役立たずの魔女、転生先で最強魔導士に育てられ、愛されて困ってます

タマ マコト

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第18話 本当の意味で隣に立つために

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 魔法陣の中心は、世界の心臓みたいに脈打っていた。

 足元から、絶え間ない振動が伝わってくる。  石の床が生き物みたいにざわざわと蠢き、細かな紋様のひとつひとつが、淡い光を宿して明滅していた。

 ノワリエは、その真ん中に立っていた。

 喉が乾いている。  舌が張り付くみたいに重い。  掌には、冷たい汗。

 それでも、足はもう後ろを向かなかった。

「……怖い」

 小さく、正直に呟く。

「怖い、けど」

 震える手を、ぎゅっと握りしめた。

「もう逃げたくない」

 前の世界では、逃げることすら許されなかった。  ただ、言われた場所に立って、言われた通り魔力を流し込んで、そして――壊した。

 今、ここに立つのは、自分の意志だ。

 ノワリエは、深く息を吸った。

 湿った地下の空気。  土と石の匂い。  遠くで滴る水の音。

 全部を、肺の奥まで吸い込んで、吐き出す。

 背中に、温もりが触れた。

 ぴくり、と肩が揺れる。

「ビビってるか」

 耳元で、聞き慣れた低い声がした。

 アークの手が、そっとノワリエの背中に添えられている。  広くて、硬くて、でも、驚くほど優しい手。

「……ビビってるよ」

 ノワリエは、笑おうとして、うまくいかなかった。

「立ってるだけで膝が笑ってるし、指先も痺れてるし、今すぐ逃げ出したい」

「正直でよろしい」

 アークは、わずかに口元を緩めた。

「でも逃げないんだろう?」

「うん」

「なら、それで十分だ」

 背中に伝わる体温が、心臓の鼓動と一緒にじんじん響く。

 アークが、低く息を吐いた。

「ノワリエ」

「なに」

「意識を、俺のほうに寄せろ」

「……?」

「君一人で、この魔力の流れを抱え込むなという話だ」

 アークの手から、じわりと魔力の気配が滲み出す。

 柔らかいのに、芯の通った、よく知っている波。

「君の魔力は、僕が共に流す」

 背後で、賢者の声じゃなく――一人の男の声がした。

「一人じゃない」

 その一言は、胸に真っ直ぐ落ちた。

 ノワリエは、目を閉じた。

 足元でうねる魔法陣の気配。  その上から、アークの魔力がふわりと重なるのを感じる。

 同じリズムで呼吸を合わせる。

 吸って。

 吐いて。

 心臓の鼓動を、アークの魔力の波に合わせていく。

(一緒に流す……)

 今まで何度も訓練してきた。

 魔力の同調。

 呼吸の共有。

 でも、こんな規模の魔力を一緒に抱え込むのは初めてだ。

「あまり奥まで入り込みすぎるな」

 アークの声が、意識の内側で響くように聞こえる。

「君の“中心”は君のものだ。俺はあくまで、流れを整える」

「うん……」

「怖くなったら、俺の魔力の形を思い出せ」

 ノワリエは、心の中で頷いた。

 アークの魔力の形。

 柔らかいようでいて、決して折れない。  無駄な装飾がなくて、ただシンプルに強い。  真っ直ぐなのに、相手を刺さないように、きちんと丸みのある輪郭。

 そのイメージを胸に抱いて、ノワリエは意識を広げた。

 魔法陣全体に、自分の魔力を染み渡らせる。

 足の指先から、頭のてっぺんまで、身体の中の魔力が一気に動き出す。

「っ……!」

 指先が痺れた。

 足元の石床が、ガリガリと削られているような感覚。

 地面に立っているはずなのに、底なしの崖っぷちに立っているみたいに、足がむずむずと落ち着かない。

 視界の端が、じわじわと白く薄れていく。

 前世の最期の記憶が、そこから顔を覗かせる。

 白い光。

 焼ける痛み。

 崩れ落ちる世界。

「あ……」

 喉から喘ぎが漏れた。

「ノワリエ!」

 アークの声が、背中から飛び込んでくる。

 背中に添えられた手に、ぐっと力がこもる。

「大丈夫だ」

 短く、強く。

「ここは、前の世界じゃない」

 その一言で、ノワリエは、すんでのところで意識を繋ぎ止めた。

(そうだ……)

 ここは、あの冷たい森の集落じゃない。

 周りを取り囲む視線は、責めるためのものじゃない。

 ミレーユがいる。

 ユリウスがいる。

 ルキアンが、地上でこの世界を守るために走っている。

 そして――アークが、すぐ後ろにいる。

 ノワリエは、奥歯を噛み締めた。

「……やる」

 小さく呟いて、魔法陣の中心に、さらに自分の魔力を注ぎ込む。

 異界の亀裂は、魔法陣の底にぽっかり空いた黒い“穴”として、意識の中に浮かび上がってきた。

 そこから、冷たい風が吹き上がってくる。

 体温を奪う風。  怒り。  憎しみ。  絶望。

 この世界とは違う理のざわめき。

(向こう側……)

