平凡メイドの私が追放された結果、女神の加護を独占して国が騒然

タマ マコト

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第13話「オルフェリア家に広がる亀裂」

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 オルフェリア侯爵家の朝は、本来ならば、完璧に整えられた舞台の幕開けだった。

 銀のポットから注がれる香り高い紅茶。
 磨き上げられた床に、規則正しく響く使用人たちの足音。
 花瓶には、季節の花が欠かさず生けられ、庭師が手入れした庭は、どこから見ても「名門」の名にふさわしい。

 ――少し前までは、そうだった。

 今朝の屋敷には、妙な「欠け」があった。

 ホールの空気が重い。
 使用人たちの足音はそろわず、あちこちで小さなつまずきが起きる。

「ねえ、あの子は? 昨日も見かけなかったけど」

 廊下で書類を抱えながら、侍女の一人がひそひそとささやく。

「知らない? 一昨日から、姿を見てないのよ。部屋も空っぽ。……逃げたんじゃないかって話」

「まさか……給金を持ち逃げ?」

「さあね。でも、誰かが夜中に荷物をまとめてる影を見たって……」

 失踪。

 それが、この数週間で二人目だった。

 オルフェリア侯爵家の使用人は、給金も悪くないし、居心地も良い――“はず”だった。

 少なくとも、侯爵夫妻と令嬢エレナはそう信じていた。



「使用人が、また一人消えた?」

 侯爵の書斎。

 分厚いカーテンの隙間から差し込む光の中、オルフェリア侯爵はこめかみを押さえた。

「……ええ。昨夜の見回りでは確認しておりましたが、朝食の配膳に現れず。部屋ももぬけの殻で……」

 報告する執事の声には、隠しきれない疲れが滲んでいる。

 何かがおかしい――その実感は、とっくに屋敷の誰もが抱いていた。

 ユナ・アークレットを「不吉な存在」として追い出したあの日から。

 侯爵は、そのときのことを思い出して、歯を食いしばる。

(あれで、屋敷は“平穏”になるはずだった……)

 原因不明の不運。
 割れる花瓶。
 落ちかけたシャンデリア。

 そのたびに、「あのメイドのせいだ」とエレナが訴えた。

 侯爵も侯爵夫人も、面倒事を嫌って、最も簡単な答えを選んだ。

 全ての「不運」の象徴を、一人の少女に押しつけて――門の外へ捨てた。

 あの日は、それで確かに、何かが片付いたような気がした。

 けれど、蓋をしたものは、消えたわけじゃなかった。

 むしろ。

 蓋を開けたら、一気に膿が吹き出すタイプの傷だったのだと、今になって分かる。

「失踪だけではありません、旦那様」

 執事が、さらに一枚書類を差し出す。

「北方のラグネス伯爵家との取引が――」

「ああ、それなら……」

 侯爵は受け取る前に、顔をしかめた。

「“突然の破談”だろう? 昨日、使者が来た」

 ラグネス伯爵家との長年の取引。

 良質な絹を仕入れるための重要な契約だった。

 それが一方的に、「今後の取引は白紙に」と告げられた。

 理由を聞くと、「王都の市場での評判が思わしくなく」とやんわり濁された。

(評判……)

 ユナ追放の噂は、もうとっくに王都のそこかしこに広がっている。

 「不吉なメイドを追い出した名門」。

 一見すると、何の問題もない判断のようでいて――実は、かなり印象が悪い。

「しかも、倉庫の件もございます」

 執事は追い打ちをかけるように言った。

「先日、南の倉庫で火事がありましたでしょう。あのときの損失額の試算が……」

 侯爵のこめかみの血管が、ぴくりと跳ねた。

 倉庫の火事。

 燃えたのは、来季の舞踏会用にと用意していた絹とドレス用の生地。

 誰も死ななかったのは、不幸中の幸いだったが――侯爵家の財政には痛すぎる打撃だった。

(なぜだ。

 なぜ、あれを追い出しても、“不吉”は収まらん……)

 ユナを追い出せば、屋敷はまた元の静かな日常に戻るはずだった。

 それが、今どうだ。

 人が消え、取引は飛び、倉庫は燃えた。

 しかも、もっと厄介なことが起き始めている。



 ――嘘や裏切りが、露骨な形で噴き出し始めたのだ。

 使い込まれた金。

 捏造された帳簿。

 見て見ぬふりをされていた使用人たちの横領。

 それらが、次々と表面化していく。

「こちらの帳簿、おかしくありませんか?」

 書類室で、経理担当の使用人が顔を青ざめさせて叫ぶ。

「この数字、明らかに合わないんです。誰かが……」

「そんなはずはないだろう。今まで問題なんて――」

「“今まで”は、たまたま誰も目を通してなかっただけでしょう!」

 感情が高ぶり、声が荒くなる。

 以前なら、こういう言い合いは、どこかで不思議と収まっていた。

 誰かが「まあまあ」と間に入り、空気が少し柔らかくなって、「今回は大目に見ましょう」という形で終わっていた。

 それが今は。

 空気に一切の「緩衝材」がない。

 疑いは疑いのまま膨らみ、苛立ちはそのまま言葉になる。

「あなたでしょう! 前から怪しいと思ってた!」
「はあ!? 自分のミスを人のせいにしないでください!」

 火花が、あちこちで散っていた。

 かつて屋敷に漂っていた、柔らかな「花の香り」はない。

 ユナが無意識に振りまいていた《真実の香》の前兆――人の本音が「匂い」として柔らかく浮かび、その匂いが空気を和らげていた――あの不思議な空気は、完全に消え去っている。

 代わりにあるのは、鉄と湿った土。

 嫉妬と嘘と打算が、そのままむき出しになって、廊下に重く溜まり始めていた。



「――いい加減にしなさい!」

 甲高い声が、侍女控えの部屋に響いた。

 侍女頭ミレイユが、書類を机に叩きつける。

 中身は、内部告発の手紙だった。

 「○○が食材を盗んでいる」
 「あの人は、旦那様のご不在中に……」

 告げ口の数々。

 以前なら、こういった話は「噂」で終わっていた。

 けれど今は、皆がピリピリしている。

 自分の身を守るために、誰かを差し出す方が楽だと気づいてしまったのだ。

「ミレイユ様……わたし、本当にやってないんです!」

 若いメイドが涙声で訴える。

「夜の見回りの時間に抜け出したなんて……」

「でも、証言が上がってるのよ。“見た”って言う子がいるの。

 ただの噂じゃ済まされないわ」

 ミレイユの目にも、余裕はない。

 彼女自身、エレナに取り入ることで立場を守ってきた人間だ。

 そのエレナの機嫌が最近すこぶる悪く、ミレイユはその矛先をそらすために、誰かを差し出さざるを得なかった。

(全部、あの子がいなくなってからよ……)

 心の奥底で、ミレイユは気づいていた。

 ユナ・アークレットがいた頃。

 同じような疑惑や小さな不正はあったはずなのに、それはなぜか、ここまで大事にはならなかった。

 誰かが「ごめんなさい」と言えば、場の空気が柔らかくなり、もう一度だけチャンスが与えられた。

 ――あの子が、必ずそばにいたから。

 怒りを和らげ、不満を半歩手前で溶かしていた、あの妙な柔らかさ。

 今になって初めて、それがどれほど大きな役割を果たしていたかを思い知らされる。

(でも……戻ってきてもらうなんて、今さら言えない)

 ミレイユは、自分もユナの追放に加担したことを知っている。

 あのとき、エレナの機嫌を取るために、あれこれと「不吉の証拠」を並べ立てたのは自分だ。

 侯爵家の今の混乱は、自分の責任でもある。

 だからこそ――余計に、ユナの名前を口に出せなかった。



 一方、そのエレナ本人はと言えば。

 自室の鏡台の前で、乱暴に髪をとかしていた。

 金色の髪が、櫛の引きに合わせて揺れる。

 鏡に映る自分の顔は、完璧だ。

 白い肌。
 整った鼻筋。
 青い瞳。

 誰もが羨む「完璧な令嬢」。

 ……の、はずなのに。

「なんでよ……」

 エレナは、吐き捨てるように呟いた。

 最近の屋敷の騒ぎ。

 失踪。
 破談。
 火事。

 そのどれもが、彼女にとって「自分とは無関係であるべきこと」だった。

 不運は、全部ユナに押しつけて追い出した。

 だから、あの子がいなくなった以上、もう屋敷には不運なんて残っていないはず。

 ――その理屈が、崩れ始めている。

「全部、あの子のせいだわ」

 エレナは、鏡の前で吐き捨てた。

「ユナが、変なものを残していったのよ。

 あの子がいなくなったから、みんなバランスを崩したの。

 私が、どれだけ気を配ってきたと思ってるのよ……」

 そう言いながらも、彼女自身も最近、奇妙な違和感を覚えていた。

 廊下を歩いているとき。

 誰かとすれ違うとき。

 昔は、もっと周囲の目が柔らかかった気がする。

 「エレナ様、今日もお美しいですね」
 「さすがオルフェリア家の令嬢」

 そんな言葉は今もある。

 あるけれど――その裏に、薄い皮膜のような「別の感情」が透けて見える。

(尊敬じゃない……)

 羨望。
 妬み。
 計算。

 そして時々、「あきらめ」。

 エレナは、それを認めたくなくて、より一層完璧であろうとした。

 笑顔。
 所作。
 言葉遣い。

 すべてをさらに磨き上げることで、自分以外の不完全さを誤魔化そうとした。

(ユナみたいな、曖昧な優しさなんて、いらないのよ)

 心の中で吐き捨てる。

 あの子は、ただ人に好かれていただけ。

 身分も教養もないくせに、誰とでもあっさり打ち解けて――

「……だから、腹が立つのよ」

 エレナの唇が、わずかに歪む。

「生まれも才能も、何一つ持たされずに生まれてきたくせに。

 どうして、あんなに自然に“愛される”の?」

 彼女の中の焦りと苛立ちは、もはや嫉妬という言葉だけでは足りなかった。

 自分が積み上げてきたものを、足元から崩されているような感覚。

 その不安は、屋敷の混乱に比例するように、どんどん膨らんでいく。

 そこへ。

 コンコン、と控えめなノックがあった。

「……なに?」

 冷たく返すと、扉の向こうからミレイユの声がした。

「エレナ様。少し、お聞きいただきたい話が……」

「入って」

 ミレイユがそろそろと入室する。

 その顔には、明らかに「良くない話を持ってきました」という色が浮かんでいた。

「なによ。使用人のことなら、執事に任せて――」

「使用人の話、ではあるのですが……エレナ様にも関係することかと」

 ミレイユは、言いよどんだ。

 自分の言葉が、この令嬢の心をどう揺らすかくらいは分かっている。

 それでも、伝えなければならない。

 外の世界は、もうオルフェリア家の外見だけを見てはくれていない。

「王都で……噂が立っております」

「噂?」

 エレナの眉がぴくりと動く。

「今度は何? “オルフェリア家は不吉”とか?」

「いえ……それもありますが」

 さらっと重いことを添えないでほしい、とミレイユは心の中でツッコむ。

 深呼吸してから、本題に入る。

「“ユナ・アークレットは、女神の加護を持つ娘だ”――と」

 部屋の空気が、一瞬で凍りついた。

 エレナの手から、櫛が滑り落ちる。

 カラン、と乾いた音が床に響いた。

「……今、なんて?」

 声が震えている。

 ミレイユは、視線を伏せた。

「詳しいことは、まだはっきりとは……。

 ただ、王太子殿下の病床に、“どこかの村で人を癒している娘”が呼ばれたらしく、その娘が――ユナ・アークレットだと」

「嘘よ」

 即答だった。

「そんなはずない。

 だって、あの子は――不吉な存在だったはずよ」

 エレナの胸の中で、今までの理屈が激しく軋む。

 不吉なメイド。

 屋敷の平穏のために、切り捨てた存在。

 その彼女が、「女神の加護」を持つ娘として王都に迎えられている?

