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第3話:棄却の印は、値札みたいに見られる
しおりを挟む森を抜けると、空気の匂いが変わった。
甘い鉄の匂いに、焦げた木と家畜の匂いが混じる。
遠くから人の声が聞こえて、笑い声が風に乗ってくる。
それだけで、あかりの胸は少しだけ軽くなった。
――人がいる。
人がいるなら、街がある。
街があるなら、食べ物がある。
寝る場所がある。
そう思った瞬間、ルゥがあかりの足元で立ち止まった。
「期待すると匂いが甘くなる」
「……え、期待の匂いってバレるの?」
「バレる。ここは感情が外に漏れる世界」
「いや、漏れるとか最悪……」
「最悪だよ。だから注意」
ルゥの言い方はいつも淡々としてるのに、妙に刺さる。
あかりは胸元を押さえた。棄却の印は服で隠している。
それでも、見透かされそうな気がして、胃がきゅっと縮む。
木の柵が見えた。
粗い木材で組まれた門。
その前に、槍を持った男が二人立っている。村の検問らしい。
門の横には小さな小屋があり、そこから湯気が上がっている。
あかりは喉が渇いた。湯気だけで水の味を想像してしまう。
門の前には、荷車を引く人、籠を抱えた人、旅装の男。
それぞれの頭上や周囲に、色とりどりの光の粒が漂っている。
安心の色は淡いクリーム、家族の色は柔らかな橙、商売の色は鋭い青。
見える、ってこういうことなんだ。
あかりは目が痛くなるほど情報を浴びて、逆に自分が裸になった気がした。
「……行くよ」
「うん。喋らない。目立たない。頷かない」
「頷かないって難易度高いんだけど」
「全部難しいよ。だから猫がいる」
ルゥはそう言って、あかりの足元をするりと先に行く。
堂々としすぎて逆に目立つ。
でも、不思議と誰も猫を気にしてない。
この世界には猫は普通にいるのかもしれない。
列に並ぶ。
前の男が門番に木札を渡して、門番がそれを鼻先に近づけて匂いを嗅いだ。
え、匂いで確認?
その瞬間、門番の指先に灰色の靄が絡んでいるのが見えた。
――嘘の灰色。
門番は何かをごまかしてる。
でもここでは嘘が見える。なのに嘘をつく。
人間はどの世界でも、人間だ。
あかりの番が来た。
「止まれ」
門番の声は低く、温度がない。
あかりは足を止める。息を吸う。白い匂い、白い匂い、と自分に言い聞かせる。
「旅か?」
「……はい」
言った瞬間、あかりの声が震えた。
震えが匂いになって漏れる気がする。
門番の目が、あかりの胸元に一瞬だけ落ちた。
「名は」
名。
名を言うと、縁が繋がるってルゥが言ってた。
軽く言うなって。
どうしよう。
あかりの指先が冷える。
そのとき、ルゥが足元で小さく鳴いた。
「にゃ」
ただの猫の鳴き声。
でも、その音があかりの頭を冷やした。
――慌てないで。再起動中。
そう言われたのを思い出す。
「……あかり」
本名は言えない。
でも、偽名も嘘になる。灰色が出る。
じゃあ、名前の一部。
それは嘘じゃない。
門番の眉が動く。
「あかり、だな。姓は?」
「……ない」
ない、は嘘じゃない。今この場での“縁の名”としては、ない。
あかりは自分の言い方がずるいのを分かっていた。
でも生きるために、ずるくなる。
門番がじっと見てくる。
視線が肌を剥ぐ。
その瞬間――空気が冷たくなった。
「……おい」
門番が声を荒げた。
隣の門番が一歩寄る。槍の先が、あかりの膝あたりに向く。
「……なに?」
声が裏返りそうになる。
あかりの周囲に、灰色ではない、黒に近い靄がふわっと漏れた。
門番が鼻を鳴らした。
匂いを嗅ぐみたいに。
「棄却の匂いがする」
言葉が、鈍器みたいに落ちた。
周囲の会話が止まる。
列の人たちの光の粒が、ざわっと波立つ。
好奇心の匂い、嫌悪の匂い、恐れの匂い。
それが一斉にあかりに向いてくる。
「……ちが」
違う、と言いかけて止まった。
違わない。
棄却の印がある。
否定したら嘘になる。灰色がまとわりつく。
あかりは喉が詰まって、言葉が出ない。
「胸を見せろ」
「え」
「印を確認する」
あかりの手が無意識に胸元を押さえた。
服の下の裂け目が熱くなる。
見せたくない。
見せたら、終わる気がする。
ルゥが、門番の前に出た。
猫のくせに、ふてぶてしいほど真っ直ぐ立つ。
「この人、通さないの?」
ルゥが喋った。
はっきり。
堂々と。
門番は一瞬だけ固まり、次の瞬間、顔が歪んだ。
「……喋る、獣か」
獣。
その呼び方が嫌で、あかりの胸がむかっとした。
でも今はルゥに任せるしかない。
あかりは唇を噛んだ。
「喋るのは珍しいの?」
ルゥが逆に聞く。
門番の指先に灰色が絡んだ。
驚いている。しかも、その驚きを隠そうとしている。
「珍しくはない。だが、棄却の者と喋る獣は――」
「棄却の者って、そんなに危ないの?」
「不吉だ。縁を切られた傷がある。縁を腐らせる」
腐らせる。
その言葉が、あかりの胃を刺した。
自分が腐ったもの扱い。
触れたら汚れるもの扱い。
「通せない。戻れ」
門番の声は、裁判官みたいだった。
あかりは震えた。怒りじゃない。恐怖。
でも、その恐怖の奥で、別の感情が芽を出す。
――なんで、私が。
――なんで、私だけが。
あかりの息が熱くなる。
酸っぱい匂いが濃くなる。棄却の匂いが、空気に広がる。
見られている。値札みたいに。
「あ、これ不良品」って貼られて、棚から下ろされるみたいに。
「……私、何もしてないのに」
呟くと、門番が鼻で笑った。
「棄却は、されるべくしてされる」
その瞬間、あかりの中で何かが切れた。
でも、それは相沢への怒りじゃない。
“私の人生を勝手に決めた”ことへの反発。
ここでも。あっちの世界でも。
「……されるべくして?」
声が低くなった。
自分でも驚くくらい。
「あなた、私の何を知ってるの」
門番が一瞬だけ怯んだ。
怒りの匂いがピリッと立つ。
空気中の光の粒が鋭く震える。
「知る必要はない。印が全てだ」
値札だ。
印が値札。
人間の中身じゃなくて、貼られたシールだけで判断される。
あかりは笑った。
乾いた笑い。
自分が自分じゃなくなる笑い。
「……じゃあ、あなたもいつか貼られるよ。値札」
門番の目が細くなった。
槍が少しだけ前に出る。
「脅しか」
やばい。
あかりの背筋が冷える。
言いすぎた。
でも、引っ込めたくない。
この怒りは、今のあかりを支えている。
ルゥが、あかりの足首に体を擦りつけた。
触れるだけ。
でも、熱が伝わる。
“落ち着け”じゃない。
“その怒り、持て”って言われた気がした。
ルゥが門番を見上げて、短く言う。
「ここは残酷だけど、公平だよ」
「……は?」
「捨てられた側を不吉扱いする。でも、捨てた側も、いつか値札を貼られる」
ルゥの声は、淡々としているのに重い。
門番の指先に、灰色が濃く絡む。
反発と恐れ。
彼も、自分がいつか裁かれる可能性を知っている。
「くだらん。出て行け」
門番は吐き捨てた。
それ以上言えば、槍が刺さる。
あかりは唇を噛んで、ゆっくり後ろへ下がった。
背中に刺さる視線が痛い。
好奇心が肌を剥ぐ。
嫌悪が息を詰まらせる。
