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1 圧倒的日常
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夢を見ていた。
彼女と思しきポニーテールで小柄な人物と一緒に海岸を歩く夢。
なぜ夢だと分かったか?そんなことは頭の中に味噌しか入って無くても分かる。
何せ俺には彼女がいない。というか友達もいない。一人いればいいほうと思うけどね。浅く広くより深く狭くの方がいいに決まってる。
子供の頃、愛と勇気だけが友達のアニメ見ただろ?つまり友達なんかいなくても生活はできるしその方が気楽だったりする。
というか友達の線引きがよく分からん。毎日会えば友達なの?一緒に遊びに行ったら友達なの?互いに認め合わないといけないの?
「真二は進学するんだよね?どこ行くか決めた?」
生憎俺は将来のことは考えていない......と言うかまだ考えたくない。マジで憂鬱になる。
とりあえず適当に返事をしてみる。
「はは......まだ決めてない......」
「えっまだ決めてないの?みんなもう決めたって言ってたよ」
「いいんだよ、俺はマイペースだから」
「えー真二の場合ただ自己中なだけじゃん」
「え......俺ってそんな自己中に見えるん?」
「えっ......いや......そこまで酷くはないとおもうよ。それに真二はーー」
「お兄ちゃん......」
「お兄ちゃん起きてよ」
目を開けると制服にエプロン姿の妹が俺の体を揺すっていた。
いや~朝から妹に起こしてもらうのも悪くないですね。いや別にシスコンとかじゃないよ。
時計を見るとまだ六時半。起こしてもらうには少し早い時間だ。
「どうした?学校に行くには時間が早いし俺はできれば学校に行きたくない」
「そんなこと言うから益々学校が憂鬱になるんだよ。てかお兄ちゃん昨日華穂のこと送ってくれるっていったじゃん」
そういえばそんなことを言った気がする。
俺は一年前バイクを買った。名前はデュラハン号......は「はたらく魔○さま」の自転車の名前だった。てへぺろ。
ではなくNinja 250である。色は黒に赤の配色。中学の時、普通二輪の免許が16歳から取れることを知り「やっべちょう乗りてぇ」となり、高1からバイトを始めやっとこさ手に入れたのである。
そして昨日、妹に「運転も慣れてきたし学校まで送ってやるよ(ドヤァ)」みたいな発言をしてしまったような気がする。何であんなこと言っちゃたのかな俺......しかし俺は約束は守る男である。
中学の頃、クラスメイトに遊びに誘われた俺は特に仲がいいわけでもないのに何でかなぁ?とか疑心暗鬼になりつつも誘われたことがうれしくウキウキした気持ちで集合場所に向かったものの一時間たっても二時間たってもその同級生達は来ず。そのまま帰り、次の日「昨日は楽しかったねー」とか言ってた。
何なのかくれんぼでもしてたの?まあ俺はよく分からんやつとの約束も守るほど律儀な男ということだ。
てかまじであいつら許さん。
妹をバイクに乗せるという任務を遂行するべくベットから起き上がる。
「ご飯もうすぐできるからそれまでに準備しててね」
「了解」
俺たち兄妹は今二人で生活している。二年ほど前、母親が事故死し、その後父親が単身赴任で大阪に行ったことが原因である。
顔を洗い、制服に着替える。そして眠気を覚ますためコーヒーを飲むことにした。
お湯を沸かし、サーバーの上にマウントフジドリッパーを置く。マウントフジドリッパーとはひっくり返すと富士山のかたちになるというユニークなドリッパーである。ワイヤーで作られているので、雑味の原因になる湯だまりがないという代物だ。
そしてドリッパーにフィルターをセットする。フィルターにコーヒー粉末とお湯を入れ、しばし待つ。ドリッパーを外し、コーヒーカップにコーヒーを注ぐ。
すでにテーブルには朝食が並んでおり、そこに二人分のコーヒーを食卓に置く。
「「いただきます」」
朝食を終えると7時になっていた。
まあ妹を送るのでちょっと早いほうがいいだろう。
外に出てデュラハン号にエンジンをかける。
妹を後ろに乗せ、ギアを一速入れる。アクセルを少しひねってエンジンの回転を上げ、クラッチレバーを少しずつ離していく。するとするするっと、徐々にバイクが動き出す。そしてクラッチレバーを完全に離しバイクが走り出す。
「華穂乗ってるんだから事故らないでよ」
「善処してみる」
「もう怖いなぁ」
そう......人生とは怖いことの連続である。でもそこにうれしいことや楽しいことがあるからこそ、これから先の出来事に対し希望を見いだせるのだと思う。......ただ名言っぽいことを言いたかっただけである。
彼女と思しきポニーテールで小柄な人物と一緒に海岸を歩く夢。
なぜ夢だと分かったか?そんなことは頭の中に味噌しか入って無くても分かる。
何せ俺には彼女がいない。というか友達もいない。一人いればいいほうと思うけどね。浅く広くより深く狭くの方がいいに決まってる。
子供の頃、愛と勇気だけが友達のアニメ見ただろ?つまり友達なんかいなくても生活はできるしその方が気楽だったりする。
というか友達の線引きがよく分からん。毎日会えば友達なの?一緒に遊びに行ったら友達なの?互いに認め合わないといけないの?
