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第3話 暴走と、誰にも惜しまれない死
しおりを挟む空が、やけに青かった。
森の上にぽっかりと穴が開いたみたいに、雲ひとつない。光は強いのに、風は冷たくて、肌の上を薄い刃みたいに撫でていく。
ノクターンの集から少し離れた広場――いつもは儀式に使うだけの場所に、今日は異様なものが広がっていた。
地面一面に描かれた巨大な魔法陣。
円がいくつも重なり、螺旋が絡み合い、細かい文字がぎっしり刻み込まれている。ところどころに黒い石柱が立ち、それぞれに魔力を増幅する装置が取り付けられていた。
その中心に、ノワリエは立っていた。
足元の線が、じわじわと体温を奪っていくみたいだ。
(こわ……)
喉がからからで、唾を飲み込むのもやっとだった。
周囲には、サナリアをはじめとした魔女たちがぐるりと陣を囲んで立っている。さらに外側には、人間の研究者たち――クラウスと、その助手たちが魔導具を構えていた。
「魔力値、安定。……少なくとも、今のところは、ね」
クラウスが、手元の計測器を見ながらつぶやく。彼の声は妙に軽くて、この場の緊張感と噛み合っていない。
ノワリエは深呼吸をひとつ。
胸がうまく膨らまない。心臓の音がうるさすぎて、自分の呼吸が聞こえない。
「ノワリエ」
サナリアの声が飛ぶ。凛とした、魔女長の声。
「はい」
返事をする声が、少し裏返った。自分でも情けないと分かるくらい震えている。
サナリアは、そんなノワリエをじっと見つめる。
その目の中には、期待も、優しさも、あまりない。ただ一つだけ、“結果を見定めようとする視線”だけが宿っていた。
「魔法陣の構造は、理解しているわね」
「……中心に立って、合図で魔力を流し込む。制御は、周りの補助陣が――」
「そう。あなたは、自分の魔力を惜しまず出すことだけを考えなさい」
惜しまず出す。
その言葉が、胸に重く乗る。
ノワリエは、昨夜の鏡湖を思い出す。小さな炎を保つのに必死だったあの感覚。細く、長く、静かに。
(できる。……できるよ。やらなきゃ)
ここで逃げたら、きっと一生後悔する。
ここで成功させたら、もしかしたら――“少しは”変われるかもしれない。
「クラウス博士。準備は」
「問題ない。補助陣も、魔力供給も、すべて正常だ」
クラウスは淡々と答える。
「ノワリエ君。怖くなったら、すぐに伝えるんだ」
「……止め方、教わってないけど」
思わず本音が漏れた。
クラウスは一瞬だけ言葉を詰まらせ、それから軽く笑ってごまかす。
「止めさせるのは、こっちの仕事だよ。君は、自分の役割に集中してくれればいい」
(止め方、知らないまま、やるんだ……)
喉の奥が、いっそう乾いた。
でも、「やっぱやめます」と言う選択肢は、最初から用意されていないみたいだった。
サナリアが手を上げる。
「――始めるわ。全員、持ち場について」
魔女たちが一斉に杖を構え、補助陣へと魔力を流し始める。地面の紋様がじわじわと青白く光り出した。
ノワリエは、自分の足もとを見下ろす。
線が光る。その光が、彼女の足首に絡みつき、膝に、腰に、胸に、じわじわと這い上がってくるような錯覚を覚えた。
「……大丈夫、大丈夫」
小さく呟く。
指先が冷たい。なのに、体の奥は熱くてたまらない。魔力がざわざわと目を覚まし、出口を探して暴れ始める。
クラウスの声が響いた。
「ノワリエ君。合図とともに、魔力を流し込んでくれ。最初は三割程度から始める。焦らず、一定を心がけて」
「……はい」
ひとつ、深呼吸。
(細く、長く、静かに。ゆっくり、ゆっくり)
自分に言い聞かせる。
それは、今まで誰も教えてくれなかった“止め方”の代わりに、自分で編み出した、ちっぽけな制御のイメージ。
サナリアが、静かに告げた。
「――開始」
世界が、音を変えた。
ノワリエの体の中で、何かがぐわっと動き出した。
魔力。
今まで何度も暴れてきたそれが、今日は、最初だけ従順だった。
胸の奥から、背骨に沿って、熱がずるずると流れ出してくる。それを、ノワリエは掌へと誘導する。
足元の魔法陣が、彼女の魔力を受け取り、光を増していく。
「……っ」
歯を食いしばる。
手足の先が痺れる。頭がぼんやりする。それでも、魔力の流れは、まだ“細く”保てていた。
クラウスの声が飛ぶ。
「いいぞ、その調子だ。流量、安定している!」
「……っは、はぁ……!」
息が上がる。 ほんの数十秒しか経っていないのに、全力疾走したみたいに苦しい。
(でも、できてる。ちゃんと、できてる……!)
魔女たちの顔が見える。補助陣に立つ彼女たちは、必死に魔力の流れを補正している。その額には汗が浮かんでいた。
「魔女長、これは――」 「まだいける。ノワリエ、もう少し出しなさい」
サナリアの声が飛ぶ。
「三割から、五割に上げる。いけるか?」
クラウスが問いかける。
ノワリエは、喉の奥から声を絞り出す。
「……いけ、ます……!」
全身が悲鳴を上げている。やめてって言ってる。でも、それでも。
(ここで止まったら、意味ない)
魔力を、さらに増やす。
流れが太くなる。細かった線が、縄の太さになって、魔法陣の中心から溢れ出していく。
その瞬間、世界がぐらりと揺れた気がした。
「……あれ?」
頭の中で、何かが“切れた”。
それまでは、ノワリエの意識が辛うじて魔力に手綱をかけていた。でも、五割に上げた瞬間、その手綱がぷつんと音を立てて千切れたような感覚。
魔力が、笑った。
そんな錯覚。
今まで“細く流す”ことを強要されていた川が、「ふざけるな」と堤防をぶち抜いて、一気に氾濫を始めるみたいに。
「っ――!」
ノワリエの膝ががくんと折れかける。
体の中から、制御不能な熱が駆け上がる。喉の奥が焼けるように熱く、視界の端がじりじりと白く滲んでいく。
「ノワリエ、出力が跳ね上がってる! 抑えろ!」
クラウスの叫びが飛ぶ。
「抑え――っ、く、くそ……!」
周囲の魔女たちが補助陣にさらに魔力を流し込む。魔法陣がギチギチと悲鳴を上げるように、光の線を震わせた。
ノワリエは、必死に魔力を“絞ろう”とする。
(戻って、戻って、細く、細く――!)
イメージを必死に描く。だけど、一度堤防を壊した川は、もう戻ってはくれない。
かえって逆流し、ノワリエの体のあちこちに負荷をかけ始めた。
「っ……あ、あつ……!」
皮膚の下で火が走る。
静脈も、筋肉も、臓器も、全部が魔力の通り道にされて、焼かれていく。
「ノワリエ、止めなさい!」
サナリアの怒号が、雷みたいに轟いた。
「今すぐ魔力の供給を止めるの!」
「と、止め……方……!」
ノワリエは叫んだ。涙で視界が滲む。
「どうやって、止めるの……!? 聞いて、ない、よ……!」
魔力を出す方法は、散々教えられてきた。
でも、“出しすぎた魔力を引っ込める方法”なんて、誰も教えてくれなかった。
止めろと言われて止められるなら、今まで何度も暴発なんてしていない。
「補助陣、出力を下げろ! 魔力を逃がすルートを――」
クラウスの指示が飛ぶ。
魔女たちが必死に陣を書き換えようとするけれど、もう遅かった。
魔法陣そのものが、ノワリエの魔力の“重さ”に耐えきれなくなっていた。
地面の線が、びきびきとひび割れていく。
軌道が狂った魔力が、魔法陣の外側へ漏れ始めた。
「結界を張れ! 外への漏出を防ぐ!」
「無理よ、規模が違いすぎる――!」
あちこちから悲鳴が上がる。
ノワリエの耳には、その全部が遠く聞こえた。
自分の心臓の音と、体の中を焼いていく魔力の轟音で、ほとんど何も聞こえない。
(いやだ、いやだ、いやだ――!)
