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私が起きた時間が遅かった為、一人で朝食をとり家族がいるサロンへと急いた。
サロンの中から不穏な発言が聞こえる気がするけど…気のせいだよね?
ドアをノックし、サロンに入ると全員かわ立ち上がりこちらに向かって走ってきた。
いや、怖いって!!
何!?
私何かした!?
「アンリ大丈夫か!?熱とか出てないか?無理しなくていいんだぞ?」
「そうよアンリちゃん!後始末は私達がするからゆっくり休んでていいのよ?」
いや、大丈夫ですよ?
私そんなに体弱くないし、何ならメンタルも強めです!
私のメンタルをゴリゴリ削っているのは皆様の相手方への対応の方ですよ…。
「立たせたままではいけないね!こっちに座るといい。紅茶でいいかな?」
イサークお兄様にそう促されたので私は大人しく従うことにした。
案内された椅子に腰掛けた私は家族に謝罪をし、エマから聞いた事が本当なのか確認することにした。
「あの…昨日はご迷惑お掛けしてすみません。あの婚約破棄とか色々聞いたのですが…本当ですか?」
うん。
一応確認って大事だよね?
エマがうっかり聞き間違っている可能性だってあるもの…。
聞き間違いであってくれ!!
そんな私の思いも虚しくあっさりと肯定されてしまった。
「その通りだよ?最近のあの女の行動は目に余っていたから婚約破棄を元々考えていたんだ。今回のことが決め手になっただけだ。それにあんな危険な女をアンリの近くに置いておけない!」
「そうだ!まさかワインをかけるなんて…アンリに何かあったらどうしてくれるんだ!!怖かっただろう?大丈夫か?心の傷になっていないといいんだけど…。」
そう言って落ち込むカイルお兄様。
大丈夫ですよ?
あれぐらいで心の傷なんて出来ませんよ?
私が大丈夫だと伝えるも、お兄様達は無理をするなと聞き入れてくれない…。
本当に私そんなか弱い令嬢じゃないんだって!!
私は助けを求めてお母様を見るがお母様は不敵な笑みを浮かべて、
「安心してね?もう二度と会わなくていいようにするから。相手にはもう通達しておいたから。文句なんて言わせないわ。勿論謝罪と慰謝料、その他諸々について容赦しないわ。思い出すだけでも腹が立つんだもの!!」
と言い扇子を握りしめています…。
お母様!
メシメシっていってますよ!?
扇子が壊れます!
物を大切にしてください!
私は全然大丈夫なので落ち着いてください!!
どうにかこの場を和ませようと、必死に私の味方になってくれそうな人を探すも、使用人の皆もとてもいい笑顔をされています。
…皆殺る気ですね…。
何となく分かってましたよ…。
私はなんて無力なんだ…。
自分の無力さに嘆いているとお母様が、
「まぁ、新しい婚約者は探せばいいし、不必要なクズ共が消えるだけだから問題ないわ。あ、カルサイト家にはまだ慰謝料の事伝えてないのよ。モルガナイト侯爵家が今回のことをどう思っていて、今後どう動くのかによって慰謝料の額が変わるからね。今確認に言っているから慰謝料はちょっと待っててね?旦那様が帰ってきたらその辺ちゃんと詰めておくから安心してね?さて、暗い話はこの辺にして今度のお披露目パーティーのことでも話ましょうか!招待するお客様の選別し直しよ!招待したお客様の中に不適切だと思われる人達がいたからね…招待してしまった後だから一応会場には入れるけど、ちょっと別の部屋にいてもらうことにしましょう。あ、元婚約者になる家は出禁よ?来られてもお帰り頂きましょう!」
といいルンルン気分で会場の図面を広げます。
なんというか…色々大変な事が起きているんですが、それでいいの!?
お兄様の婚約破棄だよ!?
そしてサラッと流されたけど、カルサイト家に慰謝料幾ら請求ふるおつもりなのですか?
潰れません?
え?国がトドメを刺すから大丈夫って?
それはそれで大丈夫ではない!!
それにしても…モルガナイト侯爵家は…本当どうするつもりなんですかね?
両家が了承しての婚約者変更だったのか?
妹が欲しがったから婚約を妹に譲ります…って納得していたのか?
全く関わりがないからモルガナイト家の考えが分からないや~。
今私が分かることは、とりあえず色々な家門が危機に瀕しているってことですね。
これ全て私のせい?
