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第13話 初めてのパートナー
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ベッドに優しくマリアさんを下ろし、いざ抱こうとしたのだが……
「あの、もしかして、セレス様からして下さりますの?」
「そのつもりですが」
「それは素晴らしい提案なのですが、最初位は私からリードさせて頂けませんか? 経験が無く拙いと思いますが、一生懸命頑張りますので」
「そうですか? それじゃお願い致します」
「それじゃ、はい、うんぐっ、ぷはぁ」
軽くキスをしたかと思うと……ぬちゃ、ペロペロ……
マリアさんは僕の体を舐め始めた。
からだ中を何かがはい回るような、何とも言えない快感が走る。
「凄く、気持いいです」
「満足して頂けて、ちゅぱっ、良かったですわ。これがフランシスコ王家に伝わる。ビクトリア流房中術ですわ」
「凄いです……ね」
体中を怪しい目で舐めまわすマリアさんを見て、僕は興奮を覚えた。
そして……
「喜んで貰えて良かったですわ。 それじゃそろそろ、行きますわね」
そう言うとマリアさんは僕に跨り腰をゆっくり下ろしてきた。
◆◆◆
「はぁはぁ、ゼイゼイ、流石にもう充分です」
「ハァハァ凄いですわね。まさか本当にこれが使える日がくるなんて思いませんでしたわ」
マリアさんが言うには、本来は王妃から王女に『殿方を喜ばせる秘術』として伝えられた物らしいが、今の世の中だと、使ったら『自殺する男もいる』からかなり前から封印されたものだそうだ。
舌から胸から手迄使い、何回も気持ち良くさせて貰った。
僕なりに頑張りもしたが……全然、世界が違う。
何回、頭の中がピンクになり快感に蕩けそうになったか分からない。
そして気がつけば……何回も彼女の中に……放っていた。
今、マリアさんは満足そうにしながら僕の腕の中にいる。
僕は変わり者なのかも知れないが、こうして女の子に腕枕する事は嫌いじゃないし、幸せを感じる。
「そうですか? 本当に良かったですね」
今思い出しても、あれは凄かった。
気高く綺麗に見える人があんなに妖しく乱れるなんて……
「本当にセレス様は変わっていますね。 私を楽しませようと自分から動いたり、あれ程淫らな事をしても喜んで受け入れますし、今も私の事を愛おしそうに抱きしめています……こんな男性世界に二人といませんわ」
「そうかな?」
「そうですわよ! 大体の男性は女性と話すのすら嫌いますから。 『男性専門チャンネル』でもただの会話に1千万ウェンも払うのに嫌な顔され、殆ど無言の状態で過ごす事も多いのです。この前に2千万ウェンで落札して頂いた時にはただ、スマホを見ている空間に一緒にいるだけでしたわ」
「酷いね」
「それが普通の応対ですわね」
「あの、凄く聞きにくい事を聞いても良いですか?」
「ええっ、なんでも聞いて下さい」
「話からするとマリアさんって、その……初めてですよね?」
「ええっ、処女ですわね!」
少し顏が引き攣った気がするのは気のせいだよな?
「それなのに、余り……その痛そうじゃ無かったみたいだけど……」
「まぁ、破瓜が痛みを伴うなんて大昔のお話ですわ。 セレス様は特殊ですが、普通の男性はなかなか勃ちません。 かなりの時間を掛けてようやく勃っていざ挿入という時に女性側が受け入れられないと困りますわよね。また、折角のチャンスに痛がった為に出来ないのも問題ですわね……だからかなり前から、希望を出せば無料で処女膜切除手術が受けられるようになったのですわ。 大体が10歳位の時に受けますわね」
そういう物なのか……
「そうなんですか。言いにくい事を教えて頂き有難うございます」
「あの……それでセレス様、私を気にいって下さったのなら、将来のパートナーの1人の候補にして頂けませんか? これでもセレブですので沢山貢ぎますし、決して後悔はさせませんわ」
話しではパートナーって3人以上なんだよな。
逆に多い分には制限がないらしい……なんで、誰も抱え込みに走らないんだろう。
「マリアさんは明日……はははっもう日付が回っているから今日ですか? お時間はありますか?」
「仕事がありますが……まさか、また延長して下さるのですか?」
「ええっ」
急にマリアさんはベッドから起きて裸のままドアを開け、大きな声を出した……。
『婆や、婆やーーっ』
『ハッ、マリア様どうかなさいましたか!』
『今日の会談は副社長に任せて下さい。彼女でも充分対応可能でしょう? 私はこの後も引き続き重要な仕事がありますから』
『はぁ、別に構いませんが……』
『それじゃ頼みましたわ』
こちらからはマリアさんの綺麗な後ろ姿しか見えないけど、重要な会談じゃないのかな。
「たった今、暇になりましたわ、それでこれからどうなさるのですか?」
「とりあえず、少し眠って、起きたらデートしてください」
「デートですか? 本当にデートなんてして下さるのですか?」
「ええっ、どうかしましたか?」
「デートなんて夢のようですわ」
「それじゃ、明日は朝から出かけるから寝ましょう」
「あの、セレス様、下半身がまた元気になってきています。もう一回頑張ってから、そのまま寝た方が良いと思いますが……」
「はははっ、そうしようか?」
そりゃ、目の前で裸のままで綺麗な女の子がいたら……こうなるよな。
◆◆◆
スクールへの外出許可はマリアさん付きの婆やさんが出してくれていたのですんなり外出が出来た。
そして、マリアさんと二人で近くの街にデートに来ている。
この辺りは治安が良く男性1人で歩いていても問題が無いそうだ。
だけど、どうも自分の頭の中にある街並みと違う気がする。
「それで、セレス様、何処に行きますの?」
「マリアさん、この辺りに貴金属店はありませんか?」
「私も分かりませんが……あっ、あの看板のお店がそうですわ」
「それじゃ行きましょうか?」
「はい……それでセレス様、貴金属店になんの用なのですか?」
「いいから、いいから……早速、行ってみよう」
僕はマリアさんを連れて貴金属店に入った。
「あの、指輪を見せて貰えませんか?」
「指輪でございますか? ご予算はお幾らくらいでしょうか?」
お金は……マリアさんから貰ったお金って考えれば良いか。
「150万ウェン位の予算の物を見せて頂けますか?」
「はい、その予算ですと、こちらのコーナーですね」
「そう……あっ指輪ってサイズがあるんだ。マリアさん、指のサイズって幾つ」
「え~と9号ですが……」
「9号、9号って、あっ! これ見せて頂けますか?」
これが良いかも知れない。
可愛らしいデザインで幾つかの石が入っている金額も142万ウェンだから、丁度良い……
「はい、只今……」
「これ手に取ってみても良いですか?」
「どうぞ、お手に取って見てください」
そう言われて手に取って、マリアさんの方に向けてみる。
うん、イメージにあっている。
「セレス様……まさか!?」
「うん、指輪を買ってあげる。これ凄く似合っていると思うんだけど。これでいい?」
「本当ですか? 私はセレス様が買ってくれるなら、なんでもいいですわ」
「そう、それなら、これにしよう! すみません、これ下さい!」
そう言って僕はセキュリティカードを差し出した。
「はい畏まりまし……えっ! 男性の方ですか? 男性の方ですと9割引きになりますので14万2千ウェンになります」
なんでそんなに割り引いて貰えるんだろう。
「なんで、そんなに割り引いて貰えるのでしょうか?」
「最近では全く利用されませんが、男女交際を応援する一環として男性が女性にプレゼントする物は大幅に割り引く法律があるんです。貴金属や女性物の洋服やバッグなどが対象ですね」
「そうなんですか?」
「はい、尤も、今現在は女性にプレゼントをする男性なんて,殆どいませんから過去の遺物ですね。しかし、お客様が羨ましいですね。男性からのプレゼントなんて」
「はい、セレス様、ありがとうございます! 私、凄く大切にします!」
凄く喜んでいるけど、元はマリアさんから貰ったお金だし、しかも1/10まで負けて貰ったんだけど……まぁ喜んでいるから良いか。
◆◆◆
貴金属店から出て一緒に街を歩いている。
「前見て歩かないと転んじゃいますよ」
マリアさんは指先の指輪を見つめながら歩いているけど、今にも転びそうで危ない。
「転んでも構いませんわ」
そう言いながら凄くご機嫌だ。
二人で歩いていると、周りからの視線が集まる。
流石元王族……王女様……違う、僕か……
遠巻きに女の子達が僕の方を見てヒソヒソと話している。
流石に此処じゃ話せないな。
「マリアさん、二人で静かに話せるような場所はありませんか?」
喫茶店や飲食店に入っても同じように見られていそうで落ち着いて話せなさそうだ。
「そうですね。セレス様と一緒ですから、LRなんていかがですか? ほら、あそこに有りますわ」
こじんまりした小さな建物がそこにはあった。
「それじゃ行きますか」
「はい」
マリアさんの顔が赤くなった気がしたのはなんでだろう。
◆◆◆
「これ、どうすればいんですか?」
小さな鉄筋で出来た建物……入り口は強靭な金属の扉で閉ざされている。
「セキュリティキーをかざせばドアが開きますわ」
「こうですか?」
僕がセキュリティキーをかざすとドアが開いた。
「これは、まるでLLS実習室みたいですね」
どう見ても男女がそう言う事をする場所にしか見えない。
「ふふっ、そうですね。今では滅多に使われなくなった設備ですが、その昔、まだ男女比が1:5位の時に、男性がその気になった時にすぐに愛の営みが出来るように作られた設備LR、通称ラブルームですわ。 ここは完全防音ですのでどんなお話でも大丈夫ですわ」
「あの、パートナーの件ですが、まだ僕は年齢に達していません。ですが、マリアさんをパートナーの1人に迎えたいと思います。どうすれば良いんですか?」
「本当ですか? 嬉しいですわ……それなら簡単ですわ。 今から登録してしまえば良いのです」
「ですが、マリアさんの話では19歳~24歳の5年間で3人というお話でしたよね」
「それはあくまで政府の理想の指数ですわ。 女性が嫌いな男性に少しでも理解を得るための物ですから……まさか自分から強制なくして女性をパートナーに選ぶなんて想定してないだけですわ。登録には年齢制限はありませんので、今すぐにでもできますわ。 ただ、セレス様はまだ学徒ですので卒業までなかなか会えず、一緒に暮らすハーレムが作れるのが19歳。それだけの事ですわ」
あと3年もあるのか。
「マリアさんは3年も待たせる事になってもいいの?」
「3年頑張っても絶対に真面な出会いはありませんわ。 それにこんな最高の男性なんて二人といません……是非お願い致します」
「それじゃ、マリアさん、僕のパートナーになって下さい」
「うっ、ありがとうございます……本当にありがとうございますわ」
こんな凄い美少女が僕のパートナーになるだけで涙ぐむなんて……どうしてもこれが当たり前だと思えないな。
「あの、もしかして、セレス様からして下さりますの?」
「そのつもりですが」
「それは素晴らしい提案なのですが、最初位は私からリードさせて頂けませんか? 経験が無く拙いと思いますが、一生懸命頑張りますので」
「そうですか? それじゃお願い致します」
「それじゃ、はい、うんぐっ、ぷはぁ」
軽くキスをしたかと思うと……ぬちゃ、ペロペロ……
マリアさんは僕の体を舐め始めた。
からだ中を何かがはい回るような、何とも言えない快感が走る。
「凄く、気持いいです」
「満足して頂けて、ちゅぱっ、良かったですわ。これがフランシスコ王家に伝わる。ビクトリア流房中術ですわ」
「凄いです……ね」
体中を怪しい目で舐めまわすマリアさんを見て、僕は興奮を覚えた。
そして……
「喜んで貰えて良かったですわ。 それじゃそろそろ、行きますわね」
そう言うとマリアさんは僕に跨り腰をゆっくり下ろしてきた。
◆◆◆
「はぁはぁ、ゼイゼイ、流石にもう充分です」
「ハァハァ凄いですわね。まさか本当にこれが使える日がくるなんて思いませんでしたわ」
マリアさんが言うには、本来は王妃から王女に『殿方を喜ばせる秘術』として伝えられた物らしいが、今の世の中だと、使ったら『自殺する男もいる』からかなり前から封印されたものだそうだ。
舌から胸から手迄使い、何回も気持ち良くさせて貰った。
僕なりに頑張りもしたが……全然、世界が違う。
何回、頭の中がピンクになり快感に蕩けそうになったか分からない。
そして気がつけば……何回も彼女の中に……放っていた。
今、マリアさんは満足そうにしながら僕の腕の中にいる。
僕は変わり者なのかも知れないが、こうして女の子に腕枕する事は嫌いじゃないし、幸せを感じる。
「そうですか? 本当に良かったですね」
今思い出しても、あれは凄かった。
気高く綺麗に見える人があんなに妖しく乱れるなんて……
「本当にセレス様は変わっていますね。 私を楽しませようと自分から動いたり、あれ程淫らな事をしても喜んで受け入れますし、今も私の事を愛おしそうに抱きしめています……こんな男性世界に二人といませんわ」
「そうかな?」
「そうですわよ! 大体の男性は女性と話すのすら嫌いますから。 『男性専門チャンネル』でもただの会話に1千万ウェンも払うのに嫌な顔され、殆ど無言の状態で過ごす事も多いのです。この前に2千万ウェンで落札して頂いた時にはただ、スマホを見ている空間に一緒にいるだけでしたわ」
「酷いね」
「それが普通の応対ですわね」
「あの、凄く聞きにくい事を聞いても良いですか?」
「ええっ、なんでも聞いて下さい」
「話からするとマリアさんって、その……初めてですよね?」
「ええっ、処女ですわね!」
少し顏が引き攣った気がするのは気のせいだよな?
