17 / 20
第17話「国中に広がる光と、見えてしまう影」
しおりを挟む変化は、ある日突然「ここから」と線が引かれるものじゃなかった。
春と夏の境目みたいに、気づいたときにはもう、空気が変わっていた――そんな感じだった。
◆
まず、疫病が止まった。
王都から少し離れた南方の町で、子どもたちの間に熱病が流行った。
高熱、咳、衰弱。
それまでなら、何人かは当たり前のように命を落としていた病だ。
でも、この国には女神エリュシアの祝福を宿した娘がいた。
「ユナ様、こちらです!」
小さな診療所みたいな建物の中に案内されて、ユナ・アークレットは思わず息を呑んだ。
狭い部屋いっぱいに並んだ簡易ベッド。
汗まみれでうなされる子どもたち。
不安そうに見守る親たち。
空気は、熱と心配と、わずかな諦めで重かった。
(……匂い)
《真実の香》が、すぐに反応する。
湿った土の匂い――「きっと、この子は助からない」という親の諦め。
鉄の匂い――医師が自分の無力さに抱く自己嫌悪。
かすかな花の香り――「それでも救いたい」と願う気持ち。
それらが、複雑に混ざり合っていた。
「だ、大丈夫ですか、ユナ様……?」
同行してきた神殿の巫女・ミアが心配そうに覗き込む。
ユナは、小さく頷いた。
「……うん。大丈夫。
できるところまで、やるから」
そんなに派手なことができるわけじゃない。
でも、《癒しの雫》は、確かにここにある。
一人、また一人とベッドの隣に座り、小さな手を握る。
「痛いの、少しでも楽になりますように」
祈りは、癖になっていた。
ユナの胸から流れ出した光は、子どもたちの身体に吸い込まれていく。
黒い靄が、するすると剥がれ落ちるように消えていった。
全員を一度で治すことはできない。
けれど、命の線を少しずつ太くしていくことはできる。
「熱が……引いてきてる……!」
母親の驚きの声。
「さっきまで息も荒かったのに……」
父親の震える声。
それらを聞くたびに、ユナの胸にも少しずつ光が灯っていく。
彼女の存在は、「奇跡」という派手な言葉ではなく、じわじわと広がる「希望」として、国中に染み込んでいった。
◆
次に、収穫の話が変わった。
干ばつ続きだった西の村に、久しぶりの雨が降った。
祭壇の前でユナが祈ったあと、空にゆっくり雲が集まっていき――やがて、優しい雨粒が畑を打った。
「ユナ様のおかげだ!」
「女神様が、また俺たちを見てくださった……!」
村人たちは口々にそう言った。
でもユナは、首を振る。
「ここまで畑を守ってきたのは、皆さんですよ。
女神様も、それを見てたから、“じゃあちょっと水あげようか”って」
彼女にとって、加護は「ご褒美」ではなく、「一緒に頑張ったね」の延長線上だった。
そんなユナの言葉ごと、希望は人から人へ伝染していく。
「どうせ駄目だ」と諦めていた人たちが、「もう一度だけやってみよう」と思うようになった。
その小さな変化が、国全体の空気を静かに変えていく。
◆
――けれど、光が強くなればなるほど、影も濃くなる。
そんな当たり前のことを、ユナはだんだん痛いほど思い知らされていった。
◆
ある日。
ユナは、王宮の小謁見室で、一組の夫婦の相談を受けていた。
夫は立派な外見の商人。
妻は、少しお疲れ気味の柔らかな雰囲気の人。
「最近、夫の帰りが遅くて……体のことが心配で、ユナ様に診ていただけたらと」
妻が、少し怯えたような声で言う。
夫は、苦笑いを浮かべた。
「いや、そんな大したことじゃないんですよ。
仕事が立て込んでいるだけで――」
その瞬間。
ユナの鼻先に、湿った土の匂いが強く広がった。
生乾きの洗濯物みたいな、不快な湿り気。
(……嘘)
《真実の香》が告げる。
夫の言葉の中には、「仕事」だけではない別の予定が混ざっている。
優しい笑顔の裏に、べったりと付いた裏切りの影。
ユナは、思わず喉が詰まりそうになる。
「……ご主人、最近、体調に変化はありませんか?」
苦心して、当たり障りのない質問を投げる。
商人は、少しだけ目を泳がせた。
「え、ええ。まあ、疲れやすくはなりましたが……年のせいでしょう」
ユナの中で、湿った土がさらに濃くなる。
