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さて、無事に入場しましたよ。
皆が好奇な目で私を見てますね…。
さて、この後この人達はどう動くのかな?
動き方によってはお先真っ暗になるよ?
気をつけなよ?
キョロキョロと周りを見渡すもあのお姉様がいない。
夜会大好きなお姉様がいないなんておかしい…。
国主催だし、絶対に現れると思っていたんだけどな?
ん?まさか…遅刻!?
いや、そんなことない……いや、有り得るな。
カルサイト家クオリティだからね…。
私が一緒に参加する時はお姉様毎回私のドレスチェックの為に用意が早かったけど私が参加しない時は何回もドレス変更していたらしいからね…。
多分あの時も遅刻していたんだろうね…。
本当に困った家だな…。
そんなお姉様の事はさておき私はファーストダンスをライド兄様と踊り、その後イサーク兄様、カイル兄様と連続で踊った為少し休憩をするために1人で隅に移動してジュースを飲むことにした。
お兄様達はこの後貴族の動きを調査する必要があるからね。
一人で大丈夫と伝えて私は1人場を離れますよ。
私がいたら調査の邪魔になるだろうからね?
ここで一応紹介しておくと、長兄がイーサク兄様、次兄がライド兄様、そして三男がカイル兄様です。
皆顔の整った方っす…。
私はそこに埋没してしまってましたよ…。
まあ、いいんですけどね?
それにしても、動いたあとのぶどうジュースは身に染みる!!
ジュースを飲み少し落ち着いた私は少しお腹が空いたので何か食べる事にした。何があるのかなとワクワクしながら軽食の置いてあるところに移動しようとした私の前に2つの影が現れた!
顔をあげると2人の女性がそこにはいた。
えーーっと?どちら様ですか?
学園で見かけない顔だから…多分卒業生かな?
いや、私が知らないだけで学園の生徒?
私が悩んでいると…
「貴女は何様なの!?」
そう金切り声で言われた。
何様?
何様でもなくてただのアンリですけど?
私はどう答えたらいいのか悩んでいると、視線の隅にお兄様達がうつった。
お兄様達がこちらに向かってこようとしている…つまりお兄様達の婚約者か!
それなら生贄としての仕事の始まりだ!
私はお兄様達に夜会前に決めていた合図を送りお兄様達にこちらに来ないで待機してて欲しいと伝えた。
その合図にお兄様達は頷き少し離れた所に待機することにしたようだ。
これだよ!
こういう事が通じる家族が良かったんだよ!
お姉様は合図も何もないからね…。
まぁ、彼女は突撃専門だから仕方がないか…。
カルサイト家のことに思いを馳せていると、メシメシと扇子を握りしめる大きな音が聞こえた。
おう、ごめんよ。ちょっと忘れてた。
気を取り直して、私は彼女達に話しかけることにした。
「何様とはどういうことでしょうか?何か気に障る事を私がしてしまいましたか?」
彼女達はギロリと私を睨んできた。
怖ぇ…。
これが女の戦いってやつなのか!?
「気に障る事しかありませんわ!何故貴女がライド様のエスコートで入場し、その上ファーストダンスを踊ったの!?ライド様にはこの私という婚約者がいるのに…貴女は…ポッと出の女の癖に!」
「そうよ!カイル様やイサーク様とも躍るなんて…私さえまだカイル様と踊った事ないのに!何様のつもりよ!」
なるほど…この2人はライド兄様とカイル兄様の婚約者なのか…。
ん?そうなるとイサーク兄様の婚約者さんはどこに??
この2人から聞き出すしかないな…。
「エスコートして頂いたのですからファーストダンスを踊っただけです。そしてイサーク様とカイル様はダンスに誘ってくださったから踊っただけです。誘われても踊ってはいけない規律でもあったのですか?御2人はライド様とカイル様の婚約者様なのですか?イサーク様の婚約者様は何と言っていたのですか?」
敢えてお兄様とは呼ばないよ?
君たちの反応の調査だからね~。
生贄アンリ頑張ります!
「は?私達が何者かも知らずにここに来たの?私はライド様と、この子はカイル様と婚約をしているのよ!なのにポッと出の貴女が私達より先にダンスを踊るなんて許されないことよ!」
「そうよ!イサーク様の婚約者がどう思っているかなんて知らないわよ!元々あの子とは気が合わないから結婚後も交流するつもりがなかったしね。それにしてもこんな女のどこがいいのかしら?珍味に興味を持たれたのかしら?」
何者か知らずにきてしまいましたよ。
ごめんよ?
それにしても私は珍味ですか…。
まぁ、そう言われるとそんな気がするな…。
エマに後で報告したら爆笑しそうだ。
私がそんなことを思っていると、冷たいものが顔にかかった。
この匂いは…ワインかな?
って、ワイン!?
私ワインかけられたの!?
ドレスと宝飾品大丈夫!?
私が慌てていると、彼女達は、
「いい気味。その姿だともうここには居られないでしょう?さっさと家に帰りなさい!!」
だとよ…。
お兄様の顔…鬼のようになっているぜ?
終わったのは君たち2人だと思うよ?
あ、お母様とお父様も気がついた模様…。
皆落ち着いて!
こっちに来ちゃダメ!
それに顔戻して!
いつもは穏やかなのに今鬼のようだよ!?
今日はまだ養子の件秘密なんでしょ!?
私がこれ以上ここにいると調査なんてそっちのけになると思った私は退出することにした。
生贄になったのに、成果が得られないとかダメだ!
私は目の前の2人にカーテシーをし、
「今日はこれで失礼いたします。それではまた会うことがありましたらその時はしっかりと挨拶させて頂きます。」
そう伝えてパーティ会場から出ることにした。
ドレスと宝飾類を早く手入れしなきゃいけないからね。
あの二人の未来は…終わったな…。
どんまい!名前も知らない女性達よ…。
今まで婚約者でいられたということは、かなりの猫を被っていたんだろうな…。
いや、猫どころか虎か??
いや、虎は強いな…。
そんなことを考えながらトパゾライト家の侍従に私は先に帰ると家族に伝えてもらうように指示をした。
まだお父様達は調査しているはずだしね?
いや、折角生贄になったんだからしていてね?
私は着いてきてくれていたエマと共に城を後にしようとしていた。
やっと帰れると思ったのに…。
まさかのタイミングで現れましたよお姉様…。
やっぱり遅刻だったのね…。
え?今から第2ラウンド?
もう疲れたからやめてよ…。
そんな私の思いは通じず、城の入口でお姉様との戦いの火蓋は切られたのだった…。
皆が好奇な目で私を見てますね…。
さて、この後この人達はどう動くのかな?
動き方によってはお先真っ暗になるよ?
気をつけなよ?
キョロキョロと周りを見渡すもあのお姉様がいない。
夜会大好きなお姉様がいないなんておかしい…。
国主催だし、絶対に現れると思っていたんだけどな?
ん?まさか…遅刻!?
いや、そんなことない……いや、有り得るな。
カルサイト家クオリティだからね…。
私が一緒に参加する時はお姉様毎回私のドレスチェックの為に用意が早かったけど私が参加しない時は何回もドレス変更していたらしいからね…。
多分あの時も遅刻していたんだろうね…。
本当に困った家だな…。
そんなお姉様の事はさておき私はファーストダンスをライド兄様と踊り、その後イサーク兄様、カイル兄様と連続で踊った為少し休憩をするために1人で隅に移動してジュースを飲むことにした。
お兄様達はこの後貴族の動きを調査する必要があるからね。
一人で大丈夫と伝えて私は1人場を離れますよ。
私がいたら調査の邪魔になるだろうからね?
ここで一応紹介しておくと、長兄がイーサク兄様、次兄がライド兄様、そして三男がカイル兄様です。
皆顔の整った方っす…。
私はそこに埋没してしまってましたよ…。
まあ、いいんですけどね?
それにしても、動いたあとのぶどうジュースは身に染みる!!
ジュースを飲み少し落ち着いた私は少しお腹が空いたので何か食べる事にした。何があるのかなとワクワクしながら軽食の置いてあるところに移動しようとした私の前に2つの影が現れた!
顔をあげると2人の女性がそこにはいた。
えーーっと?どちら様ですか?
学園で見かけない顔だから…多分卒業生かな?
いや、私が知らないだけで学園の生徒?
私が悩んでいると…
「貴女は何様なの!?」
そう金切り声で言われた。
何様?
何様でもなくてただのアンリですけど?
私はどう答えたらいいのか悩んでいると、視線の隅にお兄様達がうつった。
お兄様達がこちらに向かってこようとしている…つまりお兄様達の婚約者か!
それなら生贄としての仕事の始まりだ!
私はお兄様達に夜会前に決めていた合図を送りお兄様達にこちらに来ないで待機してて欲しいと伝えた。
その合図にお兄様達は頷き少し離れた所に待機することにしたようだ。
これだよ!
こういう事が通じる家族が良かったんだよ!
お姉様は合図も何もないからね…。
まぁ、彼女は突撃専門だから仕方がないか…。
カルサイト家のことに思いを馳せていると、メシメシと扇子を握りしめる大きな音が聞こえた。
おう、ごめんよ。ちょっと忘れてた。
気を取り直して、私は彼女達に話しかけることにした。
「何様とはどういうことでしょうか?何か気に障る事を私がしてしまいましたか?」
彼女達はギロリと私を睨んできた。
怖ぇ…。
これが女の戦いってやつなのか!?
「気に障る事しかありませんわ!何故貴女がライド様のエスコートで入場し、その上ファーストダンスを踊ったの!?ライド様にはこの私という婚約者がいるのに…貴女は…ポッと出の女の癖に!」
「そうよ!カイル様やイサーク様とも躍るなんて…私さえまだカイル様と踊った事ないのに!何様のつもりよ!」
なるほど…この2人はライド兄様とカイル兄様の婚約者なのか…。
ん?そうなるとイサーク兄様の婚約者さんはどこに??
この2人から聞き出すしかないな…。
「エスコートして頂いたのですからファーストダンスを踊っただけです。そしてイサーク様とカイル様はダンスに誘ってくださったから踊っただけです。誘われても踊ってはいけない規律でもあったのですか?御2人はライド様とカイル様の婚約者様なのですか?イサーク様の婚約者様は何と言っていたのですか?」
敢えてお兄様とは呼ばないよ?
君たちの反応の調査だからね~。
生贄アンリ頑張ります!
「は?私達が何者かも知らずにここに来たの?私はライド様と、この子はカイル様と婚約をしているのよ!なのにポッと出の貴女が私達より先にダンスを踊るなんて許されないことよ!」
「そうよ!イサーク様の婚約者がどう思っているかなんて知らないわよ!元々あの子とは気が合わないから結婚後も交流するつもりがなかったしね。それにしてもこんな女のどこがいいのかしら?珍味に興味を持たれたのかしら?」
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ごめんよ?
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だとよ…。
お兄様の顔…鬼のようになっているぜ?
終わったのは君たち2人だと思うよ?
あ、お母様とお父様も気がついた模様…。
皆落ち着いて!
こっちに来ちゃダメ!
それに顔戻して!
いつもは穏やかなのに今鬼のようだよ!?
今日はまだ養子の件秘密なんでしょ!?
私がこれ以上ここにいると調査なんてそっちのけになると思った私は退出することにした。
生贄になったのに、成果が得られないとかダメだ!
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「今日はこれで失礼いたします。それではまた会うことがありましたらその時はしっかりと挨拶させて頂きます。」
そう伝えてパーティ会場から出ることにした。
ドレスと宝飾類を早く手入れしなきゃいけないからね。
あの二人の未来は…終わったな…。
どんまい!名前も知らない女性達よ…。
今まで婚約者でいられたということは、かなりの猫を被っていたんだろうな…。
いや、猫どころか虎か??
いや、虎は強いな…。
そんなことを考えながらトパゾライト家の侍従に私は先に帰ると家族に伝えてもらうように指示をした。
まだお父様達は調査しているはずだしね?
いや、折角生贄になったんだからしていてね?
私は着いてきてくれていたエマと共に城を後にしようとしていた。
やっと帰れると思ったのに…。
まさかのタイミングで現れましたよお姉様…。
やっぱり遅刻だったのね…。
え?今から第2ラウンド?
もう疲れたからやめてよ…。
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