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胎動編
第三話 調査と把握
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さて、なぜ刀の能力が発動するときと発動しないときがあるのだろう
何が基準なんだ?
よし、もう何度か少しずつ条件を変えて検証しよう
「その前にこの二人を拘束しなきゃな」
ということで、教室に置いてあったロープを使って僕は二人の腕と足を縛った
そして改めて検証していくこととなった
「まずは、最初に発動したとき」
あのときは確か「抜剣」と念じながら抜いたから
(抜剣)
…………そういや今は発動中だから能力が発動しても分からないんだったな
まずは起動中のこれをどうにかしないと
でもそうなるとこの教室内にいる他の人も動き出すから
先に全員拘束するか
――――――――――――――――――――
さて、これで能力が切れても急に動き出したりしないはずだ
じゃあまず解除方法から探るか
(解除)
そう念じたが相変わらずクラス内にいる人たちは微動だにせず固まったままだ
やはり念じる以外のキーも必要なようだ
そうなると、どういった行動が引き金となるのだろう
「まずは刀を手放すか」
とりあえずこの教卓の上に置こう
そして改めて念じることにした
(解除)
やはり刀を持っているかどうかはキーでは無いようだ
じゃあ、正直一番可能性の高いやつを
と、いうことで僕は刀を鞘にしまってこう念じた
(解除)
すると、いつかのように急に音が鳴り出した
っ!!!!
これびっくりするなぁ
「!!何がっ?!」「いつの間にっ!」
「え、須斎さんが」
なんか色々言ってるけどなんて言ってるんだ?
城崎に信用されるにはある程度情報を持っていったほうがいいだろうし
「ちょっと一旦黙って」
……嘘だろ、一言で全員黙った……
やめてくれよこういう「あーあ神柱空気読まねーな」みたいな流れ
傷つくんだよ僕でも
例えあんまり動じない方であっても傷つくものは傷つくんだよ
もうちょっと人の気持ち考えようよ
まあ、コミュ力が以上に低い僕が言えたことでもないけど
「動じない」って自己表現できないってことだし
「順番に喋って」
みんなやっぱりこういう変な空気のときに最初に話すのは遠慮するのかなぁ
お、今回は結構早く決まったみたい
「少し質問させてもらっていいだろうか」
「いいけど、名前くらい言って」
当然のことだろう
人と話すときに名前を言わずに信用できる方がおかしい
「須斎蒼井だ。見ての通り1年6組のものだ。聞きたいんだが、あなたの目的は何なんだ?ここで私に傷一つ付けずに拘束する理由が分からない」
なんでって、理由は決まってるだろ
「僕たちのところのボスみたいな人に校内の人の装備の把握してくるように言われたんだよ」
「?」
そうだ、聞いておかなければ
「君たちの装備の能力は何?これ聞いとかなきゃいけないんだけど」
なんでそんなに驚くんだ?こんなふうに大きな変化があったら、まず情報を集めようとするのは普通だろうに
「ねぇ、早く聞いときたいんだけど」
「あ、あぁ。わかった」
そうして彼女は自分と僕に攻撃してきたもう一人の装備について話し始めた
――――――――――――――――――――
「つまり、君の薙刀には体を隠す能力があるってこと?」
「いや、能力を持っているのは袴の方だ。それと私が持っているのは見たところ薙刀ではなく長巻に近いと思うが」
「あ、そうなんですね」
何ということだ
こんなところで知ったかぶりがバレてしまった
実を言うと僕の日本刀に関する知識の殆どは1冊の小説からとっている
やはり情報のソースを一つに頼るのは駄目なのだろうか
それはそうと、隠密系の能力とは……
二重の意味で目立たないとは言われるが、実戦でトップクラスに使えそうな能力だな
「そして隣の…………」
「弘岡美優です」
そうそう、弘岡さんね
「それと、忘れているかも知れないが私は須斎 蒼生だ」
「…………覚えてたよ」
昔から人の名前を覚えるの、苦手なんだよなぁ
「で、弘岡さんの太刀は?」
「これは……太刀じゃなくて……」
まさかまた僕は知ったかを発動させてしまったのか?