これは、ただの「疲れ」ではなく――別の誰かとの夜の付き合いのせいだ。
でも、ここで「浮気してますよね?」なんて言えるわけがない。
妻の心に、どれだけの傷を刻むことになるか。
自分の役目は、「真実を暴くこと」なのか、「真実とどう付き合うかを手伝うこと」なのか。
分からなくなる。
(全部、言えばいいってものじゃない……)
結局。
ユナは、夫には疲労回復の癒しを、妻には「ご自身の心が潰れないように」と穏やかな光を流すことで、その場を終わらせた。
帰り際。
妻は何度も頭を下げた。
「本当に、ありがとうございました……」
その花の香りが、余計に苦かった。
◆
別の日。
父親に付き添われてやってきた、十代半ばの少年がいた。
「この子が、どうにも真面目に働こうとしなくてですね……
ユナ様から“しっかりしろ”と一言言っていただければ、きっと改心すると思うのですが」
父の言葉には、少しの苛立ちと、打算が混ざっていた。
息子を心配する気持ちも、本物。
だが、それ以上に、「女神の娘に諭してもらった」という箔をつけたい欲も、匂いで分かってしまう。
少年は、俯いたまま口を開かない。
「……働きたくないの?」
ユナが柔らかく尋ねると、少年はビクリと肩を揺らした。
「……どうせ、全部親が決めた仕事だ」
絞り出すような声。
その周りには、濁った香りがまとわりついていた。
金の匂い。
搾取の匂い。
(この子……)
ユナは、父親の方を見る。
父親の周囲には、「金」の匂いが強く漂っていた。
家の借金。
商売の失敗。
それらをごまかすために、「息子を働かせて穴埋めさせよう」としている。
それも、一部は仕方のない事情だ。
生活は楽じゃない。
でも、その下にある、「自分の失敗を認めたくない」という自己保身の匂いも、はっきりと感じられてしまう。
(……見たくなかったな)
少年の「働きたくない」は、怠けではなく、抵抗だ。
でも、それを全て暴けば、この親子の関係は一度壊れる。
修復できるかどうかは、分からない。
ユナは、唇を噛んだ。
(全部の真実に、私が決着をつけられるわけじゃない)
結局その日も、ユナは「二人でちゃんと話してみてください」としか言えなかった。
癒しの雫は、少年の心に少しだけ届いていたけれど――それで十分だったのかどうか、分からない。
◆
さらに、厄介なのは、王宮の貴族たちだ。
ある日、華やかなドレスを身にまとった男爵夫人が、猫なで声でユナの手を取ってきた。
「まあまあ、ユナ様、お美しい。
女神の器ともなると、やはりオーラが違いますわねぇ」
口ではそう言いながら――
彼女の周りには、いくつもの匂いが入り混じっていた。
嫉妬の鉄。
打算の湿った土。
「自分の娘を近づければ、王太子とのコネができるかも」という計算の臭み。
「今度、うちの娘をお見せしたいですわ。
ユナ様のような方とお話させて、良い影響を受けさせたいと申しますか……」
ユナの脳内で、《真実の香》が「警報」のベルを鳴らす。
(あ、この人、“利用できるものは何でも利用したい”って思ってる……)
鼻の奥にまとわりつく悪臭。
笑顔の裏に隠された「打算」が、嫌でも見えてしまう。
こういう人は、一人ではない。
女神の娘。
王家と神殿の庇護下。
その肩書きに群がる視線は、決してきれいなものばかりではなかった。
◆
夜。
ユナは、自室のベッドの上で丸くなっていた。
膝を抱え、額を乗せる。
部屋には誰もいない。
だから、弱音を吐いてもいい――そう思える、数少ない時間だった。
「……全部、見なきゃよかった」
ぽつりと、声が漏れる。
《真実の香》は、便利な力だ。
嘘を見抜き、人を守ることもできる。
でも、それは同時に、見たくないものまで見える力でもある。
妻を裏切る夫。
親を金で利用する子ども。
ユナを“踏み台”にしようと近づく貴族。
世界は、優しさと同じくらい、醜さでできている。
その両方が、同じ強さで匂ってくる。
「全部、知らなかったら……もっと楽だったのかな」
そんなことを考えてしまう夜が、前よりも増えた。
女神の娘になったからといって、心の強さが勝手にレベルアップするわけじゃない。
