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「まず最初に、トパゾライト公爵家はこの国で一番の公爵家です。そのようなことを言ってはいけません。平民のキャロットはトパゾライト公爵家に対する侮辱罪で処分される事を覚えておいてください。貴女はトパゾライト公爵家の馬車に石を投げた前科がありますしね?さて繰り返しになりますが、キャロットはもう平民です。先ほど他の貴族が裁かれていたのを見ていなかったのですか?貴女の家も先ほどの家と同じように爵位返上…いえ、剥奪といっていいですね。そしてこの件に関して悪いのは現在カルサイト家に籍がある者のみ。つまり私は全く関係がありません。そこまでは理解できましたか?理解できなくても現実は変わりませんけどね?」
私が少し笑みを浮かべると、キャロットは顔を赤くして起こった。
「だから意味が分からない!何で私が悪いの?貴女が欲しがった物全てあげたじゃない!なのにまだ奪うっていうの!?」
だ か ら !
私は一つも欲しがってないって言ってんじゃん!!
自分の行動をしっかり思い出せよ!!
「貴女が認めようが認めまいがもう監査は終わっています。私がトパゾライト公爵家に養子に入ってからも私の元部屋にドレスを置き逃げしていっていたようですがそちらは全て部屋のクローゼットにしまってありますよ?後で確認…ってもう家に入れませんね…。誰かに確認しておいてもらいますね?」
「え?家に入れない?」
「えぇ。先程処罰を受けた方々も家に帰ること出来てなかったでしょう?カルサイト家も同じですよ?」
「え?」
キャロット…貴女は何を考えて、何を聞いていたんだ!?
私は本当に貴女が怖いよ…。
今後平民として生きていくの大丈夫?
そんなことを思っていたら、横からカルサイト元侯爵が騒ぎ始めた。
「何故そうなるのだ!私達は関係がない!全てはアンリ!お前が勝手に養子に入ったのが悪いんじゃないか!!」
いや、入りたいから入れるものじゃないんですよ?
平民希望だったから、トパゾライト公爵家に養子に入ったのは私も予想外の出来事なんだよ…。
「あら?勝手に入ることなんて出来ないわよ?私がアンリちゃんを欲しいって言ってトパゾライト公爵家に貰ったんだもの。貴方の証印もあるでしょう?」
「そ、それは…きっとアンリが画策したんだ!」
いやしてないよ?
だって私から言い出したことじゃないもの…。
「あら?私がアンリ嬢にトパゾライト公爵家に入るように勧めたのよ?何が問題でも?」
鈴を転がすような声で王妃様が発言された。
その発言にその場にいた貴族達は皆騒めいた。
「アンリ嬢はカルサイト侯爵家というおかしな家で生まれ育ったのに、完璧な淑女でした。そんなアンリ嬢がカルサイト家にいるのは勿体ないから娘を欲しがっていたトパゾライト家に養子にとってはどうかと相談を持ちかけたの。そこからトントン拍子に話が進んでアンリ嬢はトパゾライト家の一員になった。これの何処に問題があるのかしら?」
扇子で口元を隠す王妃様…。
こんなの反論できないよね…
「そんな!!王妃様何故アンリだったのですか!?私の方が美人です!!」
あ、反論できる人いたわ…。
いや、どんなメンタルの持ち主なんだよ!!
もう嫌だー!!!
私が少し笑みを浮かべると、キャロットは顔を赤くして起こった。
「だから意味が分からない!何で私が悪いの?貴女が欲しがった物全てあげたじゃない!なのにまだ奪うっていうの!?」
だ か ら !
私は一つも欲しがってないって言ってんじゃん!!
自分の行動をしっかり思い出せよ!!
「貴女が認めようが認めまいがもう監査は終わっています。私がトパゾライト公爵家に養子に入ってからも私の元部屋にドレスを置き逃げしていっていたようですがそちらは全て部屋のクローゼットにしまってありますよ?後で確認…ってもう家に入れませんね…。誰かに確認しておいてもらいますね?」
「え?家に入れない?」
「えぇ。先程処罰を受けた方々も家に帰ること出来てなかったでしょう?カルサイト家も同じですよ?」
「え?」
キャロット…貴女は何を考えて、何を聞いていたんだ!?
私は本当に貴女が怖いよ…。
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そんなことを思っていたら、横からカルサイト元侯爵が騒ぎ始めた。
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いや、入りたいから入れるものじゃないんですよ?
平民希望だったから、トパゾライト公爵家に養子に入ったのは私も予想外の出来事なんだよ…。
「あら?勝手に入ることなんて出来ないわよ?私がアンリちゃんを欲しいって言ってトパゾライト公爵家に貰ったんだもの。貴方の証印もあるでしょう?」
「そ、それは…きっとアンリが画策したんだ!」
いやしてないよ?
だって私から言い出したことじゃないもの…。
「あら?私がアンリ嬢にトパゾライト公爵家に入るように勧めたのよ?何が問題でも?」
鈴を転がすような声で王妃様が発言された。
その発言にその場にいた貴族達は皆騒めいた。
「アンリ嬢はカルサイト侯爵家というおかしな家で生まれ育ったのに、完璧な淑女でした。そんなアンリ嬢がカルサイト家にいるのは勿体ないから娘を欲しがっていたトパゾライト家に養子にとってはどうかと相談を持ちかけたの。そこからトントン拍子に話が進んでアンリ嬢はトパゾライト家の一員になった。これの何処に問題があるのかしら?」
扇子で口元を隠す王妃様…。
こんなの反論できないよね…
「そんな!!王妃様何故アンリだったのですか!?私の方が美人です!!」
あ、反論できる人いたわ…。
いや、どんなメンタルの持ち主なんだよ!!
もう嫌だー!!!
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