111 / 168
建国祭編
守りたい人
しおりを挟む
まるで金縛りにあった明け方のような感覚で、目が覚めた。
窓から差し込んだ光が眩しく、思わず目を覆おうとするが身体が酷く重い。
「うぅ……」
「……エリシア?」
光の向こうから誰かの声が聞こえたが、それが誰かを確認することも出来ず、意識が遠のいた。
再び眠りから覚めたのは夜が更けてからだった。目を開けると、暖かい灯りと手に温もりを感じる。
ふと、そちらに目を向けると、ベッドの端に突っ伏すようにして、ノアが眠っていた。
そんな彼の姿に、胸の奥が静かにほどける。
(そうか……私、毒を飲んだんだ……)
「お目覚めですか」
声のする方に目を向けると、ソファーに座っていたフレディが私に声をかけた。
「ふぅ……良かった……」
どうやら、心配をかけたようだ。
「ありがとう……ございます」
そこで私は、あの後、ノアが解毒剤を飲ませてくれたこと。
この毒が、皇太后とノアを狙ったものであったこと。
そして、三日三晩、ハルとノアが傍を離れなかったことを聞いた。
「日中は皇太后陛下の件の後処理に追われ、夜はエリシア様に付きそっていましたから……。
意識が戻られたと聞いて安心したのでしょう。
甥の無礼をお許し下さい」
「無礼だなんて……ノアには感謝しかありません」
私が重い身体を起こすと、フレディはそっと羽織をかけてくれた。
「ありがとうございます。
皇太后陛下はどうなりましたか?」
「……危篤です……」
その言葉に私の心は深く沈んだ。私の大切な人が、また一人、奪われようとしている。
「一度は回復に向かわれたのですが……持病が悪化されて……」
「そう……でしたか……」
悲しい、苦しい、寂しい、悔しい……。
どんな言葉も足りないような無力感と空虚が襲う。
そして、もしかしたら私では無く、ノアが毒を飲んでいたかもしれない……。そう考えると怖くて仕方が無かった。
「どうして、ノアが狙われるのですか?」
私の質問に、フレディは目を伏せた。
「五年前のあの事件の唯一の生き残りだからです。
恐らくは口封じの為でしょう」
「ノアは五年間、ずっとこんな目にあってきたのですか?」
私の問いかけにフレディはきまり悪そうに視線を落とした。本当のことを言うべきか迷うように。
「話してくれませんか?
本当は、本人から聞くべきことなのは分かっています。
だけど、ノアは私だけには絶対に話してくれません」
そう。ノアは絶対に私に弱味を見せない。
それは、私が護衛対象なのだから当たり前だろう。
守るべき相手に弱さを見せる人など居ない。
だけど、ノアのことを知りたい。
彼の五年間を。
「ノアはエルダールから帰国した日からずっと、命を狙われています。
馴染みのある使用人に毒を盛られ、信じていた部下に刃を向けられ、生死を彷徨ったのも一度や二度ではない。
ノアを庇って、乳母や執事も命を落としました」
どこか……再会した彼に棘のようなものを感じる時があった。笑顔は柔らかいのに、凄く冷たい何かを感じることが……。
彼を変えたのが、このせいだったのだろうか。
どんなに辛かっただろう。どんなに苦しかっただろう。
信じていた人に命を狙われることが、自分のせいで誰かを亡くすことが……どれほど……。
私は何を言ったら良いか分からず、ただ、瞳に涙をためてボヤける前を見続けることしか出来なかった。
「皇女様からすれば……言い訳に聞こえるかもしれません。
だけど、こいつは、これでも一日でも早く貴女を迎えに行けるように、それこそ毎日寝る間も惜しんで働いていました」
「アカデミーに追放されている間も……帝国に戻ってからも……。
自分を労る時間など少しも取らずに……」
(あぁ、そうだった。ノアは、そういう人だった)
私はどこで忘れてしまって居たのだろう。
出会ってから、ノアが一度でも、自分を優先した事などあっただろうか。
それなのに、私は自分のことばっかり考えていた。
(何が……何が、迎えに来て"くれる"だ)
他力本願で甘ったれていた自分を殴りたくなった。
確かに、神殿での孤独な日々は辛かった。
話し方も笑い方も忘れるほどの孤独で、おかしくなりそうだった。
浄化や神罰の恐怖に晒される毎日も怖かった。
だけど、この一年はどうだった?