頭の中で叫び続ける。
(また失敗する。今度は、本当に取り返しのつかないやつ)
怖い。
怖いのに、止まらない。
止め方を知らないから。
「ノワリエ! 聞こえているなら――!」
サナリアの声が、必死に何かを叫んでいた。
でも、その内容はもう届かない。
熱と痛みと、白い光。
世界の輪郭がぼやけていく。
足元の魔法陣が、一気に崩れた。
どん、と。
体の中心を、巨大な雷が貫いたみたいな衝撃。
「――――っ!!」
声にならない声が喉から飛び出す。
光が爆ぜた。
白。
何もかもが、白に飲み込まれる。
空も、森も、魔女たちも、自分の手足さえも、全部が白い炎の中に溶けていく。
皮膚が焼ける感覚があった。
骨が軋む音がした。
内臓がひっくり返るような吐き気と、神経が一本ずつ切り離されていくような痛みが、同時に襲いかかってきた。
「ご、めん……な、さい……!」
それでも、ノワリエの口から出たのは、その言葉だった。
痛い。
苦しい。
怖い。
なのに、真っ先に出てきたのは、「ごめんなさい」だった。
「また、失敗……しました……」
熱で焼かれた喉から、かすれた声が漏れる。
視界の端で、サナリアの姿が見えた気がした。
何かを叫んでいる。でも、もう聞こえない。
世界が、音を失った。
ただ、光だけがある。
白くて、眩しくて、痛い光。
(ああ――)
心のどこかで、気づく。
(これで、終わりなんだ)
やけにあっさりと、その事実を受け入れている自分がいた。
悔しいとか、まだ死にたくないとか、そういう感情が出てくる前に。
(やっぱり、私、最後まで失敗なんだなって)
遠くで、誰かの声がした。
「やっぱり」「失敗作」「あの子が」「危険だと」「前から」
全部、想像の中の声かもしれない。
でも、ノワリエには、それが“真実”にしか聞こえなかった。
(もう、謝らなくていい世界に、行けるといいな)
ふっと、力が抜ける。
痛みも、熱も、少しずつ遠ざかっていく。
代わりに、ひやりとした暗闇が、足元から忍び寄ってくる感覚。
(もっと……)
最後の最後に、ひとつだけ、願いが浮かんだ。
(もっと、誰かの役に立ってみたかったな)
誰かに「いてくれてよかった」と言われてみたかった。
そんな、ささやかな、ささやかすぎる望み。
それを抱いたまま、ノワリエの意識は、世界からすべり落ちた。
◇ ◇ ◇
光が、収まる。
広場には、焦げた匂いと、土煙だけが残されていた。
中心に立っていたはずの少女の姿は、どこにもない。
魔法陣は黒く焼け焦げ、その線は途中でぷつりと途切れていた。
「……観測装置、停止。異界との接触反応、消失」
クラウスが、震える手で魔導具を操作しながら報告する。
「魔女長、……ノワリエ君の反応は」
サナリアは、ゆっくりと歩み出た。
焦げた地面に膝をつき、手をかざす。残留魔力を探るように、目を閉じる。
風が、静かに吹いた。
長い沈黙のあと、サナリアは目を開ける。
「……ないわ」
短い言葉。
「肉体も、魂も。この場から、完全に消えている」
周囲の魔女たちがざわめいた。
「やっぱり……」 「失敗したのね」 「最初から無理だったんだわ。あの子に、大規模魔法なんて」
その声に、涙は混じっていない。
あるのは、安堵とも、冷笑ともつかない感情だけ。
「でも、これで――」 「これで、やっと」 「危険な火種が消えたわけだし」
それは、紛れもなく“ホッとした”声だった。
クラウスは苦々しげに眉をひそめる。
「少しは、悼んでやってもいいだろうに」
「悼む?」
魔女のひとりが、鼻で笑った。
「何度も暴走して、何度も人を怪我させてきたのよ。最後の最後まで失敗して、みんなを巻き込むところだった。もともと、こうなる未来しかなかったじゃない」
「そうよね。むしろ、ここで消えてくれてよかったわ」
「これでノクターンの集も、少しは安心できる」
言葉のナイフが、平気な顔で飛び交う。
サナリアは、それを制止しなかった。
ただ、誰も気づかないほど小さく、唇を噛みしめる。
血の味が、口の中に広がる。
(最初から、こうなることを予感していたくせに)
自嘲じみた声が、胸の奥で響いた。
(それでも“最後の機会”なんて言葉で、あの子を、あの場所に立たせたのは、他でもないこの私)
魔女長としての正しさと、母親としての何かが、わずかにぶつかり合う。
でも、そのどちらにも偏らないまま、サナリアは立ち上がった。
顔から、感情を消して。
「……これで厄介ごとは片付いたわ」
それは、魔女長としての結論だった。
個人の感情を押し潰し、集全体の安全を優先した言葉。
クラウスが、複雑な目でサナリアを見る。
「君は、それでいいのか」
「魔女長として、最善を尽くしたまでです」
サナリアはそう言って、背を向けた。
その背中は、いつもより少しだけ小さく見えたけれど、誰もそれを口に出さない。
ノワリエの名前も、もうこの場では出てこない。
彼女の消失は、“予測の範囲内の事故”として処理される。
誰にも惜しまれない死。
そうして、ノクターンの集は、何事もなかったかのように静けさを取り戻していく。
――ただひとつ、誰も知らない事実がある。
白い光が収まった瞬間。
ノワリエの魂だけが、世界の“縫い目”からするりとこぼれ落ち、どこか遠くの、知らない世界へと弾き飛ばされていたことを。
その行き先に、彼女の第二の人生と、“最強の魔導士”が待っていることを。
このときの誰も、知る由もなかった。
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