「さらに……神殿からも知らせがありました」

 ミレイユは、おそるおそる続けた。

「女神エリュシア様が、“私が祝福したのはユナ・アークレット、ただ一人”と――宣告なさったそうです」

 その瞬間。

 エレナの中で、何かがぷつんと切れた。

「やめて」

 小さな声。

 ミレイユが顔を上げる。

「……エレナ様?」

「やめてって言ってるの!」

 金切り声が、部屋に反響した。

 床に落ちていた櫛を、エレナは反射的に蹴り飛ばす。

 鏡台の上の香水瓶が揺れ、一つがカランと落ちて割れた。

 甘くきつい香りが、一気に立ち上る。

 鉄と湿った土と、そこに混ざる人工的な香り。

 空気が、頭の中をぐちゃぐちゃにする。

「どうして……」

 エレナは、震える手で自分の胸を押さえた。

「どうしてあの子が女神に選ばれて、私が選ばれないのよ」

 絞り出すような声。

 ミレイユは、何も言えなかった。

 エレナのその叫びは、誰よりも彼女自身の本音をえぐっている。

「私は、ずっと“ふさわしい娘”であろうとしたわ。

 礼儀も教養も、全部身につけて。

 愛想よく笑って、完璧な振る舞いをして。

 祈祷室でだって、毎朝毎晩、女神様に祈って……」

 脳裏に浮かぶ。

 女神エリュシアの絵。

 あの前で、「私こそふさわしい娘でしょう?」と囁いた夜。

 絵の中の女神が、わずかに目を背けた気がした。

 あの違和感が、今になって鮮明になる。

 女神は、最初から自分を選ぶ気などなかったのだと。

「なのに……」

 涙で滲んだ視界の中で、エレナは唇を噛みしめる。

「どうして――“ただのメイド”だったユナが、選ばれるのよ」

 自分の中の醜さが、全部言葉になって溢れ出す。

 優しさよりも先に、プライドが悲鳴を上げた。

「私の方が綺麗で、私の方が頭もよくて、私の方がふさわしいのに。

 生まれも、立場も、全部勝っているはずなのに。

 なんで、なんであの子なのよ!」

 叫びは、ほとんどヒステリーに近かった。

 ミレイユは、ただ黙って見ていることしかできない。

 慰めの言葉なんて、意味をなさない。

 「エレナ様だって素敵です」なんて言葉は、今の彼女には毒にしかならない。

「ユナのせいよ……」

 エレナは、息を荒げながら呟いた。

「全部、あの子が壊したの。

 屋敷も、私の努力も、女神様の目も……」

 視界の中で、何かが歪んでいく。

 自分が壊してきたもの。

 自分が見ようとしなかったもの。

 それらはすべて、「ユナのせい」という一言で塗りつぶされる。

 そうしないと、立っていられない。

 そうしないと、自分という存在そのものが、ぐらぐらと揺れて崩れてしまう。

「どうして、あの子が――」

 言葉にならない叫びが喉の奥で渦を巻く。

 鏡に映る自分の顔は、もはや「完璧な令嬢」ではなかった。

 目の下には薄い隈。
 口元には、歪んだ線。

 その醜さに気づく余裕すら、今のエレナにはない。

 彼女の心は、とうとう限界まで膨らんだ風船のように、ぱんぱんに張りつめていた。

 外から刺した針は、小さな噂ひとつ。

 「ユナ・アークレットは女神の加護を持つ娘」。

 その言葉が、彼女の世界に走った亀裂を、一気に広げていく。

 オルフェリア侯爵家の屋敷全体にも、同じように。

 ユナがいた頃、“なんとなく”でごまかされていた嘘や裏切りは、もう隠しようがなくなっていた。

 それでも、エレナは最後まで、こう言い続ける。

「ユナのせいよ……あの子が全部壊したのよ」

 その言葉こそが、自分自身の心の一番深いところを、静かに蝕んでいることに気づかないまま。
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