婚約破棄から始まる、異世界スローライフと年下魔王の本気恋

タマ マコト

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第11話:境界の裂け目と侵入者

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 その日、空の色が変だった。

 悪魔界の空は赤から桃へ、葡萄色へとゆっくり移ろう。
 その変化はいつも、呼吸のテンポみたいに穏やかで、焦らせない。

 なのに今日は、赤い空の中心に――黒い線が走っていた。

 細い。
 最初は髪の毛みたいに細い線。
 でも線は線のままでは終わらない。
 世界の縫い目に針を刺すみたいに、じわじわ、じわじわと太っていく。

 アリアは離れの窓辺で、その線を見上げた瞬間、喉が冷えた。

「……裂け目」

 声が、勝手に漏れた。
 あの夜の、床に生まれた影の裂け目。
 吸い込む夜。
 音を奪う穴。
 そこへ落ちた自分。

 世界は、同じ形を繰り返す。
 そういう残酷さがある。

 窓の外で、風が変わった。
 澄んだ風が、急に鉄くさくなる。
 硫黄の匂いではない。
 もっと乾いた匂い。焼けた紙の匂い。
 術式の匂い。

 扉が開いた。
 ミリィが飛び込んできた。今日の彼女は、笑っていない。

「アリア! 外、見た!?」

「……見た」

 ミリィの目が泳いでいる。
 元気な子の目が泳ぐと、怖さが倍になる。

「レオニスがね、騎士団全部集めてる! 『迎撃だ!』って! 声でかすぎ!」

 声でかすぎ、って言い方がミリィらしい。
 でも内容が、笑えない。

「迎撃……?」

「うん。裂け目から来るかもって」

 来る。
 誰が。
 何が。

 答えは分かってしまう。
 市場の噂。境界が揺れてる。回収。封印。
 頭の中で言葉が雪崩れて、息が浅くなる。

 アリアは指先を握った。
 爪が掌に食い込む。
 痛みがあれば、現実に留まれる。

「……人間界から?」

 ミリィが頷く。
 頷き方が小さい。
 普段なら大げさに頷く子が、小さい。
 それが本気の証拠だ。

「たぶん……いや、ほぼ確実。セフィラが『向こうの術式』って言ってた」

 術式。

 アリアの脳裏に、王城の応接室が浮かぶ。
 使者クラウスの冷たい瞳。
 「封印措置」
 あの言葉の温度。

 胸の奥が、じくりと熱を持った。

 ――私のせいだ。

 そう思ってしまう。
 思ってしまう癖が、まだ消えていない。

 自分が落ちた歪みが、道を作ってしまった。
 自分が裂いた縫い目が、目印になってしまった。
 私が、入口になってしまった。

「アリア、行こう!」

 ミリィが腕を掴んだ。
 強い手。
 強いのに、優しい。

「どこへ……」

「安全なとこ! ヴァルグリムさんが『離れから出すな』って言ってた!」

 出すな。
 守るための言葉。
 でもアリアの胸は痛い。

 守られるのが怖い。
 守られるって、閉じ込められることと似ているから。
 王家の「管理」も、同じ匂いをしていた。

「……私が行けば、止まるのかな」

 口にした瞬間、自分でもぞっとした。
 行けば止まる。
 自分を差し出せば、終わる。
 そういう思考は、人間界で何度も刷り込まれてきた。

 ミリィの目が大きくなる。

「止まんない! それ、止まんないやつ!」

「でも――」

「でもじゃない! アリアは客! いや客じゃない! 個人! ……えっと、とにかくアリアはアリア!」