昔と同じように、情けなくて、弱くて、すぐに泣きそうになる自分が、ここにいる。
コンコン。
不意に、ノックの音がした。
ユナは慌てて顔を上げる。
「は、はい」
「俺だ。入っていい?」
ルシアンの声。
ユナは、慌てて体勢を整えようとするが――間に合わなかった。
扉が少し開き、隙間からのぞき込んだ王太子は、ベッドの上で膝を抱えたままのユナと目が合った。
「……」
「……」
数秒の沈黙。
先に口を開いたのは、ルシアンだった。
「タイミング、悪かった?」
「いえっ!? あの、その……」
パニックになりそうな頭を、なんとか働かせる。
変に取り繕っても、バレる。
《真実の香》を抜きにしても、この人にはだいたい顔でバレる。
「ちょっと、考え事をしてただけで……」
「“ちょっと”じゃなさそうな顔してる」
ルシアンは部屋に入り、扉を閉めた。
椅子には座らず、そのままベッドの近くまで歩いてくる。
「座っても?」
「ど、どうぞ……」
ベッドの端に腰掛ける距離感に、ユナの心臓がドクドクと騒ぎ出す。
「……今日も、相談が多かった?」
「はい。
病気の人も、心の悩みを抱えてる人も、たくさん来てくれて……」
そこまではいい。
問題は、その先だ。
「で、見えた?」
ルシアンの言い方は、妙にストレートだった。
ユナは、苦笑いを浮かべる。
「……見えました。
見なくていいところまで、全部」
言葉にしたら、涙が出そうになるから、ゆっくり吐き出す。
「浮気してるのにごまかしてる人とか、
自分の失敗を認めたくなくて、全部子どものせいにしようとしてる人とか、
私に取り入ろうとしてる人とか……」
膝をぎゅっと抱きしめる。
「“女神の娘”って呼ばれるのに、心の中では、“うわ、この人やだな”って思ってる自分がいて……
そんな自分も、すごく嫌で……」
声がかすかに震えた。
「全部、見なきゃよかったって、思っちゃうんです」
ルシアンは、しばらく黙っていた。
否定も肯定もしない沈黙。
やがて、彼は小さく息を吐いて、ユナの頭にそっと手を置いた。
ふわり、と撫でる。
その手つきは、驚くほど優しかった。
「……それは、しんどいな」
ようやく出てきた言葉は、それだけだった。
「大丈夫」とか、「気にするな」とか、そういう安っぽい慰めを一切使わない。
ユナは、少しだけ肩の力を抜いた。
「俺もさ」
ルシアンは、自分の胸に手を当てる。
「王太子になってから、いろんな“本音”を見てきた。
俺の地位や立場を利用しようとする人。
俺が倒れたら得をする人。
表面では笑いながら、心の中では“早く終わればいいのに”って思ってる人」
鉄と湿った土の匂いが、彼の記憶の中にまだ残っている。
「それを全部見て、それでも“王太子様”って顔をしなきゃいけないのは、結構しんどい」
「……はい」
「だから、君がしんどいのも、少しは分かるつもりだ」
その「分かる」という言葉が、変に重くないのがありがたかった。
同情でも、上からでもない。
「俺もまだ途中だけど」という目線。
ユナは、膝の間から彼を見上げる。
「ルシアン殿下は……どうして、それでも耐えられるんですか?」
「耐えてるというより、諦めてるだけかもしれないけどね」
小さく笑ってから、彼は続けた。
「全部は救えないって」
その一言が、胸にすとんと落ちる。
「君もそうだよ」
ルシアンは、ユナの髪をくしゃっと乱暴に撫でた。
「《真実の香》があるからって、見えた全員を救おうとしたら、君が先に潰れる。
世界中の醜さを、全部自分一人の責任みたいに抱える必要なんてない」
「でも……見えちゃうから……」
「見えるからこそ、選べばいい」
ルシアンの目が、まっすぐユナを捉える。
「君が手を伸ばしたいと思える相手を、ひとりずつでいいから守ってやってくれ」
その言葉は、優しくて、少しずるい。
「全部やれ」とは言わない。
「何もしなくていい」とも言わない。
その中間。
「完璧な聖女なんて、いらない。
そんな人間、この世にいないしね」
皮肉を交えながら、ルシアンは肩をすくめる。
「“この人は、どうしても放っておけない”って、君が思った人がいたら――そのときに全力で手を伸ばせばいい。
それだけで、十分すぎるくらい価値がある」
花の香りが、ふわりと広がった。
ルシアンの胸から。
ユナの胸から。
《真実の香》が、二人の感情をそっと混ぜていく。
(全部は、救えなくていい……)
頭の中で、その言葉を何度も反芻する。
(私が、“助けたい”って思える人を、ひとりずつ)
完璧な聖女には、なれない。
そもそも、なりたくない。
誰にでも優しくできる万能な存在じゃない。
嫉妬もするし、嫌いな人もできるし、面倒くさいと思うことだってある。
でも、その不完全さごと、自分なのだ。
「……私、聖女には向いてないですよね」
ユナは、ちょっとだけ笑って言った。
ルシアンも笑う。
「うん。向いてない」
「即答!」
「でも、“ユナには向いてること”がある」
ルシアンの表情が、少し真面目になる。
「誰かの手を握って、“大丈夫ですよ”って言えること。
誰かが間違いそうになったとき、“それは違います”って震えながらでも言えること。
倒れそうになってる人に、“もう少しだけ一緒に立ってみませんか”って言えること」
それは、昔からユナがやってきたことだ。
孤児院でも。
オルフェリア家でも。
そして今、王宮でも。
「完璧な聖女にはなれないかもしれないけど」
ユナは、自分で言葉をつなげる。
「私だからできることは、きっと、あるんですよね」
「その通り」
ルシアンは、満足そうに頷いた。
「女神の娘だからじゃなくて、ユナ・アークレットだからできること。それをしてほしい」
胸の奥のざわめきが、少しずつ静まっていく。
全部救えない。
全部分かって、全部抱え込む必要はない。
その真ん中で、自分にできることだけを選ぶ。
それは、逃げでも諦めでもなく――
“人間としての限界を自覚したうえでの、前向きな選択”だ。
◆
ルシアンが部屋を出ていった後。
ユナは、窓を開けた。
夜風が、優しくカーテンを揺らす。
王宮の庭の向こうに、王都の灯りが見える。
そこには、きっと今日も、いろんな感情が渦巻いている。
幸せ。
不安。
嫉妬。
希望。
その全部が、花や土や鉄の匂いになって、混ざり合っている。
「……全部、見えるのは、たぶん一生慣れないけど」
ぽつりと呟いた。
「それでも、“手を伸ばしたい”って思えた人にだけでも、ちゃんと届くように――」
自分の胸に、そっと手を当てる。
癒しの雫が、静かに波打った。
女神の祝福の光が、じんわりと広がる。
「完璧な聖女じゃなくていい。
私だからできることを、ひとつずつ」
そう思い直したその夜。
ユナは、少しだけ軽くなった心で、眠りに落ちていった。
夢の中で。
きっと、女神エリュシアが「そう、それでいいの」と笑っている――そんな気がして。
84
あなたにおすすめの小説
王太子に理不尽に婚約破棄されたので辺境を改革したら、王都に戻ってきてくれと言われました
水上
恋愛
【全18話完結】
「君は中身まで腐っている」と婚約破棄されたエリアナ。
そんな彼女は成り行きで辺境へ嫁ぐことに。
自身の知識と技術で辺境を改革するエリアナ。
そんな彼女を、白い結婚のはずなのに「膝枕は合理的だ」と甘やかす夫。
一方、エリアナを追放した王都では、彼女の不在の影響が出始めて……。
聖獣使い唯一の末裔である私は追放されたので、命の恩人の牧場に尽力します。~お願いですから帰ってきてください?はて?~
雪丸
恋愛
【あらすじ】
聖獣使い唯一の末裔としてキルベキア王国に従事していた主人公”アメリア・オルコット”は、聖獣に関する重大な事実を黙っていた裏切り者として国外追放と婚約破棄を言い渡された。
追放されたアメリアは、キルベキア王国と隣の大国ラルヴァクナ王国の間にある森を彷徨い、一度は死を覚悟した。
そんな中、ブランディという牧場経営者一家に拾われ、人の温かさに触れて、彼らのために尽力することを心の底から誓う。
「もう恋愛はいいや。私はブランディ牧場に骨を埋めるって決めたんだ。」
「羊もふもふ!猫吸いうはうは!楽しい!楽しい!」
「え?この国の王子なんて聞いてないです…。」
命の恩人の牧場に尽力すると決めた、アメリアの第二の人生の行く末はいかに?
