【修正版】何でも欲しがる妹?お姉様が飽き性なだけですよね?

水江 蓮

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「2つの逃げ道ですか?」

私が尋ねると王妃様は楽しげに頷かれた。

「そう2つの逃げ道!1つは他の家に養子に入ること。とある公爵家が貴女を是非養子に迎え入れたいと言っているの!だから養子に入ってみてはどうかしら?その家の子は男の子ばかりだから、女の子が欲しいんですって!以前から夜会で貴女のことが気に入ってたらしいんだけど、この前の事件での貴女の立ち回りを見て是非家にって言っておられるのよ!公爵家だから今より家格が上になるわ!つまり彼らには手出しができなくなるの。これが逃げ道1ね!そしてもう1つの逃げ道は婚約者を王命で作ってしまう事。実は貴女を嫁に貰いたいって家が沢山あるの。勿論貴女と婚約者になりたい子息達も…ね!その中で貴女が気に入った男性と婚約すれば、姉の婚約者を押し付けられたりすることはないわ。平民に…とはならないけれど、あの家族とは確実に縁を切れるように私達が手を回してあげるわ。悪くない話のはずよ?あ、婚約者を決めると言ってもすぐに決めなくていいの。ただ貴女がいいなって思う相手がいたらその人との婚約、結婚を考えて欲しいの。貴女はとても優秀だわ。この国に絶対に必要な人物。少し考えてくれないかしら?あ、平民になっても私捕まえに行っちゃうかもしれないし…ね?」

王妃様…逃がすつもりはないんですね…。

まぁ、確かに王妃様の提案に乗れば私は、あの姉の婚約者を拒否することができる。
だが、私を好きな人なんているのか?
いや、いないだろう…。
なら養子に入る?
養子に入るとなると今すぐにでも縁が切れる…。
でも公爵家の令嬢に私がなるの?
縁は切りたいけど究極の選択すぎる!!
私が頭を悩ませていると、王妃様が笑いながら話しかけてきた。

「今すぐ返事は無理なのは分かっているわ。だから考えておいて頂戴?貴女…自分がモテないと思っているようだけれど…モテるのよ?貴女の姉はもう学園に通わなくていい時期が来たでしょ?だからこれからは抑えていた貴女へのアタックを止めない事にするわ。キャロット嬢がいる場所で口説くのは危険だと思ったからこっそり手を回して止めていたのよ。それを解禁するから頑張って!養子の件も考えておいてね?嫁入りだけでも手伝いたいって言っているから…それにもし高位の家に嫁ぐとなれば公爵家の令嬢として嫁入りした方がいいでしょうし。あ、養子に入った後婚約したい人が出来た場合相手がどんな身分であっても貴女を大切にしてくれる人なら結婚は自由にしていいって言ってくれているからそこは安心して?さて、色々話したけど、次またお茶会に呼ぶからその時にでも返事貰えるかしら?なるべく早く決めて欲しい事なの。その後の始末が色々あるからね…ふふふっ。ごめんなさいね?」

その後の始末ってなんだろう…。
なんか怖いや…。
でも気にしたら負けな気がする…。

この日は、一応養子に迎え入れたいと言っている公爵家の名を聞き帰る事にした。





皆様…残念ながら私は平民になれないみたいです…。


なんでこうなった!?
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