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第19話「女神と人間、その狭間で」
しおりを挟む最近、空が近い。
そんな、ふわっとした違和感からだった。
王宮のテラス。
高い塔の上から見下ろす庭は、いつも通りきれいに整えられている。
人が米粒みたいに小さい。
でも、今日は――
(なんか、“見下ろしてる”って感じが、前より強い……)
風が頬を撫でる。
風の流れ。
空気の温度。
遠くで騎士たちが振るう木剣の音。
それら全部が、一度に「分かってしまう」感覚。
まるで、自分の意識が体の外側まで広がっていくみたいだ。
足元の石畳。
遠くの城壁。
その先の街並み。
そして、もっと遠く――国境の山々の気配まで、うっすらと感じ取れる気がした。
(……こわ)
ユナ・アークレットは、テラスの手すりにそっと手を置いて、ぎゅっと握った。
あの日、森の泉でエリュシアから正式に授かった三つの加護。
《癒しの雫》
《真実の香》
《女神の祝福》
それらは日を追うごとに、少しずつ、少しずつ、強くなっていった。
疫病の町での祈りのとき。
辺境への援助を決めたとき。
誰かの「救いたい」という気持ちに、自分の「救いたい」が重なるたび。
加護は、静かに、でも確実にユナの内側で大きくなっていく。
◆
最近、一つ気づいたことがある。
《癒しの雫》を使うとき、相手の体の「悪いところ」が、前より具体的に見えるようになってきた。
この人は、胸のここが固まってる。
この人は、昔の傷がここに残ってる。
そんなふうに。
目に見えないはずのものが、「分かってしまう」
《真実の香》も、前より鮮明だ。
数人が同じ空間にいるとき、それぞれの感情の匂いの層まで、区別できるようになってきた。
「あ、この人、笑ってるけど内心むちゃくちゃイライラしてる……」
「あの人は、すごく遠くで“心配してる”って香りだけ飛ばしてる……」
冗談みたいに聞こえるけど、本当の話だ。
便利だし、役にも立つ。
でも――
(……全部“人間じゃない角度”から見てる感じが、ちょっとこわい)
テラスから見下ろす庭で、侍女たちが談笑している。
笑い声。
小さなため息。
そこに、ふわっと花の香りが混じる。
誰かが誰かを好きだと思っている匂い。
同時に、湿った土も混ざっている。
「会えないとさみしいけど、会えないままの方が楽かもしれない」なんて、複雑な感情の匂い。
(前の私なら、“仲良さそうだなあ”くらいで終わってたはずなのに)
今は、「表面」と「中身」が同時に見える。
それは、世界が二重写しになっていく感覚だった。
◆
「……ユナ」
背後から声がして、振り向く。
王太子ルシアンが、テラスの入口に立っていた。
最近は、王族にしてはラフな格好のときが多い。
少し柔らかめのシャツに、上質なコートだけ。
それが逆に、距離を近く感じさせる。
「こんなところで、一人で立ってると落ちそうで怖いんだけど」
「落ちませんって」
「いや、物理的にじゃなくて」
ルシアンは、肩まで歩み寄り、手すりにもたれた。
「顔が完全に“難しいこと考えてます”って顔してた」
「えっ。そんな顔でした?」
「うん。王宮の石像より難しい表情してた」
「石像に謝ってください……」
いつもの軽口。
でも、ユナの胸のざわめきは、完全には消えない。
ルシアンが、横目でちらりと彼女を見る。
「最近、力が強くなってるんだって?」
「……誰情報です?」
「巫女長」
セラフィナの顔が頭に浮かぶ。
(“最近のユナは、祈るときの光の量が明らかに増えています”)
さっき、神殿からの報告でそんな話が出ていた。
「悪い意味ではない。
ただ、“女神との距離が近づいている”とは言われた」
「……近づいている、ですか」
その言葉が、ぐさりと胸に刺さる。
女神エリュシア。
あの泉のほとり。
夜ごとの夢の中。
彼女はいつもユナを見ている。
そのこと自体は、安心でもある。
でも。
(最近、夢と現実の境目も、ちょっと曖昧になってきてる気がするんだよなあ……)
夢の中で見た誰かの涙が、目覚めた後も「匂い」として残っていたりする。
祈っただけで、遠くの土地の空気が変わるのが分かったりする。
嬉しいのと、怖いのと。
両方が、胸の中でぎゅうぎゅうに詰まっていた。
「……怖くないのか?」
ルシアンが、珍しく真面目な声で訊いた。
「力が強くなること。
女神に近づいていくこと」
ユナは、少し考えてから――正直に答えた。
「怖いです」
「やっぱりな」
ルシアンは、どこかホッとしたような顔をした。
「怖くないって言われたら、“このまま消えるルートだな”って焦るところだった」