◇◇◇
小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
カクヨムにて先行公開中(敬称略)
【完結】嫌われ公女が継母になった結果
三矢さくら
恋愛
王国で権勢を誇る大公家の次女アデールは、母である女大公から嫌われて育った。いつか温かい家族を持つことを夢見るアデールに母が命じたのは、悪名高い辺地の子爵家への政略結婚。
わずかな希望を胸に、華やかな王都を後に北の辺境へと向かうアデールを待っていたのは、戦乱と過去の愛憎に囚われ、すれ違いを重ねる冷徹な夫と心を閉ざした継子だった。
追放エンドだと思ったら世界が私を選んだ、元聖女のざまぁ再生記
タマ マコト
ファンタジー
聖女として祈り続け、使い潰された少女セレフィアは、
奇跡が起きなくなった夜に「役立たず」と断じられ、雪の中へ追放され命を落とす。
だがその死を世界が拒否し、彼女は同じ世界の十数年前へと転生する。
エリシア・ノクス=セレスティアとして目覚めた彼女は、
祈らずとも世界に守られる力を得て、
二度と奪われない生を選ぶため、静かに歩き始める。
役立たずと追放された令嬢ですが、極寒の森で【伝説の聖獣】になつかれました〜モフモフの獣人姿になった聖獣に、毎日甘く愛されています〜
腐ったバナナ
恋愛
「魔力なしの役立たず」と家族と婚約者に見捨てられ、極寒の魔獣の森に追放された公爵令嬢アリア。
絶望の淵で彼女が出会ったのは、致命傷を負った伝説の聖獣だった。アリアは、微弱な生命力操作の能力と薬学知識で彼を救い、その巨大な銀色のモフモフに癒やしを見いだす。
しかし、銀狼は夜になると冷酷無比な辺境領主シルヴァンへと変身!
「俺の命を救ったのだから、君は俺の永遠の所有物だ」
シルヴァンとの契約結婚を受け入れたアリアは、彼の強大な力を後ろ盾に、冷徹な知性で王都の裏切り者たちを周到に追い詰めていく。
3回目の人生は、悪役令嬢を辞めて引きこもります~一歩も出ずに国を救ったら、なぜか「聖女」として崇められ最強の男たちが部屋を包囲してくる件~
放浪人
恋愛
公爵令嬢エリザベートは、1度目は悪役令嬢として断罪され処刑、2度目は改心して聖女となり国に尽くしたが過労死……という悲惨な最期を遂げた。 記憶を持ったまま3度目の人生が始まった瞬間、彼女は固く決意する。 「もう絶対に働きません! 今世は部屋から一歩も出ず、睡眠と趣味に命をかけます!」
最強の拒絶結界『絶対領域』で部屋に籠城し、婚約破棄イベントも夜会も全て無視して惰眠を貪ろうとするエリザベート。 しかし、彼女の「働きたくない」一心からの行動――適当な農業アドバイスや、安眠妨害への容赦ない迎撃――が、周囲には「国を憂う深慮遠謀」「慈愛に満ちた奇跡」として超好意的に解釈されてしまう!?
ヤンデレ化した元婚約者の王太子、物理で愛を語る脳筋騎士団長、効率厨の隣国王子、さらには古代の引きこもり少年までをも巻き込み、事態は国家規模の大騒動へ。 部屋ごと空を飛んで戦場を浄化し、パジャマ姿で古代兵器を操り、地下牢をスイートルームに変えながら、エリザベートは究極の安眠を手に入れることができるのか? 塩対応すればするほど愛され、逃げれば逃げるほど伝説になる、最強引きこもり令嬢の勘違いドタバタ溺愛ファンタジー、ここに完結!
『「あんな化け物と結婚なんて嫌!」と妹が泣くので私が身代わりになりました。……あの、化け物どころか、国一番の美形で紳士な旦那様なんですけど?
ラムネ
恋愛
伯爵家の長女でありながら、妾腹の子として冷遇され、使用人のように扱われてきたエルサ。 ある日、実家に縁談が舞い込む。相手は「北の化け物」と恐れられるジークハルト辺境伯だった。 「あんな化け物のところになんて、死んでも嫁ぎたくないわ!」 愛され美少女の妹マリアに泣きつかれ、両親に命じられるまま、エルサは身代わりの花嫁として北の地へ送られることになる。
死を覚悟して嫁いだエルサだったが、そこで待っていたのは、呪いの仮面の下に絶世の美貌を隠した、不器用で優しい旦那様だった! しかも、ジークハルトを苦しめていた強大すぎる魔力を、エルサだけが「無効化」して触れられることが判明し――?
「エルサ、お前は俺の光だ。一生離さない」
最強の騎士である旦那様からの過保護な溺愛、美味しい領地グルメによる改革、そして規格外の三つ子の誕生。 一方、エルサを捨てた実家と妹は没落の一途を辿り……。 虐げられた地味令嬢が、最高の幸せを手に入れる大逆転シンデレラストーリー!
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる