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夕食後作戦会議に呼ばれたアンリです。
どうもこんにちは。
夜会からの婚約破棄やら何やらで戸惑う事ばかりですね…。
作戦会議って…何をするつもりですか!?
サロンに入ると黒い笑みを浮かべた家族と使用人達…。
あ、殺る気なんですね?
穏便に…あ、無理そう?
とりあえず話を聞いてとめれそうなところは止めよう…。
そう気合いを入れ直して指定された席へと急いだ。
私が席に着くとお父様からモルガナイト侯爵家から聞き出した話をされた。
モルガナイト侯爵よ…調べもしなかったのか…。
姉あんなに恋人コロコロ変わっていたんだよ?
身持ちとか色々調べておかないとダメだって…。
私もその辺どうなっているのかしらないけども…。
いや、知りたくもないや…。
それにしても話を聞くところによると、モルガナイト侯爵子息もお姉様から涙ながらに頼まれたから私との婚約にOKしただなんて…もし私と婚約したとしても(万が一いや、億が一ないけども!)お姉様から何か頼まれたりしたら、お姉様優先しそうじゃないか!?
そんな人絶対に無理だね!
まぁ、最初から要らないと言ってましたがね?
「そういうことだから、モルガナイト侯爵家は我が家の敵となる。今後カルサイト侯爵家のみならず、モルガナイト侯爵家の者がアンリに近づかないように細心の注意を!」
「そうそう、トランスキー侯爵家とアルバス侯爵家なんだけどね?どちらからも逆に慰謝料払えって手紙が着たわ。ふふふっ。何を言っているのかしらね?この2つの家には裁判を起こす事にしたの。もう弁護士に依頼済みよ。このクズ女共とその家族にも注意してね?」
「「「はい!」」」
使用人の皆様殺る気に満ちてますね…。
穏便とは程遠かった…。
裁判を起こす事決定なんですね…そして弁護士に依頼済みとは…流石お母様です…。
でも動き早すぎません!?
昨日の今日ですよ?
私が呆気に取られているとライドお兄様が、
「請求された金額をさっさと支払っておけばいいものを…自分達から好き好んで破滅に向かうとは…バカだな。」
その発言に部屋にいた皆が頷きます。
そうなんだよね…何故自ら破滅を選ぶの?
裁判を起こされたら貴族として家門に傷がつくし、裁判費用まで追加されるのに…。
あ、裁判とか起こられるなんて思っていないのか!
お兄様達優しいから何とかなると思ったんだろうな…。
でもね?私にワインをかけただけだったら申し訳ないと思ってお兄様達を止めていたんだけど…見せられた請求書の移しを見て無理だと思ったんだよね…。
あの人達がまさかあんなに多額の買い物をしていただなんて…。
どうやってあんな金額使えたのかな?
逆にすごいけども…私にはもう庇いようがないですね~。
私への慰謝料は要らないからその分減らしてもいいんだけど、貰うべき、貰わなきゃいけないと強く言われてしまっては…私どうする事もできなくなったよ…。
申し訳ないけれど慰謝料もお願いします…。
それにしても綺麗なワインの掛け方だったな…。
あれは手馴れてる…まさか馴れるほど誰かにかけてきていたのか!?
貴族のお嬢様凄いな…。
あ、私も一応貴族のお嬢様だった…。
そんな事を考えていたら、作戦会議で決定事項の最終確認が行われた。
最終確認事項は、
1)モルガナイト侯爵家とカルサイト侯爵家は敵である
2)トランスキー侯爵家とアルバス侯爵家を裁判で訴えること
3)お披露目会の日まで私は外出禁止
4)もし敵がやってきても敷地内には入れず、追い返すこと(使用人が叩いたりしても大丈夫との事)
と決まった。
私外出禁止か…。
家の中にずっと引きこもりは辛いな…。
変装して外出を…と言ったけども即却下されちゃった…。
ちぇっ…。
その上エマからは、
「お嬢様、お嬢様の変装は残念なので諦めてくださいね?」
って言われたよ…。
なんだよ!?残念って!?
そして可哀想な子を見るような目で見ないで!!
完璧な平民になれていると思っていたんだから!!
こうなったら仕方がないお披露目会まで我慢する…。
不貞腐れた私に対し、お父様がお披露目会に私の友人を呼んでもいいと言ってくれたのでシンシア達そしてサイラスを呼ぶ事にした。
サイラスの名前を出すとお母様は、
あらあらと言って微笑まれていたけども…違うよ?
そんなつもりで呼んだんじゃなくて、いつも助けて貰っているからね?
ほら、最近会えてなかったし安否確認と言うか…もう、こっちをそんな目で見ないで!!
私は招待状を書くと言い残して、サロンから逃げ去った。
恥ずかしすぎる!!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アンリが逃げ去った後のサロンでは、サイラスという少年を調べるよう指示が出されていた。
「アンリが好きならいいとは言ったが、一応どんなヤツか調べておかないとな。裏で何もしていないやつならそれでいい。」
「ええ、アンリちゃんを幸せに出来る殿方ならいいのよ~。」
「そうそう妹を任せられる相手ならね?」
トパゾライト公爵の者たちがそんな事を少し黒い笑みを浮かべながら話していた時、市場で買い物をしていたサイラスは謎の寒気に襲われた。
サイラスは少し首を傾げながら、風邪でも引いたかな?と言葉を残し家路を急いだのだった。
どうもこんにちは。
夜会からの婚約破棄やら何やらで戸惑う事ばかりですね…。
作戦会議って…何をするつもりですか!?
サロンに入ると黒い笑みを浮かべた家族と使用人達…。
あ、殺る気なんですね?
穏便に…あ、無理そう?
とりあえず話を聞いてとめれそうなところは止めよう…。
そう気合いを入れ直して指定された席へと急いだ。
私が席に着くとお父様からモルガナイト侯爵家から聞き出した話をされた。
モルガナイト侯爵よ…調べもしなかったのか…。
姉あんなに恋人コロコロ変わっていたんだよ?
身持ちとか色々調べておかないとダメだって…。
私もその辺どうなっているのかしらないけども…。
いや、知りたくもないや…。
それにしても話を聞くところによると、モルガナイト侯爵子息もお姉様から涙ながらに頼まれたから私との婚約にOKしただなんて…もし私と婚約したとしても(万が一いや、億が一ないけども!)お姉様から何か頼まれたりしたら、お姉様優先しそうじゃないか!?
そんな人絶対に無理だね!
まぁ、最初から要らないと言ってましたがね?
「そういうことだから、モルガナイト侯爵家は我が家の敵となる。今後カルサイト侯爵家のみならず、モルガナイト侯爵家の者がアンリに近づかないように細心の注意を!」
「そうそう、トランスキー侯爵家とアルバス侯爵家なんだけどね?どちらからも逆に慰謝料払えって手紙が着たわ。ふふふっ。何を言っているのかしらね?この2つの家には裁判を起こす事にしたの。もう弁護士に依頼済みよ。このクズ女共とその家族にも注意してね?」
「「「はい!」」」
使用人の皆様殺る気に満ちてますね…。
穏便とは程遠かった…。
裁判を起こす事決定なんですね…そして弁護士に依頼済みとは…流石お母様です…。
でも動き早すぎません!?
昨日の今日ですよ?
私が呆気に取られているとライドお兄様が、
「請求された金額をさっさと支払っておけばいいものを…自分達から好き好んで破滅に向かうとは…バカだな。」
その発言に部屋にいた皆が頷きます。
そうなんだよね…何故自ら破滅を選ぶの?
裁判を起こされたら貴族として家門に傷がつくし、裁判費用まで追加されるのに…。
あ、裁判とか起こられるなんて思っていないのか!
お兄様達優しいから何とかなると思ったんだろうな…。
でもね?私にワインをかけただけだったら申し訳ないと思ってお兄様達を止めていたんだけど…見せられた請求書の移しを見て無理だと思ったんだよね…。
あの人達がまさかあんなに多額の買い物をしていただなんて…。
どうやってあんな金額使えたのかな?
逆にすごいけども…私にはもう庇いようがないですね~。
私への慰謝料は要らないからその分減らしてもいいんだけど、貰うべき、貰わなきゃいけないと強く言われてしまっては…私どうする事もできなくなったよ…。
申し訳ないけれど慰謝料もお願いします…。
それにしても綺麗なワインの掛け方だったな…。
あれは手馴れてる…まさか馴れるほど誰かにかけてきていたのか!?
貴族のお嬢様凄いな…。
あ、私も一応貴族のお嬢様だった…。
そんな事を考えていたら、作戦会議で決定事項の最終確認が行われた。
最終確認事項は、
1)モルガナイト侯爵家とカルサイト侯爵家は敵である
2)トランスキー侯爵家とアルバス侯爵家を裁判で訴えること
3)お披露目会の日まで私は外出禁止
4)もし敵がやってきても敷地内には入れず、追い返すこと(使用人が叩いたりしても大丈夫との事)
と決まった。
私外出禁止か…。
家の中にずっと引きこもりは辛いな…。
変装して外出を…と言ったけども即却下されちゃった…。
ちぇっ…。
その上エマからは、
「お嬢様、お嬢様の変装は残念なので諦めてくださいね?」
って言われたよ…。
なんだよ!?残念って!?
そして可哀想な子を見るような目で見ないで!!
完璧な平民になれていると思っていたんだから!!
こうなったら仕方がないお披露目会まで我慢する…。
不貞腐れた私に対し、お父様がお披露目会に私の友人を呼んでもいいと言ってくれたのでシンシア達そしてサイラスを呼ぶ事にした。
サイラスの名前を出すとお母様は、
あらあらと言って微笑まれていたけども…違うよ?
そんなつもりで呼んだんじゃなくて、いつも助けて貰っているからね?
ほら、最近会えてなかったし安否確認と言うか…もう、こっちをそんな目で見ないで!!
私は招待状を書くと言い残して、サロンから逃げ去った。
恥ずかしすぎる!!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アンリが逃げ去った後のサロンでは、サイラスという少年を調べるよう指示が出されていた。
「アンリが好きならいいとは言ったが、一応どんなヤツか調べておかないとな。裏で何もしていないやつならそれでいい。」
「ええ、アンリちゃんを幸せに出来る殿方ならいいのよ~。」
「そうそう妹を任せられる相手ならね?」
トパゾライト公爵の者たちがそんな事を少し黒い笑みを浮かべながら話していた時、市場で買い物をしていたサイラスは謎の寒気に襲われた。
サイラスは少し首を傾げながら、風邪でも引いたかな?と言葉を残し家路を急いだのだった。
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