16 / 94
英雄殺し 死んだ訳は...
しおりを挟む
私は気が付いてしまった。
ルディウスがアベルを殺そうとしている事に。
本来なら、義理とはいえ息子が親を殺そうとしているのだ止めるべきなのだと思う...
だけど、嬉しくてしょうがない..実の父親を殺そうとしている義理の息子が愛おしくてしょうがない。
だってルディウスは私の為に殺そうとしてくれているのだから..ここまで愛されているのかそう思ったらもう...駄目ね..ついニヤニヤしてしまう。
あの子は私に何も言わない..だけど、毎日肌を合わせているから..解ってしまう。
あの子は本当に優しい...私が「子供が出来ない体」そういう話をすると良く見ないと解らない位だけど、悲しい顔をする。
「側室の話や離れの話」をした時も嬉しいという顔と悲しい顔の両方が見れた。
そして、そんなルディウスが私の昔の事を聞いてきた。
どちらかと言うと私より英雄としてのアベルの事について熱心に聞いてきた。
自分では隠しきっているつもりだろうけど...解ってしまうわ...アベルを殺そうとしているんでしょう。
だけど、私は貴方がアベルを殺すのが怖いわ。
アベルが死ぬことも、殺そうとする貴方が怖いからじゃない...貴方が万が一負けて殺されてしまう..それだけが怖いのよ...
私は多分、ルディウス、貴方が死んでしまったら生きていけない。
ルデイウス、貴方が傍に居る事..体をあわせる事はもう私にとって当たり前の毎日なのよ
それが無くなるなんて考えられないわ。
だったら...貴方がアベルに何か仕掛ける前に...私が殺すしかない。
そう考えたら、早い方が良い、側室を迎えたらチャンスが減る。
私は魔法使い...その仕事の中には暗殺から仲間を守る事も含まれる。
つまりは暗殺についてもエキスパートだ。
真正面から戦えば英雄と呼ばれるアベルに私は勝てない..だが裏なら話は別。
王都なら死因は解るかもしれないが..この辺りなら絶対に死因が解らない殺し方が出来る。
そんな方法は幾らでも知っている。
そして私はそれを実行した。
アベルが好む食材で私やルディウスが食べない物に毒をいれた。
それだけで良かった...後はそれをアベルが何時食べるかだけだ。
万が一にもルディウスが食べてしまうといけないので...暫くは自分たちの食事は私が作った。
メイドには「側室が来た時の為に馴れないと」とか「最近息子が愛おしくて..昔を思い出して料理したいのよ」そう言っていたから万が一にも疑われないだろう。
上手くいった...
私はアベルが死んだ時や葬儀の時には悲しそうな顔をしたり、泣いたりもした。
本当は全然悲しくないわ...だってアベルなんてとっくに愛していないから...
だけど、ルディウスには冷酷な女と思われたくない..本当は違っても優しい女だと思われたい。
だから、悲しそうにしていた。
本当は...凄く嬉しい..これで好きな時に好きなだけルデイウスと愛し合える..
その日の夜、私は..いつも以上にはしたなく、燃えた...
ルディウスと過ごす時間は..本当に気持ちが良く..愛おしい..この時間の為なら何でもする。
私はそういう女なのよ。
変わりゆく日常
アベルが死んだ事によりヘングラム家の当主はアマンダになった。
それと同時に俺は1年遅れで学園に通う事になった。
本来は行けなかった学園だが、俺は正式に跡取りになる事が決まりアマンダからの提案で来年から行く予定だ。
学園への理由は「当主が元から病弱気味で亡くなった事による、継承についての整理」と表向きはなっている。
英雄と言われていたアベルが病弱だと言う事は驚かれたが、死んでしまったので《そう言う事か》と誰もが納得したようだった。
だが、本当の理由はアマンダが離してくれないからに他ならない。
「アベルが死んじゃったから、女伯爵になっちゃったわね...まぁ私も子供がもう産めないし、ルディウスが生きがいみたいな物ね! 残りの人生はルディウスと楽しみながら生きていけばいいわ、ルディウスの代でヘングラム伯爵家はもう終わりで良いわね!」
どこまでもアマンダは女だった。
これってさりげなく俺を愛しているという言葉以外に、《浮気は許さない》そういう話が含まれているんだ。
俺も貴族だ、そしてヘングラム家は伯爵だ、婚姻の話位幾らでも持ち上がる..だけど、さらりと結婚はさせないで潰すそう言っているという事だ..凄いなこれは。
普通の貴族は家の存続を全てに優先させる
思っていても貴族である以上は言ってはいけない事だと思う。
最近ではメイドや使用人にも関係はばれている。
まぁアベルが死んでからは所構わずベタベタしてくるから当たり前だな。
だが、さすが伯爵家の使用人、余計な事は言わない。
親しいメイドのアンに聞いてみた。
「良いじゃないですか? お母さまの愛情を取り戻せて、それにそういう関係は案外貴族様には多いんですよ」
「そうなのか」
「はい、よく聞く話です」
ただ、アンは俺とは本当に仲が良い、だからもう一人イライザにも話を聞いてみた。
「貴族様には少なからずある事ですよ! 母と子、父と娘、それで良くいかず後家とか出来るようですね、ルデイス様がこんな根性があるとは思いませんでしたが、案外野心家だったんですね、良かったら私も愛人とかしてくれませんか? ルディウス様よりは年上ですが、若いですし、何なら結婚してカモフラージュにしても良いんですよ?」
此処までくると清々しい。
俺は前世が多分クズだったから、こういう奴の方が話していて面白い。
まぁ《付き合うという意味では》微妙だがな。
将来何か利用価値があるかも知れないから、今は仲良くしておく。
「そうか、まぁ考えて置くよ、有名なお尻の落書きも見てみたいしな」
「ルディウス様、随分変わりましたね、砕けたというか、ワイルドになったと言うか...前みたいにイジイジして無くて、まぁ今の方が素敵ですよ」
下手にメイドと仲良くするとアマンダの機嫌が悪くなり、そのメイドに風当たりが強くなる。
だから、アンやイライザを特別な相手としてあらかじめアマンダに紹介した。
特にアンの事は使用人扱いの時に色々相談に乗って貰ったと盛った。
先に先手を打って、「アマンダと仲良くなりたくて、色々と考えていた時から助言してくれていたお姉さん」そんな感じでアンについては、アマンダに話した。
実際に本当に子供一人であそこまで行動できるか考えたら、普通はできないと思う。
それなら協力者が居た、そう言う風にした方が良いだろう。
居ない筈の協力者をアンにした。
まぁ、話もしていたし、相談もしていたから全部嘘ではない。
その事を話したらアマンダは凄く喜び、他のメイドよりアンを一つ上に扱うようになった。
たまに銀貨をもらってアンも喜んでいるからWINWINだろう。
アンが俺の傍に良くいるが安心しているのかアマンダは笑っている。
それとは別にイライザとも良くしている。
たまに二人でアイコンタクトしてして居ることに気が付いた。
俺は見張り役を作ってしまったようだ。
そして、俺は俺を庇って此処を出て行ったルドルが気になった。
戻ってきてくれるかどうかは解らないが、もし戻らないなら、少なくともあの時に棒に振った退職金だけは払いたかった。
侯爵家にルドルを迎えに行ったがそこにルドル居なかった。
多分、あの時に言ったことは事は僕を安心させるために言った嘘だったんだろう。
最後まで彼奴はカッコいいな。
ルドルを探すために冒険者ギルドに依頼を出しに行ったら、何と、そこにルドルがいた。
ルドルは凄くやつれていた、何かの品物を換金していたがどう見ても銀貨だ。
「ルドル!」
「ルディウス...これは恥ずかしい所を見せてしまいましたな」
ルドルは歳だ、いかに優秀でも再就職なんて、そうそうあるはずが無い。
それなのに、此奴はそれを捨てて庇ってくれたんだ。
やっぱり、ヘングラム伯爵家、いや俺にとって必要な人間だ。
「ルドル、お願いだヘングラムに帰ってきてくれないか?」
「ルディウス、お前にその権限がないだろう?」
「そこで座って話さないか?」
俺は、全て話すのが筋だと思い、今の現状の全てをアマンダとの関係も含み全部話した。
アマンダが子供の産めない体になった事、自分との仲が良くなった事、嘘をつきたくないから男と女の関係であること。 そして自分が恐らく次の当主になるが...そこでヘングラムが潰れる可能性が高い事。
「なるほど、話は解りました。それなら私はヘングラムではなく、ルディウス様とアマンダ様に仕えれば良いわけですな」
「お願いできるかな?」
「解りました、ルディウスお坊ちゃん、いやルディウス様、昔のように務めさせていただきましょう。あっ執事になる前に一言言わせてください」
「何でも言ってくれ」
「ルディウス、面構えが変わりましたな、それと形はともかく取り戻せて良かったな..ここからは執事に戻りますので今の無礼は平にご容赦ください」
「うん、ありがとう」
これで多分、どうにかヘングラムもどうにか回るだろう。
これからが学園に入るまでの一年...アマンダに魔法を死ぬ気で教わろう。
そう思った。
ルディウスがアベルを殺そうとしている事に。
本来なら、義理とはいえ息子が親を殺そうとしているのだ止めるべきなのだと思う...
だけど、嬉しくてしょうがない..実の父親を殺そうとしている義理の息子が愛おしくてしょうがない。
だってルディウスは私の為に殺そうとしてくれているのだから..ここまで愛されているのかそう思ったらもう...駄目ね..ついニヤニヤしてしまう。
あの子は私に何も言わない..だけど、毎日肌を合わせているから..解ってしまう。
あの子は本当に優しい...私が「子供が出来ない体」そういう話をすると良く見ないと解らない位だけど、悲しい顔をする。
「側室の話や離れの話」をした時も嬉しいという顔と悲しい顔の両方が見れた。
そして、そんなルディウスが私の昔の事を聞いてきた。
どちらかと言うと私より英雄としてのアベルの事について熱心に聞いてきた。
自分では隠しきっているつもりだろうけど...解ってしまうわ...アベルを殺そうとしているんでしょう。
だけど、私は貴方がアベルを殺すのが怖いわ。
アベルが死ぬことも、殺そうとする貴方が怖いからじゃない...貴方が万が一負けて殺されてしまう..それだけが怖いのよ...
私は多分、ルディウス、貴方が死んでしまったら生きていけない。
ルデイウス、貴方が傍に居る事..体をあわせる事はもう私にとって当たり前の毎日なのよ
それが無くなるなんて考えられないわ。
だったら...貴方がアベルに何か仕掛ける前に...私が殺すしかない。
そう考えたら、早い方が良い、側室を迎えたらチャンスが減る。
私は魔法使い...その仕事の中には暗殺から仲間を守る事も含まれる。
つまりは暗殺についてもエキスパートだ。
真正面から戦えば英雄と呼ばれるアベルに私は勝てない..だが裏なら話は別。
王都なら死因は解るかもしれないが..この辺りなら絶対に死因が解らない殺し方が出来る。
そんな方法は幾らでも知っている。
そして私はそれを実行した。
アベルが好む食材で私やルディウスが食べない物に毒をいれた。
それだけで良かった...後はそれをアベルが何時食べるかだけだ。
万が一にもルディウスが食べてしまうといけないので...暫くは自分たちの食事は私が作った。
メイドには「側室が来た時の為に馴れないと」とか「最近息子が愛おしくて..昔を思い出して料理したいのよ」そう言っていたから万が一にも疑われないだろう。
上手くいった...
私はアベルが死んだ時や葬儀の時には悲しそうな顔をしたり、泣いたりもした。
本当は全然悲しくないわ...だってアベルなんてとっくに愛していないから...
だけど、ルディウスには冷酷な女と思われたくない..本当は違っても優しい女だと思われたい。
だから、悲しそうにしていた。
本当は...凄く嬉しい..これで好きな時に好きなだけルデイウスと愛し合える..
その日の夜、私は..いつも以上にはしたなく、燃えた...
ルディウスと過ごす時間は..本当に気持ちが良く..愛おしい..この時間の為なら何でもする。
私はそういう女なのよ。
変わりゆく日常
アベルが死んだ事によりヘングラム家の当主はアマンダになった。
それと同時に俺は1年遅れで学園に通う事になった。
本来は行けなかった学園だが、俺は正式に跡取りになる事が決まりアマンダからの提案で来年から行く予定だ。
学園への理由は「当主が元から病弱気味で亡くなった事による、継承についての整理」と表向きはなっている。
英雄と言われていたアベルが病弱だと言う事は驚かれたが、死んでしまったので《そう言う事か》と誰もが納得したようだった。
だが、本当の理由はアマンダが離してくれないからに他ならない。
「アベルが死んじゃったから、女伯爵になっちゃったわね...まぁ私も子供がもう産めないし、ルディウスが生きがいみたいな物ね! 残りの人生はルディウスと楽しみながら生きていけばいいわ、ルディウスの代でヘングラム伯爵家はもう終わりで良いわね!」
どこまでもアマンダは女だった。
これってさりげなく俺を愛しているという言葉以外に、《浮気は許さない》そういう話が含まれているんだ。
俺も貴族だ、そしてヘングラム家は伯爵だ、婚姻の話位幾らでも持ち上がる..だけど、さらりと結婚はさせないで潰すそう言っているという事だ..凄いなこれは。
普通の貴族は家の存続を全てに優先させる
思っていても貴族である以上は言ってはいけない事だと思う。
最近ではメイドや使用人にも関係はばれている。
まぁアベルが死んでからは所構わずベタベタしてくるから当たり前だな。
だが、さすが伯爵家の使用人、余計な事は言わない。
親しいメイドのアンに聞いてみた。
「良いじゃないですか? お母さまの愛情を取り戻せて、それにそういう関係は案外貴族様には多いんですよ」
「そうなのか」
「はい、よく聞く話です」
ただ、アンは俺とは本当に仲が良い、だからもう一人イライザにも話を聞いてみた。
「貴族様には少なからずある事ですよ! 母と子、父と娘、それで良くいかず後家とか出来るようですね、ルデイス様がこんな根性があるとは思いませんでしたが、案外野心家だったんですね、良かったら私も愛人とかしてくれませんか? ルディウス様よりは年上ですが、若いですし、何なら結婚してカモフラージュにしても良いんですよ?」
此処までくると清々しい。
俺は前世が多分クズだったから、こういう奴の方が話していて面白い。
まぁ《付き合うという意味では》微妙だがな。
将来何か利用価値があるかも知れないから、今は仲良くしておく。
「そうか、まぁ考えて置くよ、有名なお尻の落書きも見てみたいしな」
「ルディウス様、随分変わりましたね、砕けたというか、ワイルドになったと言うか...前みたいにイジイジして無くて、まぁ今の方が素敵ですよ」
下手にメイドと仲良くするとアマンダの機嫌が悪くなり、そのメイドに風当たりが強くなる。
だから、アンやイライザを特別な相手としてあらかじめアマンダに紹介した。
特にアンの事は使用人扱いの時に色々相談に乗って貰ったと盛った。
先に先手を打って、「アマンダと仲良くなりたくて、色々と考えていた時から助言してくれていたお姉さん」そんな感じでアンについては、アマンダに話した。
実際に本当に子供一人であそこまで行動できるか考えたら、普通はできないと思う。
それなら協力者が居た、そう言う風にした方が良いだろう。
居ない筈の協力者をアンにした。
まぁ、話もしていたし、相談もしていたから全部嘘ではない。
その事を話したらアマンダは凄く喜び、他のメイドよりアンを一つ上に扱うようになった。
たまに銀貨をもらってアンも喜んでいるからWINWINだろう。
アンが俺の傍に良くいるが安心しているのかアマンダは笑っている。
それとは別にイライザとも良くしている。
たまに二人でアイコンタクトしてして居ることに気が付いた。
俺は見張り役を作ってしまったようだ。
そして、俺は俺を庇って此処を出て行ったルドルが気になった。
戻ってきてくれるかどうかは解らないが、もし戻らないなら、少なくともあの時に棒に振った退職金だけは払いたかった。
侯爵家にルドルを迎えに行ったがそこにルドル居なかった。
多分、あの時に言ったことは事は僕を安心させるために言った嘘だったんだろう。
最後まで彼奴はカッコいいな。
ルドルを探すために冒険者ギルドに依頼を出しに行ったら、何と、そこにルドルがいた。
ルドルは凄くやつれていた、何かの品物を換金していたがどう見ても銀貨だ。
「ルドル!」
「ルディウス...これは恥ずかしい所を見せてしまいましたな」
ルドルは歳だ、いかに優秀でも再就職なんて、そうそうあるはずが無い。
それなのに、此奴はそれを捨てて庇ってくれたんだ。
やっぱり、ヘングラム伯爵家、いや俺にとって必要な人間だ。
「ルドル、お願いだヘングラムに帰ってきてくれないか?」
「ルディウス、お前にその権限がないだろう?」
「そこで座って話さないか?」
俺は、全て話すのが筋だと思い、今の現状の全てをアマンダとの関係も含み全部話した。
アマンダが子供の産めない体になった事、自分との仲が良くなった事、嘘をつきたくないから男と女の関係であること。 そして自分が恐らく次の当主になるが...そこでヘングラムが潰れる可能性が高い事。
「なるほど、話は解りました。それなら私はヘングラムではなく、ルディウス様とアマンダ様に仕えれば良いわけですな」
「お願いできるかな?」
「解りました、ルディウスお坊ちゃん、いやルディウス様、昔のように務めさせていただきましょう。あっ執事になる前に一言言わせてください」
「何でも言ってくれ」
「ルディウス、面構えが変わりましたな、それと形はともかく取り戻せて良かったな..ここからは執事に戻りますので今の無礼は平にご容赦ください」
「うん、ありがとう」
これで多分、どうにかヘングラムもどうにか回るだろう。
これからが学園に入るまでの一年...アマンダに魔法を死ぬ気で教わろう。
そう思った。
1
あなたにおすすめの小説
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
【死に役転生】悪役貴族の冤罪処刑エンドは嫌なので、ストーリーが始まる前に鍛えまくったら、やりすぎたようです。
いな@
ファンタジー
【第一章完結】映画の撮影中に死んだのか、開始五分で処刑されるキャラに転生してしまったけど死にたくなんてないし、原作主人公のメインヒロインになる幼馴染みも可愛いから渡したくないと冤罪を着せられる前に死亡フラグをへし折ることにします。
そこで転生特典スキルの『超越者』のお陰で色んなトラブルと悪名の原因となっていた問題を解決していくことになります。
【第二章】
原作の開始である学園への入学式当日、原作主人公との出会いから始まります。
原作とは違う流れに戸惑いながらも、大切な仲間たち(増えます)と共に沢山の困難に立ち向かい、解決していきます。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる