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撮影当日
しおりを挟む撮影当日の朝は早い。
6時に迎えに行くからと言われて、5時に起きた。
ほんの少しだけ…と言い訳をしてブログを確認する。
ネットの住人はびっくりするような時間でもコメントを残していたりするので、返事を書いたり、お気に入りのネット作家さんの更新を確認したりしたら、30分なんてすぐだ。
勢いよく椅子から立ち上がると身支度に取り掛かる。5分で着替えるとメイクを始める。
今日だけは!手抜きメイクではいけないってアタシにもわかる。きちんとまつげを上げてマスカラとアイラインもきちんと。
自分でするきちんとメイクなんて遥香とのお出かけだけ。
みんなに注目される遥香の友達がみすぼらしくては情けなくて、一時期メイクも頑張った。
そこそこ納得がいくと、携帯が着信を告げる。
「もうすぐ着くよ。用意は出来てる」
携帯に耳をつけると、なんだか尾上さんの甘い声がする。朝から必要以上に甘いみたいな…
「大丈夫です。今から大通りまで出ますから」
電話ごしに驚いたように息を呑むのが聞こえた。用意してあったバックを手に取り、窓と火の元を確認して部屋を出た。
鍵を掛け、階段をダッシュで下り、勢いのまま大通りまで走る。
キョロキョロと見回してみたものの、まだ車の通りは少なく、尾上さんはまだだった。
ドキドキと鼓動がうるさい。走ってくるのは大人げなかったかもしれない。
少しでも早く会いたい、そばに行きたいと思ったら体が勝手に動いていた。
これから高遠さんに会えるんだ…
そう思ったら顔がふにゃふにゃと崩れてしまう。
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