 言葉が迷子で、でも必死。
 その必死さが、胸を締め付ける。

 廊下の向こうが騒がしくなった。
 鎧が擦れる音。
 走る足音。
 短い号令。

 城全体が、目を覚ましている。
 眠っていた獣が、ゆっくり牙を剥く前の気配。

 アリアは窓へ戻り、空を見上げた。

 黒い裂け目は、もう線ではなかった。
 裂け目は口のように開いていた。
 内側は闇。
 闇の奥で、淡く白い光が点滅している。

 術式の光。

 それは、人間界の“綺麗な魔法”の光だった。
 神聖さを纏う光。
 でもここでは、その光が暴力になる。
 白い光が、黒い空気を焼いている。

「……綺麗」

 綺麗、と呟いてしまったことが怖い。
 綺麗なものは、いつも嘘をつく。
 夜会の水晶灯も綺麗だった。
 あの綺麗さが、処刑台を照らした。

 遠くで、レオニスの声が響いた。

「総員、配置につけ! 裂け目が広がるぞ! 盾兵前へ! 術者は後方! 魔王様の指示を待て!」

 声がでかい。
 でも今は、その声の大きさが頼もしい。
 大きい声は、恐怖を押し返す。

 扉がもう一度開いた。
 今度はヴァルグリムだった。
 いつも通り無音に近いのに、空気が硬い。

「アリア様」

 声が低い。
 丁寧さはそのまま。
 丁寧さの中に緊張が混ざっている。

「城内は戦時体制です。離れから出ないように。ミリィ、離れの結界を二重に」

「は、はい!」

 ミリィが慌てて頷く。
 結界。
 その単語で、アリアの背筋が冷える。
 結界は守り。
 でも結界は、隔離でもある。

 ヴァルグリムはアリアを見た。
 視線は鋭いが、刺さらない。
 彼は“状態”を見ている。

「……息が浅い。落ち着いてください」

「……私のせい、ですよね」

 出た。
 出た瞬間、後悔する。
 責められるのが怖い。
 でも、言ってしまった。
 言わずに抱えると、熱が暴れる。

 ヴァルグリムは否定も肯定もしなかった。
 ただ淡々と告げる。

「原因は複合です。ですが、今回の裂け目は――人間界側の術式で無理やり開けた痕跡が濃い」

「無理やり……」

「はい。自然な歪みではない。あなたが落ちた裂け目とは、質が違う」

 質が違う。
 それでも胸の奥の罪悪感は引かない。
 質が違っても、きっかけは自分だったのではないか。
 そう考えてしまう。

 ヴァルグリムが一礼した。

「私は魔王様のもとへ。アリア様、ここで待ってください」

 ヴァルグリムが去る。
 ミリィが結界の準備を始め、床に小さな符のようなものを並べ始めた。
 符は黒く、触れると淡く光る。

「……ミリィ」

「なに?」

「もし、向こうが私を取りに来たら」

 口にした瞬間、胸がまた熱くなる。
 怖い言葉は怖い熱を呼ぶ。
 喉が乾く。

 ミリィが手を止めた。

「取りに来ないでほしい」

「……来たら?」

 ミリィは唇を噛んで、言った。

「来ても、渡さない。魔王様が許さない。私も許さない」

 許さない。
 そんな言葉を、こんな小さな身体が言う。
 それだけで胸が震える。

 離れの窓から見える裂け目が、さらに広がった。
 黒い縁が、空を裂く。
 白い光が滲む。
 滲んだ光が、落ちてくる。

 落ちてくる光は、糸のように細い。
 糸が絡まり、円を描く。
 円が回転し、術式になる。

 人間界の魔術師がこちらへ線を伸ばしている。
 遠隔で。
 安全な場所から。
 まるで釣り糸みたいに。

 アリアの胃が捻じれた。

 ――私、釣られるの?

 資源として。
 価値として。
 人ではなく、力として。

 その時、離れの扉が静かに開いた。

 ルシフェルが入ってきた。

 顔は統治者の顔。
 瞳は夜の底。
 でも、その瞳の奥に焦りが見える。
 焦りが見えるほど、状況は深刻だ。

「ミリィ。結界は」

「二重! いける! たぶん!」

「たぶんを今言うな」

 ルシフェルの声が低くなる。
 それでもミリィは頷いて、必死に符を並べ続ける。

 ルシフェルはアリアへ視線を向けた。
 その視線が揺れる。
 揺れるほど、アリアの胸が痛い。

「……見たか」

「……見ました」

「怖いか」

 また同じ質問。
 でも今回は、背景が違う。
 怖さが具体的で、牙がある。

 アリアは頷いた。
 頷いた瞬間、目の奥が熱くなる。
 泣きそうになる。
 でも泣いたら、魔力が暴れる。
 その恐怖が、喉の棘になる。

 ルシフェルはアリアに近づかなかった。
 距離を保ったまま、言った。

「……お前のせいではない」

 否定だ。
 明確な否定。
 ヴァルグリムより強い否定。
 その強さが、逆に苦しい。

「でも……私が裂け目を」

「お前が裂いたのは、お前の心だ。あれは事故だ」

 事故。
 事故で済まされる事じゃない。
 アリアの人生は事故で壊れたわけじゃない。
 仕組まれて壊れた。

 ルシフェルの声が少しだけ低くなる。

「今回の裂け目は、意図だ。向こうの意図だ」

 意図。
 狙い。
 回収。封印。

 アリアの胸の奥の熱が、じわりと膨らむ。
 熱が、怒りに寄りかかる。
 怒りは危険だ。
 怒りは燃料だ。
 燃料は、裂け目を作る。

 その時、窓の外で光がひとつ弾けた。
 白い火花。
 火花の中心に、影が落ちる。

 影が、空から“降りる”。

 人の形。
 白い術式の膜をまとった、黒いローブの男。
 足が地面に触れる瞬間、周囲の空気が焼ける匂いを立てた。

「侵入者!」

 遠くでレオニスの叫び声が響く。
 次に、剣が抜かれる音が連鎖する。
 鎧が走る。
 魔力が唸る。

 ルシフェルが窓の方へ一歩出た。
 背中が大きく見える。
 少年の背中ではない。
 魔王の背中。

 アリアは、その背中を見ながら思ってしまう。

 ――私のせいで、戦っている。

 その思考が胸に刺さり、また熱が増す。
 増した熱が、喉を焼く。
 息が浅くなる。
 目の前が少し暗くなる。

 セフィラがいつの間にか部屋にいた。
 存在が忍ぶのではなく、影としてそこに溶けている。

「……アリア」

 セフィラの声は静かで、残酷だった。
 静かな残酷さは、刃より深く刺さる。

「人間界は、あなたの心よりあなたの力を信じています」

 心より、力。

 その言葉が、アリアの呼吸を奪った。
 吸う。
 吸えない。
 胸が固まる。

 彼らは、アリアがどう感じるかなどどうでもいい。
 アリアが痛いかどうかなどどうでもいい。
 アリアが壊れるかどうかなどどうでもいい。

 重要なのは、力が使えるかどうか。
 境界を裂けるかどうか。
 資源として回収できるかどうか。

 残酷な真実が、形を持って喉に詰まる。

「……やめて」

 アリアの声が震えた。
 震えた声が、熱を呼ぶ。
 悲しみが燃料になって、胸の奥がぐつぐつと煮える。

 ――また、裂け目が。

 恐怖が恐怖を呼ぶ。
 絶望が魔力になる。
 魔力が境界を歪める。

 ルシフェルが振り返った。
 振り返った瞳が、夜の底のまま、でも揺れている。

「アリア」

 名前を呼ばれた。
 名前だけで、熱が少しだけ止まる。
 名前が、錨になる。

 セフィラが淡々と続ける。

「あなたの絶望は、向こうにとって“道標”になります。今は、呼吸を。熱を、土へ。――庭の冷たさを思い出して」

 庭。
 闇属性ハーブ。
 冷たい土。
 育つ光の粒。
 “災いだけじゃない”手触り。

 アリアは震える指を握りしめて、息を吐いた。
 吐く息が白くならないのに、胸は冷える。

 それでも熱は残る。
 残る熱が、まだ危険だ。

 窓の外で、剣戟(けんげき)の音が鳴った。
 レオニスの声が、怒号みたいに響く。

「侵入者! 囲め! 逃がすな!」

 悪魔界の空に開いた裂け目は、まだ閉じていない。
 白い術式の光が、こちらを覗いている。
 覗いている光が、獲物を見る目みたいに冷たい。

 アリアは思った。
 人間界の影は、もう届いてしまった。

 この世界は優しい。
 でも優しい世界ほど、壊されやすい。

 そして、自分の胸の熱は、まだ“武器”にも“災い”にもなり得る。

 アリアはカップも扇もない手で、
 自分の心臓の音を必死に抑え込んだ。
 抑え込むほど、熱が増えるのを知りながら。
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