自力で帝国に戻る方法だってあったのに、
なのに、迎えに来てくれないだなんて嘆いていた。
その時、ノアがどんな状況にいたのか、
私は一度でも自分で知ろうとしただろうか?
ノアから連絡が無いと落ち込んで、一度も自分から動こうとしなかった。
その時、ノアが生死を彷徨っていたのかもしれないのに……。
私は……。彼に忘れられたのかもだなんて、自己憐憫に陥って……。
「…っ……」
フレディは私から目を逸らすように視線を落とした。
「どうしたら……どうしたら私は、ノアを守れますか?」
私の質問に、悩むようにフレディは下唇を噛み締めた。
「それをノアは望まない……ですか?」
少しの沈黙を置いて、フレディは重い口を開いた。
「皇女様は、エルダールへ戻られるおつもりだと……ノアから聞きました。
でしたら、今、ノアが対峙している問題に首を突っ込まれるのはオススメできません」
それは、最大限の敬意を払った拒絶だ。
フレディの言葉はごもっともだ。
生半可な覚悟で口にしていい言葉じゃない。
確かに、私は少し前までエルダールに帰るつもりでいた。だけど、今、この現実を目にして、帰るわけにはいかない。
今した覚悟を信じて貰おうなんて、虫の良い話なのはわかっている。だけど、この思いは変わらない。
「確かに。帰るつもりでした。
ですが、それは帝国が平和だと思ったからです。私が居なくても、帝国には何の影響も無いと……この地に戻ってから何度も思い知りました。
もし、私が帰ることで、皇位継承争いが複雑化し、国政が揺らぐなら……戻らなくても良いと……思いました。
私が我慢すれば済むのだと……」
「だけど……今、私の大切な人が奪われようとしているのに、私は黙ってなど居られません。
私は、大切な人を守りたい。
その為になら、命も惜しくありません」
私の言葉を最後まで聞いたフレディは、小さく息を吐いた。
「それは、皇女として立たれるということですか?」
このタイミングで、皇女として戻る――つまり、それは皇位継承争いに参加し、立太子すること。
そして、父と母を私から奪った者と対峙すること。
あの日を思い出す。
たった一人の愛らしい弟の誕生日だった。
家族で過ごす楽しい日になるはずだった日――私から全てを奪った者が憎くないかと言われれば、嘘になる。
憎い。恨めしい。悔しい。
でも、復讐のために立つのなら、きっと私は途中で折れてしまう。
だけど、大切な人を守るためなら、私は……。
ふと、母の言葉が頭を過ぎる。
――あなたは、帝国の希望なのよ
もし、ただ皇位の為に、私の家族を、ノアの父親を、そしてその他多くの者の命を奪ったものが帝国を導く者になったとすれば……きっと、帝国の未来も明るくないだろう。
「少し、一人で考えさせてください。
躊躇している訳ではありません。
ただ、少し頭を整理したいのです」
「分かりました。
厳しいことをお伝えしましたが……。
私は、皇女様にも幸せになって欲しいと、そう願っています」
「ありがとうございます」
私の返事を聞くと、フレディは部屋から出た。
***
フレディは扉を出てから小さく息を吐いて呟いた。
「一人で……ね」
エリシアはノアを退室させなかった。
寝ているとはいえ、彼女にとってノアの存在がどういう物なのかを表していた。
彼女が皇女として立つということは、二人は結ばれないということ。
帝国の忠臣として、これ以上無い喜びな筈なのに、二人の運命を思うと、居た堪れない気分になった。
窓から差し込んだ光が眩しく、思わず目を覆おうとするが身体が酷く重い。
「うぅ……」
「……エリシア?」
光の向こうから誰かの声が聞こえたが、それが誰かを確認することも出来ず、意識が遠のいた。
再び眠りから覚めたのは夜が更けてからだった。目を開けると、暖かい灯りと手に温もりを感じる。
ふと、そちらに目を向けると、ベッドの端に突っ伏すようにして、ノアが眠っていた。