 自分が落ちてきた“穴”と、同じ質のもの。

 ノワリエは、ぞわりと鳥肌を立てながらも、その穴をじっと見据えた。

「ノワリエ」

 背中の手が、合図を送る。

「魔力の向きを変えるぞ」

「うん!」

 アークの魔力が、ノワリエの魔力にぴたりと重なる。

 ふたつの流れが、同じ形をとる。

 同じ方向を向き、同じ速度で動く。

 共鳴。

 渦を巻く魔力の中心に、ノワリエは自分の魔力を突き立てた。

「――返れ!」

 意志のこもった一撃。

 本来あるべき場所に戻れ、と。

 王都の地脈へ。  人々の暮らしへ。  魔導インフラへ。

 奪われかけていた魔力の川を、逆流させる。

 亀裂の縁に溜まりかけた“異界の毒”を、弾き飛ばす。

「ぐ……っ」

 頭の中に、砂利を詰め込まれたみたいな痛み。

 耳鳴り。

 世界の輪郭が、ぐにゃりと歪む。

 指の感覚が、少しずつ遠のいていく。

 唇の内側を噛んで、意識を繋ぎ止める。

(負けない……!)

 暴れ回る魔力を、アークの魔力を“型”にして包み込む。

 乱暴な力も、丸めれば、ただの大きな流れになる。

 怖くない。

 怖いけど、大丈夫。

 だって――

 ノワリエは、心の中で呼びかけた。

(ねぇ、前の世界の“私”)

 謝り続けて終わった、自分。

 謝ることしか許されなかった、自分。

 何も選べなかった、自分。

『役立たず』 『いないほうがいい』 『失敗作』

 その言葉に縛られて、何もできないふりをしていた、自分。

「“役立たず”って言われ続けた私」

 ノワリエは、ぎゅっと目を閉じた。

 涙が、熱く頬を伝う。

「でも今の私は、違うよ」

 前の世界の自分に向かって、はっきり言う。

「私を拾ってくれた人がいて」

 アークの顔が浮かぶ。

「一緒に怒ってくれる人がいて」

 エリアナの顔が浮かぶ。

「文句言いながらご飯を作ってくれる人がいて」

 マルタの声が聞こえる。

「無茶しても、笑って許してくれる人たちがいて」

 ミレーユやユリウスや、王都の人々の顔が浮かぶ。

「私の“優しさが欲しい”って言ってくれた人がいて」

 ルキアンの、どこか寂しげな笑顔が胸に刺さる。

「――だから、もう“役立たず”じゃない」

 あのときの自分に、胸を張って言える。

 魔力の渦が、一瞬、素直に従った。

 亀裂の縁が、じわりと閉じていく。

 冷たい風が弱くなる。

 地下空洞を満たしていた重圧が、わずかに軽くなった。

「……行ける……!」

 ミレーユの声が、どこか遠くで聞こえた。

「そのまま、もう少し!」

 ユリウスの怒鳴り声。

 騎士たちの祈るような眼差し。

 全部が、ノワリエの背中を後押ししてくれる。

(あと少し……)

 亀裂は、半分以上閉じている。

 でも、そこから覗く“向こう側”は、まだしつこくこの世界を引っ張ろうとしていた。

 黒く、淀んだ何かが、ぬるりと手を伸ばしてくる。

 力が、抜けかける。

「ノワリエ!」

 アークの声が、さらに近くで響いた。

 背中に添えられていた手が、今度は彼女の両肩をしっかりと掴む。

 アークは、ほとんどノワリエのすぐ背中に重なるように立っていた。

「ここからが踏ん張りどころだ」

「わ、分かってる……!」

 ノワリエは、乾いた喉で返事を絞り出す。

 意識の端が、ふっと暗くなる。

 視界の端が、白く消えていく。

 耳鳴りが酷くて、周りの音がほとんど聞こえない。

 頭が、針で刺されたみたいに痛い。

 身体のあちこちから、細い糸で魔力を引きずり出されている感覚。

(まずい……)

 ノワリエは、自分の限界が近いことをはっきり自覚した。

 身体が、悲鳴を上げている。

 魔力の器が、きしきしと音を立ててひび割れていく。

 このまま無理矢理押し込もうとすれば――

 前の世界と同じ。

 暴走。

 爆発。

 今度は、王都ごと、世界ごと巻き込んで。

(やめなきゃ……)

 頭のどこかが、冷静に警告を鳴らす。

(でも、止めたら――)

 亀裂は閉じきらない。

 半端な状態で残った“穴”は、後からもっとひどい形で噴き出す。

 自分がここで手を離したら、誰かが代わりに地獄を見る。

 それだけは、嫌だった。

 歯を食いしばって、さらに魔力を押し込む。

 器が、限界を超えた。

「あ――」

 ノワリエの口から、声にならない吐息が漏れた。

 胸の奥で、何かが“割れた”感覚。

 暴れる。

 暴れる。

 暴れる。

 暴走の予兆は、もう知っている。

 支えきれなくなった魔力が、自分という器を壊して、外に溢れ出そうとする。

 前の世界で、一度経験した地獄。

(また――?)

