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第66話 私を愛してくれますよね
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『…理人様に触れたい…ああっ何でこんなに切ないのでしょう』
寝ている理人様に触れようとしても私の手は素通りして触る事はできない。
毛布がズレていても掛けなおしてあげる事さえできない。
霊とはなんて不便なのでしょうか?
『体』が欲しい…
何処かに体が無い物でしょうか…死体に入ってもきっと気持ち悪いと思われるだけですし…理人様に嫌われます。
『あれっ』
どうも死霊になってから色々と考えが纏まりません。
ですが…元は私は女神です。
この国の沢山の人々を救ってきました。
人の1人や2人…自由にしても罰が当たらない筈です。
そうしましょう...ミランダは適合しやすい人間に憑りつく事で体の共有をしたようですね。
同じことをしようにも月子は好感度が高そうですが、あの塔子に憑いても好感度が落ちるような気がします。
どうせなら…いっその事、理人様の理想の女性の姿になれば良いのかも知れませんね。
今なら、理人様の頭の中を覗けるかも知れませんね。
私は心を同期させて…理人様の頭の中を覗いてみました。
凄いなぁ~ 幽霊に、口裂け女、花子…どれもかなり危ない存在なのに、皆を好きになるなんて…かなりの愛情を持っている様ですが『1番では無さそうです』…根底の奥底に『心から美しい』そう思った存在が居るようです。
凄く邪魔ですね…塔子を含んで、沢山の女が理人様に告白しているみたいですが…これらは全員嫌っている様です。
理人様が愛する存在…それは『異形』です。
月子や塔子に愛情があるのは、異形と関わり合いがあったからなのですね。
『何見ているの?』
『ひっ…ナニカ様…』
怖い、怖い、怖い…コーネリアも怖かったけど、やはり邪神はレベルが違いすぎます。
『誰がナニカ様なのかな、私は生まれる前の存在なの…正式な名前は無いわ』
『それでは、コーネリア…様に合わせて、正式な名前が…決まるまで『ナニカ様』そう呼ばせて頂いて宜しいでしょうか』
『別に構わないわ』
『それで…理人様にとっての理想の容姿はナニカ様…ですね』
『そうなのよ…困るのよね、この世で一番人間に恐ろしく見える私が『綺麗』に見えるなんて…世界一、いや宇宙一綺麗だなんて思われているのよ…これでもメスですからね、どうして良いか偶に解らなくなるのよね、ハァ~本当に困るわ』
私は…理人様に愛されるだけで良い…だから、この姿が欲しい。
『あの…ナニカ様、私を眷属にしてもらえませんか?』
『眷属?』
『そうです、真の部下というか、腹心と言うか? そんな奴です』
『それは本能で知っているわ…女神から死霊になったのに、次は私の眷属? 私は貴方を殺したのよ? 存在に逆らえないようになって良いの?』
『私は理人様が好きです…だから守る力が更に欲しいのです…それに』
『この姿が欲しいのね…その心はコーネリアが作った『偽の心』なのに?』
『はい』
『まぁ良いわ、理人の為になるから『眷属』にしてあげるわ…女神が邪なる私の眷属…面白いわね』
やった、眷属になっても今の容姿を失う訳でない。
もう一つ容姿が増えるだけ…これで人間の体を手に入れれば…
『それじゃ』
『良いわ、眷属にしてあげるわ』
《『眷属』なら絶対に私を裏切れない…理人の傍に置くなら、良い存在ね》
『ありがとうございます』
『それじゃ…私を受け入れなさい…眷属化』
『あああああー-っ、あああああああああー―――っ』
怖い…これが恐怖…真の恐怖…精神が…
『元女神の癖に邪なる私の眷属になるのよ…苦しくて当たり前だわ』
『うあわぁぁぁ…抑え込んで見せます…あああっ…ハァハァ、ハァハァ』
『良く死ななかったわね』
『愛の力です』
『そう? そこ迄言うなら『偽りの愛』も凄いわね』
『数千年の末、たどり着いた愛ですから』
『そう…それじゃ私はまた眠るから、理人を頼んだわ』
『解りました』
さぁ…後は体と…
◆◆◆
良く考えたら私はこの世界を救う為に随分手助けをしたよね…
だから、女の一人位貰っても問題は無い筈だわ。
あの女は何処にいるのかな…
『イシュタルからは逃げられない…『操作(サーチ)』 あんな所に居るのね』
ナニカ様の眷属になったから、以前の力も一部使えるようね。
『瞬歩(テレポート)』
「貴方様…」
『私の顔を忘れたのですか…王女ライア』
私は、ナニカ様の容姿でなくイシュタルの容姿で移動した。
前ほどの神々しさは無いが、ナニカ様の眷属になったおかげで、なんとか『女神 イシュタル』に見えるだろう。
「なぜです…何故イシュタル様は、あのような、弱い勇者を…選らん」
聞く必要はないわ…
『王女ライア、その苦しみから救って差し上げましょう』
「イシュタル様、本当に、えっ」
私はライアの心臓に小さな穴をあけた。
『ライア…死んでしまえば悩む事はありませんよ…今迄、勇者召喚に力を貸した代償に…その体頂きますね…あれ死んだのですか…まぁ良いです、貰いました』
「…」
ナニカ様の顔に、ライアの体…きっと理人様も私を愛してくれますよね…
寝ている理人様に触れようとしても私の手は素通りして触る事はできない。
毛布がズレていても掛けなおしてあげる事さえできない。
霊とはなんて不便なのでしょうか?
『体』が欲しい…
何処かに体が無い物でしょうか…死体に入ってもきっと気持ち悪いと思われるだけですし…理人様に嫌われます。
『あれっ』
どうも死霊になってから色々と考えが纏まりません。
ですが…元は私は女神です。
この国の沢山の人々を救ってきました。
人の1人や2人…自由にしても罰が当たらない筈です。
そうしましょう...ミランダは適合しやすい人間に憑りつく事で体の共有をしたようですね。
同じことをしようにも月子は好感度が高そうですが、あの塔子に憑いても好感度が落ちるような気がします。
どうせなら…いっその事、理人様の理想の女性の姿になれば良いのかも知れませんね。
今なら、理人様の頭の中を覗けるかも知れませんね。
私は心を同期させて…理人様の頭の中を覗いてみました。
凄いなぁ~ 幽霊に、口裂け女、花子…どれもかなり危ない存在なのに、皆を好きになるなんて…かなりの愛情を持っている様ですが『1番では無さそうです』…根底の奥底に『心から美しい』そう思った存在が居るようです。
凄く邪魔ですね…塔子を含んで、沢山の女が理人様に告白しているみたいですが…これらは全員嫌っている様です。
理人様が愛する存在…それは『異形』です。
月子や塔子に愛情があるのは、異形と関わり合いがあったからなのですね。
『何見ているの?』
『ひっ…ナニカ様…』
怖い、怖い、怖い…コーネリアも怖かったけど、やはり邪神はレベルが違いすぎます。
『誰がナニカ様なのかな、私は生まれる前の存在なの…正式な名前は無いわ』
『それでは、コーネリア…様に合わせて、正式な名前が…決まるまで『ナニカ様』そう呼ばせて頂いて宜しいでしょうか』
『別に構わないわ』
『それで…理人様にとっての理想の容姿はナニカ様…ですね』
『そうなのよ…困るのよね、この世で一番人間に恐ろしく見える私が『綺麗』に見えるなんて…世界一、いや宇宙一綺麗だなんて思われているのよ…これでもメスですからね、どうして良いか偶に解らなくなるのよね、ハァ~本当に困るわ』
私は…理人様に愛されるだけで良い…だから、この姿が欲しい。
『あの…ナニカ様、私を眷属にしてもらえませんか?』
『眷属?』
『そうです、真の部下というか、腹心と言うか? そんな奴です』
『それは本能で知っているわ…女神から死霊になったのに、次は私の眷属? 私は貴方を殺したのよ? 存在に逆らえないようになって良いの?』
『私は理人様が好きです…だから守る力が更に欲しいのです…それに』
『この姿が欲しいのね…その心はコーネリアが作った『偽の心』なのに?』
『はい』
『まぁ良いわ、理人の為になるから『眷属』にしてあげるわ…女神が邪なる私の眷属…面白いわね』
やった、眷属になっても今の容姿を失う訳でない。
もう一つ容姿が増えるだけ…これで人間の体を手に入れれば…
『それじゃ』
『良いわ、眷属にしてあげるわ』
《『眷属』なら絶対に私を裏切れない…理人の傍に置くなら、良い存在ね》
『ありがとうございます』
『それじゃ…私を受け入れなさい…眷属化』
『あああああー-っ、あああああああああー―――っ』
怖い…これが恐怖…真の恐怖…精神が…
『元女神の癖に邪なる私の眷属になるのよ…苦しくて当たり前だわ』
『うあわぁぁぁ…抑え込んで見せます…あああっ…ハァハァ、ハァハァ』
『良く死ななかったわね』
『愛の力です』
『そう? そこ迄言うなら『偽りの愛』も凄いわね』
『数千年の末、たどり着いた愛ですから』
『そう…それじゃ私はまた眠るから、理人を頼んだわ』
『解りました』
さぁ…後は体と…
◆◆◆
良く考えたら私はこの世界を救う為に随分手助けをしたよね…
だから、女の一人位貰っても問題は無い筈だわ。
あの女は何処にいるのかな…
『イシュタルからは逃げられない…『操作(サーチ)』 あんな所に居るのね』
ナニカ様の眷属になったから、以前の力も一部使えるようね。
『瞬歩(テレポート)』
「貴方様…」
『私の顔を忘れたのですか…王女ライア』
私は、ナニカ様の容姿でなくイシュタルの容姿で移動した。
前ほどの神々しさは無いが、ナニカ様の眷属になったおかげで、なんとか『女神 イシュタル』に見えるだろう。
「なぜです…何故イシュタル様は、あのような、弱い勇者を…選らん」
聞く必要はないわ…
『王女ライア、その苦しみから救って差し上げましょう』
「イシュタル様、本当に、えっ」
私はライアの心臓に小さな穴をあけた。
『ライア…死んでしまえば悩む事はありませんよ…今迄、勇者召喚に力を貸した代償に…その体頂きますね…あれ死んだのですか…まぁ良いです、貰いました』
「…」
ナニカ様の顔に、ライアの体…きっと理人様も私を愛してくれますよね…
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