そんな彼の姿に、胸の奥が静かにほどける。
(そうか……私、毒を飲んだんだ……)
「お目覚めですか」
声のする方に目を向けると、ソファーに座っていたフレディが私に声をかけた。
「ふぅ……良かった……」
どうやら、心配をかけたようだ。
「ありがとう……ございます」
そこで私は、あの後、ノアが解毒剤を飲ませてくれたこと。
この毒が、皇太后とノアを狙ったものであったこと。
そして、三日三晩、ハルとノアが傍を離れなかったことを聞いた。
「日中は皇太后陛下の件の後処理に追われ、夜はエリシア様に付きそっていましたから……。
意識が戻られたと聞いて安心したのでしょう。
甥の無礼をお許し下さい」
「無礼だなんて……ノアには感謝しかありません」
私が重い身体を起こすと、フレディはそっと羽織をかけてくれた。
「ありがとうございます。
皇太后陛下はどうなりましたか?」
「……危篤です……」
その言葉に私の心は深く沈んだ。私の大切な人が、また一人、奪われようとしている。
「一度は回復に向かわれたのですが……持病が悪化されて……」
「そう……でしたか……」
悲しい、苦しい、寂しい、悔しい……。
どんな言葉も足りないような無力感と空虚が襲う。
そして、もしかしたら私では無く、ノアが毒を飲んでいたかもしれない……。そう考えると怖くて仕方が無かった。
「どうして、ノアが狙われるのですか?」
私の質問に、フレディは目を伏せた。
「五年前のあの事件の唯一の生き残りだからです。
恐らくは口封じの為でしょう」
「ノアは五年間、ずっとこんな目にあってきたのですか?」
私の問いかけにフレディはきまり悪そうに視線を落とした。本当のことを言うべきか迷うように。
「話してくれませんか?
本当は、本人から聞くべきことなのは分かっています。
だけど、ノアは私だけには絶対に話してくれません」
そう。ノアは絶対に私に弱味を見せない。
それは、私が護衛対象なのだから当たり前だろう。
守るべき相手に弱さを見せる人など居ない。
だけど、ノアのことを知りたい。
彼の五年間を。
「ノアはエルダールから帰国した日からずっと、命を狙われています。
馴染みのある使用人に毒を盛られ、信じていた部下に刃を向けられ、生死を彷徨ったのも一度や二度ではない。
ノアを庇って、乳母や執事も命を落としました」
どこか……再会した彼に棘のようなものを感じる時があった。笑顔は柔らかいのに、凄く冷たい何かを感じることが……。
彼を変えたのが、このせいだったのだろうか。
どんなに辛かっただろう。どんなに苦しかっただろう。
信じていた人に命を狙われることが、自分のせいで誰かを亡くすことが……どれほど……。
私は何を言ったら良いか分からず、ただ、瞳に涙をためてボヤける前を見続けることしか出来なかった。
「皇女様からすれば……言い訳に聞こえるかもしれません。
だけど、こいつは、これでも一日でも早く貴女を迎えに行けるように、それこそ毎日寝る間も惜しんで働いていました」
「アカデミーに追放されている間も……帝国に戻ってからも……。
自分を労る時間など少しも取らずに……」
(あぁ、そうだった。ノアは、そういう人だった)
私はどこで忘れてしまって居たのだろう。
出会ってから、ノアが一度でも、自分を優先した事などあっただろうか。
それなのに、私は自分のことばっかり考えていた。
(何が……何が、迎えに来て"くれる"だ)
他力本願で甘ったれていた自分を殴りたくなった。
確かに、神殿での孤独な日々は辛かった。
話し方も笑い方も忘れるほどの孤独で、おかしくなりそうだった。
浄化や神罰の恐怖に晒される毎日も怖かった。
だけど、この一年はどうだった?
自力で帝国に戻る方法だってあったのに、
なのに、迎えに来てくれないだなんて嘆いていた。
その時、ノアがどんな状況にいたのか、
私は一度でも自分で知ろうとしただろうか?
