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「ルイス、イーグル侯爵子息のことだが…シアに尋ねてみたが…よく分からなかった。何でも『運命の恋~街中編』はゲームでは私の好感度を上げるイベントだったらしい。」
「はい?アドじゃなくてイーグル侯爵子息の好感度が上がっているようですが何故ですか?」
そうだよね?
本当に意味が分からないよね。
それにしても私達も『イベント』や『好感度』なんて言葉を普通に使っていることに驚きだよね…。
もう慣れちゃったもんな…。
「それがな…シアに聞いたところによると、イーグル侯爵子息はユースド男爵令嬢の事が好みだったみたいだ。」
「え?あれを?あれのどこが?」
そうアレクが眉間に皺を寄せながら声を出した。
分かる。
分かるけどそんなことをそんな顔で口にしちゃだめだよ。
「落ち着けアレク。アド、話を続けてください。」
ルイスの言葉に対し僕は頷き話を続けた。
「あの花祭りの事件について覚えているか?」
「あぁ、あの時確かイーグル侯爵子息が勝手にあの女を連れてきていたことで罰金と少しではあるが領地が取り上げられたと思うが?え?処罰を受けたのに未だに彼女の事が気になっているのか?」
「そういう事だ。というか、シア言うにはそのことをもうすっかり忘れているんじゃないかという話だ。昔の事も美化されているんじゃないかって話だった。そこでだ、今までのユースド男爵令嬢は誰にも相手されていなかっただろ?どうやったのかは分からないが、街でうまくイーグル侯爵子息と会わせて恋仲になるように仕向けたようだ…。」
「仕向けた…。それでも、そんなに簡単に恋仲になるんですか?」
「その辺は全く分からない。いや分かろうとしたら負けな気がする…。今はイーグル侯爵子息と仲良くしているが…そのうちまた僕達にも手を出そうとしてくるだろうとのことだ。【強制力】はかなり強力だから、しっかり気をつけろって話だった。シアからまた指示書が届く予定だが、お互い気を引き締めて過ごしていこう。もしユースド男爵令嬢が何か行動を起こしたときは常に報告、連絡、相談を!本当にすまないがよろしく頼む。」
僕がそう言って頭を下げると、ルイス達が慌てて顔をあげるようにと言ってきた。
「アドに頼まれなくても協力するつもりでしたよ。それに第一王女の言葉には私達も助けられていますからね。これからもお互い助け合っていきましょう。」
「ありがとう。助かる。」
そう言って僕は溜息をついた。
僕はただ普通に婚約者と仲良く学園生活を送りたいだけなんだけどな?
もう早く卒業したくなってきた…。
本当に頭が痛い…。
「はい?アドじゃなくてイーグル侯爵子息の好感度が上がっているようですが何故ですか?」
そうだよね?
本当に意味が分からないよね。
それにしても私達も『イベント』や『好感度』なんて言葉を普通に使っていることに驚きだよね…。
もう慣れちゃったもんな…。
「それがな…シアに聞いたところによると、イーグル侯爵子息はユースド男爵令嬢の事が好みだったみたいだ。」
「え?あれを?あれのどこが?」
そうアレクが眉間に皺を寄せながら声を出した。
分かる。
分かるけどそんなことをそんな顔で口にしちゃだめだよ。
「落ち着けアレク。アド、話を続けてください。」
ルイスの言葉に対し僕は頷き話を続けた。
「あの花祭りの事件について覚えているか?」
「あぁ、あの時確かイーグル侯爵子息が勝手にあの女を連れてきていたことで罰金と少しではあるが領地が取り上げられたと思うが?え?処罰を受けたのに未だに彼女の事が気になっているのか?」
「そういう事だ。というか、シア言うにはそのことをもうすっかり忘れているんじゃないかという話だ。昔の事も美化されているんじゃないかって話だった。そこでだ、今までのユースド男爵令嬢は誰にも相手されていなかっただろ?どうやったのかは分からないが、街でうまくイーグル侯爵子息と会わせて恋仲になるように仕向けたようだ…。」
「仕向けた…。それでも、そんなに簡単に恋仲になるんですか?」
「その辺は全く分からない。いや分かろうとしたら負けな気がする…。今はイーグル侯爵子息と仲良くしているが…そのうちまた僕達にも手を出そうとしてくるだろうとのことだ。【強制力】はかなり強力だから、しっかり気をつけろって話だった。シアからまた指示書が届く予定だが、お互い気を引き締めて過ごしていこう。もしユースド男爵令嬢が何か行動を起こしたときは常に報告、連絡、相談を!本当にすまないがよろしく頼む。」
僕がそう言って頭を下げると、ルイス達が慌てて顔をあげるようにと言ってきた。
「アドに頼まれなくても協力するつもりでしたよ。それに第一王女の言葉には私達も助けられていますからね。これからもお互い助け合っていきましょう。」
「ありがとう。助かる。」
そう言って僕は溜息をついた。
僕はただ普通に婚約者と仲良く学園生活を送りたいだけなんだけどな?
もう早く卒業したくなってきた…。
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