 嫌だ。

 嫌だ。

 嫌だ。

「いや……!」

 声にならない悲鳴。

 その瞬間。

「――バカが」

 耳元で、呆れとも、優しさともつかない声がした。

 アークの腕が、ぎゅっとノワリエを抱き寄せる。

 背中と胸、二つの体温がぴたりと重なる。

 ノワリエの中で暴れ始めた魔力に、別の魔力が無理矢理割り込んできた。

 アークの魔力――

 ……じゃ、ない。

(え?)

 いつも感じている、整った波と違う。

 もっと荒くて、鋭くて、熱い。

 それは、彼がずっとずっと奥に隠していた、“封じていた力”。

 アークの内側で、滅多に姿を見せない“核”の部分。

 それが、今、ノワリエの暴走しかけた魔力を抱え込みにきた。

「アーク、なに――」

「黙っていろ」

 短く、鋭い言葉。

 アークは、ノワリエの身体を後ろから抱きしめる腕に、さらに力を込めた。

「ここから先は、俺の仕事だ」

「ダメ、そんな――!」

「君は、十分やった」

 耳元に吹き込まれた声が、震えている。

 いつもの冷静さなんて欠片もない、必死な声。

「世界は、もうほとんど守られている」

 亀裂は、ほとんど閉じかけていた。

 残っているのは、ほんのわずかな隙間。

 でも、そのわずかな隙間を舐めてかかれば、逆襲されるのも知っている。

「最後の一押しぐらい、最強の仕事をさせろ」

「でも――!」

 ノワリエは、振り返ろうとする。

 身体が重くて、振り向けない。

 視界の端に、ちらりと見える横顔。

 アークの目は、強く結ばれていた。

 その瞳の奥で、何かが静かに決壊していく。

「君を“守るだけ”に使うには、俺の力は少し余るんだ」

 アークは、自分でも冗談にならない冗談を口にした。

「世界を守るついでに、君の魔力量の暴走くらい、肩代わりしても罰は当たらないだろう」

「肩代わりって……」

 ノワリエは、そこで気づいた。

 アークの魔力の質が、急激に変わっていることに。

「まさか――」

「ノワリエ」

 名前を呼ばれる。

 息が詰まりそうなほど優しい声。

「君が“世界を救う魔女”になるなら」

 アークは、笑った。

 自嘲でも、諦めでもない。

 とびきり不器用で、とびきり真っ直ぐな笑顔。

「その隣に立つ“愚かな魔導士”がいてもいいだろう」

 その言葉と同時に――

 アークは、自分の魔力の“核”を、ひと欠片、切り離した。

 魂に近い領域にある、決して触れてはいけないはずの場所。

 そこから削ぎ取られた力が、ノワリエの暴走しかけた魔力に繋がる。

 激痛。

 ノワリエの背中越しに伝わる震え。

 彼の体内で、何かが確かに“壊れた”。

「やめ――!」

 叫ぼうとして、喉が塞がる。

 アークは、そのままノワリエの魔力の“暴れる部分”を、自分の側に引き受けた。

 ノワリエの器から溢れ出ようとしていた力が、アークの内側に一気に流れ込む。

 耐えられるわけがない。

 アークの身体が、びくん、と大きく震えた。

 次の瞬間。

 口から、真っ赤な血が溢れた。

「アーク!!」

 ノワリエの悲鳴が、地下空洞に響き渡る。

 アークの腕の力が、少しだけ緩んだ。

 それでも、彼は離さない。

 血で濡れた唇が、かすかに笑みの形をとる。

「……これで」

 掠れた声。

「世界も……君も……どっちも」

 意識が遠のいているはずなのに、言葉だけは最後まで繋ぎ止める。

「守った、ことに……しておいてくれ」

「そんな勝手な……!」

 ノワリエの視界が、涙でぐしゃぐしゃになる。

 手の感覚が戻ってきた。

 暴れ狂っていた魔力が、嘘みたいに静かになっている。

 代わりに――アークの身体の中で、何かが燃え尽きようとしていた。

 魔力。

 生命力。

 魂の欠片。

 全部が、ぎりぎりのところで綱渡りをしているのが分かる。

「お願い、やめて……!」

 ノワリエは、必死で彼の腕を掴んだ。

「そんなの、望んでない……!」

 守られたいだけでここに来たんじゃない。

 一緒に立ちたくて。

 一緒に戦いたくて。

 そのために、ここに来たのに。

「アーク!!」

 叫びが、亀裂の底に沈んでいく。

