20 / 51
第20話 ランクアップと避妊紋
しおりを挟む冒険者ギルドに立ち寄って換金した。
「こちらが報奨金になります! あとおめでとうございます!」
銀貨5枚と銅貨4枚を受け取っていたら、挨拶をされた。
「おめでとうございます?」
「はい、冒険者ランクがFからEにあがりました! 今後も頑張って下さいね!」
話しを聞くと、FからEにはすぐに上がるそうだ。
此処からは地道な努力が必要でDランクで一人前。
Cランクだとかなり有能な冒険者。
B以上は凄腕となる。
殆どの冒険者はCD位だそうで、Bランク以上はこのギルドでも6人しか居ないらしい。
「頑張ります!」
平凡な生き方をしたい俺はDかCで充分だな。
そう伝え後にしようとしたが……
そうだ……
「まだ、なにか御用でしょうか?」
「ゴブリンは楽に倒せるのですが、その上のオークを倒せるかどうか知りたいのですが、なにか知る方法はありますか?」
「それなら、お金は掛かりますが訓練場で実力を見て頂くのが良いかも知れません。銅貨5枚程掛かりますがギルド職員に実力を見極めて貰えますよ! ギルドの指導の一環でやっていますからお得です」
それが確かに無難かも知れない。
「それじゃ、お願いして宜しいでしょうか?」
「はい、それでは銅貨5枚になります」
お金を払うとすぐに訓練場に案内された。
筋肉ムキムキのおっちゃんが待っていて……
「俺が指導員のギルバートだ! 早速だが、そこにある木剣で素振りをしてくれっ! その後は俺と模擬戦だ……それでおおよその力を把握して貰う……それで良いか?」
「お願い致します」
言われるままに木剣を振るい、その後はギルバートと模擬戦をやった。
チートも無い俺は、此処から隠された力を発揮する事無く、あっさりとやり込まれてしまった。
「ハァハァ、ありがとうございました」
「まぁ、駆け出しの冒険者ならこんな物か? それでお前さんの実力だが、ゴブリンだったら複数相手で問題無いな……オークは微妙なラインで一対一。 一体なら恐らく大丈夫だ。 だが複数いたら逃げた方が無難だ」
まぁ、普通の冒険者ならこんな物だ。
「ありがとうございました」
「いや、俺はただ指導しただけだ! それでお前さんのジョブはなんだ? 剣士か?」
「魔法剣士です!」
「そうか……だったら、そのうち魔法を覚えた方が良いだろう! ファイヤーボールの一つも覚えれば、攻撃の幅も増える。 そっちを冒険者として伸ばしても良いかもな……まぁ頑張りな」
「本当にありがとうございました!」
魔法か……
俺はお礼を言うと冒険者ギルドを後にした。
『魔法が使いたいのか?』
「ミステ……」
『主よ! 我は神剣だ! 杖のように魔法を使う事も出来るぞ』
そうか、神剣だもんな……杖の代わり位になっても当たり前か。
「それで魔法はどうやって使えば良いんだ?」
俺はまだ魔法が使えない。
『さっぱりわからん! 我は剣だから、 誰かに相談するしかないな……杖として使える事だけは保証するぞ』
「そうですか……」
魔法か……使えるなら使ってみたい。
う~ん、ステータス。
神代理人(15歳)
LV 4
HP 75
MP 51
ジョブ:魔法剣士(神剣使い)
スキル:翻訳、アイテム収納(収納品あり)剣術スキル
エクストラスキル:若返り
剣:神剣ミステ(不破)※装備から外す事は出来ないし、他人に渡す事も盗まれる事も無い。反面他の武器は持てない。
奴隷:アリス ※終身奴隷
幽霊憑き:メリッサ ※祓う事は不可
MPがあるから魔法は使えるのかも知れない。
クソッ……常識も教えて貰えないで城をだされたから、さっぱりわからない。
また今度ギルドに相談してみるかな。
◆◆◆
冒険者ギルドを後にした俺は奴隷商に来ている。
家を出る時、ああは言った物のそろそろ覚悟を決めないといけない。
アリスとメリッサは生涯俺と離れることは無い。
しかも、向こうから誘ってきているのだから……何も問題は無い。
だが、残念ながら子供を作って……ちゃんと生活を送れるかまだ自信が無い。
この世界に前の世界みたいな福利厚生を期待なんて出来ない。
だったら……『避妊』が必要だ。
薬局で売っている薄さ0.03ミリの物は此処には無い。
避妊は……奴隷商の管轄で『避妊紋』という物を刻む事で避妊が出来る。
子供が欲しくなったら解除も可能だ。
「すいません、避妊紋を刻みたいんですが……」
「ああっ、この間白い獣人を奴隷にした兄ちゃんか? でっ避妊紋を刻みたい奴隷は何処にいるんだ?」
「いや、俺に刻んで欲しいんだ」
「兄ちゃんにか? 奴隷じゃ無く自分に刻みたいのか? なんとまぁ、変わった事するもんだ……それじゃ銀貨3枚になりますが宜しいですかな?」
「ああっお願いする」
俺が銀貨3枚を払うと奴隷商は筆を取り出した。
「服を着たら見えない方が良いよな……背中で良いか?」
「大丈夫です」
俺が服を脱ぐと奴隷商は俺の背中に紋様を書いていった。
「これで終わりだ、もう服を着ていい、無事刻み終わった」
無事に避妊紋が刻まれたみたいだ。
これで……もう流されても大丈夫だな。
31
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
【リクエスト作品】邪神のしもべ 異世界での守護神に邪神を選びました…だって俺には凄く気高く綺麗に見えたから!
石のやっさん
ファンタジー
主人公の黒木瞳(男)は小さい頃に事故に遭い精神障害をおこす。
その障害は『美醜逆転』ではなく『美恐逆転』という物。
一般人から見て恐怖するものや、悍ましいものが美しく見え、美しいものが醜く見えるという物だった。
幼い頃には通院をしていたが、結局それは治らず…今では周りに言わずに、1人で抱えて生活していた。
そんな辛い日々の中教室が光り輝き、クラス全員が異世界転移に巻き込まれた。
白い空間に声が流れる。
『我が名はティオス…別世界に置いて創造神と呼ばれる存在である。お前達は、異世界ブリエールの者の召喚呪文によって呼ばれた者である』
話を聞けば、異世界に召喚された俺達に神々が祝福をくれると言う。
幾つもの神を見ていくなか、黒木は、誰もが近寄りさえしない女神に目がいった。
金髪の美しくまるで誰も彼女の魅力には敵わない。
そう言い切れるほど美しい存在…
彼女こそが邪神エグソーダス。
災いと不幸をもたらす女神だった。
今回の作品は『邪神』『美醜逆転』その二つのリクエストから書き始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる