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東京事編
第五十五話 索敵
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「城崎!もう僕キツイわ!」
頭から少し血を流しながら神柱がそう言った
「わかった!お前無しでどうにかする方法を考える!」
とは言うが、時間稼ぎの方法をどうするか……
小松も多少は戦えるだろうが、流石に戦闘用の装備を持った神柱の穴を埋められる程では無い
……少数精鋭として来たのは失敗だったか?
須斎が居れば多少はマシになるだろうが、弘岡の回復を待って動いた方が良かったか?
……いや、今更だな。そもそも回復を待っていたら国内が掌握されていた
優先順位の問題だったのにこんな事を考えるとは
それよりも今は目の前のことに集中しないとな
支配も思ったより早く進んで、今では一割程は支配できている
一割支配できたらそこから広げるのは比較的簡単だからな
しかし、その時間すら確保が難しくなっている
「小松!いけるか?!」
「あんま期待しないでね~」
一応対処は頼んだが、俺が支配を終わらせるまで持ちこたえてくれるかは賭けだろうな
それも、分の悪い賭けだ
支配に割いているリソースをいくらか索敵に割いて、味方が居ないか探すか……?
いや、支配に集中するか
先程決めたばかりだが……今日はやけに決断が鈍るな……
自分のことは一度決めたことはやり通す性格だと思っていたんだがな……
しばらく支配を続けて、大体八割ほどの部分を支配し終わった
よし、これで対抗できる
「もう大丈夫だぞ!小松!」
「おっけー!じゃあもう帰るね!」
「待て。一応待機しておけ。怪我をしたという訳でも無いだろう」
小松が勝手に帰ろうとしているので一応止めて、俺の戦いを始める
支配した土やコンクリートを利用して相手の転移らしきものを妨害する
「思ったより露骨に反応するんだな」
相手は明確に嫌な顔をした
あそこまで露骨な反応をされると却って罠なんじゃないかと疑ってしまう
まあ、効いていると考えて行動するか
コンクリートを揺らして相手を牽制する
しかし、これは不味いな……
俺は装備の問題で支援や牽制は得意だが、いまいち決め手に欠ける
だから今までは他の連中に止めを刺させていたが、今はその味方が居ない
どうしたものか……
拘束するのが最適のように思えてきたな
その考えから、俺は地面を盛り上がらせて相手の体を囲むような壁を作った
しかし、どこからかガスタンクが飛んでくると、爆発してその壁を壊す
「随分と派手に行くんだな」
あの規模なら自分も巻き込むように見えたが、その可能性は期待しないほうが良いだろう
さて……次の相手の動きは……
集中して見ていると、相手の動きがおかしくなってきた
別に遅くなったり精彩を欠いているという訳では無いんだが……
人間、もしくは生物としておかしな動きが混ざり始めたように感じる
このままだと何か恐ろしいことが起こるかもしれないな……
早めに決めないといけない
持久戦なんてしていたら相手の変化が終わるかもしれない
今の状態なら勝ち目がある
一応、周囲を捜索して使えそうなものが無いかどうかを確認しよう
支配したものの周辺を探ると、人間を見つけた
そいつは、普段なら絶対に俺が見つけられないものだった
「須斎……?」
ほぼ全ての探知方法を掻い潜る人間がそこには居た
―――――――――――――――――――
私、須斎蒼井は今まで生きてきた中で一番のピンチになっているかもしれない
さっきのことを考えながら、逃げる算段を立てていく
私は相手から逃げて神柱と合流しようとしているところで、あいつに出会った
あれは論外だ
私も逃げようと努力したが、装備で隠れても私の場所が分かっているかのような動きをしていた
今私が無事なのは恐らく相手が飽きたからだろう
あれに高度な知性は感じられず、かといってプログラム通りの綺麗な動きをしている様子も無かった
野生と無軌道な動きが融合したものと言えばいいのか……
どちらにせよ、あれから逃げるためには官邸の外に出ないといけない
その後で、城崎たちにこの情報を伝えよう
学校に居る美優にもこのことを伝えられたら良いが……
ん?連絡?
こんな時に……誰だ?
「これは……城崎?」
どうやら、私が近くにいることを知って連絡したらしい
内容は、今城崎が戦っている相手を妨害できるか、という内容だ
……まあ、できる範囲でやる、とだけ伝えておこう
正直今はそんなに余裕が無い
あいつが追ってきているかどうかを確認しながら城崎の方を見る
今のところ、膠着状態にあるようだ
ならば、私の行動で大きな変化を起こせるか?
相手を見ながら今の最適な行動を考える
その結果、相手の場所を城崎の行動から予測して、そこに近付くというのを思いついた
失敗すればこの疲れた状態で敵の近くに見を晒すことになるが……
あいつへの対策にはなる
あいつはパワーが強すぎるのか、すべての行動で周りを巻き込んでいたからな
敵の重要人物らしき者の近くにいたら多少は攻撃も弱まるかもしれない、という希望的観測も含めて、相手の近くに行った方が良いか
その思いで、先程からいまいち調子の悪い装備を使う
しかし、この装備がうまく働かくなった理由も確認しておかないと……
原因不明ではいずれ致命的な好きにつながる
同時にいくつものことをしなければならない状況で、私は相手の近くに向かった
頭から少し血を流しながら神柱がそう言った
「わかった!お前無しでどうにかする方法を考える!」
とは言うが、時間稼ぎの方法をどうするか……
小松も多少は戦えるだろうが、流石に戦闘用の装備を持った神柱の穴を埋められる程では無い
……少数精鋭として来たのは失敗だったか?
