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東京事編
第二十四話 怪我
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「どうですか?金山先生。弘岡はどの程度回復しています?」
この人は養護教諭の金山由香先生
高校の養護教諭にしては珍しく医師免許を保有している
本人曰く、学校で怪我人が出た時に応急処置だけでなく本格的な治療も行える為だそうだ
「あの子、相当回復が速いのか、もう普通に動けるみたいなの。一体どうなってるのかしらね?」
そういった後、中庭に向かって歩き始めながらこう続けた
「とにかく、絶対安静の段階は終わったわ。今は出来れば安静にしてほしい、という程度よ。」
恐らく、中庭には供養でもしに行くのだろう
この先生は校庭で倒れていた大量の『元』生徒を見て少し辛そうにしていたからな
かなり生徒を守る・癒やす、という気持ちが強いのだろう
そうでないと、31歳で医師と救急救命士の免許を保有している人間が高校の養護教諭なんてやっていない
「じゃあ、私はちょっと中庭の方に行ってるから。なにかあったら呼んでね。」
「分かりました」
なら、丁度いいから弘岡の様子も見ておくか
流石に顔面を殴られて気絶するほどとなると、かなりのダメージになっているだろうからな
次の任務を任せられるのが何時になるかだけでも把握しておこう
――――――――――――――――――――
負けた……のかな?
戦っていたのが本当に少しの間だけだったからあんまりよく分からないけど……
多分、近付かれた時に顔を思いっきり殴られたんだろう
目にも耳にも鼻にも特に後遺症は残っていないみたいで良かった
「そういえば、先生の装備は何なんだろう?」
聞きそびれてしまったけれど、治療に関係があるのかも知れない
「おい、調子はどうなんだ?」
城崎聖が入ってきた
「何だかもう少ししたら動けそう。怪我をしたのに思っていたより治るのが早くて驚いてる」
自分でも、本当に意識を失うほどの大怪我を負ったのか、と思うほどだ
「そうか、なら、次に任務などに出られそうなのはいつ頃になる?出来れば今のうちに聞いておきたいんだが……」
次の任務かぁ……
「……分からない。治り方が今までと違うからなんとも言えないけど……遅くとも一週間後には前と同じくらいには動けそう」
不思議なことに、飛ばされるほど強く殴られたのに特に後遺症は無い
もしかしたら、無意識に顔を硬化して被害を減らしたのかも知れない
それにしても、今まで出来ていなかったことが窮地になって突然できるのだとしたら少し怖いな
自分の知らない成長が有るということは、自分の知らない退化がある可能性も高い
これからは慎重に自分の力を見極めていかないといけない
「そうか、一週間後だな。予定を調整しておく」
まあ、一週間後に送られるのは軽い任務だろう
そういうちょっとしたもので自分の実力をしっかり確認していき、大きな仕事に備える
「分かった。出来るだけ早く復帰できるようにしておくから」
出来ればこれで帰ってほしいという気持ちを少しだけ声に乗せて伝える
直接言うと少し駄目な気がするからこれで気付いてくれるといいんだけど……
「そうか、じゃあ回復を楽しみに待っている」
……『サボらずに回復したらすぐに戻ってこい』ということなんだろうか?
いや、多分どころから確実にそういうことだろう
その上で、休んでいた分の任務を復帰後に纏めてこなさせられるのかもしれない
そうなると、怪我で休んでいるこの短い期間だけが自分の力を確かめ直す機会になるかもしれないのか
「ベッドの上でも出来ることはやっておかないと」
そうして、早速私は今できることが何かを考え始めた
――――――――――――――――――――
さ~て、ご飯食べに行こっと
学食はこっちだったよな……
初日はお弁当を持ってきてたからなんとかなったけど、今日でもう何日経ったか分からないくらいだし、そんなものとっくに食べきってる
そう思ば、食糧を作ろうとするのも納得だな
学校が災害とかに備えてある程度は備蓄しているだろうけど、それも限界があるだろう
っていうか、今どのくらい作物が育ってるんだろう?
それに応じて何をどれだけ食べるかとか考えたほうが良かったりするのかな?
「お、なんだ……全メニューあるじゃん」
ここの学食は今食べられないメニューがあると、そのメニューに赤色のペンで☓がつけられる
☓がついているメニューは無いから以外と食糧事情は余裕があるのかもしれない
今日はうどんにしようかな?
そうだ、野菜も取っとかないと
ん?【校内産緑黄色野菜サラダ】?
流石にこれは園芸部とかが前から作ってたやつ……だよね?
