『体の中にナニカが居る』 1人だけ安全な異世界転移

石のやっさん

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第15話 日常

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少し収入があったから月子にお土産を買って帰ろう、そう思ったが…

やはり日本に比べると売っている物は少し良くない気がする。

クリーム菓子は無さそうな気がする。

結局俺はドーナッツみたいなお菓子と串焼きを買って帰った。

部屋に戻ると月子が笑顔で迎えてくれた。

「おかえりなさい、どうだった? 大丈夫だった?」

だが付き合いが長いから解る。

笑顔に曇りがあり少し、心配している感じがする。

「今日は採集の仕事をしたんだけど、良い穴場を見つけて結構稼げたよ」

「凄い、どの位稼げたの?」

「レートが良くわからないけど、日本円で100万円以上は稼げたと思う」

「理人くん、凄いね…私は仕事や街で出来る依頼を見てみたけど駄目だったよ…無い事はないんだけど、到底生活できる様な金額の仕事は見つからなかったよ」

月子の話では冒険者ギルドだと、どぶ掃除をして銅貨3枚とかで、街で見た仕事も同じような物だったらしい。

暫くはゆっくりしていて良いって言ったのに、相変わらず努力家だよな。

そうだ…

「生活が安定するまで、月子が家事をしてくれると助かるな」

「え~とそれって」

「俺が依頼を受けて帰ってくると、遅くなったら色々な物が買えないから、夫婦でいう嫁さんの役をしてくれると助かる」

「お嫁さん…私が理人くんのお嫁さん…」

不味いな、つい言葉にでちゃったが、付き合っていない女の子にいう事じゃないな。

「ごめん、あくまで役割の話だから、悪かった」

「あっ、そそそそうよね! 役割、そう役割の話しだよね、うんうん、だけど、それが良いかも、うんそれじゃ買い物や料理、掃除、洗濯は任せて」

「それじゃ悪いけどお願いするよ…俺は家事が苦手だから」

「うん、任せて!」

実は俺はそこそこ家事は出来る。

だが、責任感の強い月子はこうでも言わないと俺と一緒にクエストに参加しかねない。

この方法が無難だろう。

「そう言えば、女の子の手作りなんて初めてだな、楽しみだ」

「私、頑張るよ」

両手を前に出しガッツポーズをする月子が凄く可愛く思えた。

和風美少女の月子がどんな料理を作るのか…凄く楽しみだ。

その日の夜は二人して串焼きとドーナッツモドキを二人して食べた。

「串焼きは美味しいけど…お菓子は微妙だね」

「確かにそうだな」

お菓子はパサパサで、何というかしっとりとした感じが足りない。

「そうだね、私は時間があるから美味しい物も探してみるよ」

此処は中世位の感じだから治安も悪いかも知れない。

「必ず大通りを歩いて裏には入らないようにな…此処は日本と違うんだから」

「確かにそうだね…うん気を付けるよ」


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