「消えるルートってなんですか。ホラーすぎます」
「いや、ほら。
伝承とかでよくあるだろ、“神に愛されすぎて、最後は人間の世界からいなくなりました”ってやつ」
「あー……ありますね」
そういう話を、昔、孤児院の本で読んだ。
神に選ばれた巫女が、最後は空へ昇っていく話。
その結末を、あの頃の自分は「すごいな」とだけ思っていた。
でも今なら――
(……嫌だな)
王宮の廊下。
庭の草いきれ。
厨房のパンの匂い。
ルシアンの笑い声。
ミアの小言。
ディランの適当な励まし。
セラフィナの「ちゃんと食べてる?」という視線。
そういう「人間の世界」を手放すイメージが、どうしても浮かばない。
ルシアンは、手すりに肘をつきながら、ぽつりと言った。
「君がさ。
最近、時々――すごく遠くを見てるような顔をするんだ」
「遠く?」
「ここじゃないどこか。
俺たちの届かないところを見てるみたいな顔」
ユナの胸が、ズキッと痛む。
そんな顔をしていたのか。
「だから、ちょっと心配している。
このまま君が、どこか“上の方”へ歩いて行ってしまうんじゃないかって」
「……行きませんよ、そんな簡単には」
冗談めかして言ってみせる。
でも、ルシアンは笑わなかった。
「“簡単には”ってつくあたりが、余計に怖い」
「う」
言葉の端まで、見逃してくれない。
それがありがたい日もあれば、今日みたいに苦しい日もある。
◆
その日の夜。
ユナは、やっぱりあの泉に立っていた。
森の中。
月明かり。
水面に映る星たち。
夢の中だと分かっていても、ここはいつも「現実より現実らしい」。
「また来たのね」
泉の縁に腰をかけながら、女神エリュシアが微笑んでいた。
いつもの白銀の髪。
いつもの、人間臭い目。
でも、今日は――
「なんか、近くないですか」
ユナは、思わず口にしていた。
エリュシアとの距離。
物理的な話じゃない。
感覚的な距離。
前よりも、ずっと「同じ高さ」にいるような気がした。
エリュシアは、軽く首を傾げる。
「……そうかしら?」
「絶対そうです。
前はもっと、“見下ろされてる感”があったのに」
「あら失礼」
女神は笑いながらも、少しだけ真顔に戻った。
「でも、あなたの感覚は、多分正しいわ」
その声は、いつもより少しだけ、深いところに響いた。
「ユナ。
あなたの加護は、前よりずっと強くなっている。
世界の“痛み”を受け取る力も、“願い”を届ける力も」
そう言って、エリュシアは泉の水を指ですくう。
水滴が、指先からぽとりと落ちる。
落ちたところから、静かな光の輪が広がった。
それが、そのままユナの胸の中にも広がる感覚。
「あなたはもう――完全に“人”でもなく、完全に“神”でもない」
月明かりの下、その宣告はあまりにも静かに落とされた。
ユナは、喉がきゅっと締まるのを感じた。
「……じゃあ、私は」
声を絞り出す。
「私は、どこに属しているの?」
孤児院の子どもだった頃は、「ただの孤児」だった。
オルフェリア家にいた頃は、「下級メイド」。
今は、「女神の娘」、「王宮付きの巫女」。
肩書きはいくつかある。
でも、それが「自分の居場所」と一致している気が、最近しなくなってきた。
人間の痛みも分かる。
女神の視点も、少しずつ分かるようになってきた。
そのどちらにも完全には入れない、宙ぶらりんの感覚。
エリュシアは、すぐには答えなかった。
泉の水面を見つめ、ゆっくりと言葉を選ぶ。
「……“狭間”ね」
「狭間」
「人と神の、ちょうど真ん中。
どちらにも属しているようでいて、どちらにも完全には属せない場所」
それは、なんとなく自分でも薄々感じていた答えに、名前を与えられたみたいだった。
エリュシアは、ユナの顔をじっと見る。
「怖い?」
「……怖いです」
正直に言うと、女神はふっと笑った。
「でしょうね。
“ここが私の席です”って言える椅子がないのは、不安よね」
「はい……」
孤児院には、「孤児」という席があった。
メイドには、「使用人」という席があった。
そのどれもが、窮屈で、でも分かりやすかった。
今、自分が座っている椅子は――透明で、輪郭が曖昧で、たまに足元から消えそうになる。
エリュシアは、優しくユナの頬に触れた。
その指は、ひんやりしているのに、妙に安心する温度だった。
「でもね、ユナ」
「……はい」
「“どこに属しているか”を決めるのは、必ずしも世界じゃない。
時々は、自分で決めていいのよ」
「自分で、決める……」
「そう。
“私はここにいたい”。
そう思える場所を、自分で選んで、そこに立ち続けることだってできる」
