普通にやってたらイベントNPCに勘違いされてるんだけど

Alice(旧名 蒼韻)

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闘技大会のお知らせ とトラブル

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あの演奏から2日後 あれから私は図書館で魔法関連の本を読んだり 他のエリアのボスを倒して 新しいエリアに進んだりしていた

シュテンはまた進化したのか 白鬼人 になったようだ


そして運営から聞いたが ペルセウスのアタッチメントの吸収の上限は 持ち主の体力 魔力の3割程だそうだ

そして聞いた話の通りなら今日 お知らせが来るはず



ピコン!


「お、来たきた」

闘技大会のお知らせ
今から3日後に 闘技大会を行います 部門は3つ別れており プレイヤーのみの 異人部門 住民のみの住民部門 そしてプレイヤー 異人が両方いる混合部門です また開催期間は2日 一日目に異人部門 住民部門を 2日目に 混合部門を行います 受付は冒険者ギルドにて行われますので また優勝者 準優勝者 TOP10位以内の入賞者には賞品がありますので是非頑張ってください

「おー とりあえずこの後冒険者ギルドに行かないとね」

現在いる場所は 南の森の更に先 大樹海 途中にエルフの街があった

そこには魔法のスキルオーブや魔導書が高値で売っていた 勿論スキルオーブは買った 魔導書は私の所持金だと 買えるかどうかのラインだったのでやめた

火魔法 風魔法 土魔法 を買った そしたらそのスキルオーブの店主が

「おっと、どうやら君はもう基本魔法を全て習得してるようだね しかも今回 スキルオーブで習得したもの以外は全部進化させてる 流石だ それに免じてこちらを差し上げよう」

と渡されたのは


【精霊魔法】のスキルオーブ

精霊魔法
一部の選ばれし者しか扱えない魔法 精霊に魔力を差し上げる代わりに その力を借りる魔法

「ま、上げると言うより 資格があるかどうか確かめるだけだね 資格があればそのまま習得して良いよ 無かったら別のを上げる」


『精霊魔法を取得しました』


「お、資格があったみたいだね それじゃあ精霊魔法について教えようか」

「お願いします」

「まず精霊魔法の際 発動に必要な 精霊様について話そうか 精霊様は色々な所に宿っていてね 道端の小石や雨粒にも宿っているんだ その力が小さいから私達は見えてないけどね そしてその力が大きい精霊様が実体化して 力を貸してくれる」

「 なら色々な属性の精霊様も居るんですか?」

「ああ、火 水 風 土 光 闇 雷 無 の属性から派生属性まで どの属性の精霊様もいる そしてそれぞれ位というより力の強さがあり 小石や雨粒に宿っているのが小精霊 具現化してるのが精霊 精霊の中でも特に強いのが大精霊 そしてそれぞれの精霊の王がいて その上に精霊神がい精霊王は過去の英雄に力を貸したり 勇者に力を貸したりしてるね だけど滅多に姿を表さないし 力を貸す..契約 も中々しないよ」

「凄いですね...」

「だろ?精霊様達は凄い そして精霊魔法はそんな精霊様達に魔力を対価に力を貸してもらう魔法だ だが契約と違い 貸した魔力に比例した力を貸してくれる 契約は魔力関係なく一定の魔力を渡す事で力を貸してくれる」

「契約は力の制限とかあるんですか?」

「無いよ だけど 契約は本当に稀さ 普通の精霊様でも契約なんて中々してくれない 精霊王様なら 数百年に一度レベルさ」

「そうなんですか..なら精霊魔法は精霊様のみですか?」

「いや大量に魔力を注げば大精霊様 もしかしたら精霊王様が力を貸してくれるかもしれないよ」

「分かりました それと精霊様の属性とかはどうなるんですか?」

「それは使用者のイメージに寄って変わるさ ま、この例えば火の精霊様来てください と念じれば来てくれると思うよ 精霊様達は気まぐれだからね 別の属性の精霊様が来るかもしれないけどね」

「それで精霊様はどんな感じに力を?」

「簡単さ 呼び出した者が望む方法で力を貸してくれる 例えば魔物相手なら 精霊様の力で 火の精霊様なら火球 水の精霊様なら水球 とか 普通の魔法より何倍も強力な力で助けてくれるよ ま、その分対価の魔力もかなり必要だけどね」

