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第三章
伊藤の決意
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「許さない…美穂ちゃんをあんな目に合わせるなんて…」
一人の死神ー伊藤麻美は歯ぎしりしながら、屋根を飛び越えながら走っていた。
『美穂ちゃん!!』
『麻美ちゃん。こんな失態、見せちゃってごめんね。』
松坂の病室に行き、伊藤は松坂の姿に驚いた。全身包帯だらけの松坂は、それはもう痛そうに自分には見えた。
『今回は、霊魔だけじゃなかったの?』
『霊魔の他に悪魔がいたのよ。だから、今回はそれを見逃しちゃいけないと思って。』
松坂は先程、光と一緒にいた時とは打って変わって伊藤には優しく接していた。伊藤もそんな松坂を見て、安心する。
『ねえ、麻美。あんな奴の所に、いつまでもいることないよ。私が上に何とか言ってみるからさ。』
『それは無理だよ。今の実力じゃ、コネで置いてもらってるみたいなものだから。光霊長、ううん。光はさ、霊長になってから、私が失態したのをわかってるから。実際、美穂の所にいたのだってコネでいたようなもんだし。光とは実力の差がありすぎたんだよ。それを見抜けなかったし。』
『あいつは霊長になる前は、代理長だったからもうそこで実力が出ていたんだよね。本当に、頭にくるわ。』
『でも、美穂。待ってて。私だって、いつか光を追い抜いて見せるから。そしてもう一度光を踏みつけてやろう。』
『そうだね!!』
「現世に大量の霊魔が出現してます!!伊藤さん、単独では危険です!!」
通信に返事もせず、伊藤は走っている。
「ここで、手柄上げて、あんたをもう一度踏みつけてやるわ!!光!!」
伊藤は腰に差している、刀を抜いた。
一人の死神ー伊藤麻美は歯ぎしりしながら、屋根を飛び越えながら走っていた。
『美穂ちゃん!!』
『麻美ちゃん。こんな失態、見せちゃってごめんね。』
松坂の病室に行き、伊藤は松坂の姿に驚いた。全身包帯だらけの松坂は、それはもう痛そうに自分には見えた。
『今回は、霊魔だけじゃなかったの?』
『霊魔の他に悪魔がいたのよ。だから、今回はそれを見逃しちゃいけないと思って。』
松坂は先程、光と一緒にいた時とは打って変わって伊藤には優しく接していた。伊藤もそんな松坂を見て、安心する。
『ねえ、麻美。あんな奴の所に、いつまでもいることないよ。私が上に何とか言ってみるからさ。』
『それは無理だよ。今の実力じゃ、コネで置いてもらってるみたいなものだから。光霊長、ううん。光はさ、霊長になってから、私が失態したのをわかってるから。実際、美穂の所にいたのだってコネでいたようなもんだし。光とは実力の差がありすぎたんだよ。それを見抜けなかったし。』
『あいつは霊長になる前は、代理長だったからもうそこで実力が出ていたんだよね。本当に、頭にくるわ。』
『でも、美穂。待ってて。私だって、いつか光を追い抜いて見せるから。そしてもう一度光を踏みつけてやろう。』
『そうだね!!』
「現世に大量の霊魔が出現してます!!伊藤さん、単独では危険です!!」
通信に返事もせず、伊藤は走っている。
「ここで、手柄上げて、あんたをもう一度踏みつけてやるわ!!光!!」
伊藤は腰に差している、刀を抜いた。
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