つい最近植えたばかりでここまで収穫できるようになってる……ってのは流石に無いよね……
まあ、せっかくだしこれも食べとくか
「緑黄色野菜サラダと、きつねうどんお願いします」
ちなみに、今は食堂のメニューを頼むのにお金はいらない
かわりにと言ってはなんだが、一人で注文できるのは一食につき主食一つと主菜一つ(きつねうどんみたいな主食と主菜が合体してるのは一つで終わり)あとは副菜が二つまでにそれぞれ制限されている
早く食糧の生産体制でも栽培でもいいから整ってほしい
僕は比較的少食だからいいけれど、運動部の人達を中心によく食べる人がちょっと可哀想になってるくる
お、そろそろ出来上がってきたみたいだ
学食って作るのが早いな……元みたいな生活に戻ったらもうちょっと使ってみよっかな
この人は養護教諭の金山由香先生
高校の養護教諭にしては珍しく医師免許を保有している
本人曰く、学校で怪我人が出た時に応急処置だけでなく本格的な治療も行える為だそうだ
「あの子、相当回復が速いのか、もう普通に動けるみたいなの。一体どうなってるのかしらね?」
そういった後、中庭に向かって歩き始めながらこう続けた
「とにかく、絶対安静の段階は終わったわ。今は出来れば安静にしてほしい、という程度よ。」
恐らく、中庭には供養でもしに行くのだろう
この先生は校庭で倒れていた大量の『元』生徒を見て少し辛そうにしていたからな
かなり生徒を守る・癒やす、という気持ちが強いのだろう
そうでないと、31歳で医師と救急救命士の免許を保有している人間が高校の養護教諭なんてやっていない
「じゃあ、私はちょっと中庭の方に行ってるから。なにかあったら呼んでね。」
「分かりました」
なら、丁度いいから弘岡の様子も見ておくか
流石に顔面を殴られて気絶するほどとなると、かなりのダメージになっているだろうからな
次の任務を任せられるのが何時になるかだけでも把握しておこう
――――――――――――――――――――
負けた……のかな?
戦っていたのが本当に少しの間だけだったからあんまりよく分からないけど……
多分、近付かれた時に顔を思いっきり殴られたんだろう
目にも耳にも鼻にも特に後遺症は残っていないみたいで良かった
「そういえば、先生の装備は何なんだろう?」
聞きそびれてしまったけれど、治療に関係があるのかも知れない
「おい、調子はどうなんだ?」
城崎聖が入ってきた
「何だかもう少ししたら動けそう。怪我をしたのに思っていたより治るのが早くて驚いてる」
自分でも、本当に意識を失うほどの大怪我を負ったのか、と思うほどだ
「そうか、なら、次に任務などに出られそうなのはいつ頃になる?出来れば今のうちに聞いておきたいんだが……」
次の任務かぁ……
「……分からない。治り方が今までと違うからなんとも言えないけど……遅くとも一週間後には前と同じくらいには動けそう」
不思議なことに、飛ばされるほど強く殴られたのに特に後遺症は無い
もしかしたら、無意識に顔を硬化して被害を減らしたのかも知れない
それにしても、今まで出来ていなかったことが窮地になって突然できるのだとしたら少し怖いな
自分の知らない成長が有るということは、自分の知らない退化がある可能性も高い
これからは慎重に自分の力を見極めていかないといけない
「そうか、一週間後だな。予定を調整しておく」
まあ、一週間後に送られるのは軽い任務だろう
そういうちょっとしたもので自分の実力をしっかり確認していき、大きな仕事に備える
「分かった。出来るだけ早く復帰できるようにしておくから」
出来ればこれで帰ってほしいという気持ちを少しだけ声に乗せて伝える
直接言うと少し駄目な気がするからこれで気付いてくれるといいんだけど……
「そうか、じゃあ回復を楽しみに待っている」
……『サボらずに回復したらすぐに戻ってこい』ということなんだろうか?
いや、多分どころから確実にそういうことだろう
その上で、休んでいた分の任務を復帰後に纏めてこなさせられるのかもしれない
そうなると、怪我で休んでいるこの短い期間だけが自分の力を確かめ直す機会になるかもしれないのか
「ベッドの上でも出来ることはやっておかないと」
そうして、早速私は今できることが何かを考え始めた
――――――――――――――――――――
さ~て、ご飯食べに行こっと
学食はこっちだったよな……
初日はお弁当を持ってきてたからなんとかなったけど、今日でもう何日経ったか分からないくらいだし、そんなものとっくに食べきってる
そう思ば、食糧を作ろうとするのも納得だな
学校が災害とかに備えてある程度は備蓄しているだろうけど、それも限界があるだろう
っていうか、今どのくらい作物が育ってるんだろう?
それに応じて何をどれだけ食べるかとか考えたほうが良かったりするのかな?
「お、なんだ……全メニューあるじゃん」
ここの学食は今食べられないメニューがあると、そのメニューに赤色のペンで☓がつけられる
☓がついているメニューは無いから以外と食糧事情は余裕があるのかもしれない
今日はうどんにしようかな?
そうだ、野菜も取っとかないと
ん?【校内産緑黄色野菜サラダ】?
流石にこれは園芸部とかが前から作ってたやつ……だよね?
つい最近植えたばかりでここまで収穫できるようになってる……ってのは流石に無いよね……
まあ、せっかくだしこれも食べとくか
「緑黄色野菜サラダと、きつねうどんお願いします」
ちなみに、今は食堂のメニューを頼むのにお金はいらない
かわりにと言ってはなんだが、一人で注文できるのは一食につき主食一つと主菜一つ(きつねうどんみたいな主食と主菜が合体してるのは一つで終わり)あとは副菜が二つまでにそれぞれ制限されている
早く食糧の生産体制でも栽培でもいいから整ってほしい
僕は比較的少食だからいいけれど、運動部の人達を中心によく食べる人がちょっと可哀想になってるくる
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