【石のやっさん旧作】「虐めは、処刑のパスポート」 僕は何をやっても許される...だって虐められていたからね!

石のやっさん

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今から始まる地獄

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「哲也、歩美が病院に運び込まれたらしいのだから母さん行ってくるわ..お父さんにも連絡しておくから」

「あっ俺も行くよ、愛美大丈夫かな?」

「解らないけど..すぐに来てほしいって」

「じゃぁ、すぐにいかないと」


状態説明の為母さんだけが、先生と話していた。

俺は外で待っていた。


「命を取り留めましたが..これが精一杯でした」

そこには、包帯で巻かれたミイラのような物が横たわっていた。

「歩美は事故にでもあったのですか? やけどでもしているのですか?」



「あの、落ち着いて聞いてください。 まず、頭部から顔の半分にかけて焼かれています、そして当然目も焼けています...指も数本斬り落とされていますね」


「嘘ですよね? そんなの嘘だわ嘘よ嘘よ嘘..嘘だああああああああっ信じない、私は信じない」

「落ち着いてください」

「これが落ち着いてきいてられますか..何でさタンタンと話せるんですか先生は」

「良いから静かに聞いてください! まだ、半分も話していないのですから」

「半分.こんなのがまだ、半分」

「良いですか乳首は両方ともありません。胸も酷い火傷をしていて。太腿も酷い物です。そして暴行されたのでしょうか体中が痣だらけで、骨も何か所か折れています..生きていたのが奇跡です」

「そんな..それ歩美は治るのでしょうか?」

「.....」

「何とか言ってください」

「無いものは作れません」


「わあああああああああああっ歩美、歩美、歩美」

「意識はありますから、話していかれますか?」

........

....

「歩美、お母さんだよ、大丈夫?」


これがあの歩美なの? ミイラにしか見えない。

「お母さん...そこにお兄ちゃんはいる..」

「歩美..お兄ちゃんならここに居るぞ..どうした何があったんだ」

「お兄ちゃん..何も悪い事してないよね..お兄ちゃんが..した事とか、同じような事したって..」



「哲也..そう、あなたが悪かったのね..貴方のせいで歩美がこんな目にあったのね..どう責任とるの?」

「母さん、俺は知らない、知らないんだ..訳が分からないんだ..」


「哲也..そう、あなたが悪かったのね..貴方のせいで歩美がこんな目にあったのね..どう責任とるの?」

「母さん、俺は知らない、知らないんだ..訳が分からないんだ..」

「母さん言ったよね? 不良みたいな態度辞めろって..ねぇねぇねぇこれどう責任とるの? あなたが不良だから歩美はこんな目にあったんじゃない..いい加減にして...ふざけるな..ふざけるな..歩美はもう目が見えないし、物も掴めない、歩美にどう責任とるの..取れないよよね?」

「俺がやったんじゃない」

「あんたが...不良だから、じゃない? 人に恨みかったからこうなったんじゃない? 違うのかな」

「俺はそこまで恨み買うような事はしていないよ..母さん」

「まって..お兄ちゃんをいじめないで」

「歩美に免じて今はこの話しをやめてあげるわ..だけど、お父さんきっと怒るわよ..悪いけど今度ばかりはお母さんかばわないからね」

「解った」



「哲也、そこに座れ」

「はい」

「歯を食いしばれ」

手の平でなく握ったこぶしで殴られた。

「今回の事はもう取返しの付かないことだ..男としてどう責任取る?」


哲也、あんたまた」

「母さん、最後まで聞こう」

「解ったわ」

「俺、学校辞めて働くよ、そして歩美の病院代稼ぐよ」

「足りないな、それじゃ、歩美はもう人生がないんだ」

「だったら、俺が一生面倒見るよ...結婚しないで死ぬまで面倒をみる」

「ならば、良し..起きたことは仕方ない、すっぱり不良をやめて一生面倒見るならそれで良い..だが言葉の重みを忘れるな、約束を破ったときは、解っているな」

「あなたは哲也に甘いわ」

「ああ、甘い、だけどこれしか責任の取り方はないはずだ、働くのは今は良い、俺がいるからな、だが悪いが学校はやめてもらう..母さんと一緒に歩美の看病をしてくれ..良いか」

「解った..父さん、お母さん..ごめん」

「謝るのは歩美によ」

不良はもうやめよう、これからの人生は可愛い妹の歩美の為に生きようそう思った。




これで済むはずが無かった。

地獄はこれから起きる。

3週間後、歩美の包帯がとれ、退院となる日、家族全員で迎いにきた。


「みんな、大げさだよ」

気丈にも歩美は笑っていたような気がした。

「今日は退院だ帰りにおいしいものでも食べて帰ろうか?」

「なら、歩美はハンバーグがよいかな..そうだ、歩美聞いたんだけど、これからお兄ちゃん歩美の傍にずうっといてくれるって本当?」

「ああ、何時もそばにいるよ」

「そうなんだ...目が見えなくなったのは悲しいけど、大好きなお兄ちゃんが居てくれるなら、いいや」

「歩美、ごめん」

「良いよ...許してあげる..その代わりずうっと一緒に居てね..そうだ歩美お嫁さんにして」

「いいよ..本当の結婚はできないけど、そういう風に扱えばいいんだろう」

「愛情がたりないよ?」

「哲也、お前むしろついていたな、どこが償いだ、歩美みたいな可愛い妹に愛されて..やっぱり許すのやめようか?」

「父さん、それは無い、許してよ」

「これは哲也にはご褒美ね、シスコンなんだから、お父さん何か別に罰をあたえないと」

「お母さんまで」

元に戻った..そう思っていた。



「それじゃ、そろそろ包帯をとりますね」

「「「はい」」」

「うぐぎゃげげげげげ..」

俺は吐いてしまった..母さんや父さんも言葉が出ない。

「どうしたの? お兄ちゃん? お母さん? お父さんも歩美心配だよ」

そこには、歩美の喋り方をする化け物が居た。

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