列の中の女が、子どもの手を引いて遠ざけた。
男が肩をすくめて「ああはなりたくない」とでも言いたげに鼻を鳴らした。
誰かが小声で囁く。
「棄却だ」
「縁を腐らせる」
「宿も断れ」
言葉が針になって、耳に刺さる。
あかりは門から離れた草むらで、膝に手をついた。
息が苦しい。
怒りの匂いが抜けて、代わりに空っぽの匂いが広がる。
空っぽの匂いは、寒い。
「……私、ここでもダメなんだ」
呟いた瞬間、喉が震える。
泣きたくなる。
でも、泣いたらもっと弱くなる気がして、歯を食いしばった。
ルゥが近づいてきて、あかりの前に座った。
金色の目が、じっと見てくる。
「ダメじゃない。弱い立場なだけ」
「同じじゃん……」
「違う。立場は変えられる」
ルゥの言葉は、あまりにも現実的で、逆に希望が見えた。
希望は眩しい。眩しいから怖い。
「……でも、宿も食事も断られた」
「うん。今日は無理」
「今日は、って……明日なら?」
「明日も無理かも」
「最悪じゃん!」
「最悪だよ。でも、死なない」
死なない。
その言葉が、妙にリアルで、あかりは笑いそうになってしまった。
笑うと涙が出る。
結局、涙が出た。ぽろっと一粒、草の上に落ちる。
「……私、存在してはいけないみたいだった」
言うと、胸の棄却の印がずきっと痛んだ。
自分の存在を否定される痛み。
昨夜の電話と同じ。
別れたい、じゃなくて、なかったことにしたい。
存在を消す言葉。
ルゥはあかりの前足に自分の頭を擦りつけた。
猫のくせに、慰めるみたいに。
「存在していいよ。きみは、ここにいる」
「それ、慰めになってる?」
「なってる。現実は強い。ここにいるって事実が、きみの味方」
あかりは鼻をすする。
空気の鉄の甘さが、鼻の奥でつんとする。
泣き顔を隠したくて、袖で拭った。
「……野宿?」
「野宿」
「……私、キャンプとか無理なんだけど」
「知ってる。だから準備する」
ルゥは当然みたいに言って、草むらを走り出した。
あかりは慌てて追う。
「ちょ、待って! ルゥ、どこ行くの!」
「火、必要」
「火って……どうやって!?」
「きみがやる」
「ええ!?」
叫んだ瞬間、怒りと焦りの匂いが混じって、空気がピリッとした。
ルゥは振り返って、目を細める。
「叫ぶと目立つ」
「だって! 無理だよ!」
「無理じゃない。やる」
その圧。
猫なのに、先生みたい。
あかりは舌打ちしそうになって、ぐっと堪えた。
堪えたら、少しだけ白い匂いが戻ってくるのが分かった。
感情が匂いになる世界。
面倒くさいけど、ちょっとだけ自分の心が見える。
夕方、村から離れた小さな空き地で、あかりは枝を集めた。
手が汚れる。爪の間に土が入る。
都会の女としてのプライドが死んでいく。
でも、そのプライドが今まで自分を守ったことあったっけ、と思うと、笑えてくる。
「……これ、どうすんの」
枝の山を前に呟くと、ルゥが石を転がしてきた。
火打石みたいな黒い石。
「叩く」
「叩くだけで火つくの?」
「つく。ここはそういう世界」
「便利なのか不便なのか分からない……」
あかりは石を叩いた。
一回、二回。
火花が散って、指先がじんと痺れる。
十回目で、乾いた草に小さな火が移った。
「……ついた」
火が、そこにある。
小さく揺れて、暖かい。
その暖かさが、胸の奥の冷たさを少しずつ溶かす。
夜が降りる。
銀色の空は、濃い藍に変わっていく。
星が多い。
星の光にも、色が混じっている気がする。
この世界の夜は、綺麗すぎて怖い。
焚火のそばで、あかりは膝を抱えた。
ルゥは火の近くで丸くなり、毛を温めている。
猫が喋るのに、寝るときは普通に猫なのが変で、ちょっと笑った。
「……ねえ、ルゥ」
「なに」
「さっきの門番の言い方、ムカついた」
「うん」
「ムカついたのに、怖かった」
「うん」
「私、怒っていいのかな」
聞いた瞬間、自分が情けなくなった。
怒ることを“許可”されたいなんて。
でも、今まで怒ったら嫌われると思って生きてきた。
怒りを出した瞬間、捨てられると思っていた。
ルゥが目を開けた。金色が焚火を映す。
「怒っていい。怒りは、選ぶための燃料」
「燃料……」
「復讐のためじゃないよ」
ルゥは念を押すみたいに言う。
あかりは頷きそうになって、慌てて止めた。頷くと縁が繋がる。
代わりに小さく「うん……じゃなくて、分かった」と言った。
「私、復讐したいわけじゃない」
「うん」
「……ただ、私の人生を勝手に決めたことが許せない」
言い切ると、胸の棄却の印が一瞬だけ熱くなった。
黒い裂け目の奥に、小さな火が灯るみたいに。
怒りの火。
でも、それは誰かを焼く火じゃない。
自分を守る火。
ルゥが前足を伸ばして、あかりの手の甲にそっと乗せた。
小さな肉球が、じんわり温かい。
「泣くなら、今」
言葉が、焚火より暖かい。
あかりは喉が鳴って、肩が震えた。
泣くのを我慢してきた堤防が、音もなく崩れる。
「……っ、だって……」
声が詰まる。
あかりは両手で顔を覆った。
涙が指の隙間から落ちて、焚火の光を滲ませる。
「私、頑張ったのに……ちゃんとしたのに……」
ちゃんとした。
彼が好きなあかりらしさ。
それが何の役にも立たなかった。
「……捨てられて、ここでも捨てられて……」
泣き声が、夜に吸い込まれる。
森が静かに聞いているみたいで、余計に恥ずかしい。
でも、恥ずかしさより苦しさのほうが大きい。
ルゥは手を押さえたまま動かない。
慰めの言葉を並べない。
ただ、その温度で「ここにいる」と伝えてくる。
あかりは泣きながら、息を吸う。
鉄の甘い匂いの中に、塩の匂いが混ざる。
自分の匂い。
悲しみの匂い。
でも、それは“嘘の灰色”じゃない。
正直な匂いだ。
しばらくして、涙が落ち着いた。
焚火の音がぱちぱちと耳に戻ってくる。
あかりは袖で顔を拭って、鼻をすする。
「……明日からは?」
声がまだ震えている。
でも、聞けた。
それが少しだけ誇らしい。
ルゥが前足を離して、あかりを見上げる。
「明日からは、選ぶ番」
「選ぶ……」
「きみが。自分の足で。誰に値札貼られても、きみは自分で値段を決める」
値札。
門番に貼られた不吉の値札。
でも、自分で決める。
その言葉が、胸の奥に小さな柱を立てた。
「……私、選べるかな」
「選べる。今日、怒ったでしょ」
「……怒った」
あかりは小さく笑った。
焚火の光が頬を温める。
外はまだ寒い。
でも、心の中に火が残っている。
夜は深くなる。
森の音が遠くで揺れて、星が静かに瞬く。
棄却の印は消えない。
値札みたいに見られる現実も変わらない。
それでも、あかりは焚火の前で背筋を伸ばした。
泣いたから、少し軽い。
怒ったから、少し熱い。
ルゥが欠伸をして、最後にぽつりと言う。
「眠って。再起動は、寝ないと進まない」
「……ほんとにアプリみたいな言い方するね」
「似たようなもんだよ」
あかりは、今度こそちゃんと笑った。
笑って、目を閉じる。
焚火の温度と、猫の体温が、夜の冷たさから彼女を守る。
――明日からは、選ぶ番。
その言葉だけを抱いて。
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