「そうなんですか...ありがとうございます」

「あいよ 嬢ちゃんも頑張りなよ」

「はい!」




そんな事があった そして今 大樹海のボス

エルダートレントに対して 使ってみようとしている


「さぁ とりあえず発動してみましょう」

私の魔力を9割 対価に 魔法陣を使って光の精霊と闇の精霊の2体を呼び出そうと試みる


そうすると 魔法陣が光り輝く


「眩し!?」



そして光が晴れた先には 白い純白の鳥と 黒色の鬣の漆黒の馬がいた

「貴方達が 光の精霊様と闇の精霊様?」

純白の鳥はこちらを見続ける 漆黒の馬もこちらを見続ける まるで私を見定めるように

私は 向こうが何か反応するまで待つ


『...よし 良いよ それじゃあ力を貸してあげる』

そんな明るい男の子のような声が聞こえる

「その声は..光の精霊様?」

『確かに光の精霊だけどちょっと違うね~ 僕の名は光の精霊王  ウィプス さ こっちは闇の精霊王のシェイドさ』

「せ、精霊王様!?」

『そうそう ところで君は何がお望みかな? 久しぶりに一気に魔力が対価に出されたから気になってね~』

『...無理矢理..連れてかれた...』

『あはは..ごめんって シェイド~ だって光と闇の精霊が指定されてたからさ~片方だけ精霊王だと もう片方の精霊とかが困惑しちゃうじゃん』

『...』

『と、とりあえず何して欲しい?』

「あのエルダートレントを倒して頂きたいのですが..」

『それだけ?』

「? はい」

『いやいや まっさかー 意図して僕らを呼んだわけじゃないし それに一気にこの量ならもっと別の願いがあるんでしょ?』

「いえ ほんとに あのエルダートレントを倒して頂くだけで良いんです」

『...ウィプス この子 本当の事言ってるよ』

『マジ?』

『うん』

『それじゃあやっちゃおーか』

そう言い ウィプスとシェイドはエルダートレントに近づき

『せいやっ!』

光の球体と 闇の球体をエルダートレントに向けて放ち


ズガァァァァァァァン!!!


とエルダートレントがいた所を巨大なクレーターに変えた

「....」

『どう?少しやりすぎちゃったと思うけど..』

『少し所じゃない   ごめんね やりすぎちゃって』

「い、いえいえ 全然大丈夫ですよ」

『そう 良かった』

『それじゃあまた機会があったら呼んでねー!』

そう言いウィプスは消える

だけどシェイドが残ったままだ

「あれ? 戻らないんですか?」

『うん 貴方は 面白そうだから これ』

そう言われ 何か渡される

見てみると それは紫の宝石が付いた黒い指輪

「なんですか..?この指輪」

『それは私との契約の証』

「え!? い、いいんですか!?」

『うん やりすぎちゃって迷惑かけちゃったのと気に入ったから』

「あ、ありがとうございます!」

『何かあったら 念じてくれればすぐ行くから』

「は、はい!」




「た、確か 数百年に1度って...」

『契約は本当に稀さ 普通の精霊様でも契約なんて中々してくれない 精霊王様なら 数百年に一度レベルさ』


「この指輪..大事にしないと」




「それと..一応精霊王様達に倒して貰ったけど もう1回戦っておこう」



ユニークとかに比べたらかなり弱かった

習得したての火魔法で十分なくらいだ 多分 INTのせいでもあるが ま、楽なのは変わらない


「宝箱の中身は...杖?」


木で出来た 緑色の..翡翠?のような宝石が先端についている杖があった


嵐の杖
それは風魔法の全てを強化し 竜巻起こす


「単純な説明だけど 分かりやすい」

これは装備してる時に風魔法の効果を上げる 発動速度 威力 速さ 範囲等 そして多分杖に魔力を込めれば込めた量に比例した範囲 強さの竜巻が起こせるんじゃないだろうか? 



「とりあえず今日はもうあっちに戻ろう」

Altairも北での狩りがそろそろ終わってるはずだ 多分ユニークも狩っているだろう


チャットに 図書館か いつものあの場所にいると伝え始まりの街に戻る

そして図書館に行き 魔法関連の本を読む こうすることで何かスキルが得られそうな気がするのだ

それと割とこれも楽しい

そんなこんなで多分1時間後

『魔法陣が星五魔法陣に進化しました』

「進化しましたね」

星五魔法陣
一気に魔法陣を5個展開出来 その際の威力は普通の魔法陣の5倍 発動速度は魔法陣を使った魔法と同じくらい

「単純に強化されましたね やはり読んどいて良かった」

用は済んだのでいつもの場所に向かい

座って目を閉じ落ち着く まだピリピリと痛みは来るが気にせず いつも通りに落ち着く



そんな時 また足音が聞こえてくる 今回は1人のようだ アグスかと思ったらアグスの足音では無い


その足音は続き 私の横の椅子で止まり そして座る音が聞こえる


そのまま少し静かな空間が出来る


「静かで良い空間ですね」

「そうでしょう? シリウスさん」

シリウスのようだ

「はい、アグスに聞いて来てみたのですがとても静かで落ち着ける」

「とても良い場所ですよね 神聖で静か それに綺麗 こんな場所が私は好きです」

「奇遇ですね 私もです」


そんな時 複数人のアグス達とは違う足音が聞こえてきた


「..お仲間ですか?」

「すいません 厄介な奴らが私をつけていたようです 申し訳ない」

「いえいえ 貴方は悪くありませんよ」

そんな時 その足音の主達が教会に姿を現す

「おいおい トッププレイヤー様の後をつけてみたらこんな場所を隠してたなんてなぁ?」

「これは情報隠蔽ですぜぇ?」

「はぁ..何故私をそんなにもつけてくる?」

「簡単だ お前は後衛職だからな やりやすいんだよ」

「PKか」

「そうさ ま、俺もトッププレイヤーの名を持ってるからな ほぼバレねぇがよ」

「このクソ野郎が」

「はっ 何とでも言うといいさ んでそこにいんのは..NPCか?」

「NPCでは無い 住民の方だ 」

「あ?どうせゲームの世界なんだからNPCだろ」

「彼らだって生きている その発言を他の住民前で言ってみたらどうだ?彼らは貴様らに何も売らなくなり 何も対応してくれなくなるだろう」

「はっ そんな脅しは通用しないぜ?」

「..愚かですね」

「あ?NPCが何を言ってんだ?」

「私は 異人の方はアグスさん達のような方ばかりと思っていましたが 少々勘違いをしていたようです それとシリウスさんが言ってたのは事実です」

「根拠はどこにあんだよ?」

「あ、そういえば言い忘れてました」

私の現在のランクはS 条件はユニーク五体 ユニークボス一体 フィールドボス2体の単独討伐

「私、Sランク冒険者なんですよ だから冒険者ギルドへの影響力は貴方方異人よりあります そして冒険者ギルドの影響力は世界でもトップクラス..分かりますよね?」

「な、なっ んならギルドカード見せろよ!」

シリウスさんは予想外のカミングアウトに驚いている

「はい こちらです このギルドカートの色で分かるでしょう?」

ギルドカードはEからそれぞれ色が別れる 下から 赤 青 緑 黄 黒 白と そしてSランクは白

「う、嘘じゃねぇだと!?」

「はい なので貴方方の行為 冒険者ギルドの方に報告させていただきます 」


「ち、ちくしょう 証拠隠滅だぁ! くらえ!」

「アリサさん!?」

男がこちらに大剣を振ってくるが

それを私は

「なっ!?」

人差し指と中指で挟んで止める

「どうしました?この程度ですか? まさかSランク冒険者に喧嘩を売っといてこの程度とは言いませんよね?」

「くっ、この野郎!!」

男は顔を真っ赤にして力を込めるが変わらない

そしてその男の後ろから飛び出てこちらのバランスを崩そうとするもう1人も確認してるので

その男が持ってる短剣を足で弾き地面に落とさせ腹を蹴り飛ばし 教会の外に飛ばす

「それじゃあ 貴方も少しの間 寝ていてください」

そう言い大剣を奪い 手刀で首をトン とやり気絶させる


「あ、シリウスさん 私 冒険者ギルドの方と衛兵の方を呼んでくるので ちょっとこちらの魔法の縄?でこの方々を縛っといてくれませんか?」

「あ、 ああ 勿論だ」

「それじゃあお願いしますね」




冒険者ギルドに行くと 他の住民の冒険者が少しざわざわし始める そして受付嬢にギルド長の所に通される

色々やっていたが私がSランク冒険者なのと 偶に住民に話し掛けられる時に丁寧に対応しているとこから割と信頼されていると思う


「おや?どうしたんだい?【銀姫】」

「その名で呼ぶのはやめてくださいギルド長 恥ずかしいので」

もう黒歴史である

「すまんすまん 所で何の用だ?」