 異界の穴が、最後の力を振り絞って世界を引っ張ろうとした。

 その瞬間――

 アークが投げ出した魔力の“核”が、爆ぜた。

 光。

 光。

 光。

 白くて、熱くて、でも前世のときとは違う。

 焼き尽くす光じゃない。

 押し返す光。

 弾き飛ばす光。

 異界の亀裂が、ぎしぎしと音を立てながら、じわじわと閉じていく。

 ノワリエの足元の魔法陣の紋様が、ひとつひとつ消えていく。

 まるで、誰かが「もう大丈夫だ」と言ってくれているみたいに、魔力の圧が薄れていく。

「……あ……」

 膝の力が、抜けた。

 ノワリエの身体が、前に崩れかける。

 アークの腕が、最後の力で彼女を支えた。

 そして――

 彼自身が、その場に崩れ落ちた。

「アーク!!」

 ノワリエは、彼の身体を抱きとめる。

 熱い。

 驚くほど熱い。

 触れた手のひらに、彼の体温がじりじりと焼き付く。

「いやだ、いやだ、いやだ……!」

 ノワリエは、必死で治癒魔法を発動させようとする。

 でも、魔力が足りない。

 さっきまで世界と戦っていた彼女の器には、もはや余力がほとんど残っていなかった。

 ミレーユが駆け寄ってくる。

 ユリウスも、叫びながら部下に指示を飛ばしている。

 でも、その全部が、耳の奥で遠い。

 ノワリエの世界は、腕の中の彼だけだった。

「アーク……ねぇ、アーク」

 返事はない。

 それでも、彼の胸はかすかに上下している。

 命の灯火は、まだ消えていない。

 ただ――ひどく、ひどく細くなっている。

「そんな顔で、世界守ったとか言わないでよ」

 ノワリエの頬を、涙が伝う。

「私、隣に立つって決めたのに」

 その隣が、今にも消えそうに揺らいでいる。

 指先が震えた。

 彼の頬に触れる。

 熱いのに、どこか遠い。

 涙がぽたぽたと頬に落ちて、彼の肌を濡らしていく。

「置いていかないでよ……」

 零れた言葉は、かすかに彼の胸に吸い込まれていった。

   ◇ ◇ ◇

 その頃、王宮の高台から。

 ルキアンは、王都の空を覆う魔力の奔流をじっと見つめていた。

 空は、一瞬だけ真昼のように白く光った。

 風が、逆流した。

 地鳴りが止まった。

 遠くで、避難していた人々のどよめきが上がる。

「殿下!」

 側近たちが、一斉に報告を持って駆け寄ってくる。

「地下からの魔力反応が急激に低下――」 「結界網、回復を確認!」 「地脈の乱れも、許容範囲内まで収束していきます!」

 口々に叫ばれる「収束」「安定」「回復」という言葉。

 ルキアンは、それを聞きながらも、しばらく何も言わなかった。

 目を閉じる。

 胸の奥で、張り詰めていた何かが、ふっとほどけていくのを感じた。

(……やっぱり、君は)

 頭の中に、ノワリエの顔が浮かぶ。

 笑っている顔。  怒っている顔。  泣きそうなのを誤魔化している顔。

 そして――アークの隣で、どうしようもなく幸せそうに笑う顔。

「ノワリエ……」

 唇から零れた名前は、風に紛れる。

「幸せになってね」

 それは、言ったところでどうにもならない、ただの我儘な願いだった。

 王太子としてではなく。

 ひとりの青年として。

 恋という形を手放した誰かが、最後に残した、ひどく個人的な祈り。

「殿下?」

 側近の呼びかけに、ルキアンは目を開けた。

 代わりに、王太子の顔を被る。

「状況の詳細をまとめて。王都中に“危機は去った”と伝令を出してくれ」

「はっ!」

 走り去る足音。

 戻ってくる喧騒。

 ルキアンは、もう一度だけ空を見上げた。

 真っ白だった光は、すでに薄れ、普通の青空が戻りつつある。

 その下で、地面の底で。

 最強の魔導士と、“元役立たず”の魔女が、やっと本当の意味で“隣”に立とうとしている。

 この先に待つものが、甘いだけのものじゃないのは分かっている。

 それでも――

(君が選んだ道なら)

 ルキアンは、静かに微笑んだ。

(きっと、君は笑って歩いていける)

 そう信じることしか、今の彼にはできなかった。
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