ノアから連絡が無いと落ち込んで、一度も自分から動こうとしなかった。
その時、ノアが生死を彷徨っていたのかもしれないのに……。
私は……。彼に忘れられたのかもだなんて、自己憐憫に陥って……。
「…っ……」
フレディは私から目を逸らすように視線を落とした。
「どうしたら……どうしたら私は、ノアを守れますか?」
私の質問に、悩むようにフレディは下唇を噛み締めた。
「それをノアは望まない……ですか?」
少しの沈黙を置いて、フレディは重い口を開いた。
「皇女様は、エルダールへ戻られるおつもりだと……ノアから聞きました。
でしたら、今、ノアが対峙している問題に首を突っ込まれるのはオススメできません」
それは、最大限の敬意を払った拒絶だ。
フレディの言葉はごもっともだ。
生半可な覚悟で口にしていい言葉じゃない。
確かに、私は少し前までエルダールに帰るつもりでいた。だけど、今、この現実を目にして、帰るわけにはいかない。
今した覚悟を信じて貰おうなんて、虫の良い話なのはわかっている。だけど、この思いは変わらない。
「確かに。帰るつもりでした。
ですが、それは帝国が平和だと思ったからです。私が居なくても、帝国には何の影響も無いと……この地に戻ってから何度も思い知りました。
もし、私が帰ることで、皇位継承争いが複雑化し、国政が揺らぐなら……戻らなくても良いと……思いました。
私が我慢すれば済むのだと……」
「だけど……今、私の大切な人が奪われようとしているのに、私は黙ってなど居られません。
私は、大切な人を守りたい。
その為になら、命も惜しくありません」
私の言葉を最後まで聞いたフレディは、小さく息を吐いた。
「それは、皇女として立たれるということですか?」
このタイミングで、皇女として戻る――つまり、それは皇位継承争いに参加し、立太子すること。
そして、父と母を私から奪った者と対峙すること。
あの日を思い出す。
たった一人の愛らしい弟の誕生日だった。
家族で過ごす楽しい日になるはずだった日――私から全てを奪った者が憎くないかと言われれば、嘘になる。
憎い。恨めしい。悔しい。
でも、復讐のために立つのなら、きっと私は途中で折れてしまう。
だけど、大切な人を守るためなら、私は……。
ふと、母の言葉が頭を過ぎる。
――あなたは、帝国の希望なのよ
もし、ただ皇位の為に、私の家族を、ノアの父親を、そしてその他多くの者の命を奪ったものが帝国を導く者になったとすれば……きっと、帝国の未来も明るくないだろう。
「少し、一人で考えさせてください。
躊躇している訳ではありません。
ただ、少し頭を整理したいのです」
「分かりました。
厳しいことをお伝えしましたが……。
私は、皇女様にも幸せになって欲しいと、そう願っています」
「ありがとうございます」
私の返事を聞くと、フレディは部屋から出た。
***
フレディは扉を出てから小さく息を吐いて呟いた。
「一人で……ね」
エリシアはノアを退室させなかった。
寝ているとはいえ、彼女にとってノアの存在がどういう物なのかを表していた。
彼女が皇女として立つということは、二人は結ばれないということ。
帝国の忠臣として、これ以上無い喜びな筈なのに、二人の運命を思うと、居た堪れない気分になった。
26
あなたにおすすめの小説
あなたの隣は私ではないけれど、それでも好きでいてもいいですか、レオナルド様
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢エリアーナには、三年間ずっと抱えてきた秘密がある。
婚約者であるヴァルフォード公爵・レオナルドへの、誰にも言えない恋心だ。
しかし彼の隣にいるのは、いつも幼馴染の伯爵令嬢・ソフィア。
儚げな笑顔と上目遣いで男性を虜にするあざとい彼女に、レオナルドも例外ではないようで——
「レオ、私のこと嫌いにならないでね?」
「……そんなことにはならない」
また始まった二人の世界。
「貧相な小娘」と罵った第一王子へ。番(つがい)は貴方ではなく、国王陛下(お父様)でした
しえろ あい
恋愛
「お父様、わたくし、あの方と目が合った瞬間、分かってしまったのです」
十六歳のデビュタントの夜、ルーセント侯爵令嬢フェリシアを待っていたのは、残酷な罵倒だった。第一王子カシウスは、可憐な白いドレスを纏った彼女を「貧相な小娘」と呼び、己の番(つがい)であることを真っ向から否定する。
会場に響く冷笑と、愛用の刺繍に込めた自信さえ打ち砕くような屈辱。しかし、絶望の淵に立たされた彼女を見つめていたのは、王子ではなく、圧倒的な威厳を放つ「ある男」だった。
魂を焦がすような熱い視線が重なり、静まり返る謁見の間。この出会いが、王室を揺るがす大事件の幕開けになるとは、まだ誰も知らない。自身の価値を否定された少女が、真実の愛によって世界で最も幸福な王妃へと駆け上がる、逆転溺愛ストーリー。
※小説家になろう様にも投稿しています※
【完結】どうか私を思い出さないで
miniko
恋愛
コーデリアとアルバートは相思相愛の婚約者同士だった。
一年後には学園を卒業し、正式に婚姻を結ぶはずだったのだが……。
ある事件が原因で、二人を取り巻く状況が大きく変化してしまう。
コーデリアはアルバートの足手まといになりたくなくて、身を切る思いで別れを決意した。
「貴方に触れるのは、きっとこれが最後になるのね」
それなのに、運命は二人を再び引き寄せる。
「たとえ記憶を失ったとしても、きっと僕は、何度でも君に恋をする」
[完結]「私が婚約者だったはずなのに」愛する人が別の人と婚約するとしたら〜恋する二人を切り裂く政略結婚の行方は〜
h.h
恋愛
王子グレンの婚約者候補であったはずのルーラ。互いに想いあう二人だったが、政略結婚によりグレンは隣国の王女と結婚することになる。そしてルーラもまた別の人と婚約することに……。「将来僕のお嫁さんになって」そんな約束を記憶の奥にしまいこんで、二人は国のために自らの心を犠牲にしようとしていた。ある日、隣国の王女に関する重大な秘密を知ってしまったルーラは、一人真実を解明するために動き出す。「国のためと言いながら、本当はグレン様を取られたくなだけなのかもしれないの」「国のためと言いながら、彼女を俺のものにしたくて抗っているみたいだ」
二人は再び手を取り合うことができるのか……。
全23話で完結(すでに完結済みで投稿しています)
好きでした、婚約破棄を受け入れます
たぬきち25番
恋愛
シャルロッテ子爵令嬢には、幼い頃から愛し合っている婚約者がいた。優しくて自分を大切にしてくれる婚約者のハンス。彼と結婚できる幸せな未来を、心待ちにして努力していた。ところがそんな未来に暗雲が立ち込める。永遠の愛を信じて、傷つき、涙するシャルロッテの運命はいかに……?
※十章を改稿しました。エンディングが変わりました。
【完結】優しいあなたに、さようなら。二人目の婚約者は、私を殺そうとしている冷血公爵様でした
ゆきのひ
恋愛
伯爵令嬢であるディアの婚約者は、整った容姿と優しい性格で評判だった。だが、いつからか彼は、婚約者であるディアを差し置き、最近知り合った男爵令嬢を優先するようになっていく。
彼と男爵令嬢の一線を越えた振る舞いに耐え切れなくなったディアは、婚約破棄を申し出る。
そして婚約破棄が成った後、新たな婚約者として紹介されたのは、魔物を残酷に狩ることで知られる冷血公爵。その名に恐れをなして何人もの令嬢が婚約を断ったと聞いたディアだが、ある理由からその婚約を承諾する。
しかし、公爵にもディアにも秘密があった。
その秘密のせいで、ディアは命の危機を感じることになったのだ……。
※本作は「小説家になろう」さん、カクヨムさんにも投稿しています
※表紙画像はAIで作成したものです
愛されていたのだと知りました。それは、あなたの愛をなくした時の事でした。
桗梛葉 (たなは)
恋愛
リリナシスと王太子ヴィルトスが婚約をしたのは、2人がまだ幼い頃だった。
それから、ずっと2人は一緒に過ごしていた。
一緒に駆け回って、悪戯をして、叱られる事もあったのに。
いつの間にか、そんな2人の関係は、ひどく冷たくなっていた。
変わってしまったのは、いつだろう。
分からないままリリナシスは、想いを反転させる禁忌薬に手を出してしまう。
******************************************
こちらは、全19話(修正したら予定より6話伸びました🙏)
7/22~7/25の4日間は、1日2話の投稿予定です。以降は、1日1話になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる