【石のやっさん旧作】チートも無い.実力も無い..ただ有るのは..腐った目と美貌だけ..勇者がハーレム? 僕だってハーレムあるよ!

石のやっさん

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王家の人々

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今日は休もうと思ったが...よく考えたら、王都の見学で休みを取るから、冒険者の仕事をする事にした。

だが...

「セレス殿、王がお呼びです」

「解りました、今行きます」

僕は衛士について謁見の間へと行った。

謁見の間では 国王ハインリッヒ六世 、マリアン姫、マリア姫が待っていた。

僕を見た、マリアン姫とマリア姫は顔に朱が刺した。

「セレス殿良く来られた」

僕は片膝をつこうとしたが...

「良い良い、今日は公式の場では無いし、セレス殿はマリアの姫騎士そのままで良い」

その言葉を聞くとマリアン姫は面白く無さそうに目を伏せた。

「有難うございます...所で今日はどういったご用命でしょうか?」

「ウム、セレス殿、冒険者証を見せてくれぬか?」

「こちらで宜しいでしょうか?」

僕は両手を添えて冒険者証を渡した。

「これはやはり金だ」

「お父様間違いは無いのですね」

「セレス殿これは一体どういう事なのですか?」

「はい、先日ゴブリンキングを討伐した際に頂きました」

「セレス殿は確か単独で行動していた筈ですが...キング種は多数の群れの長のハズ」

「はい、群れごと討伐しました」

「成るほどのう...報告の通りじゃ、この国始まって以来の登録から最短記録の金級冒険者じゃな...ミスリル級の推薦も頷けるものよ...勿論、儂から許可を降ろした...次にギルドに行った時に新しい冒険者証を受け取るが良いぞ」

「有難うございます」

「いや、礼などするで無い、強さも信頼もセレス殿は自分で勝ち取っているのだからな」

「そう言えば、セレス殿のレベルはどの程度なのですか?」

「マリアン様、実はレベルの計り方が解らないので自分でも解らないのです」

「それは不憫な、今すぐ水晶を用意致しますので計測してみましょう」

「良いのですか?」

「貴方は...姫騎士なのですから計りたい時に言って下されば何時でも計れます...お姉さまは教えて下さらなかったの?」

「まだ二日目なので計る必要が無いと思っておりました」

「おや準備が整ったようです、早速計測してみましょう」

セレス
LV 18
HP 4200(11400)
MP 5250(14250)
クラス 女神の聖騎士 
ジョブ 姫騎士 (人造神)
スキル:翻訳.アイテム収納、(完全意思疎通)(自動鑑定(種族)) 聖魔法レベル1 光魔法レベル1    女神の加護

「凄いなんてものじゃないわ...勇者以上...女神の聖騎士なんて..存在聞いた事がありません」

「うむ、儂も聞いた事ない、だが騎士の上に聖が付くのだ女神の騎士の上位職と考えて良いのかもしれない....今度教会に相談してみよう」

「セレス...貴方は何でこんな無理をしているのですか? 二日間でレベル18...しかも一日目は薬草の採集...という事は一日でレベル18迄上がったという事ですよね」

「その通りです」

「何故、そんな無茶をするのですか?...ねぇ...なんで?」

「これは僕の考えですが...勇者とはある意味...常識外れの存在です...恐らく本格的に実力がつき始めたらあっという間に私なんて抜いていくでしょう、一緒に居るあの三人も...私が彼女達を引っ張れるのは今だけ、それも僅かな期間だと思います、だからせめてその期間だけは彼女達を守ってあげたい...
マリア様に仕える者として最初だけでも恥ずかしい思いをさせたく無い...それだけなんです..大した事じゃないですよ」

「セレス殿...マリアと話し中だが良いか?」

「はい」

「王とはどう思う?」

「解りません...」

「王は勇者よりも姫騎士よりも弱い..だが、この国で1番権力もあるし..偉い」

「それが...」

「つまり、適宜適所じゃよ、勇者に出来なくて女神の聖騎士に出来る事もあるじゃろ? 気に病む必要は無い...それに今の君は...この国でも有数な実力者...世界でも数少ないミスリル級の冒険者...そんな君が卑下したら...他の冒険者に失礼だろう」

「そうですね...解りました」

「儂の娘の1人は預けた...少なくとも儂は信頼しておるよ」

「王様...ありがとうございます...信頼に答えるように精進いたします」

「うむ...頑張るのじゃぞ」

「マリア様にも心配掛けて申し訳ございませんでした」

「貴方は私の姫騎士です、困った事や悩みは1人で抱えずに相談して下さい」

「お姉さまに相談しにくい事は私くしに相談頂いても構いませんわ」

「ありがとうございます」



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