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人類戦線編
第二十六話 何処に行く?
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「閉じっ、閉じ込められたって……そうなんですか?!」
ブルブルちゃんが驚いたような声でそう聞いてくる
いや、この人の声は元からこんなんだったっけ?
「多分そうなりますね。しかもループ系の装備で閉じ込められたものかと」
問題は、細工がされているのが建物なのか僕達の認識なのか、だ
それによって取るべき対応が変わるんだけど……
「タイプを調べるにはもう少し試してみないと……な」
「試すって言ったって、何をするんですか?安全にこの空間の性質を探る方法、僕は思いつかないんですけど」
この人の頭の中には何か打開策が有るんだろうか?
「例えば、ボールを思いっきり投げるだろ?もし俺達が実物がループするような凄い場所に居るならボールが逆側から帰ってくる。そうじゃ無いなら帰ってこない、ってワケだ!」
投げる?
「……そんなに遠くまで投げれるんですか?」
僕の体感では三人で集まっている場所を出てからまた戻ってくるまでに結構歩いた気がするんだけど……
「そ、そうですよ……多分私何百メートルかは歩いたと思います……」
何百メートルも歩いて帰ってきたのか
この空間、そんなに広いんだ……
「一応聞いておくけどさぁ、数キロ歩いたりはしてないよな?」
安全さんがそう聞いてくる
僕たち二人は顔を見合わせて頷く
「じゃあ大丈夫だ。俺が投げても届く範囲だと思う」
そう言って、ポケットから野球ボールを取り出して大きく振り被る
爆風レベルの風が吹いて、僕達は吹っ飛ばされそうになった
(マジで?!これ人間が素で出しちゃダメなやつでしょ!!)
明らかに球速がおかしい
そして、野球ボールが猛スピードで僕達の前から帰ってきた
確かボールは僕やブルブルちゃんの後ろに向かって投げられた筈だから、これで物理的にループしていることがほぼ確定したことになる
その後、ボールは僕とブルブルちゃんの間を抜けてもう一度前から帰ってきた
そこでやっとボールが止まった
「なるほど……これは厄介なタイプのやつだな」
安全さんはそう言いながらボールを拾う
「ちょっと……危ないでしょ!もし僕達に当たっていたらどうするつもりだったんですか?!」
流石に今回のことは見逃せないので少し強く聞く
「いや、一応当たらいようには気をつけたからな?やっぱり俺も自分が投げたボールで人が死んだりするのは嫌だし……」
反論の内容からこの人が本当に何も考えていなったことが分かる
「いや、そうじゃ無くて……この空間がループしているかどうかを確かめるために投げたんですよね?仮にループしているとして、投げたボールがどこから帰ってくるのか分かってたんですか?」
僕はそう聞いたが、安全さんはあまり聞いていないようだ
「まあ、この部屋?空間?の性質がちょっとでも分かったんだから良かったじゃん!」
終わりよければ全て良しの精神か……
まあ、僕の考え方と似ているところはあるけど……
他人にして見てみると結構嫌なものなんだな
「まあ、もう好きにして下さい……それで、ボールが帰ってきたってことは物理ループで確定ですけど……どういう原理なんでしょうね?」
「ああ。モンスターみたいなのが何かやってんのか、それとも誰かが武器を使ってループさせてんのか……」
モンスター、ってのは多分怪異の事だろう
そして武器と装備は同じ意味で良いのかな?
「武器を使ってるんなら使用者本人を探さないといけませんけど……見つかりますかね?何か仕掛けたにしてももうとっくに逃げてるんじゃないですか?」
馬鹿正直に長居もしないだろう
「いや、仕掛けを維持するためにその場に居座る必要が有るかもしれないじゃねぇか。その場合はそいつをどうにかすれば解決だろ?」
「でも、その可能性って相当低くないですか?今こうしている間にも相手の人が何かヤバいことをしている可能性がある以上、短時間で出来そうな方法を探したほうが……」
意見が一致せず、話がまとまらない
(不味いな……こうしている時間も無駄なんだけど……)
ここは僕が折れるべきだろうか?
安全さんの方針に従って、そのせいで何か重大なことが起こると大変だけど……
このままだと話が平行線だ
「……そうですね。居るかどうかは置いておいて、一旦探してみますか」
仕方無い。多少管理責任を問われるかもしれないけど、このまま何もできないよりはマシだろう
「あ、あの……人を探すんですか……?だとしたら、私が出来ることがあると思います……」
僕が折れたタイミングでブルブルちゃんからも意見が出る
「出来ることか……例えば、何ができるんですか?ってうかそもそも、二人の装備がどんな物なのかとか聞いてませんでしたね」
さっきまではそこまで緊急事態というわけでも無かったから聞くのは失礼と思ってたけど、このタイミングで聞いておかないとこれから協力しにくいな
「俺?俺は単純に身体能力が上がるだけだけど……あ、特に制限とかは無いぞ」
「私は……周りにいる人が何を考えているのか、何となく分かります……」
なるほど……
「僕は一定時間超高速で動ける感じかな?」
この三つを使ってどうにかしないといけないけど……
「二人共、何か考えは有りますかね?」
まずは意見を募るところから始めよう
ブルブルちゃんが驚いたような声でそう聞いてくる
いや、この人の声は元からこんなんだったっけ?
