は、あたり一面に火の粉をまき散らす。
「熱いっ! てめえら、水を持ってこい! さっさと火を消すんだよ!!」
服に火が燃え移ったナナブが慌てふためく。
ナナブに従うホブゴブリン兵が右往左往するなか、次々と火球が落下する。
加えて、塔からの投石が再開されるに至り、混乱の度合いはさらに増した。
「ワーグナーの方々! 早くこちらに来るのじゃ!!」
白磁の塔から声をかけられる。
見上げると、二階の窓から女性が半身を乗り出し、クロスボウらしき武器で矢を射まくっている。
塔の住人は俺たちに味方してくれるようだ。
ありがたい。
俺はとりあえず白磁の塔に避難することに決めた。
「みんな、ついて来てくれ!!」
俺はミイロたちに声をかけ、混乱のなか放置された女騎士エリカの元に向かう。
「エリカ、立て! 塔のなかに逃げこむぞ!」
「我が領主……私を置いて……お逃げください……」
「そんなことできるか!! ほらっ! 行くぞ!!」
俺はエリカを起き上がらせようとする。
が、女騎士の身体は一ミリたりとも持ち上がらない。
「ぐわっ! なんだこの重さは!?」
エリカを見る。
彼女は意識を失っていた。
ミイロたちと五人がかりで抱えあげようとするが無理だった。
これもエリカの鎧『鉄の処女』の呪いか。
時間がない。
ナナブがいつまでも俺たちを放っておくはずはない。
気持ちだけが焦る。
エリカが目を覚ます様子はない。
「ワーグナーの方々! 急ぐのじゃ!!」
白磁の塔から決断を迫るような声がする。
だが、俺にはエリカを残して逃げる選択肢は考えられない。
「ぐぐぐ! んががぁあーー!!」
俺は何度もエリカを持ち上げようとする。
やはりビクともしない。
<契約者エリカ・ヤンセンの主君よ。無駄なことはやめよ>
頭のなかに無機質な声が聞こえる。
なんてこった!
俺の妄想癖は遂にここまで来ちまったか!?
こんな大変な時に、畜しょ……
<聞いておるのか? わらわは、おぬしが呪器と呼ぶ存在じゃ……まあ、自分では神器だと思っておるがのう>
<なに!? お前は俺の妄想じゃなくて、『鉄の処女』か? 意思を持つ鎧だったのか……だったら話は早い。エリカを動かせないんだ。何とかしてくれ!>
<無理じゃ。契約者エリカ・ヤンセンは、ここに留まると決めた。主君の重荷になるくらいならば、死を選ぶ。それが契約者エリカ・ヤンセンの明確な意志。わらわはその決断に従うことしかできぬ>
<そんな! 俺はエリカに助けてもらってばかりで何も恩返しできてない。頼む、俺の女騎士を助けてくれ!>
<『俺のエリカ』じゃと? 面白いことを言うのう、おぬしたちはどういう関係なのじゃ?>
<そんなことはどうだっていいだろう! なあ、頼むよ……>
<大事な話じゃ。おぬしたちは、単なる主君と臣下の間柄ではないようじゃな……ひとつ尋ねる。おぬしは、この女騎士のために生命を懸けることができるか?>
<できる! 俺はエリカのためなら、地獄の底にだってつきあってやるさ!>
<そうか……ならば、わらわたちの契約におぬしの名前を加えてやっても良いぞ。さすれば、おぬしの望みもかなえてやれる>
<契約を結べばエリカを救い出せるんだな? さっさとやってくれ!>
<ずいぶんと急ぐのう……契約内容をなにも説明しておらぬが、良いのか?>
<構わない! 早くしてくれ!>
<わかった。して、おぬしの名はなんというのじゃ?>
<俺はリューキ・タツミだ>
<承知した。リューキ・タツミよ、契約の代償はおぬしの女騎士に尋ねるがよい……>
意識が戻る。
ゴブリン族のミイロたち四人が、俺の記憶にあるのと同じ格好で立っていた。
心配する表情までそのまま。
俺が『鉄の処女』と契約を交わしたのは、一瞬の出来事だったようだ。
神器とやらの邂逅が、いつもの白日夢でなく現実に起きた話であればだが。
「エリカを連れて逃げるぞ!」
「マイロさん? だども、エリカ様は重くで……」
俺は、横たわったままのエリカの背中と腿に手をまわす。
甲冑越しにも彼女の体温を感じる。
気合を入れる。
軽々ってわけにはいかないが、なんとかエリカを抱え上げることができた。
笑顔でお姫様抱っこするには、もっと筋トレが必要だと思った。
「マ、マ、マ、マイロさーん! どしただ!? 急に力持ちになっただ!」
「教えてやるよ、これは『火事場の馬鹿力』っていうんだ! よし行くぞ!」
女騎士エリカ・ヤンセンを抱えて俺は駆けた。
ミイロ、ムイロ、メイロ、モイロのゴブリン四人もあとに続いた。
間一髪、俺たちは白磁の塔のなかに逃げ込む。
黒鎧のホブゴブリン兵の追撃は、塔の住人が足止めしてくれた。
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