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怪奇編
第四十二話 教義
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「おい。須斎」
そう呼びかけると、すぐに須斎が現れた
その須斎にあることを依頼すると、すぐに消えていった
さて、これからどうするか……
今からでも俺独自で動いたほうが良いものだろうか……?
今回の宗教団体、以前からの支援団体に少し気になるものが有った
その辺りを詳しく調べておきたいが、とある事情でこればかりは須斎には頼めない
自分でやるしか無いが……
しかし、時間が有るかどうか……
国家の運営もしながら情報収集をして、さらに対団体の作戦立案などといったことになると、二足どころか三足の草鞋だ
そこまでやると綻びが多く出てきそうだから出来るだけ避けたいが……
……仕方ない、調べる方の優先順位を下げながら併用するしか無いか
そう思って、俺は密かに行動を開始した
――――――――――――――――――――
「聖、何を考えているのだろうか……」
依頼されたことが余りにも突拍子が無さすぎて少し驚いている
いきなり銀行の資金の流れを調べろだなんて……
この仕事には私の最大のメリットの装備が活かされていないような気がする……
まあ、これをやれと言ったのだから何か意味は有るのだと信じたいが……
「……ん?いや……もしかすると」
ここで少し気になったことがある
最近、私の装備のできることが増えてきている気がする
もともとらは視覚くらいしか誤魔化せなかったのに、徐々に聴覚や嗅覚、触覚までも誤魔化せるようになってきていた
さらに、最近では監視カメラ等のコンピューター式の監視システムからも身を隠せるようになっている
ということは……もしかすると、アクセス履歴を隠せたり、さらには不正アクセス防止の為のセキュリティシステムまで素通りできる……のか?
少し自分のスマートフォンで試してみるか
そうして、私は袴を着た状態であるサイトにアクセスする
「……まさか、本当にそうなっているとは……」
その後、検索履歴を消す前に確認したというのに、自分のアカウントの履歴にはそのサイトにアクセスしたことが記録されていなかった
「……これなら、確かになんとかなるかもしれない」
もう一つの可能性の方も確認してから任務を行うとしよう
――――――――――――――――――――
「……はぁ」
通知が来ていないことを確認し、自分の部屋でため息をつく
やっぱり、向こうは僕のことなんて気にしてない、ってことか
まあ、何となくは分かってたけどさ……
「……よし、僕もいつまでもこんなことしてないで、早く調べますか」
暫くゲームができたからいくらか気力も回復した
そろそろやることをちゃんとやっておかないと
そう思ってスマホをつける
そして、今回相手にする宗教団体である【平和と鐘の教会】について軽く調べてみた
どうやら、基本的には献金によって徳が変わるという言説を流すような拝金主義的なことはしていないみたいだ
ただ、以前から少しテロ関連で問題視されることが多かったみたいで、その記事もネット上に幾つか残っている
まあ、八割方は陰謀論程度のものだけど、中には何か有力な情報も有るかもしれない
そう思って幾らか見てみると、少しだけ使えそうな情報を発見した
「えっと……【謎の戒律!平和教会の現実】?」
まあ、戒律が厳しいところだっていう情報は結構出てきているけど、謎の、っていうのが少し気になるな
記事タイトルは長くして検索ワードを増やしたPVが集まるって聞くけどそう書かないってことは何か根拠がある……と思いたい
そう信じてページを開く
そこで書かれていた情報は他のところと変わらないように見えた
例えば、戒律の中に【週に一度教祖の居る方角を向いて三度敬礼する】や【部屋にある物の内最低一つ以上に教祖の名前を刻む】といったかなり厳しいものが混じっていることに言及している
そこまでは他の色々な記事と大して変わらない
まあ、情報のソースとして元信者を出していたのはそれなりに高く評価するけどね
問題はその後にある
その後に、謎の戒律として【毎日朝五時三十分に朝ごはんを食べる】というものがある
何だか始業時間の早いうちの学校を見ているみたいで少し親近感が湧いてきた
でも、この戒律の意味が分からない
他のものは信仰心を高める目的が見え隠れしていたけど、これだけは今一理由が分からない
何が目的なんだろう……?
この記事でも伝えるだけ伝えて結局何も考察していなかったし
時間もあるし、その辺りについて考えていこうかな?
まず、可能性の一つとして挙げられるのは信仰心を高めることだ
他の戒律と一致するからそう考えた方が楽だけど、早めの朝食がどうやって信仰心UPに繋がるのかが全く分からない
日常に組み込む……とかなのかな?
でも、日常に戒律が溶け込むのと信仰心の変化に関係があるとは思えないんだよね……
何か他に目的があるのかな……?
もしかして、他の戒律がブラフでこれだけが本命……とか?
だとしたら、この宗教の教祖(もしくはその周辺の幹部)の目的がこの戒律から読み取れるかもしれない、ってことだけど……
正直分かる気がしないな……
自分で考えてダメそうなら弘岡にも頼んでみようかな?