須斎が居れば多少はマシになるだろうが、弘岡の回復を待って動いた方が良かったか?
……いや、今更だな。そもそも回復を待っていたら国内が掌握されていた
優先順位の問題だったのにこんな事を考えるとは
それよりも今は目の前のことに集中しないとな
支配も思ったより早く進んで、今では一割程は支配できている
一割支配できたらそこから広げるのは比較的簡単だからな
しかし、その時間すら確保が難しくなっている
「小松!いけるか?!」
「あんま期待しないでね~」
一応対処は頼んだが、俺が支配を終わらせるまで持ちこたえてくれるかは賭けだろうな
それも、分の悪い賭けだ
支配に割いているリソースをいくらか索敵に割いて、味方が居ないか探すか……?
いや、支配に集中するか
先程決めたばかりだが……今日はやけに決断が鈍るな……
自分のことは一度決めたことはやり通す性格だと思っていたんだがな……
しばらく支配を続けて、大体八割ほどの部分を支配し終わった
よし、これで対抗できる
「もう大丈夫だぞ!小松!」
「おっけー!じゃあもう帰るね!」
「待て。一応待機しておけ。怪我をしたという訳でも無いだろう」
小松が勝手に帰ろうとしているので一応止めて、俺の戦いを始める
支配した土やコンクリートを利用して相手の転移らしきものを妨害する
「思ったより露骨に反応するんだな」
相手は明確に嫌な顔をした
あそこまで露骨な反応をされると却って罠なんじゃないかと疑ってしまう
まあ、効いていると考えて行動するか
コンクリートを揺らして相手を牽制する
しかし、これは不味いな……
俺は装備の問題で支援や牽制は得意だが、いまいち決め手に欠ける
だから今までは他の連中に止めを刺させていたが、今はその味方が居ない
どうしたものか……
拘束するのが最適のように思えてきたな
その考えから、俺は地面を盛り上がらせて相手の体を囲むような壁を作った
しかし、どこからかガスタンクが飛んでくると、爆発してその壁を壊す
「随分と派手に行くんだな」
あの規模なら自分も巻き込むように見えたが、その可能性は期待しないほうが良いだろう
さて……次の相手の動きは……
集中して見ていると、相手の動きがおかしくなってきた
別に遅くなったり精彩を欠いているという訳では無いんだが……
人間、もしくは生物としておかしな動きが混ざり始めたように感じる
このままだと何か恐ろしいことが起こるかもしれないな……
早めに決めないといけない
持久戦なんてしていたら相手の変化が終わるかもしれない
今の状態なら勝ち目がある
一応、周囲を捜索して使えそうなものが無いかどうかを確認しよう
支配したものの周辺を探ると、人間を見つけた
そいつは、普段なら絶対に俺が見つけられないものだった
「須斎……?」
ほぼ全ての探知方法を掻い潜る人間がそこには居た
―――――――――――――――――――
私、須斎蒼井は今まで生きてきた中で一番のピンチになっているかもしれない
さっきのことを考えながら、逃げる算段を立てていく
私は相手から逃げて神柱と合流しようとしているところで、あいつに出会った
あれは論外だ
私も逃げようと努力したが、装備で隠れても私の場所が分かっているかのような動きをしていた
今私が無事なのは恐らく相手が飽きたからだろう
あれに高度な知性は感じられず、かといってプログラム通りの綺麗な動きをしている様子も無かった
野生と無軌道な動きが融合したものと言えばいいのか……
どちらにせよ、あれから逃げるためには官邸の外に出ないといけない
その後で、城崎たちにこの情報を伝えよう
学校に居る美優にもこのことを伝えられたら良いが……
ん?連絡?
こんな時に……誰だ?
「これは……城崎?」
どうやら、私が近くにいることを知って連絡したらしい
内容は、今城崎が戦っている相手を妨害できるか、という内容だ
……まあ、できる範囲でやる、とだけ伝えておこう
正直今はそんなに余裕が無い
あいつが追ってきているかどうかを確認しながら城崎の方を見る
今のところ、膠着状態にあるようだ
ならば、私の行動で大きな変化を起こせるか?
相手を見ながら今の最適な行動を考える
その結果、相手の場所を城崎の行動から予測して、そこに近付くというのを思いついた
失敗すればこの疲れた状態で敵の近くに見を晒すことになるが……
あいつへの対策にはなる
あいつはパワーが強すぎるのか、すべての行動で周りを巻き込んでいたからな
敵の重要人物らしき者の近くにいたら多少は攻撃も弱まるかもしれない、という希望的観測も含めて、相手の近くに行った方が良いか
その思いで、先程からいまいち調子の悪い装備を使う
しかし、この装備がうまく働かくなった理由も確認しておかないと……
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