伝説の悪党は今の虐めは甘すぎると笑う。

石のやっさん

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貧乏なら仕方ねーな

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「約束だから、何か買ってやるよ、と言っても現金は3万しかねーから、そんな高い物は駄目だ」

「それなら、物は要らないから、スマホ代払ってくれない?」

「それって幾ら?」

「6000円ちょっと…駄目かな?」

え~と…此奴金が無いのか?

「あのよ~萌子ってもしかしたら金ねーのか?」

「あはははっ、うん…うちは母子家庭だからお金は無いよ」

「その割にはお金に困って無さそうだったが」

「それは…ほら哲也が良治からさぁ…ね」

そうか、哲也が俺からカツアゲした金の一部が此奴にいっていた…そういう事だな。

「まぁ貧乏なら良いや…それじゃ、今日もラブホにでも行くか?」

「全く、良治も好きだね…良いよぉ~あっだけど折角ならカラオケがある部屋が良いなぁ~」

此奴を犯した後、本当に少しだけ良心の呵責に苛まれたけど…すぐによがるし…ある意味スゲーな…としか思わなくなった。

「お前を犯った俺が言うのもなんだが…哲也はもう良いのか?」

「仕方ないじゃない? 私もう良治の女にされちゃったしさぁ~ 体にこんなもん刻まれちゃ、もう良治以外と付き合えないじゃん…責任取るんでしょう? なら良いんじゃない?」

なんだ…此奴…こんなんで良いのか?

基本、不良の女って言えば…硬派な奴しか俺は知らねーぞ。

犯そうが輪姦しようが…惚れた男の元に帰る奴ばかりだった。

硬派なスケバンだと男がご法度で、男が出来たら辞めなくちゃいけない…そんな所が多かった筈だ。

その時には大体リンチに掛けられる。

女の方が凄くえぐくてなぁ…ドテ焼き(性器をライターで焼かれる)尻の穴や性器に火のついたタバコの火のついた方を全員に1本ずつ刺される様な拷問に近い事もやっていたな。

更に厳しい所だと顔に二枚刃で一生消えない傷をつける決まりや、乳首を1つ切り落とす。

そんな所もあった筈だ。

何が言いたいのかと言えば…ここ迄一途な女が多かった筈で、こんな簡単には『不良女』は寝取れない筈なのだが…

「あのよ…お前本当にそれで良いのか? いっちゃなんだが、俺は自分の女を簡単には手放さねーよ…浮気したら、相手の男もお前もフルボッコするぞ」

「う~ん、確かに良治ならしそうだね…良いよ」

何だか、凄く軽いな…

「あのな…」

「良治…言って置くけど、家は凄く貧乏だし、同じ母子家庭でも良治より凄くお金が無いんだよ? だから、高校には行かないのは決定。 もし裕福なら勉強も頑張ったかも知らないけどさぁ~高校に行かないなら頑張る必要もないじゃん…まぁ母さんは馬鹿だけど、働き者でパートを掛け持ちしているけど…パートだからたかが知れているね」

何だか苦労してそうだが…それがどうしたんだ…

「それが何か関係あるのか?」

「あのね…だから、哲也との恋愛ごっこは中学で終わり…哲也も石川も久保田も高校に行くから、そこで恐らく終わりだと思うんだよね?  だけど、良治は違うでしょう? 正直最初の出会いはお互い最悪だけどね…最初から責任とるって言っているし…一生を通した付き合いになる…そう思ったよ? だって生で出し放題だし避妊なんて考えないし…体に自分の名前まで彫るんだからさぁ、半端な事考えてないでしょう」

ヤバイ…此奴、結構重い奴だったのか。

「まぁ、そうだな」

「『そうだな』違うよね? 赤ちゃんが出来たら私産むからね! ちゃんと養ってくれるんだよね」

まぁ仕方ねーな。

女にする言っちまったかんな。

「そうだな、ちゃんと『責任』はとるぜ、安心しな」

「そうそう、責任をとるなら良いよ!…それじゃコンビニでスマホ代払って、その後はホテル行こうか?」

「そうだな」

貧乏なのかよ…だったら仕方ねーな。

結局、俺は萌子のスマホ代を払ってからホテルに直行した。

暫く、カラオケを楽しんだ後、一緒に風呂に入って…やる事やって家まで送ってやった。












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