「それなのに、余り……その痛そうじゃ無かったみたいだけど……」
「まぁ、破瓜が痛みを伴うなんて大昔のお話ですわ。 セレス様は特殊ですが、普通の男性はなかなか勃ちません。 かなりの時間を掛けてようやく勃っていざ挿入という時に女性側が受け入れられないと困りますわよね。また、折角のチャンスに痛がった為に出来ないのも問題ですわね……だからかなり前から、希望を出せば無料で処女膜切除手術が受けられるようになったのですわ。 大体が10歳位の時に受けますわね」
そういう物なのか……
「そうなんですか。言いにくい事を教えて頂き有難うございます」
「あの……それでセレス様、私を気にいって下さったのなら、将来のパートナーの1人の候補にして頂けませんか? これでもセレブですので沢山貢ぎますし、決して後悔はさせませんわ」
話しではパートナーって3人以上なんだよな。
逆に多い分には制限がないらしい……なんで、誰も抱え込みに走らないんだろう。
「マリアさんは明日……はははっもう日付が回っているから今日ですか? お時間はありますか?」
「仕事がありますが……まさか、また延長して下さるのですか?」
「ええっ」
急にマリアさんはベッドから起きて裸のままドアを開け、大きな声を出した……。
『婆や、婆やーーっ』
『ハッ、マリア様どうかなさいましたか!』
『今日の会談は副社長に任せて下さい。彼女でも充分対応可能でしょう? 私はこの後も引き続き重要な仕事がありますから』
『はぁ、別に構いませんが……』
『それじゃ頼みましたわ』
こちらからはマリアさんの綺麗な後ろ姿しか見えないけど、重要な会談じゃないのかな。
「たった今、暇になりましたわ、それでこれからどうなさるのですか?」
「とりあえず、少し眠って、起きたらデートしてください」
「デートですか? 本当にデートなんてして下さるのですか?」
「ええっ、どうかしましたか?」
「デートなんて夢のようですわ」
「それじゃ、明日は朝から出かけるから寝ましょう」
「あの、セレス様、下半身がまた元気になってきています。もう一回頑張ってから、そのまま寝た方が良いと思いますが……」
「はははっ、そうしようか?」
そりゃ、目の前で裸のままで綺麗な女の子がいたら……こうなるよな。
◆◆◆
スクールへの外出許可はマリアさん付きの婆やさんが出してくれていたのですんなり外出が出来た。
そして、マリアさんと二人で近くの街にデートに来ている。
この辺りは治安が良く男性1人で歩いていても問題が無いそうだ。
だけど、どうも自分の頭の中にある街並みと違う気がする。
「それで、セレス様、何処に行きますの?」
「マリアさん、この辺りに貴金属店はありませんか?」
「私も分かりませんが……あっ、あの看板のお店がそうですわ」
「それじゃ行きましょうか?」
「はい……それでセレス様、貴金属店になんの用なのですか?」
「いいから、いいから……早速、行ってみよう」
僕はマリアさんを連れて貴金属店に入った。
「あの、指輪を見せて貰えませんか?」
「指輪でございますか? ご予算はお幾らくらいでしょうか?」
お金は……マリアさんから貰ったお金って考えれば良いか。
「150万ウェン位の予算の物を見せて頂けますか?」
「はい、その予算ですと、こちらのコーナーですね」
「そう……あっ指輪ってサイズがあるんだ。マリアさん、指のサイズって幾つ」
「え~と9号ですが……」
「9号、9号って、あっ! これ見せて頂けますか?」
これが良いかも知れない。
可愛らしいデザインで幾つかの石が入っている金額も142万ウェンだから、丁度良い……
「はい、只今……」
「これ手に取ってみても良いですか?」
「どうぞ、お手に取って見てください」
そう言われて手に取って、マリアさんの方に向けてみる。
うん、イメージにあっている。
「セレス様……まさか!?」
「うん、指輪を買ってあげる。これ凄く似合っていると思うんだけど。これでいい?」
「本当ですか? 私はセレス様が買ってくれるなら、なんでもいいですわ」
「そう、それなら、これにしよう! すみません、これ下さい!」
そう言って僕はセキュリティカードを差し出した。
「はい畏まりまし……えっ! 男性の方ですか? 男性の方ですと9割引きになりますので14万2千ウェンになります」
なんでそんなに割り引いて貰えるんだろう。
「なんで、そんなに割り引いて貰えるのでしょうか?」
「最近では全く利用されませんが、男女交際を応援する一環として男性が女性にプレゼントする物は大幅に割り引く法律があるんです。貴金属や女性物の洋服やバッグなどが対象ですね」
「そうなんですか?」
「はい、尤も、今現在は女性にプレゼントをする男性なんて,殆どいませんから過去の遺物ですね。しかし、お客様が羨ましいですね。男性からのプレゼントなんて」
「はい、セレス様、ありがとうございます! 私、凄く大切にします!」
凄く喜んでいるけど、元はマリアさんから貰ったお金だし、しかも1/10まで負けて貰ったんだけど……まぁ喜んでいるから良いか。
◆◆◆
貴金属店から出て一緒に街を歩いている。
「前見て歩かないと転んじゃいますよ」
マリアさんは指先の指輪を見つめながら歩いているけど、今にも転びそうで危ない。
「転んでも構いませんわ」
そう言いながら凄くご機嫌だ。
二人で歩いていると、周りからの視線が集まる。
流石元王族……王女様……違う、僕か……
遠巻きに女の子達が僕の方を見てヒソヒソと話している。
流石に此処じゃ話せないな。
「マリアさん、二人で静かに話せるような場所はありませんか?」
喫茶店や飲食店に入っても同じように見られていそうで落ち着いて話せなさそうだ。
「そうですね。セレス様と一緒ですから、LRなんていかがですか? ほら、あそこに有りますわ」
こじんまりした小さな建物がそこにはあった。
「それじゃ行きますか」
「はい」
マリアさんの顔が赤くなった気がしたのはなんでだろう。
◆◆◆
「これ、どうすればいんですか?」
小さな鉄筋で出来た建物……入り口は強靭な金属の扉で閉ざされている。
「セキュリティキーをかざせばドアが開きますわ」
「こうですか?」
僕がセキュリティキーをかざすとドアが開いた。
「これは、まるでLLS実習室みたいですね」
どう見ても男女がそう言う事をする場所にしか見えない。
「ふふっ、そうですね。今では滅多に使われなくなった設備ですが、その昔、まだ男女比が1:5位の時に、男性がその気になった時にすぐに愛の営みが出来るように作られた設備LR、通称ラブルームですわ。 ここは完全防音ですのでどんなお話でも大丈夫ですわ」
「あの、パートナーの件ですが、まだ僕は年齢に達していません。ですが、マリアさんをパートナーの1人に迎えたいと思います。どうすれば良いんですか?」
「本当ですか? 嬉しいですわ……それなら簡単ですわ。 今から登録してしまえば良いのです」
「ですが、マリアさんの話では19歳~24歳の5年間で3人というお話でしたよね」
「それはあくまで政府の理想の指数ですわ。 女性が嫌いな男性に少しでも理解を得るための物ですから……まさか自分から強制なくして女性をパートナーに選ぶなんて想定してないだけですわ。登録には年齢制限はありませんので、今すぐにでもできますわ。 ただ、セレス様はまだ学徒ですので卒業までなかなか会えず、一緒に暮らすハーレムが作れるのが19歳。それだけの事ですわ」
あと3年もあるのか。
「マリアさんは3年も待たせる事になってもいいの?」
「3年頑張っても絶対に真面な出会いはありませんわ。 それにこんな最高の男性なんて二人といません……是非お願い致します」
「それじゃ、マリアさん、僕のパートナーになって下さい」
「うっ、ありがとうございます……本当にありがとうございますわ」
こんな凄い美少女が僕のパートナーになるだけで涙ぐむなんて……どうしてもこれが当たり前だと思えないな。
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