エリュシアの瞳が、柔らかく揺れる。
「あなたは、人間の痛みを知っている。
女神の視点も、少しは分かるようになってきた。
だったら、その狭間に立って、両方に手を伸ばせばいいわ」
その言葉は、きっとこの上なく正しい。
でも――
「……それでも、怖いです」
ユナは、胸に手を当てた。
「もし、このまま加護が強くなって。
人のことを“可愛い”“いとしい”じゃなくて、“守るべき対象”ってだけで見てしまうようになったら。
もし、全部を“女神の目”でしか見られなくなったら――」
自分が、自分じゃなくなる。
そんな恐怖が、静かに膨らんでいた。
エリュシアは、少しだけ寂しそうに目を細めた。
「あなたは本当に、“人間”が好きなのね」
「……嫌いになりきれないです」
ずるい人もいる。
醜い人もいる。
それでも――
笑い合って、泣いて、悩んで、間違えて、また立ち上がる。
そんな姿が、どうしようもなく愛おしい。
エリュシアは、指先でユナの額を軽く弾いた。
「だったら、その怖さも、ちゃんと抱えて生きなさい」
「女神様、励まし方ちょっとスパルタですよね」
「今さらでしょ?」
二人で笑い合う。
でも、その笑いの奥には、確かに重い何かがあった。
◆
夢から覚めたのは、夜明け前だった。
寝台の上。
薄暗い部屋。
ユナは、暫く天井を見つめてから、そっとベッドを抜け出した。
眠っていない顔を、鏡で見る。
「……女神の娘、って顔してる?」
問いかけても、鏡は何も答えない。
そこに映っているのは、どう見ても、普通の少女の顔だった。
髪は少し跳ねていて、目の下には薄くクマ。
偉そうなオーラなんてどこにもない。
でも、胸の奥には――
確かに、女神の光が宿っている。
そのギャップが、自分でもおかしくて、苦しい。
◆
その日の午後。
ルシアンに呼ばれて、ユナは城の裏庭に出ていた。
あまり人目につかない、静かな場所。
大きな木が一本、影を落としている。
「最近、“神殿”と“王宮”の予定ばかりで、外の空気を吸う暇もなさそうだったからな」
ルシアンは、木の幹にもたれながら言った。
「たまには、仕事じゃない外出をしても罰は当たらないだろう」
「罰は当たらないと思いますけど……護衛の人たちが倒れそうですね」
「そのときはディランに全部押し付ければいい」
「ディラン様、くしゃみしてそう」
二人で笑い合う。
風が吹いた。
木の葉がざわざわと揺れる音。
鼻先に、土の匂いと、乾いた草の匂い。
そして――ルシアンから漂う、優しい花の香り。
(あ、今日も“心配してる”匂いだ……)
気づかないふりをした。
けれど、ルシアンの方は、気づいたように息を吐いた。
「……なあ、ユナ」
その声は、いつになく真剣だった。
「はい?」
「ここ最近の君、見ててさ」
ルシアンは、少し言葉を選ぶように口を噤んだ。
その沈黙さえも、真面目で、優しくて、ユナの胸を締め付ける。
「少しずつ、“この世界から半歩外側に行きかけてる”ように見えるときがある」
ユナは、息を呑んだ。
「それは……」
「女神に近づいてる証拠なんだろうし。
加護が強くなるのは、国にとっても救いなのかもしれない。
でも、同時に――」
ルシアンは、ユナを見た。
真っ直ぐ。
逃げ場がない。
「俺は、怖い」
短く、はっきりと言った。
「このまま君が、“人間でいること”をやめてしまうんじゃないかって」
胸が痛い。
でも、その痛みは不快じゃない。
自分のことを本気で見てくれている人の言葉が、刺さっている痛みだ。
「ユナ」
ルシアンは、一歩近づいた。
距離が縮まる。
心臓がうるさい。
「君がどこに属していようと――」
そこで、一度言葉を切る。
深く息を吸い、吐く。
その仕草が、変に人間らしくて、妙に安心する。
「君が“人間”から半歩外に出ていようと、“女神の娘”としてこの国を見ていようと。
俺は君を選ぶ」
宣言は、とても静かで、とても重かった。
「それだけは、もう決まってる」
花の香りが、強くなる。
ルシアンの胸から。
ユナの胸から。
《真実の香》が、二人の感情を包む。
(ああ……やっぱり、この人ってば…)
ユナは、胸の奥で小さく呟いた。
こんな言い方をされたら――
「場所」とか「立場」とか「属する世界」とか、全部どうでもよくなりそうになる。
「俺は、王太子として、“女神の器”を守らなきゃいけない立場でもある」
ルシアンは、ほんの少し苦笑した。
「でも、それとは別に――」
その先は、照れくさそうに目を逸らしながら続ける。
「それとは別に、一人の人間としてユナを選んでる。
だから、君が“どっち側”に片寄ろうが、俺の選択は変わらない」