まあ、そっちに頼んでみても望みは薄いだろうけど……
まあ、出来ることはやってみよう
そう呼びかけると、すぐに須斎が現れた
その須斎にあることを依頼すると、すぐに消えていった
さて、これからどうするか……
今からでも俺独自で動いたほうが良いものだろうか……?
今回の宗教団体、以前からの支援団体に少し気になるものが有った
その辺りを詳しく調べておきたいが、とある事情でこればかりは須斎には頼めない
自分でやるしか無いが……
しかし、時間が有るかどうか……
国家の運営もしながら情報収集をして、さらに対団体の作戦立案などといったことになると、二足どころか三足の草鞋だ
そこまでやると綻びが多く出てきそうだから出来るだけ避けたいが……
……仕方ない、調べる方の優先順位を下げながら併用するしか無いか
そう思って、俺は密かに行動を開始した
――――――――――――――――――――
「聖、何を考えているのだろうか……」
依頼されたことが余りにも突拍子が無さすぎて少し驚いている
いきなり銀行の資金の流れを調べろだなんて……
この仕事には私の最大のメリットの装備が活かされていないような気がする……
まあ、これをやれと言ったのだから何か意味は有るのだと信じたいが……
「……ん?いや……もしかすると」
ここで少し気になったことがある
最近、私の装備のできることが増えてきている気がする
もともとらは視覚くらいしか誤魔化せなかったのに、徐々に聴覚や嗅覚、触覚までも誤魔化せるようになってきていた
さらに、最近では監視カメラ等のコンピューター式の監視システムからも身を隠せるようになっている
ということは……もしかすると、アクセス履歴を隠せたり、さらには不正アクセス防止の為のセキュリティシステムまで素通りできる……のか?
少し自分のスマートフォンで試してみるか
そうして、私は袴を着た状態であるサイトにアクセスする
「……まさか、本当にそうなっているとは……」
その後、検索履歴を消す前に確認したというのに、自分のアカウントの履歴にはそのサイトにアクセスしたことが記録されていなかった
「……これなら、確かになんとかなるかもしれない」
もう一つの可能性の方も確認してから任務を行うとしよう
――――――――――――――――――――
「……はぁ」
通知が来ていないことを確認し、自分の部屋でため息をつく
やっぱり、向こうは僕のことなんて気にしてない、ってことか
まあ、何となくは分かってたけどさ……
「……よし、僕もいつまでもこんなことしてないで、早く調べますか」
暫くゲームができたからいくらか気力も回復した
そろそろやることをちゃんとやっておかないと
そう思ってスマホをつける
そして、今回相手にする宗教団体である【平和と鐘の教会】について軽く調べてみた
どうやら、基本的には献金によって徳が変わるという言説を流すような拝金主義的なことはしていないみたいだ
ただ、以前から少しテロ関連で問題視されることが多かったみたいで、その記事もネット上に幾つか残っている
まあ、八割方は陰謀論程度のものだけど、中には何か有力な情報も有るかもしれない
そう思って幾らか見てみると、少しだけ使えそうな情報を発見した
「えっと……【謎の戒律!平和教会の現実】?」
まあ、戒律が厳しいところだっていう情報は結構出てきているけど、謎の、っていうのが少し気になるな
記事タイトルは長くして検索ワードを増やしたPVが集まるって聞くけどそう書かないってことは何か根拠がある……と思いたい
そう信じてページを開く
そこで書かれていた情報は他のところと変わらないように見えた
例えば、戒律の中に【週に一度教祖の居る方角を向いて三度敬礼する】や【部屋にある物の内最低一つ以上に教祖の名前を刻む】といったかなり厳しいものが混じっていることに言及している
そこまでは他の色々な記事と大して変わらない
まあ、情報のソースとして元信者を出していたのはそれなりに高く評価するけどね
問題はその後にある
その後に、謎の戒律として【毎日朝五時三十分に朝ごはんを食べる】というものがある
何だか始業時間の早いうちの学校を見ているみたいで少し親近感が湧いてきた
でも、この戒律の意味が分からない
他のものは信仰心を高める目的が見え隠れしていたけど、これだけは今一理由が分からない
何が目的なんだろう……?
この記事でも伝えるだけ伝えて結局何も考察していなかったし
時間もあるし、その辺りについて考えていこうかな?
まず、可能性の一つとして挙げられるのは信仰心を高めることだ
他の戒律と一致するからそう考えた方が楽だけど、早めの朝食がどうやって信仰心UPに繋がるのかが全く分からない
日常に組み込む……とかなのかな?
でも、日常に戒律が溶け込むのと信仰心の変化に関係があるとは思えないんだよね……
何か他に目的があるのかな……?
もしかして、他の戒律がブラフでこれだけが本命……とか?
だとしたら、この宗教の教祖(もしくはその周辺の幹部)の目的がこの戒律から読み取れるかもしれない、ってことだけど……
正直分かる気がしないな……
自分で考えてダメそうなら弘岡にも頼んでみようかな?
まあ、そっちに頼んでみても望みは薄いだろうけど……
まあ、出来ることはやってみよう
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