「真二は進学するんだよね?どこ行くか決めた?」
生憎俺は将来のことは考えていない......と言うかまだ考えたくない。マジで憂鬱になる。
とりあえず適当に返事をしてみる。
「はは......まだ決めてない......」
「えっまだ決めてないの?みんなもう決めたって言ってたよ」
「いいんだよ、俺はマイペースだから」
「えー真二の場合ただ自己中なだけじゃん」
「え......俺ってそんな自己中に見えるん?」
「えっ......いや......そこまで酷くはないとおもうよ。それに真二はーー」
「お兄ちゃん......」
「お兄ちゃん起きてよ」
目を開けると制服にエプロン姿の妹が俺の体を揺すっていた。
いや~朝から妹に起こしてもらうのも悪くないですね。いや別にシスコンとかじゃないよ。
時計を見るとまだ六時半。起こしてもらうには少し早い時間だ。
「どうした?学校に行くには時間が早いし俺はできれば学校に行きたくない」
「そんなこと言うから益々学校が憂鬱になるんだよ。てかお兄ちゃん昨日華穂のこと送ってくれるっていったじゃん」
そういえばそんなことを言った気がする。
俺は一年前バイクを買った。名前はデュラハン号......は「はたらく魔○さま」の自転車の名前だった。てへぺろ。
ではなくNinja 250である。色は黒に赤の配色。中学の時、普通二輪の免許が16歳から取れることを知り「やっべちょう乗りてぇ」となり、高1からバイトを始めやっとこさ手に入れたのである。
そして昨日、妹に「運転も慣れてきたし学校まで送ってやるよ(ドヤァ)」みたいな発言をしてしまったような気がする。何であんなこと言っちゃたのかな俺......しかし俺は約束は守る男である。
中学の頃、クラスメイトに遊びに誘われた俺は特に仲がいいわけでもないのに何でかなぁ?とか疑心暗鬼になりつつも誘われたことがうれしくウキウキした気持ちで集合場所に向かったものの一時間たっても二時間たってもその同級生達は来ず。そのまま帰り、次の日「昨日は楽しかったねー」とか言ってた。
何なのかくれんぼでもしてたの?まあ俺はよく分からんやつとの約束も守るほど律儀な男ということだ。
てかまじであいつら許さん。
妹をバイクに乗せるという任務を遂行するべくベットから起き上がる。
「ご飯もうすぐできるからそれまでに準備しててね」
「了解」
俺たち兄妹は今二人で生活している。二年ほど前、母親が事故死し、その後父親が単身赴任で大阪に行ったことが原因である。
顔を洗い、制服に着替える。そして眠気を覚ますためコーヒーを飲むことにした。
お湯を沸かし、サーバーの上にマウントフジドリッパーを置く。マウントフジドリッパーとはひっくり返すと富士山のかたちになるというユニークなドリッパーである。ワイヤーで作られているので、雑味の原因になる湯だまりがないという代物だ。
そしてドリッパーにフィルターをセットする。フィルターにコーヒー粉末とお湯を入れ、しばし待つ。ドリッパーを外し、コーヒーカップにコーヒーを注ぐ。
すでにテーブルには朝食が並んでおり、そこに二人分のコーヒーを食卓に置く。
「「いただきます」」
朝食を終えると7時になっていた。
まあ妹を送るのでちょっと早いほうがいいだろう。
外に出てデュラハン号にエンジンをかける。
妹を後ろに乗せ、ギアを一速入れる。アクセルを少しひねってエンジンの回転を上げ、クラッチレバーを少しずつ離していく。するとするするっと、徐々にバイクが動き出す。そしてクラッチレバーを完全に離しバイクが走り出す。
「華穂乗ってるんだから事故らないでよ」
「善処してみる」
「もう怖いなぁ」
そう......人生とは怖いことの連続である。でもそこにうれしいことや楽しいことがあるからこそ、これから先の出来事に対し希望を見いだせるのだと思う。......ただ名言っぽいことを言いたかっただけである。
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