「ごめん、で、それについてる能力は?」
「刀が……硬くなる」
硬化か?言ってしまえば悪いけど地味な能力だな
というかそれより知りたいことがあったんだ
「刀の使い方、教えてくれないかな?」
「?」
そう、弘岡さんは刀を使う
つまり、刀の使い方を知っているということだ
おそらく僕はこれから先もこの刀を使っていくことになるだろう
そうなると、本格的な刀の使い方を知っておかなければならない日も来るだろう
そうなると、早めに教えてもらったほうがいい
「良いけど……」
よし、なら早速……
「でも、あなたのは打刀で私のは太刀だから少し使い方が違う」
なるほど、でも
「じゃあ、共通の部分とかを頼む」
あ、うなずいてくれた
――――――――――――――――――――
さて、じゃあ次は打刀の能力の確認だな
これについてはだいたい予想がついてる
(抜剣)
僕はそう念じて打刀を抜いた
するとやはり、世界が止まったように感じる
やっぱり、抜くこともキーの一つなんだな
じゃあ、もう少し煮詰めて
僕は「解除」してから今度は刀身を少しだけ鞘から出してこう念じた
(抜剣)
すると、今度も世界が止まったかのような感覚に襲われる
これでだいたい分かった
つまり、この刀の能力を纏めると
1.刀身を鞘から出して「抜剣」と念じると周囲が減速
2.刀身をしまって「解除」と念じると能力解除
ということになる
(とはいえ、これ以外にも制限や条件があるかもしれないけど……)
実際、減速倍率などはまだ分からない
何をエネルギーにしているかも調べないと
使用制限もあるだろうし、原理もまだ分からない
とりあえず、全貌が分かるまでは城崎のところに寄生だな
そうして、「解除」してから僕は重大な問題に気づいた
「捕虜って連れて行ったほうがいいのか?」
何が基準なんだ?
よし、もう何度か少しずつ条件を変えて検証しよう
「その前にこの二人を拘束しなきゃな」
ということで、教室に置いてあったロープを使って僕は二人の腕と足を縛った
そして改めて検証していくこととなった
「まずは、最初に発動したとき」
あのときは確か「抜剣」と念じながら抜いたから
(抜剣)
…………そういや今は発動中だから能力が発動しても分からないんだったな
まずは起動中のこれをどうにかしないと
でもそうなるとこの教室内にいる他の人も動き出すから
先に全員拘束するか
――――――――――――――――――――
さて、これで能力が切れても急に動き出したりしないはずだ
じゃあまず解除方法から探るか
(解除)
そう念じたが相変わらずクラス内にいる人たちは微動だにせず固まったままだ
やはり念じる以外のキーも必要なようだ
そうなると、どういった行動が引き金となるのだろう
「まずは刀を手放すか」
とりあえずこの教卓の上に置こう
そして改めて念じることにした
(解除)
やはり刀を持っているかどうかはキーでは無いようだ
じゃあ、正直一番可能性の高いやつを
と、いうことで僕は刀を鞘にしまってこう念じた
(解除)
すると、いつかのように急に音が鳴り出した
っ!!!!
これびっくりするなぁ
「!!何がっ?!」「いつの間にっ!」
「え、須斎さんが」
なんか色々言ってるけどなんて言ってるんだ?
城崎に信用されるにはある程度情報を持っていったほうがいいだろうし
「ちょっと一旦黙って」
……嘘だろ、一言で全員黙った……
やめてくれよこういう「あーあ神柱空気読まねーな」みたいな流れ
傷つくんだよ僕でも
例えあんまり動じない方であっても傷つくものは傷つくんだよ
もうちょっと人の気持ち考えようよ
まあ、コミュ力が以上に低い僕が言えたことでもないけど
「動じない」って自己表現できないってことだし
「順番に喋って」
みんなやっぱりこういう変な空気のときに最初に話すのは遠慮するのかなぁ
お、今回は結構早く決まったみたい
「少し質問させてもらっていいだろうか」
「いいけど、名前くらい言って」
当然のことだろう
人と話すときに名前を言わずに信用できる方がおかしい
「須斎蒼井だ。見ての通り1年6組のものだ。聞きたいんだが、あなたの目的は何なんだ?ここで私に傷一つ付けずに拘束する理由が分からない」
なんでって、理由は決まってるだろ
「僕たちのところのボスみたいな人に校内の人の装備の把握してくるように言われたんだよ」
「?」
そうだ、聞いておかなければ
「君たちの装備の能力は何?これ聞いとかなきゃいけないんだけど」
なんでそんなに驚くんだ?こんなふうに大きな変化があったら、まず情報を集めようとするのは普通だろうに
「ねぇ、早く聞いときたいんだけど」
「あ、あぁ。わかった」
そうして彼女は自分と僕に攻撃してきたもう一人の装備について話し始めた
――――――――――――――――――――
「つまり、君の薙刀には体を隠す能力があるってこと?」
「いや、能力を持っているのは袴の方だ。それと私が持っているのは見たところ薙刀ではなく長巻に近いと思うが」
「あ、そうなんですね」
何ということだ
こんなところで知ったかぶりがバレてしまった
実を言うと僕の日本刀に関する知識の殆どは1冊の小説からとっている
やはり情報のソースを一つに頼るのは駄目なのだろうか
それはそうと、隠密系の能力とは……
二重の意味で目立たないとは言われるが、実戦でトップクラスに使えそうな能力だな
「そして隣の…………」
「弘岡美優です」
そうそう、弘岡さんね
「それと、忘れているかも知れないが私は須斎 蒼生だ」
「…………覚えてたよ」
昔から人の名前を覚えるの、苦手なんだよなぁ
「で、弘岡さんの太刀は?」
「これは……太刀じゃなくて……」
まさかまた僕は知ったかを発動させてしまったのか?
「ごめん、で、それについてる能力は?」
「刀が……硬くなる」
硬化か?言ってしまえば悪いけど地味な能力だな
というかそれより知りたいことがあったんだ
「刀の使い方、教えてくれないかな?」
「?」
そう、弘岡さんは刀を使う
つまり、刀の使い方を知っているということだ
おそらく僕はこれから先もこの刀を使っていくことになるだろう
そうなると、本格的な刀の使い方を知っておかなければならない日も来るだろう
そうなると、早めに教えてもらったほうがいい
「良いけど……」
よし、なら早速……
「でも、あなたのは打刀で私のは太刀だから少し使い方が違う」
なるほど、でも
「じゃあ、共通の部分とかを頼む」
あ、うなずいてくれた
――――――――――――――――――――
さて、じゃあ次は打刀の能力の確認だな
これについてはだいたい予想がついてる
(抜剣)
僕はそう念じて打刀を抜いた
するとやはり、世界が止まったように感じる
やっぱり、抜くこともキーの一つなんだな
じゃあ、もう少し煮詰めて
僕は「解除」してから今度は刀身を少しだけ鞘から出してこう念じた
(抜剣)
すると、今度も世界が止まったかのような感覚に襲われる
これでだいたい分かった
つまり、この刀の能力を纏めると
1.刀身を鞘から出して「抜剣」と念じると周囲が減速
2.刀身をしまって「解除」と念じると能力解除
ということになる
(とはいえ、これ以外にも制限や条件があるかもしれないけど……)
実際、減速倍率などはまだ分からない
何をエネルギーにしているかも調べないと
使用制限もあるだろうし、原理もまだ分からない
とりあえず、全貌が分かるまでは城崎のところに寄生だな
そうして、「解除」してから僕は重大な問題に気づいた
「捕虜って連れて行ったほうがいいのか?」
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