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第61話 塔子の正体
しおりを挟む「ただいま~理人さん」
「ただいまなのじゃ…お兄ちゃん」
「ただいま帰りました理人殿」
三人が帰ってきた。
うん…あれ
「コーネリアちゃん達はどうしたの?ついお帰りなさいって言っちゃったけど…」
「お兄ちゃん、我れはララアの仕事のパートナーなのじゃ、それで折角だから合流する事にしたのじゃ」
「それって此処に住みたいという事? 気持ち的には問題ないけど部屋数が流石に足りなくなりそうだし…実は此処を出て行こうかとも考えていたんだ」
「此処に住まわせて貰えるなら、増改築のお金はコーネリア様が出しますよ…出て行かれるならご一緒させて頂かせて貰って構いませんか?」
「ええっ別に構いませんが…コーネリアちゃんって良い所のお嬢様なんじゃないんですか? 何か訳ありですか?」
「我れがお嬢様…」
「はい、訳ありです、コーネリアお嬢様…そうです…女性二人で旅するより大人数の方が安心できますから」
「ぷぷっコーネリアが何を恐れて…あはあはっ」
「ララア、何故笑っているのだ! 殺すぞ…あっお兄ちゃんこれは冗談じゃ」
「ひぃ…お許しを…な~んだ、うんうん」
「ララア、お兄ちゃんが居なくなったら覚えておけ」
「それじゃ、私穴でも掘っておきますか?」
「そうじゃな」
「ごごめんなさい…」
本当に仲が良くて羨ましいな。
美女と美少女が戯れているのって凄く絵になるなぁ。
「どうしたのじゃ? お兄ちゃん、こっちをみて」
「いや、ララアさんとコーネリアちゃんを見てまるで姉妹みたいで可愛いなと思って…」
「そうか? まぁ我らは仲良しじゃな、ララア」
「はい…そうですよ仲良しなんです」
「誰かお客様ですの?」
塔子がこちらに来た。
まぁ今後は解らないが今は月子の部屋にいる。
「なっなっ嘘ですわ…何故此処にコーネリアが…」
「あれっお姉ちゃん凄く可愛い、遊んで遊んで…」
「なっ」
「(しゃべるな、下手にしゃべれば殺す) 理人殿、コーネリア様がこの人と遊びたいって言うのでちょっと言ってきますね」
「行ってらっしゃい」
◆◆◆
「蛇女、我れの正体はお兄ちゃんには内緒なのじゃ、あかすでないわ」
「あんた下級魔族よね、所属は」
嘘、女神にも見破られなかったのに…此奴らには解るの。
「そう、見えるのね、私の名前は白銀塔子…遠く昔には陰陽師を祖先に持っていますのよ…そしてその血には蛇を宿し…理人様に何かするなら…」
「なんだ魔族じゃないのかの…何故我れがお兄ちゃんに何かするのじゃ…好きなのに」
「魔族にしちゃ歪ですね…確かにこんなに弱くちゃ真面に戦えません」
「あの…理人様の敵じゃないんですの?」
「違うわ、どちらかと言えば愛しておるわ」
「あらあら、とうとう認めちゃいましたね…敵じゃないから安心しなさい…貴方は誰なのかしら」
何だか凄い恐怖を感じましたので仕方なく正体を話しましたわ。
白銀家は遠く昔は陰陽師をしていましたが、今ではその力を失い…簡単な占い位しか近年出来なくなった事。
そして私は、その血に蛇を宿す事でちょっと魔術が使える事。
まぁこんな異世界で魔法が使える世界じゃ価値はありませんわ。
「まぁ、そんな感じですわ…陰陽師の力は女神には解らないらしくそのまま来れましたわ…まぁお二人からしたらゴミみたいな能力ですわね」
「それじゃ、お互いに内緒という事でお願いしますね」
「そうしてくれると助かりますわ」
「まぁ我れも賛成じゃ…しかしお兄ちゃんの周りは、特殊な女ばかりあつまるのお…」
「国一つ滅ぼす人にお言われたくありませんわ」
「まぁ、あれくらいは容易い…お兄ちゃんの体の中の邪神様には及ばぬよ」
えっ、聞きましたわよ、理人様の中には邪神様が入っていましたのね。
どうりで惹かれるわけですわ。
「それじゃ戻るかのう」
「そうですね…戻りますかね」
コーネリア以上の化け物を体内に飼うなんて流石は理人様ですわ。
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