78 / 90
<フリーター探索編> ~ジーナはどこへ消えた?~
第七十四話:フリーター、土の精霊ドムドムを仲間に加える
しおりを挟む
ワーグナー城の東端。
嵐の後の、惨憺たる庭園。
身長約二十メートルの大女王エフィニア殿下が泥をこねる。
お菓子作りをするマダムのような手つきで拵えたのは、真っ黒い泥人形。
殿下は、泥人形に精霊を憑依させて、ジーナ探索のお供にしてくれるらしい。
「ふうっ。我ながら上手くできましたわ!」
「殿下。スバらしい出来ばえです。俺、子どもの頃を思い出しました」
「リューキさんは芸術面の英才教育を受けられたのですか? さすがですわね」
「いえ、友だちと雪ダルマを作った思い出なんですけど」
俺の目の前にあるのは歪な球体がふたつ重なった泥ダルマ。
身の丈は一メートルくらいで、ずんぐりむっくりしている。
短い手足も付いていている。
なんだか、二頭身のネコ型ロボットを思い出しちゃったな。はは。
「リューキさん。顔を描いてくださいませ」
エフィニア殿下が、泥人形を仕上げるよう促してくる。
俺は木の枝を拾い、泥人形の顔に目、鼻、口を描く。
うおっ、しまった!
例の絵描き歌が頭のなかを流れたせいで、できたのはネコ型ロボットの顔。
そう。みんな大好きドラえ○んだ。
「ユニークなお顔ですわね。リューキさんはタヌキがお好きなのかしら?」
「違います! 殿下、やり直させてください!」
泥人形の顔を描き直す。
慌てたせいか、ハニワみたいになってしまう
しかも泣き出しそうな顔。
もう一度やり直す。
またもやハニワ。
タレ目でへの字口の、気が弱そうなハニワだ。
むう……タヌキみたいなネコ型ロボットと困り顔のハニワ。
どっちが良いだろうか?
まあ、どっちでもいいか。
とりあえず、ハニワにしておこう。
大事なのは見た目じゃない。
ハートだ!
俺の美的センスの乏しさは本質的な問題ではない!
畜生!!
デッカいエフィニア殿下が泥人形に手をかざす。
困り顔のハニワがボワっと発光する。
が、動く気配はない。
「あら、おかしいわね?」てな感じに、エフィニア殿下が首をかしげる。
「殿下。どうされましたか?」
「ワタクシ、土の精霊を呼んだのですが、なぜか抵抗されてしまったのです。こんなにステキな身体を用意したのに」
エフィニア殿下が気合を入れる。
「むんっ」とばかりに念を込めると、泥人形がぶるぶる震えだす。
ついに、「むむむーっ! ダメでござるー!」と叫びながら泥人形が動き出す。
「ドムドムさん。失礼ではありませんか! 水の精霊の女王であるワタクシの召喚を拒否するなんて」
「むむ! 申しわけござらん! 拙者、泥人形の見た目が受入れ難く……」
殿下の叱責に、ハニワが焦りながら答える。
泣き出しそうな顔で狼狽える様はなんとも情けない。
けれども、丸い胴体から伸びた短い手足のせいで、妙にコミカルに見える。
「ドムドムはタヌキ顔が良かったんか?」
「む、プリンセス・デボネア様もおられましたか! いえ、拙者はタヌキが好きなのではござらん! 拙者は戦士。この何とも言えない物悲しい顔つきが戦士らしくないと思ったまで。タヌキだろうがキツネだろうが構いませぬが、勇ましい顔つきにしていただきたかった。といいますか、エフィニア殿下とプリンセス・デボネア様は精霊界のお姿のまま召喚されているではございませんか! なぜ私だけ泥人形への憑依召喚なのですか?」
「神紙を切らしてしもうた。許してくれなのじゃ!」
「む、もしや貴殿はプリンセス・エルメンルート様ではござらぬか?」
「わらわのことを知っておるのか?」
「無論! 貴殿は精霊界では有名なお方。神紙を使って精霊を召喚するなど、貴殿をおいて他にはござらん。できれば拙者も本来の姿で召喚していただきたかった。残念無念。次回召喚していただく際は……」
「ドムドム、あのさー!」
「む、プリンセス・デボネア様! なにかご用でござるか? デボネア様のお申し付けならば、たとえ火のなか水のなか、どこへなりとも……」
「あんさん、しゃべりすぎや! ちっとは静かにせんかー!」
「むおっ、あ、はい、申しわけないでござる……」
ハニワの、違う、土の精霊のドムドムが黙る。
見た目以上にションボリしたように見える。
それはともかく、精霊界も女性上位なのか?
