田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛

タマ マコト

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第32話「リリーの決断と、ミントへの本音」

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 貴族の家は、静かすぎる。

 広い廊下に足音が響くたび、誰かの目が壁の向こうから覗いている気がする。
 絨毯は音を殺すのに、息の音だけは殺してくれない。
 胸がざわついていると、呼吸がうるさくて、自分の存在が嫌になる。

 リリー・バジルは、帳簿室の窓辺に立っていた。

 朝の光が、手元の紙を白く照らす。
 数字と符号と、名前。
 整然としているくせに、どこか腐った匂いがする。

 ――ナツメグ。

 その名を見つけてから、リリーの頭の中はずっと砂嵐だった。

(私は何も知らなかった)

(知らないまま、“家”の名の下で、人が傷つく道を作っていたかもしれない)

 目を閉じると、昨日までの自分が浮かぶ。

 「そんな下品な真似するはずがないでしょう」

 綺麗な言葉で、綺麗な世界を守ったつもりの自分。

 守ったのは、何?

 名誉?
 面子?
 プライド?

 その間に倒れていたのは、誰?

 庶民。
 路地裏の子ども。
 薬を信じた人。
 そして――ミントの名前。

 リリーは唇を噛んだ。

 噛んだところで、時間は戻らない。
 戻らないなら、進むしかない。

 でも、進む方向がわからない。

 頭の中には、もうひとつの感情が絡んでいる。

 サフラン。

 宮廷薬師。
 自分の婚約相手として“選ばれた男”。
 それなのに、あっさりと「断った」と言い切った男。

 そして、ミントの隣で当然みたいに立つ男。

(どうして私は)

(こんなにも、あの二人を見て苦しくなるの)

 嫉妬。
 悔しさ。
 情けなさ。

 全部が喉の奥で混ざって、苦い。

 リリーは、胸元を押さえた。

 そこに宝石がないのが、今は妙に救いだった。
 飾りがあると、心まで飾ってしまいそうだから。

(整理しなきゃ)

(私の感情も、私の責任も)

(そして、私がどうしたいのかも)

 その答えを探す先に、必ず出てくる名前がある。

 ――ミント・フェンネル。

 リリーは、決めた。

 逃げない、と。

 逃げたら、何も変わらない。
 変わらなければ、バジル家の名はまた誰かの武器になる。

 そして、サフランの視線が二度とこちらを向かない。

(……それだけは、嫌)

 それが自分の正直な本音だった。

     ◇

 宮廷薬師団の棟。

 リリーは侍女を伴わず、一人で歩いていた。

 歩くたびに、床が微かに鳴る。
 その小さな音が、“私は今、自分の足で来ている”と教えてくれる。

 廊下の先、資料室の扉の前で立ち止まる。

 深呼吸。

 扉をノックする。

「……失礼しますわ」

 返事がある前に、リリーは扉を開けた。

 資料室には、ミントがいた。

 紙束に埋もれ、髪が少し乱れて、目の下にうっすらと影がある。
 それでも目だけは、しっかり前を見ている。

(……努力で道を切り開く人)

 それがリリーの胸を痛くする。

 生まれつきの肩書きでしか立てなかった自分には、眩しすぎる。

 ミントは顔を上げ、リリーを見て瞬きをした。

「リリーさん……?」

 その声は警戒よりも驚きが強い。
 敵だと思っているなら、もっと固い声になるはずだ。

 それが、余計に居心地が悪い。

 リリーは背筋を伸ばした。

「少し、時間をいただけます?」

「……はい」

 ミントは椅子を引き、向かいに座るよう促した。

 リリーはその椅子に腰掛けてから、すぐに言葉を探せなくなる。

 何から言えばいい。

 謝罪?
 告白?
 宣戦布告?