いや、違うよね?
違うって誰か言って!!!
サロンの中から不穏な発言が聞こえる気がするけど…気のせいだよね?
ドアをノックし、サロンに入ると全員かわ立ち上がりこちらに向かって走ってきた。
いや、怖いって!!
何!?
私何かした!?
「アンリ大丈夫か!?熱とか出てないか?無理しなくていいんだぞ?」
「そうよアンリちゃん!後始末は私達がするからゆっくり休んでていいのよ?」
いや、大丈夫ですよ?
私そんなに体弱くないし、何ならメンタルも強めです!
私のメンタルをゴリゴリ削っているのは皆様の相手方への対応の方ですよ…。
「立たせたままではいけないね!こっちに座るといい。紅茶でいいかな?」
イサークお兄様にそう促されたので私は大人しく従うことにした。
案内された椅子に腰掛けた私は家族に謝罪をし、エマから聞いた事が本当なのか確認することにした。
「あの…昨日はご迷惑お掛けしてすみません。あの婚約破棄とか色々聞いたのですが…本当ですか?」
うん。
一応確認って大事だよね?
エマがうっかり聞き間違っている可能性だってあるもの…。
聞き間違いであってくれ!!
そんな私の思いも虚しくあっさりと肯定されてしまった。
「その通りだよ?最近のあの女の行動は目に余っていたから婚約破棄を元々考えていたんだ。今回のことが決め手になっただけだ。それにあんな危険な女をアンリの近くに置いておけない!」
「そうだ!まさかワインをかけるなんて…アンリに何かあったらどうしてくれるんだ!!怖かっただろう?大丈夫か?心の傷になっていないといいんだけど…。」
そう言って落ち込むカイルお兄様。
大丈夫ですよ?
あれぐらいで心の傷なんて出来ませんよ?
私が大丈夫だと伝えるも、お兄様達は無理をするなと聞き入れてくれない…。
本当に私そんなか弱い令嬢じゃないんだって!!
私は助けを求めてお母様を見るがお母様は不敵な笑みを浮かべて、
「安心してね?もう二度と会わなくていいようにするから。相手にはもう通達しておいたから。文句なんて言わせないわ。勿論謝罪と慰謝料、その他諸々について容赦しないわ。思い出すだけでも腹が立つんだもの!!」
と言い扇子を握りしめています…。
お母様!
メシメシっていってますよ!?
扇子が壊れます!
物を大切にしてください!
私は全然大丈夫なので落ち着いてください!!
どうにかこの場を和ませようと、必死に私の味方になってくれそうな人を探すも、使用人の皆もとてもいい笑顔をされています。
…皆殺る気ですね…。
何となく分かってましたよ…。
私はなんて無力なんだ…。
自分の無力さに嘆いているとお母様が、
「まぁ、新しい婚約者は探せばいいし、不必要なクズ共が消えるだけだから問題ないわ。あ、カルサイト家にはまだ慰謝料の事伝えてないのよ。モルガナイト侯爵家が今回のことをどう思っていて、今後どう動くのかによって慰謝料の額が変わるからね。今確認に言っているから慰謝料はちょっと待っててね?旦那様が帰ってきたらその辺ちゃんと詰めておくから安心してね?さて、暗い話はこの辺にして今度のお披露目パーティーのことでも話ましょうか!招待するお客様の選別し直しよ!招待したお客様の中に不適切だと思われる人達がいたからね…招待してしまった後だから一応会場には入れるけど、ちょっと別の部屋にいてもらうことにしましょう。あ、元婚約者になる家は出禁よ?来られてもお帰り頂きましょう!」
といいルンルン気分で会場の図面を広げます。
なんというか…色々大変な事が起きているんですが、それでいいの!?
お兄様の婚約破棄だよ!?
そしてサラッと流されたけど、カルサイト家に慰謝料幾ら請求ふるおつもりなのですか?
潰れません?
え?国がトドメを刺すから大丈夫って?
それはそれで大丈夫ではない!!
それにしても…モルガナイト侯爵家は…本当どうするつもりなんですかね?
両家が了承しての婚約者変更だったのか?
妹が欲しがったから婚約を妹に譲ります…って納得していたのか?
全く関わりがないからモルガナイト家の考えが分からないや~。
今私が分かることは、とりあえず色々な家門が危機に瀕しているってことですね。
これ全て私のせい?
いや、違うよね?
違うって誰か言って!!!
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