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怪奇編
第八話 仕事内容
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「結局、全っ然割り切れないな……」
寮の中にある僕の部屋のベットの上で、寝転びながらこう呟く
そうしていると、芳枝ちゃんから連絡が来た
「そういえば、最近芳枝ちゃんと話してなかったっけ?」
おおいさんの調査で学校を空けてたからな
えっと……人手が足りないから来い?
そういうことは城崎の方に頼めば良いのに……
でも、僕が対応しないと起こるかもな……
怒ったら怖いから、一応手伝いに行こう
「持ち物は……軍手が要るのか」
というか、人を手伝いに呼びつけておいて持ち物まで指定するって、本当に何様なんだ?
ここは一度文句を……言わないでおこう
怖いし、そもそも僕はあんまり他人と揉めたくない
持ち物は……ここだな
「じゃ、手伝いに行きますか」
ポケットに軍手を入れて、僕はガレージに向かった
――――――――――――――――――――
現在、作物の品種改良は主に理化学研究所、つまり、理研で行われている
恐らく、単純に設備が良いからなんだろうけど、芳枝ちゃんか妙に理研に行きたがってたことから他の理由も有るんじゃないか、と思ってしまう
例えば、昔そこで農場を見て、それから農業に興味を持った、とか
まあ、流石にそこまでの因縁は無いだろうけど、何か有るはずだ
そう思っていると、僕の乗る車が止まった
「あれ?もう着いたんですか?」
「はい」
運転手の人が答ええくれた
幹部みたいな立ち位置になったから車と運転手を好きに使えるんだけど、これはかなり嬉しい
一々歩いて行く必要が無くなったんだ
その上、僕の装備のことをそれとなく伝えてくれているのか、急に現れても驚かない
お陰で、現在では絶賛運動不足中だ
食べる量が少ないからまだ太ってはいないけど、体力は落ちるはずだ
何故か落ちてない、むしろ上がってるけど
不思議だよな……
装備が何か関係しているのかな?
「あの……出来れば早めに降りていただくと助かるのですが……」
「あ!すみませんすみません……すぐに降ります」
そうして、僕は研究所の前に立った
チャイムを押すと、男の人の声が聞こえる
「神柱さんですね。どうぞ」
ドアが開いて、中に入ることを促される
中で、見知った顔の人が僕を案内してくれた
「いや~……すみませんねぇ。最近は色々忙しくてこっち来れて無くて……そっち、人が少ないから大変でしょう?」
「いえいえ……確かに小松さんの下で働くのは大変ですけど、それなりにやりがいもあって楽しいんですよ。ですから、人数が少なくてもそれなりに楽しかったりするんですよ」
それ……社畜的なやりがい搾取に近いような……
超長時間残業とかさせられてない?大丈夫?
「あ……それで、今日はどこに行けば良いんですかね?僕、あんまりその辺知らないんですけど」
「そうですね……確か呼ばれているのはこちら……でしたか」
そう言って、ある方向を指し示す
そちらには、動く歩道があった
「へぇ……こんなの、いつの間に用意してたんだろ?」
そう思いながら乗ってみると、そこで初めて歩く歩道に方向が無いことに気付く
「……これ、どういう仕組みで動いてるんだ……?」
まあ、今は気にせず小松ちゃんのところに向かおう
――――――――――――――――――――
「いらっしゃ~い。じゃあ、早速だけど、手伝ってくれる~?」
「いやいや……労いも無いの?」
まあ、移動自体は楽だったから、無いなら無いで良いんだけど
「ん?あ、じゃあお疲れ様~、それじゃあ、手伝ってほしいことを言っていくよ~」
いや……まあ、確かに労いの言葉だけはくれたけど……
まあ、良いか
「それで、僕は何をすれば良いの?」
すると、目の前に書類が出された
「言っとくけど、引き継ぎも無しに事務作業なんて無理だからね」
勘違いしてるかもしれないから、ちゃんと伝えておこう
「大丈夫。これは仕事内容を簡単に纏めただけだから。別にこれについて纏めろ、って言ってる訳じゃ無いよ」
あ、なんた……そうなんだ……
……仕事内容、こんなに有るの……?
「多くない?」
「いや~こんなもんでしょ!暫く来てくれなかったからその分溜まっては居るけど」
あ……怒ってるのかな?
「いやいや……ゴメンって……というか、僕も任務を割り振られて結構忙しかったんだけど……」
「え?ゴメン?何が?」
ん?……怒ってない?
まさか、今の刺々しい言い方が素になってるのか?
だとしたら、敵を増やしそうなんだけど……
「ああ、いや。気にしないで。じゃあ、これをやれば良いんだよね?」
そう言って、書類の1ページ目をめくる
そこには、早速山程の文字が詰め込まれていた
読むだけでも大変そうだな……
「期限とかは有るの?」
「特に無いよ~。ただ、いずれはやっておかないといけないことだし、早ければ早いほど良いから、その辺もよろしくね~」
早ければ早いほど良いのか
じゃあ、早速と取り掛かるとしよう
――――――――――――――――――――
「あの……今の人は誰だったんですか?」
一人の研究員がそんなことを言った
「ああ……そっか。まだ会ったことないんだよね。彼は、神柱賢明。手先が器用だから手伝ってもらってるんだ」
「はぁ……あれ?どこに行きました?」
見てみると、もう神柱は居なくなっていた
「本当に、移動が早いんだなぁ……」
寮の中にある僕の部屋のベットの上で、寝転びながらこう呟く
そうしていると、芳枝ちゃんから連絡が来た
「そういえば、最近芳枝ちゃんと話してなかったっけ?」
おおいさんの調査で学校を空けてたからな
えっと……人手が足りないから来い?
そういうことは城崎の方に頼めば良いのに……
でも、僕が対応しないと起こるかもな……
怒ったら怖いから、一応手伝いに行こう
「持ち物は……軍手が要るのか」
というか、人を手伝いに呼びつけておいて持ち物まで指定するって、本当に何様なんだ?
ここは一度文句を……言わないでおこう
怖いし、そもそも僕はあんまり他人と揉めたくない
持ち物は……ここだな
「じゃ、手伝いに行きますか」
ポケットに軍手を入れて、僕はガレージに向かった
――――――――――――――――――――
現在、作物の品種改良は主に理化学研究所、つまり、理研で行われている
恐らく、単純に設備が良いからなんだろうけど、芳枝ちゃんか妙に理研に行きたがってたことから他の理由も有るんじゃないか、と思ってしまう
例えば、昔そこで農場を見て、それから農業に興味を持った、とか
まあ、流石にそこまでの因縁は無いだろうけど、何か有るはずだ
そう思っていると、僕の乗る車が止まった
「あれ?もう着いたんですか?」
「はい」
運転手の人が答ええくれた
幹部みたいな立ち位置になったから車と運転手を好きに使えるんだけど、これはかなり嬉しい
一々歩いて行く必要が無くなったんだ
その上、僕の装備のことをそれとなく伝えてくれているのか、急に現れても驚かない
お陰で、現在では絶賛運動不足中だ
食べる量が少ないからまだ太ってはいないけど、体力は落ちるはずだ
何故か落ちてない、むしろ上がってるけど
不思議だよな……
装備が何か関係しているのかな?
「あの……出来れば早めに降りていただくと助かるのですが……」
「あ!すみませんすみません……すぐに降ります」
そうして、僕は研究所の前に立った
チャイムを押すと、男の人の声が聞こえる
「神柱さんですね。どうぞ」
ドアが開いて、中に入ることを促される
中で、見知った顔の人が僕を案内してくれた
「いや~……すみませんねぇ。最近は色々忙しくてこっち来れて無くて……そっち、人が少ないから大変でしょう?」
「いえいえ……確かに小松さんの下で働くのは大変ですけど、それなりにやりがいもあって楽しいんですよ。ですから、人数が少なくてもそれなりに楽しかったりするんですよ」
それ……社畜的なやりがい搾取に近いような……
超長時間残業とかさせられてない?大丈夫?
「あ……それで、今日はどこに行けば良いんですかね?僕、あんまりその辺知らないんですけど」
「そうですね……確か呼ばれているのはこちら……でしたか」
そう言って、ある方向を指し示す
そちらには、動く歩道があった
「へぇ……こんなの、いつの間に用意してたんだろ?」
そう思いながら乗ってみると、そこで初めて歩く歩道に方向が無いことに気付く
「……これ、どういう仕組みで動いてるんだ……?」
まあ、今は気にせず小松ちゃんのところに向かおう
――――――――――――――――――――
「いらっしゃ~い。じゃあ、早速だけど、手伝ってくれる~?」
「いやいや……労いも無いの?」
まあ、移動自体は楽だったから、無いなら無いで良いんだけど
「ん?あ、じゃあお疲れ様~、それじゃあ、手伝ってほしいことを言っていくよ~」
いや……まあ、確かに労いの言葉だけはくれたけど……
まあ、良いか
「それで、僕は何をすれば良いの?」
すると、目の前に書類が出された
「言っとくけど、引き継ぎも無しに事務作業なんて無理だからね」
勘違いしてるかもしれないから、ちゃんと伝えておこう
「大丈夫。これは仕事内容を簡単に纏めただけだから。別にこれについて纏めろ、って言ってる訳じゃ無いよ」
あ、なんた……そうなんだ……
……仕事内容、こんなに有るの……?
「多くない?」
「いや~こんなもんでしょ!暫く来てくれなかったからその分溜まっては居るけど」
あ……怒ってるのかな?
「いやいや……ゴメンって……というか、僕も任務を割り振られて結構忙しかったんだけど……」
「え?ゴメン?何が?」
ん?……怒ってない?
まさか、今の刺々しい言い方が素になってるのか?
だとしたら、敵を増やしそうなんだけど……
「ああ、いや。気にしないで。じゃあ、これをやれば良いんだよね?」
そう言って、書類の1ページ目をめくる
そこには、早速山程の文字が詰め込まれていた
読むだけでも大変そうだな……
「期限とかは有るの?」
「特に無いよ~。ただ、いずれはやっておかないといけないことだし、早ければ早いほど良いから、その辺もよろしくね~」
早ければ早いほど良いのか
じゃあ、早速と取り掛かるとしよう
――――――――――――――――――――
「あの……今の人は誰だったんですか?」
一人の研究員がそんなことを言った
「ああ……そっか。まだ会ったことないんだよね。彼は、神柱賢明。手先が器用だから手伝ってもらってるんだ」
「はぁ……あれ?どこに行きました?」
見てみると、もう神柱は居なくなっていた
「本当に、移動が早いんだなぁ……」
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