「私 いつもの場所で知り合いの異人の方と話していたところ とある異人の方が来て 私を襲ってきたんですよね」

「本当に馬鹿だな異人とやらは 常識のある異人や良い異人もいるが 中にはそういう奴らもいる むしろそっちの方が多いな」

「ですよね 何か対策を打った方が良いかと」

「だなそこは考えておく 所でその異人は何処にいるんだ?」

「私がいる いつもの場所です」

「教会か 」

「そうです 今 私の知り合いの異人の方に魔法で作った即席の縄を渡してるのでそれで縛ってもらって見張ってもらってます」

「ちなみにそいつらの見た目は?」

「名前は知りませんが1人は大剣を持った大男 もう1人は短剣を持った小柄な男ですね」

「間違いない 要注意人物の2人だ 証拠が無いから牢屋にぶち込むことが出来ないんだ」

「いっそ監獄とかに送るのはどうですか?」

「うむ..良い案だな 本部に連絡を取ろう」

「それかどこかの魔術師の実験台モルモットにするのも良いかと 彼らは何度でも生き返りますからね」

「...結構えげつないこと考えるな?」

「だって私の静かな空間や友人との楽しい話を邪魔してきたんですから当たり前でしょう?」

「..そうか とりあえず案内してくれ 私が直接行く」

「分かりました それじゃあ着いてきてください」






「この2人 やはり奴らで間違いないな」

「貴方は..?」

「冒険者ギルドのギルドマスターと言えばわかるかな?」

「す、すいませんでした!」

突然シリウスさんが頭を下げる

「何故君が頭を下げる?」

「私ら異人のせいで貴方方に迷惑をお掛けしてしまい本当に申し訳ございませんでした!」

「..そう謝れる君は凄いな だが君は頭を下げなくて良い 君は何もしていない むしろこうやって此奴らを牢屋にぶち込む為に貢献してくれた とても感謝している」

「そうですよ シリウスさん 貴方は謝る必要はありませんよ」

「そう言って頂けるとありがたいです..」

「それじゃあとりあえずこの2人を起こしても構わないか?」

「この2人に私の魔法は破れませんから 大丈夫ですよ」

「了解だ  おい、起きろ」

と2人を蹴飛ばすギルド長

「がっ!?」

「ようやく起きたか よぉ 」

「だ、誰だテメェ!?」

「アリサ 此奴に猿轡を嵌めてくれないか?」

「それじゃあ魔法で」

光魔法でまた猿轡を2人の口元に生成させ咥えさせる

「よし 良いな んでお前らはこれから牢屋にぶち込まれる そして本部の判断次第ではお前らはしばらくの間 監獄にぶち込まれそこで色々作業をしてもらう 良かったな 異人初の犯罪者だ」

その2人の顔は絶望的に染っているが知らない

「それじゃあギルド長 私はシリウスさんた教会に戻っていますね」

「了解だ また何かあったら言ってくれ」




教会に戻る

「大丈夫でしたか?シリウスさん」

「はい、大丈夫です」

「良かった 同じ女性だったので心配だったんです」

「へ?」

「?」

「な、なんでわ、分かったんですか!?」


何故分かったか? このシリウス 歩き方からして完全に女性なのだ 

「いえ 歩き方が女性だったので そうじゃないかなと思ったんですよ」

シリウスはショートヘアなので男と間違えられやすいと思うが女性だ

「その様子だと お仲間にも?」

「はい、話していません」

「それじゃあ2人だけの秘密ですね 」

「2人だけの秘密..何か嬉しいです」

「ふふふ、そうですね」

確かに良い響きだ


その後は シリウスが持ってきたお菓子をゆっくり食べながら シリウス達の様子や私達の様子を話したりして 時間を過ごしていく


「どうやら もう夕方ですね 時間とは早いものです」

「そうだね..でもアリサといっぱい話せたから また来るね」

話していくうちにシリウスの口調も崩れていき 今ではタメ口だ

「そうですね シリウス また今度会いましょう」

「うん!それじゃあね!」


シリウスは教会から出て行く


「それじゃあ私も シュテンと合流しますか」

チャットで狩りが終わってこちらに向かってると来たので向かう

「楽しみですね..闘技大会」


ちゃんとギルド長のとこに行く際に受付は済ませてある 


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感想 2

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みんなの感想(2件)

アトラ
2024.09.18 アトラ

面白かったです。
出来たら続きが読みたいです。
頑張ってください(*´꒳`*)

解除
朱雨
2022.03.25 朱雨

面白かったです
続きを〜待ってますー!

解除

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