 全部違う。
 全部少しずつ正しくて、少しずつ違う。

 ミントが、先に口を開いた。

「リリーさん、何か……わかったんですか?」

 その直球に、リリーは一瞬だけ目を逸らし、そして決心する。

「……ええ」

 声が少し震えた。

「わかったこともあるし、わからないこともありますわ。
 でも、まず――あなたに言わなければならないことがあります」

 リリーは、両手を膝の上でぎゅっと握った。

 爪が手袋越しに食い込む。

「私は」

 一拍置いて。

「私は、あなたのことが嫌いでした」

 言い切った瞬間、胸が少し軽くなった気がした。

 ミントの目が、驚きで丸くなる。

 でも、逃げない。
 目を逸らさない。

「……はい」

 ミントは、静かに頷いた。

 その受け止め方が、リリーの喉を締めつける。

「……サフラン様を奪ったから、そう思っていた。
 それも、もちろんあります」

 リリーは続ける。

「でも、それだけじゃない」

 言葉が喉の奥から引っ張り出される。

「あなたは、努力で道を切り開くでしょう。
 田舎娘と呼ばれても、追放されても、自分の手で店を作って、人を救って……
 そういう人を見ると」

 息を吸う。

「私のプライドが、許せなかったの」

 沈黙が落ちる。

 資料室の紙の匂いが、やけに濃く感じた。

 ミントが、しばらく黙っていた。

 怒るのかと思った。
 笑うのかと思った。
 “貴族令嬢の甘えだ”と言われると思った。

 でも、ミントは違った。

 ミントは、少しだけ笑った。

 苦い笑い。

「……正直に言ってくれて、ありがとうございます」

 リリーの目が揺れる。

「ありがとう、ですって?」

「はい」

 ミントはゆっくり言葉を紡ぐ。

「リリーさんが私を嫌いだったの、わかってました。
 でも“どうしてそこまで?”って、ずっと思ってたから」

 リリーの胸が、ぎゅっと痛む。

 ミントは、静かに続けた。

「私も」

 その一言で、リリーは息を呑む。

「私も、リリーさんみたいに生まれつき全部持ってる人を見るの、正直苦手でした」

 リリーの指先が、びくりと動いた。

 ミントの言葉は、刃じゃない。
 でも、真っ直ぐすぎて刺さる。

「……やっぱり」

 リリーが絞り出すと、ミントは頷いた。

「だって、羨ましいんです」

 ミントははっきり言う。

「私は王都で、“田舎娘のくせに”って笑われて、声を潰されて。
 努力しても、踏まれて。
 なのに、リリーさんみたいな人は最初から“正しい場所”に立ってるように見えるから」

 リリーの喉が詰まる。

 正しい場所。

 そこに立っているだけで、誰かを見下すことができた。
 誰かを守れるふりができた。

 でも、その場所の下には影がある。

 今のリリーは、それを知ってしまった。

「……でもね」

 ミントが、少しだけ声を柔らかくした。

「リリーさんの“持ってるもの”も、簡単じゃないって思いました。
 家って、檻みたいで。
 綺麗に見えるほど、自由がない」

 リリーの目が、熱くなる。

(この人)

(私を見下してない)

(憎んでもない)

 ただ、本音を言い合っているだけ。

 それが、なぜか怖い。

「……それでも」

 リリーは、唇を震わせながら言った。

「それでも私は、サフラン様の幸せを願うなら――あなたと向き合うしかない」

 ミントが瞬きをする。

 リリーは、一度だけ目を閉じてから、机の上に帳簿の写しを置いた。

「バジル家の内部事情です」

 紙が、さらりと机の上を滑る。

「そして、ナツメグという男と資金の流れが繋がっている記録。
 ……私の家が、知らぬ間に資金洗浄に利用されていた可能性があります」

 ミントの顔が、一瞬で硬くなる。

「……本当に?」

「ええ」

 リリーの声は震える。

「私も、見たくない現実でした。
 でも、見なかったことにしたら、また誰かが倒れる」

 リリーは、拳を握った。

「私は、無関係ではいられませんわ。
 無関係だと“言うだけ”では、足りない」

 ミントが、静かに息を吸った。

「……ありがとうございます」

 その言葉に、リリーの胸がまた痛む。

 ありがとうと言われる資格が、自分にあるのかわからない。

 でも。

 今だけは、その痛みごと前に進みたかった。

「……あなたに言います」

 リリーは、視線を上げた。

「私はあなたが嫌いでした。
 でも今は、あなたを“敵”だとは思いたくない」

 ミントの目が揺れる。

「私も」

 ミントが小さく言った。

「リリーさんのこと、怖いと思ってました。
 でも……今は、同じ方向を見られるかもしれないって思います」

 その言葉が、リリーの胸に静かに落ちた。

 石みたいだった心が、少しだけ柔らかくなる。

     ◇

 その日の夜。

 リリーはバジル伯爵家の執務室に立っていた。

 扉の前で、侍女が不安そうな顔をしている。

「お嬢様、本当に……」

「大丈夫」

 リリーは、短く言った。

 大丈夫じゃない。
 でも、大丈夫と言わないと崩れる。

 執務室の扉を開ける。

 中には、バジル伯爵がいた。

 机の上には書類の山。
 いつものように、感情を見せない顔。

「リリーか」

 伯爵はペンを置いた。

「王都で何をしている。お前は――」

「お父様」

 リリーは、伯爵の言葉を遮った。

 自分でも驚くほど、声が真っ直ぐだった。

「この家は」

 一拍。

「この家は、誰を守ろうとしているのですか」

 伯爵の目が、わずかに動いた。

 それは、リリーが初めて見た“揺れ”だった。

「……何の話だ」

「ナツメグという男をご存知ですか」

 伯爵の指が、机の上で止まる。

 止まったまま、返事がない。

 それが答えだった。

 リリーは帳簿の写しを机に置いた。

「この取引。
 この符号。
 この商会。
 そして、この名前」

 伯爵の視線が、紙へ落ちる。

 しばしの沈黙。

 伯爵は、深く息を吐いた。

 その息は、重かった。

「……リリー」

 伯爵の声が、少しだけ低くなる。

「お前は、知らなくていいことに首を突っ込んでいる」

 リリーの胸が痛む。

 知りたくない。
 でも、知ってしまった。

「知らなくていいことが、誰かを傷つけるなら」

 リリーは、声を震わせながらも続けた。

「私は知らないままでいられません」

 伯爵の眉間に皺が寄る。

 怒り。
 苛立ち。
 でもそれだけじゃない。

 ――恐れ。

 この家が崩れる恐れ。
 責任が表に出る恐れ。

 そして何より、“今まで目を逸らしてきた自分”が崩れる恐れ。

 伯爵は、ゆっくりと椅子にもたれた。

「……お前は、変わったな」

「変わらざるを得ませんでした」

 リリーは息を吸う。

「人が倒れています。
 私の家の名が利用され、誰かの命が削られている。
 それでもなお、沈黙するなら――それは、悪と同じです」

 伯爵の目が、揺れた。

 悪ではない。
 でも責任から目を逸らしてきた大人。

 その顔が、今ここにある。

「……」

 伯爵は、紙を見つめた。

 沈黙が長い。

 リリーは、その沈黙の間に心臓が壊れそうだった。

 逃げたくなる。
 でも逃げない。

 リリーは、机の前で背筋を伸ばし続けた。

 やがて、伯爵が小さく言った。

「……調べる」

 リリーの目が見開かれる。

「お父様……」

「バジル家が利用されているなら、切る。
 それが貴族の責任だ」

 伯爵はそう言った。

 その声はまだ冷たい。
 でも、逃げる声ではなかった。

 リリーの胸の奥が、じわっと熱くなる。

 泣きたくなるのを堪えた。

 泣いたら、また“令嬢の弱さ”に戻ってしまう気がしたから。

 リリーは小さく頷いた。

「ありがとうございます」

 伯爵は目を伏せた。

 たぶん、彼もわかっている。
 今までの沈黙が、どれだけの重さだったか。

 リリーは、執務室を出る直前、振り返った。

「お父様」

「何だ」

「私は……この家を守りたいです」

 伯爵の目が、わずかに揺れる。

 リリーは続けた。

「守りたいから、真実を見ます。
 逃げないで、責任を取ります」

 伯爵は、返事をしなかった。

 でも、ペンを持つ手が、少しだけ震えていた。

 それで十分だった。

 リリーは扉を閉め、廊下に出た。

 静かな家の中で、心臓の音だけがうるさい。

 でも、その音はもう“怯え”だけじゃない。

 決めた。

 自分の感情も、責任も、愛も、全部抱えたまま前に進む。

 ミントと向き合うと決めた。
 サフランの幸せを願うと決めた。
 そして、バジル家の名を、汚れた影から取り戻すと決めた。

 王都の夜は冷たい。

 それでも、リリーの胸の奥には、確かな火が灯っていた。
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