【石のやっさん旧作】チートも無い.実力も無い..ただ有るのは..腐った目と美貌だけ..勇者がハーレム? 僕だってハーレムあるよ!

石のやっさん

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奴隷の購入

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彼女達はもう充分強くなった...次に会う時はもう僕なんか手も足も出無くなるだろう。

東吾達、他の勇者には勝てるだろうが..討伐を3日間も経験したら真理達と同じに僕より強くなるだろう。

1人で居ると、良く勇者の女の子や東吾が話しかけてくる。

姿は違って見えても前のクラスの仲間だ..案外嬉しいものだな...

裏切られたけど、最近では憎しみよりも懐かしさが込み上げてくる。

城に居ても何も見つかる訳はない...街に行こう。

街を歩くと相変わらずうるさいな...

「あれは...セレス様、相変わらず美しいわね」

「麗しの姫騎士..良いなあ、私とパーティ組んでくれないかな」

最近は聞こえるように言って来る。

街を歩いていて気になる事があった。

それは奴隷がいる事だ..首輪をしている人間や亜人が居る..

だったら...どこかに奴隷を販売しているお店がある筈だ..

とりあえず...奴隷商を探そう...探す事1時間..見つけた。

「これは、これは麗しの姫騎士様..今日はどういったご用件でしょうか?」

「奴隷を見たいのだけど良いかな?」

「そうだな..醜い女奴隷をみて見たい」

「はぁ...美しい女奴隷で無く醜い女奴隷ですか?」

余り、吹っ掛けられると困るな...

「うん、ちょっと訳ありでね」

これ位のスタンスで良いかな。

「解りました..それでは廃棄奴隷の中から病気持ちで無い者をお見せしましょう」

「廃棄奴隷とは何ですか?」

「廃棄奴隷とは売り物にならない奴隷です..訳ありみたいな者だと思って下さい」

「本当に廃棄してしまうんですか?」

「病気持ちはそうですが..健康な者は廃棄しませんよ..まぁ鉱山とかに売りますが」

「そうですか..少し安心した」

「お優しいのですね..」

綺麗な部屋の僕にとって醜い女奴隷とイケメン奴隷の部屋を通り過ぎて..薄汚い部屋に入った。

臭いし汚い...そして薄暗い。

見た瞬間...目を奪われた..ここまでの美少女たちは見た事が無い。

1人の少女は背が低い子、だけどこの子がもし前の世界に居たら芸能人にスカウトされると思う。
多分、アイドル何て直ぐになれると思う。幸子やてんこの上位互換だ。

2人目の女の子は..生徒会の会長タイプだ..吉祥院 麗華の上位バージョン..この子が前の世界で僕の学校に居たら絶対に麗華は悔しがるだろう。

3人目の女の子は..ボーイッシュな感じだ..前の世界だとスポーツ少女って感じかな。

「セレス様..今いる廃棄奴隷で健康な者はこれだけです..他は病気ですので」

一瞬、そっちもみて見たいと思ったが...病気について僕はまだ知らない。

可愛い子の死ぬ姿なんて見たくない..だから我慢した。

もし、病気がこの世界で簡単に治るようなら..考えよう。

「あの、この娘達とお話ししても良いかな?」

「勿論、構いません..お前らお客様から許可を得たぞ、お客様が前に立ったら話をしろ」


「可愛いお嬢さん...少し話をして良いかな」

少女は周りをキョロキョロ見回している。

「もしかして..私の事なのかな?」

「君以外にはいませんよ..お嬢さん」

「あの..そういう言葉は、お客様みたいな綺麗な人にならともかく私みたいに醜い者に..」

この娘可愛いな..あたふたしている..僕に此処まで可愛く見えるんだ..不遇な人生だったに違いないな。

「そう? 私には..まぁ辞めときますね」

よく考えたら購入前に褒めたら..値段を釣り上げられるかも知れない。

「あの..お客さん..私を買ってくれるんですか?..もし買ってくれるなら何でもします。買って下さい!」

顔を赤くして凄い勢いでアピールしてきた。

「質問しても良い?」

「何でも聞いて!」

さっきまでと違って元気そうだ。

「君は何が出来る?」

「前の仕事は..実家が農家だったので..多分何も出来ません」

元気がなくなった。

「あの..私と来るなら冒険者をしなくちゃいけないんだけど頑張れる?」

「もし、購入してくれるなら..死ぬ気で頑張るよ! 」

「歳は幾つ?」

「えーと12歳」

「そうなんだね....えーと主人..この娘幾ら?」

「廃棄奴隷ですから銀貨5枚です、それで奴隷紋の方もコミです」

「奴隷紋?」

「首輪だと壊れたらおしまいですが..奴隷紋は奴隷商じゃなければ絶対に外せません」

多分、服従させる物だな。

「解かった、まずこの娘は購入する」

「ありがとう..えーと」

「私の名前はセレスだよ」

「ありがとうセレス様」

凄く明るいな..うん良かった。

「君の名前は?」

「それはご主人様が付けて下さい」

「セレス様、奴隷は昔の名前を捨てて、新しい主人に名前を貰うのが一般的です」

「そうだったのか..なら暫く待って」

「はい」


彼女を購入したせいか残りの2人は顔が暗い。

2人目の前に行った。

「綺麗なお嬢さん..すこし話をしても良いですか?」

「私くしは奴隷ですよ...そんなお嬢様なんて呼ばないで下さい」

「そうですか? だけど..多分貴族か商家の娘だったんじゃないですか?」

麗華や翔子の上位バージョンに見えるのだからそうじゃないかな?

「確かに...私くしは貴族の出でしたが貧乏貴族でしたし..没落しましたからただの女ですわ」

目が悲しそうだ..答えたく無かったんだろうな..

「あの..だったら貴族やマナーについて詳しい?」

「少しは..それに貴族と言っても父は騎士爵でしたから..冒険者になるなら剣術が少しできます」

「そうなんだ」

「それで私くしは購入して頂けるのでしょうか?」

この娘も可愛いい..目が潤んでいる。

「その娘はも銀貨5枚です」

先に言われてしまった。

「勿論、購入します」

「有難うございますお客様」

「有難うございます..セレス様..本当にありがとうございます!..一生仕えさせて頂きますわ!」

うわぁ..凄いなこれ、前の学校で麗華が笑うと..麗華スマイルとか言っていたけど..比じゃないなこれ。

こっち迄顔が赤くなっちゃう。

よし..次で最後だ。

三人目の女の子の前に来た。

「あのお客さん..もしかしてまだ買って貰えるの?」

「購入する気はあるよ」

「そうなんだ..なら買ってくれない? 奴隷になる前は冒険者だったから..冒険者をするなら役にたてるよ?」

「そうか!じゃぁ購入するかな」

「同じく..銀貨5枚です」

「そう解かった」

「次は..綺麗な者を見ますか?」

「今回は良いや..それじゃ金貨1枚と銀貨5枚ね」

「ありがとうございます...それじゃ奴隷紋を結びますのでセレス様の血を少し頂けますか?」

僕は痛いのを我慢して指を傷つけた。

それじゃ..奴隷紋を結ばせて頂きます。

彼女達の胸の少し上に小さな紋章が浮かび上がった。

これで完了です。

これで、彼女達は貴方に逆らえません..逆らえば物凄い苦痛が体を襲います。

そして、貴方が死ねば彼女達も死にます。

怖いな..奴隷紋。

「ご主人様...お名前をお願いしますわ」

「そうだな..君の名前は里香だ」

「変わったお名前ですわね」

「私は召喚者だからね」

「勇者様..」

「違う巻き込まれただけだから」

「そうでしたか失礼しました」


「ご主人様..私もお願いします」

「じゃぁ、君の名前は歩美だ」

「変わった名前だけど..私は歩美..うんありがとう」


「私はどんな名前を付けてくれるのかな?」

「そうだね..君の名前は楓」

「そう..やっぱら変わった名前だね」

そりゃ前の世界の スマホ小説「僕の瞳は腐っている」のヒロイン達の名前だからね..

あんなマイナーな小説、彼奴らは読んでないから安心だろう。

さてと、衝動で買ってしまったけど...まぁいいやお金はあるし

さてと...これから、彼女達と買い物にいかなくちゃな...
















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