35 / 220
東京事編
第五話 滴定
しおりを挟む
一応殺したけど、まだ考えることがある
それが一通り終わるまでは怖いから加速状態のままでいよう
まず、一番気になるのはあの時見えた光
明らかに今までの刀の力とは違っていた
前に人を切ったときに焼けていたのは加速する力で分子とかを加速させて高温になったって考えられるけど
今回のものは明らかに違う
……面倒くさいし歩きながら考えるか
そもそもあの光が何を意味していたのか、という所から考えていこう
あのとき僕はかなりピンチで、あの光に沿って行動したらピンチから逃れることができた
ってことは生き残る方法を示している感じか?
……となると、僕やその周りの人の持つ装備ではなさそうか
じゃあ、この施設の設備か相手の装備による副次効果みたいなものだと思った方がいいのかな
「いや、ちょっと待て……」
そういえば、目に関する事で心当たりが二つあった
あのときの変な新生物と時風さんの目から剥ぎ取った何かだろう
まあ、時風さんから剥ぎ取っのは新生物だから実質心当たりは一つとも言えるんだけど
そう思って右目を触る
……特殊能力に関して右目を触るのって大分厨ニっぽいな
まあ、うちに腕を使ってるせいでもっと厨ニっぽく見える人はいるけど
それにしても、今まで一度も発動しなかったことを考えると危機的な状況でしか使えないのかな?
かと言って訓練に命の危機を入れるわけにも行かないし
「なんか確認方法を考えとかないとな……」
――――――――――――――――――――
ふぅ、帰ってきた……
「おい、あれはどういうことだ」
ありゃ?なんか怒ってる感じ?
一応そっちに言われた依頼みたいなのは達成したと思ってるんだけどな……
「どういう感じって……見りゃわかるでしょ」
不審者が居たから処理しといたんだけど……
「もしかして先に連絡しといた方が良かった?」
でも、あの時はそんな時間なかったしな
「当たり前だ。急に行方不明になっていたものが弾かれたように現れたら流石に驚く」
ん?そんなことあったっけ?
「待って待って。状況に頭が追いつかないんだけど……行方不明になってた人が見つかったの?」
そもそも僕、あの辺で行方不明者が出てたなんて知らないんだけど……
そういえ誰も居なかったなとは思ったが、急に現れていたって……
どういうこと?
「ああ、お前が目的地についてから数秒後、そいつらが急に連絡の途絶えた場所から現れた」
う~ん、ドームの攻撃だけじゃあ僕みたいな運動不足すら攫うのは大変そうだし……
「実際お前も、その数秒間は行方がわからなかったんだぞ」
監視カメラから消えた上、(おそらく連絡用に持っているであろう)無線まで通じなかったってことなのかな?
「だからあの地帯は完全隔離する方が良いとまで……おい、聞いているのか?」
「ん……?あ、ごめん」
あ、さっきから何か言ってたのか
「それで、何て言ってたの?」
色々集中してて聞いてなかったわ
「……お前が監視カメラから消えていた時間帯があったから、そのことについて話していた」
「え、僕が?」
僕の装備にはそんな索敵妨害みたいな効果は無いし、あの目にも多分そんな力なんて無いと思う
あ、でも速く動いてたら人の目には見えないのかな?
監視カメラには実際に写っていてもそれが人に見えなければ意味が無いし
「う~ん、心当たりが無いわけでは無いけど……取り敢えず、まだ不確定だからそのことについて詳しく言うのは控えさせてもらうよ」
これで納得してくれたら嬉しいんだけど……
「……分かった。所長にもそう伝えておく」
納得はしてないけど一先ずは引いてくれた感じ……かな?
「そういえば、あの二人の話はどうなったの?」
僕の聞いてた間は穏便に済んでそうな感じだったけど
「所長はもう交渉を済ませて既に研究を再開させている」
おお、じゃあ城崎の腕ももうすぐしたら治るのか
「へぇ、じゃあもう僕ここに居る意味あんまりないかな……」
もう帰っても良かったりする?
「その辺りは所長に聞いてくれ」
「……あんまり自分で判断しないんだね」
僕に頼んだことといい、もうちょっと自分で動くタイプだと思ってた
「ああ、雇われの身だからな。自己解釈して動くのも限度がある」
僕に(多分)勝手に調査を頼んだのは自己解釈して良い範囲内なんだ
何か、自分で判断を下さない理由にしてるだけの様な気もするんだけど……
「あ、その……所長?に僕のスマホ返してもらわないと」
そういえば城崎と話すために貸してから返してもらってなかった
「ああ、そうだったな。所長なら第三研究室にいると思うから、そちらで受け取ってくれ」
すごいな。話をしてすぐに仕事か
自分のやってる仕事が好きなのかな?
「分かった。ちょっと行ってくる」
――――――――――――――――――――
「さて、元素滴定はどうなったか……」
第三研究室の中で、パソコンに向かってそんなことを言う
この空から降ってきた物は随分と興味深くて本業を忘れさせてくれるほどだったが
そろそろ本業の再生医療の研究に戻らないとな……
「……何だ?これは」
モニターには驚くべき結果が表示されていた
少なくとも、本当にこの研究を一旦放り投げて再生医療の研究に戻っても良いのか、私に考えさせるくらいには
それが一通り終わるまでは怖いから加速状態のままでいよう
まず、一番気になるのはあの時見えた光
明らかに今までの刀の力とは違っていた
前に人を切ったときに焼けていたのは加速する力で分子とかを加速させて高温になったって考えられるけど
今回のものは明らかに違う
……面倒くさいし歩きながら考えるか
そもそもあの光が何を意味していたのか、という所から考えていこう
あのとき僕はかなりピンチで、あの光に沿って行動したらピンチから逃れることができた
ってことは生き残る方法を示している感じか?
……となると、僕やその周りの人の持つ装備ではなさそうか
じゃあ、この施設の設備か相手の装備による副次効果みたいなものだと思った方がいいのかな
「いや、ちょっと待て……」
そういえば、目に関する事で心当たりが二つあった
あのときの変な新生物と時風さんの目から剥ぎ取った何かだろう
まあ、時風さんから剥ぎ取っのは新生物だから実質心当たりは一つとも言えるんだけど
そう思って右目を触る
……特殊能力に関して右目を触るのって大分厨ニっぽいな
まあ、うちに腕を使ってるせいでもっと厨ニっぽく見える人はいるけど
それにしても、今まで一度も発動しなかったことを考えると危機的な状況でしか使えないのかな?
かと言って訓練に命の危機を入れるわけにも行かないし
「なんか確認方法を考えとかないとな……」
――――――――――――――――――――
ふぅ、帰ってきた……
「おい、あれはどういうことだ」
ありゃ?なんか怒ってる感じ?
一応そっちに言われた依頼みたいなのは達成したと思ってるんだけどな……
「どういう感じって……見りゃわかるでしょ」
不審者が居たから処理しといたんだけど……
「もしかして先に連絡しといた方が良かった?」
でも、あの時はそんな時間なかったしな
「当たり前だ。急に行方不明になっていたものが弾かれたように現れたら流石に驚く」
ん?そんなことあったっけ?
「待って待って。状況に頭が追いつかないんだけど……行方不明になってた人が見つかったの?」
そもそも僕、あの辺で行方不明者が出てたなんて知らないんだけど……
そういえ誰も居なかったなとは思ったが、急に現れていたって……
どういうこと?
「ああ、お前が目的地についてから数秒後、そいつらが急に連絡の途絶えた場所から現れた」
う~ん、ドームの攻撃だけじゃあ僕みたいな運動不足すら攫うのは大変そうだし……
「実際お前も、その数秒間は行方がわからなかったんだぞ」
監視カメラから消えた上、(おそらく連絡用に持っているであろう)無線まで通じなかったってことなのかな?
「だからあの地帯は完全隔離する方が良いとまで……おい、聞いているのか?」
「ん……?あ、ごめん」
あ、さっきから何か言ってたのか
「それで、何て言ってたの?」
色々集中してて聞いてなかったわ
「……お前が監視カメラから消えていた時間帯があったから、そのことについて話していた」
「え、僕が?」
僕の装備にはそんな索敵妨害みたいな効果は無いし、あの目にも多分そんな力なんて無いと思う
あ、でも速く動いてたら人の目には見えないのかな?
監視カメラには実際に写っていてもそれが人に見えなければ意味が無いし
「う~ん、心当たりが無いわけでは無いけど……取り敢えず、まだ不確定だからそのことについて詳しく言うのは控えさせてもらうよ」
これで納得してくれたら嬉しいんだけど……
「……分かった。所長にもそう伝えておく」
納得はしてないけど一先ずは引いてくれた感じ……かな?
「そういえば、あの二人の話はどうなったの?」
僕の聞いてた間は穏便に済んでそうな感じだったけど
「所長はもう交渉を済ませて既に研究を再開させている」
おお、じゃあ城崎の腕ももうすぐしたら治るのか
「へぇ、じゃあもう僕ここに居る意味あんまりないかな……」
もう帰っても良かったりする?
「その辺りは所長に聞いてくれ」
「……あんまり自分で判断しないんだね」
僕に頼んだことといい、もうちょっと自分で動くタイプだと思ってた
「ああ、雇われの身だからな。自己解釈して動くのも限度がある」
僕に(多分)勝手に調査を頼んだのは自己解釈して良い範囲内なんだ
何か、自分で判断を下さない理由にしてるだけの様な気もするんだけど……
「あ、その……所長?に僕のスマホ返してもらわないと」
そういえば城崎と話すために貸してから返してもらってなかった
「ああ、そうだったな。所長なら第三研究室にいると思うから、そちらで受け取ってくれ」
すごいな。話をしてすぐに仕事か
自分のやってる仕事が好きなのかな?
「分かった。ちょっと行ってくる」
――――――――――――――――――――
「さて、元素滴定はどうなったか……」
第三研究室の中で、パソコンに向かってそんなことを言う
この空から降ってきた物は随分と興味深くて本業を忘れさせてくれるほどだったが
そろそろ本業の再生医療の研究に戻らないとな……
「……何だ?これは」
モニターには驚くべき結果が表示されていた
少なくとも、本当にこの研究を一旦放り投げて再生医療の研究に戻っても良いのか、私に考えさせるくらいには
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる