異世界を下から見て生きる ~元中年オヤジの活躍を全くしない異世界ライフ~

石のやっさん

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第20話 ランクアップと避妊紋

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冒険者ギルドに立ち寄って換金した。

「こちらが報奨金になります! あとおめでとうございます!」

銀貨5枚と銅貨4枚を受け取っていたら、挨拶をされた。

「おめでとうございます?」

「はい、冒険者ランクがFからEにあがりました! 今後も頑張って下さいね!」

話しを聞くと、FからEにはすぐに上がるそうだ。

此処からは地道な努力が必要でDランクで一人前。

Cランクだとかなり有能な冒険者。

B以上は凄腕となる。

殆どの冒険者はCD位だそうで、Bランク以上はこのギルドでも6人しか居ないらしい。

「頑張ります!」

平凡な生き方をしたい俺はDかCで充分だな。

そう伝え後にしようとしたが……

そうだ……

「まだ、なにか御用でしょうか?」

「ゴブリンは楽に倒せるのですが、その上のオークを倒せるかどうか知りたいのですが、なにか知る方法はありますか?」

「それなら、お金は掛かりますが訓練場で実力を見て頂くのが良いかも知れません。銅貨5枚程掛かりますがギルド職員に実力を見極めて貰えますよ! ギルドの指導の一環でやっていますからお得です」

それが確かに無難かも知れない。

「それじゃ、お願いして宜しいでしょうか?」

「はい、それでは銅貨5枚になります」

お金を払うとすぐに訓練場に案内された。

筋肉ムキムキのおっちゃんが待っていて……

「俺が指導員のギルバートだ! 早速だが、そこにある木剣で素振りをしてくれっ! その後は俺と模擬戦だ……それでおおよその力を把握して貰う……それで良いか?」

「お願い致します」

言われるままに木剣を振るい、その後はギルバートと模擬戦をやった。

チートも無い俺は、此処から隠された力を発揮する事無く、あっさりとやり込まれてしまった。

「ハァハァ、ありがとうございました」

「まぁ、駆け出しの冒険者ならこんな物か? それでお前さんの実力だが、ゴブリンだったら複数相手で問題無いな……オークは微妙なラインで一対一。 一体なら恐らく大丈夫だ。 だが複数いたら逃げた方が無難だ」

まぁ、普通の冒険者ならこんな物だ。

「ありがとうございました」

「いや、俺はただ指導しただけだ! それでお前さんのジョブはなんだ? 剣士か?」

「魔法剣士です!」

「そうか……だったら、そのうち魔法を覚えた方が良いだろう! ファイヤーボールの一つも覚えれば、攻撃の幅も増える。 そっちを冒険者として伸ばしても良いかもな……まぁ頑張りな」

「本当にありがとうございました!」

魔法か……

俺はお礼を言うと冒険者ギルドを後にした。

『魔法が使いたいのか?』

「ミステ……」

『主よ! 我は神剣だ! 杖のように魔法を使う事も出来るぞ』

そうか、神剣だもんな……杖の代わり位になっても当たり前か。

「それで魔法はどうやって使えば良いんだ?」

俺はまだ魔法が使えない。

『さっぱりわからん! 我は剣だから、 誰かに相談するしかないな……杖として使える事だけは保証するぞ』

「そうですか……」

魔法か……使えるなら使ってみたい。

う~ん、ステータス。

神代理人(15歳) 
LV 4
HP 75
MP 51
ジョブ:魔法剣士(神剣使い)
スキル:翻訳、アイテム収納(収納品あり)剣術スキル
エクストラスキル:若返り
剣:神剣ミステ(不破)※装備から外す事は出来ないし、他人に渡す事も盗まれる事も無い。反面他の武器は持てない。
奴隷:アリス ※終身奴隷
幽霊憑き:メリッサ ※祓う事は不可

MPがあるから魔法は使えるのかも知れない。

クソッ……常識も教えて貰えないで城をだされたから、さっぱりわからない。

また今度ギルドに相談してみるかな。

◆◆◆

冒険者ギルドを後にした俺は奴隷商に来ている。

家を出る時、ああは言った物のそろそろ覚悟を決めないといけない。

アリスとメリッサは生涯俺と離れることは無い。

しかも、向こうから誘ってきているのだから……何も問題は無い。

だが、残念ながら子供を作って……ちゃんと生活を送れるかまだ自信が無い。

この世界に前の世界みたいな福利厚生を期待なんて出来ない。

だったら……『避妊』が必要だ。

薬局で売っている薄さ0.03ミリの物は此処には無い。

避妊は……奴隷商の管轄で『避妊紋』という物を刻む事で避妊が出来る。

子供が欲しくなったら解除も可能だ。

「すいません、避妊紋を刻みたいんですが……」

「ああっ、この間白い獣人を奴隷にした兄ちゃんか? でっ避妊紋を刻みたい奴隷は何処にいるんだ?」

「いや、俺に刻んで欲しいんだ」

「兄ちゃんにか? 奴隷じゃ無く自分に刻みたいのか? なんとまぁ、変わった事するもんだ……それじゃ銀貨3枚になりますが宜しいですかな?」

「ああっお願いする」

俺が銀貨3枚を払うと奴隷商は筆を取り出した。

「服を着たら見えない方が良いよな……背中で良いか?」

「大丈夫です」

俺が服を脱ぐと奴隷商は俺の背中に紋様を書いていった。

「これで終わりだ、もう服を着ていい、無事刻み終わった」

無事に避妊紋が刻まれたみたいだ。

これで……もう流されても大丈夫だな。


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