「多分そうなりますね。しかもループ系の装備で閉じ込められたものかと」
問題は、細工がされているのが建物なのか僕達の認識なのか、だ
それによって取るべき対応が変わるんだけど……
「タイプを調べるにはもう少し試してみないと……な」
「試すって言ったって、何をするんですか?安全にこの空間の性質を探る方法、僕は思いつかないんですけど」
この人の頭の中には何か打開策が有るんだろうか?
「例えば、ボールを思いっきり投げるだろ?もし俺達が実物がループするような凄い場所に居るならボールが逆側から帰ってくる。そうじゃ無いなら帰ってこない、ってワケだ!」
投げる?
「……そんなに遠くまで投げれるんですか?」
僕の体感では三人で集まっている場所を出てからまた戻ってくるまでに結構歩いた気がするんだけど……
「そ、そうですよ……多分私何百メートルかは歩いたと思います……」
何百メートルも歩いて帰ってきたのか
この空間、そんなに広いんだ……
「一応聞いておくけどさぁ、数キロ歩いたりはしてないよな?」
安全さんがそう聞いてくる
僕たち二人は顔を見合わせて頷く
「じゃあ大丈夫だ。俺が投げても届く範囲だと思う」
そう言って、ポケットから野球ボールを取り出して大きく振り被る
爆風レベルの風が吹いて、僕達は吹っ飛ばされそうになった
(マジで?!これ人間が素で出しちゃダメなやつでしょ!!)
明らかに球速がおかしい
そして、野球ボールが猛スピードで僕達の前から帰ってきた
確かボールは僕やブルブルちゃんの後ろに向かって投げられた筈だから、これで物理的にループしていることがほぼ確定したことになる
その後、ボールは僕とブルブルちゃんの間を抜けてもう一度前から帰ってきた
そこでやっとボールが止まった
「なるほど……これは厄介なタイプのやつだな」
安全さんはそう言いながらボールを拾う
「ちょっと……危ないでしょ!もし僕達に当たっていたらどうするつもりだったんですか?!」
流石に今回のことは見逃せないので少し強く聞く
「いや、一応当たらいようには気をつけたからな?やっぱり俺も自分が投げたボールで人が死んだりするのは嫌だし……」
反論の内容からこの人が本当に何も考えていなったことが分かる
「いや、そうじゃ無くて……この空間がループしているかどうかを確かめるために投げたんですよね?仮にループしているとして、投げたボールがどこから帰ってくるのか分かってたんですか?」
僕はそう聞いたが、安全さんはあまり聞いていないようだ
「まあ、この部屋?空間?の性質がちょっとでも分かったんだから良かったじゃん!」
終わりよければ全て良しの精神か……
まあ、僕の考え方と似ているところはあるけど……
他人にして見てみると結構嫌なものなんだな
「まあ、もう好きにして下さい……それで、ボールが帰ってきたってことは物理ループで確定ですけど……どういう原理なんでしょうね?」
「ああ。モンスターみたいなのが何かやってんのか、それとも誰かが武器を使ってループさせてんのか……」
モンスター、ってのは多分怪異の事だろう
そして武器と装備は同じ意味で良いのかな?
「武器を使ってるんなら使用者本人を探さないといけませんけど……見つかりますかね?何か仕掛けたにしてももうとっくに逃げてるんじゃないですか?」
馬鹿正直に長居もしないだろう
「いや、仕掛けを維持するためにその場に居座る必要が有るかもしれないじゃねぇか。その場合はそいつをどうにかすれば解決だろ?」
「でも、その可能性って相当低くないですか?今こうしている間にも相手の人が何かヤバいことをしている可能性がある以上、短時間で出来そうな方法を探したほうが……」
意見が一致せず、話がまとまらない
(不味いな……こうしている時間も無駄なんだけど……)
ここは僕が折れるべきだろうか?
安全さんの方針に従って、そのせいで何か重大なことが起こると大変だけど……
このままだと話が平行線だ
「……そうですね。居るかどうかは置いておいて、一旦探してみますか」
仕方無い。多少管理責任を問われるかもしれないけど、このまま何もできないよりはマシだろう
「あ、あの……人を探すんですか……?だとしたら、私が出来ることがあると思います……」
僕が折れたタイミングでブルブルちゃんからも意見が出る
「出来ることか……例えば、何ができるんですか?ってうかそもそも、二人の装備がどんな物なのかとか聞いてませんでしたね」
さっきまではそこまで緊急事態というわけでも無かったから聞くのは失礼と思ってたけど、このタイミングで聞いておかないとこれから協力しにくいな
「俺?俺は単純に身体能力が上がるだけだけど……あ、特に制限とかは無いぞ」
「私は……周りにいる人が何を考えているのか、何となく分かります……」
なるほど……
「僕は一定時間超高速で動ける感じかな?」
この三つを使ってどうにかしないといけないけど……
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