頭の中が、真っ白になった。
さっきまで「狭間が怖い」とか、「どこに属してるか」なんて考えていたのに。
今、この瞬間は――
その全部が、どうでもよくなるくらい。
ひとつの言葉に、心が飲み込まれそうだった。
「……そんなこと言われたら」
ユナは、やっと声を振り絞った。
「“どこにも属せないんです”なんて、甘え言いづらくなるじゃないですか」
「甘えでいいよ」
即答だった。
「甘えてくれていい。
“狭間にいるのが怖い”って何回でも言ってくれていい。
そのたびに、“ここにいていい”って言うから」
その言葉は、約束だった。
ユナの喉の奥が熱くなる。
涙が、じわっと滲んだ。
(ずるいな、ほんと……)
人間って、ずるい。
神様みたいな理屈じゃなく、「好き」とか「選ぶ」とか、そういう感情で、平気で世界の見え方を変えてしまう。
◆
その夜。
夢の泉で、その様子を見ていた女神エリュシアは――
「……あなた、本当に人間を選ぶのね」
少しだけ寂しそうに笑った。
泉の水面に映される、ユナとルシアンの姿。
胸を押さえるユナの顔。
真剣に見つめるルシアンの目。
あの表情を見せられて、「気づきませんでした」は嘘だ。
ずっと前から知っていた。
この子は、いつか「誰か」を選ぶ。
神ではなく。
祝福ではなく。
正しさでもなく。
一人の人間を。
「寂しい?」
自分で自分に問いかける。
泉に映る自分の顔は、どこか苦笑いだった。
「……まあね」
素直に認める。
孤児院でこっそり泣いていたユナを見た夜。
メイドとして、必死に働きながらも、誰かのことを気にかけ続けていた日々。
雨の道で、「私、そんなにいけなかったのかな」と呟いたあの瞬間。
その全部を、自分だけが知っていた時間。
(それを、今は“王子様と共有してる”って思うと、まあ……少しだけムッとはするわよね)
女神の嫉妬なんて、聞いていて楽しいものではないかもしれない。
でも、それも本音だ。
「でもね」
エリュシアは、泉に指先を沈める。
水面に、静かな輪が広がった。
「あなたが“人間の世界”を選ぶのは、きっと最初から決まってた」
痛みも、醜さも、優しさも、全部抱えた世界。
そこに立つことを選んだ娘を、誇らしく思う気持ちが、嫉妬よりも少しだけ大きかった。
「あなたが幸せでいてくれたら――それが、私の祝福そのものだから」
昨夜、ユナに言った言葉を、もう一度繰り返す。
泉の底から、淡い光が立ち上がった。
◆
翌朝。
ユナは、何かが少しだけ「定まった」感覚で目を覚ました。
夢の中の出来事は、いつもより鮮明に心に残っている。
エリュシアの声。
ルシアンの言葉。
それらが、胸の内側に折り重なっていた。
(私、女神の娘なんだよね)
その事実は、変わらない。
加護は、きっとこれからも強くなる。
もっと遠くの痛みが見えるようになるかもしれない。
もっと高い場所から、世界を見下ろす瞬間も増えるかもしれない。
でも――
「私は、ユナ・アークレットでもある」
布団の中で、小さく呟いた。
孤児院で泣いていた子ども。
オルフェリア家のメイドだった子。
パンの香りと、洗濯物の温度と、雑巾の感触を知っている女の子。
そして今、王宮で、誰かに「選ぶ」と言われて戸惑っている、ただの一人の少女。
全部ひっくるめて、自分だ。
(“女神の娘”として、この国を見る)
(“ただのユナ”として、誰かの手を握る)
その両方をやりたいと、心から思った。
それは、きっと矛盾している。
神様らしくも、聖女っぽくもない。
でも――
「私、完璧な神様にも、完璧な聖女にもなれないし」
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女神の声。
人間の声。
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でも、昨日のルシアンの言葉が、背中を押す。
――君がどこに属していようと、俺は君を選ぶ。
その宣言が、足元に一本、しっかりした杭を打ってくれている気がした。
「よし」
布団から勢いよく抜け出す。
床に足をつく。
ふかふかの絨毯が、今日も足裏を甘やかしてくる。
「……掃除したくなるなあ」
危うくまた雑巾を取りに行きそうになって、慌てて自制した。
女神の娘。
王宮付きの巫女。
それでも、心の中には、まだ「床を拭きたいメイド」の自分がいる。
その全部を抱えたまま――
ユナ・アークレットは、女神と人間、その狭間で、自分の足で立ち続けることを選ぶのだった。
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