人間界や魔界と同じだね。
もはや全宇宙共通の法則だな。
うむ、ドムドムとは仲良く助けあっていきたいものだ。はは。
「土の精霊のドムドム。俺はワーグナー城の領主リューキだ。お前の顔を描いたのは俺だ。すまなかった。けど、是非とも力を貸してほしい。ドワーフの地下洞窟に潜るのに、頼りになる仲間が必要なんだ」
「む!? 強くて格好良くて頼りになるステキな仲間が欲しいだと! 分かった、そこまで申すのならば顔の造作は水に流そう。貴殿に力を貸すでござる!」
「……ありがとう。ドムドムは性格も良さそうで助かるよ」
◇◇◇
エフィニア殿下に見送られ、俺たちは中庭を後にする。
向かうのはジーナが消えた地下洞窟。
洞窟の入り口は黒檀の塔の地下にあるという。
普段は封印されている扉から入るのだそうだ。
黒檀の塔の地下階に降りる。
ワーグナー棒こと、金の延べ棒がぎっしり納められた巨大な地下倉庫の奥に、重厚な扉がある。
黒い金属製の扉には取っ手や鍵穴はなく、一見、黒い壁にしか見えない。
「わらわに任せるのじゃ! 我が従妹のジーナが扉を開けるのを見ておったから、大丈夫なのじゃ!」
エル姫が扉を押す。
が、微動だにしない。
押してダメなら引いてみなって感じでもなさそう。
「エル。扉は開かないじゃないか。どうなってるんだ?」
「ジーナは簡単に開けてたのじゃ! なにかコツがあるハズなのじゃ!」
「エルはそのコツを知ってるんじゃないのかよ?」
「知らないのじゃ! 見ていて簡単そうだったから聞かなかったのじゃ!」
エル姫がポンコツぶりを披露する。
そうだった。コイツは肝心なときにヘマする奴だった。
「亡国の微女」は健在なり。畜生!!
「むむっ! 拙者の出番でござるな!」
「ドムドム。扉を開けられるのか?」
「無論! 拙者は土の精霊の戦士。こういうのは得意ですぞ!」
ドムドムが自信満々に言う。
うむ、嫌な予感がするな。
土でできたドムドムの右腕が巨大なハンマーに変化する。
うむうむ、嫌な予感は当たりそうだな。
「ドムドム! 待て! 無茶はするな!」
「むむむーっ!! チェストぉーーッ!!」
ドムドムのハンマーが振り下ろされる。
ガキンッと凄まじい音ともに扉が砕ける。
「あれ? 扉は頑丈そうに見えたのに案外脆かったのかな?」
「む、領主リューキ殿。なにを言われる。散らばった残骸を見ていただきたい」
俺は扉の欠片を拾う。
めっちゃ硬い。むっちゃ重い。
てか、この扉、厚さ十センチ以上あったんじゃないのか?
「ドムドム! お前、スゴイんだな」
「むむっ! これくらいたいしたことないですぞ! 我がハンマーは天下無双でござる!!」
土の精霊のドムドムが胸を張る。
正確に描写すれば、二頭身の困り顔のハニワが高笑いしている。
なんということだ!
ドムドムは、コンセプトに失敗したご当地キャラクターのような見た目だが、本当に強そうじゃないか!
そうだよな。
人間も精霊も顔じゃない。
ハートだ!
俺は自分自身の吐き出した言葉の意味を再度噛みしめた。
嵐の後の、惨憺たる庭園。
身長約二十メートルの大女王エフィニア殿下が泥をこねる。
お菓子作りをするマダムのような手つきで拵えたのは、真っ黒い泥人形。
殿下は、泥人形に精霊を憑依させて、ジーナ探索のお供にしてくれるらしい。
「ふうっ。我ながら上手くできましたわ!」
「殿下。スバらしい出来ばえです。俺、子どもの頃を思い出しました」
「リューキさんは芸術面の英才教育を受けられたのですか? さすがですわね」
「いえ、友だちと雪ダルマを作った思い出なんですけど」
俺の目の前にあるのは歪な球体がふたつ重なった泥ダルマ。
身の丈は一メートルくらいで、ずんぐりむっくりしている。
短い手足も付いていている。
なんだか、二頭身のネコ型ロボットを思い出しちゃったな。はは。
「リューキさん。顔を描いてくださいませ」
エフィニア殿下が、泥人形を仕上げるよう促してくる。
俺は木の枝を拾い、泥人形の顔に目、鼻、口を描く。
うおっ、しまった!
例の絵描き歌が頭のなかを流れたせいで、できたのはネコ型ロボットの顔。
そう。みんな大好きドラえ○んだ。
「ユニークなお顔ですわね。リューキさんはタヌキがお好きなのかしら?」
「違います! 殿下、やり直させてください!」
泥人形の顔を描き直す。
慌てたせいか、ハニワみたいになってしまう
しかも泣き出しそうな顔。
もう一度やり直す。
またもやハニワ。
タレ目でへの字口の、気が弱そうなハニワだ。
むう……タヌキみたいなネコ型ロボットと困り顔のハニワ。
どっちが良いだろうか?
まあ、どっちでもいいか。
とりあえず、ハニワにしておこう。
大事なのは見た目じゃない。
ハートだ!
俺の美的センスの乏しさは本質的な問題ではない!
畜生!!
デッカいエフィニア殿下が泥人形に手をかざす。
困り顔のハニワがボワっと発光する。
が、動く気配はない。
「あら、おかしいわね?」てな感じに、エフィニア殿下が首をかしげる。
「殿下。どうされましたか?」
「ワタクシ、土の精霊を呼んだのですが、なぜか抵抗されてしまったのです。こんなにステキな身体を用意したのに」
エフィニア殿下が気合を入れる。
「むんっ」とばかりに念を込めると、泥人形がぶるぶる震えだす。
ついに、「むむむーっ! ダメでござるー!」と叫びながら泥人形が動き出す。
「ドムドムさん。失礼ではありませんか! 水の精霊の女王であるワタクシの召喚を拒否するなんて」
「むむ! 申しわけござらん! 拙者、泥人形の見た目が受入れ難く……」
殿下の叱責に、ハニワが焦りながら答える。
泣き出しそうな顔で狼狽える様はなんとも情けない。
けれども、丸い胴体から伸びた短い手足のせいで、妙にコミカルに見える。
「ドムドムはタヌキ顔が良かったんか?」
「む、プリンセス・デボネア様もおられましたか! いえ、拙者はタヌキが好きなのではござらん! 拙者は戦士。この何とも言えない物悲しい顔つきが戦士らしくないと思ったまで。タヌキだろうがキツネだろうが構いませぬが、勇ましい顔つきにしていただきたかった。といいますか、エフィニア殿下とプリンセス・デボネア様は精霊界のお姿のまま召喚されているではございませんか! なぜ私だけ泥人形への憑依召喚なのですか?」
「神紙を切らしてしもうた。許してくれなのじゃ!」
「む、もしや貴殿はプリンセス・エルメンルート様ではござらぬか?」
「わらわのことを知っておるのか?」
「無論! 貴殿は精霊界では有名なお方。神紙を使って精霊を召喚するなど、貴殿をおいて他にはござらん。できれば拙者も本来の姿で召喚していただきたかった。残念無念。次回召喚していただく際は……」
「ドムドム、あのさー!」
「む、プリンセス・デボネア様! なにかご用でござるか? デボネア様のお申し付けならば、たとえ火のなか水のなか、どこへなりとも……」
「あんさん、しゃべりすぎや! ちっとは静かにせんかー!」
「むおっ、あ、はい、申しわけないでござる……」
ハニワの、違う、土の精霊のドムドムが黙る。
見た目以上にションボリしたように見える。
それはともかく、精霊界も女性上位なのか?
人間界や魔界と同じだね。
もはや全宇宙共通の法則だな。
うむ、ドムドムとは仲良く助けあっていきたいものだ。はは。
「土の精霊のドムドム。俺はワーグナー城の領主リューキだ。お前の顔を描いたのは俺だ。すまなかった。けど、是非とも力を貸してほしい。ドワーフの地下洞窟に潜るのに、頼りになる仲間が必要なんだ」
「む!? 強くて格好良くて頼りになるステキな仲間が欲しいだと! 分かった、そこまで申すのならば顔の造作は水に流そう。貴殿に力を貸すでござる!」
「……ありがとう。ドムドムは性格も良さそうで助かるよ」
◇◇◇
エフィニア殿下に見送られ、俺たちは中庭を後にする。
向かうのはジーナが消えた地下洞窟。
洞窟の入り口は黒檀の塔の地下にあるという。
普段は封印されている扉から入るのだそうだ。
黒檀の塔の地下階に降りる。
ワーグナー棒こと、金の延べ棒がぎっしり納められた巨大な地下倉庫の奥に、重厚な扉がある。
黒い金属製の扉には取っ手や鍵穴はなく、一見、黒い壁にしか見えない。
「わらわに任せるのじゃ! 我が従妹のジーナが扉を開けるのを見ておったから、大丈夫なのじゃ!」
エル姫が扉を押す。
が、微動だにしない。
押してダメなら引いてみなって感じでもなさそう。
「エル。扉は開かないじゃないか。どうなってるんだ?」
「ジーナは簡単に開けてたのじゃ! なにかコツがあるハズなのじゃ!」
「エルはそのコツを知ってるんじゃないのかよ?」
「知らないのじゃ! 見ていて簡単そうだったから聞かなかったのじゃ!」
エル姫がポンコツぶりを披露する。
そうだった。コイツは肝心なときにヘマする奴だった。
「亡国の微女」は健在なり。畜生!!
「むむっ! 拙者の出番でござるな!」
「ドムドム。扉を開けられるのか?」
「無論! 拙者は土の精霊の戦士。こういうのは得意ですぞ!」
ドムドムが自信満々に言う。
うむ、嫌な予感がするな。
土でできたドムドムの右腕が巨大なハンマーに変化する。
うむうむ、嫌な予感は当たりそうだな。
「ドムドム! 待て! 無茶はするな!」
「むむむーっ!! チェストぉーーッ!!」
ドムドムのハンマーが振り下ろされる。
ガキンッと凄まじい音ともに扉が砕ける。
「あれ? 扉は頑丈そうに見えたのに案外脆かったのかな?」
「む、領主リューキ殿。なにを言われる。散らばった残骸を見ていただきたい」
俺は扉の欠片を拾う。
めっちゃ硬い。むっちゃ重い。
てか、この扉、厚さ十センチ以上あったんじゃないのか?
「ドムドム! お前、スゴイんだな」
「むむっ! これくらいたいしたことないですぞ! 我がハンマーは天下無双でござる!!」
土の精霊のドムドムが胸を張る。
正確に描写すれば、二頭身の困り顔のハニワが高笑いしている。
なんということだ!
ドムドムは、コンセプトに失敗したご当地キャラクターのような見た目だが、本当に強そうじゃないか!
そうだよな。
人間も精霊も顔じゃない。
ハートだ!
俺は自分自身の吐き出した言葉の意味を再度噛みしめた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる