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第一章 惑星クリスタにて
6・何事もない日常
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1・
ポドールイの王様は、僕が初めて存在を知って会いたいと思った十分後に目の前に出現してくれた。
「初めまして、ノイエ様」
ほほ笑むカシミア様は、アレンデール様が太陽のようだと比喩すると、月のようだと思える外見と雰囲気を持っている。
黒髪ストレートの長髪は、宝石の散りばめられた黒ベースの民族衣装によく馴染み、光の加減でキラキラ輝いている。
そして中性的で柔和な表情をしており、宇宙一恐れられているとは到底思えない優しさを感じる。
「ソファーで座ってお話しましょう」
「あ、はい」
持てなすべき側なのに、見惚れて突っ立ってしまっていた。僕は彼の提案で正気に戻り、恥ずかしく思いつつ窓辺の二人用ソファーに移動した。
ソファーに座る寸前、カシミア様がクロフォードさんに何か言った。
そうするとクロフォードさんは真剣な面持ちで一礼し、即座に部屋を出た。
二人きりになった。カシミア様は、僕の隣に座ってニッコリ笑った。
「答えられる範囲のことでしたら、何でも答えますよ」
「はあ、あの……じゃあ何故に僕のところへ?」
「ノイエ様が、我らに会いたいと思いなさると気づいたからです」
「だって、それは僕が十分ほど前に思ったことですよ? 幾らなんでも、不自然過ぎます」
カシミア様は、僕の軽い難癖に少し困った表情をした。
「この宇宙の常識がない者は、我らの存在をすぐには受け入れがたいですよね。バンハムーバの王やユールレムの王でしたら、会ってすぐ助言を差し上げることが出来るのですが」
「……あの、今なんと?」
「身構えずに聞いてください。貴方はこの宇宙の方ではありませんね? そして大きな運命を持つ者であり、貴方はそのことで我らに助言を貰いたいと願ったでしょう?」
まさに生き神様だと驚いた。彼なら全てを答えてくれると思った。
僕は、自分の身の上を必死になって説明した。どうしても、ノイエの代わりに世界を護りたいのだと。
カシミア様は全てを聞いてから、話し始めた。
「我らポドールイの民は優れた魔術師であり、宇宙の安寧を護るために大きな力を持ち生まれる者を監視することがあります。しかしこの我らですら太刀打ち出来ない力を持つ存在が絡む場合は、なにも見通すことが出来ません」
「それは……まさか、僕のことはなにも分からないという意味ですか?」
「いえ、貴方の運命ならば分かります。貴方をここに呼んだ神を名乗る者については、分かりかねます」
「僕の運命が分かれば十分です。敵とは一体何者なのか、それを教えていただけませんか」
カシミア様は、僕の顔を見つめながら真剣な表情をした。
「それは、お答え出来ません。教えることでノイエ様の運命を奪い、貶めてしまうからです」
「そんなあ。じゃあなんの為に、ここに来られたのですか?」
実際は、こうして重要なことを素直に全て暴露出来ただけで、心が軽く楽になった。けれども核心が知りたくて、責める口調になってしまった。
きっと全て見通しているだろうカシミア様は、気遣う表情で僕の肩に軽く触れた。
「ヒントを差し上げます。今この瞬間が、敵と遭遇するか一生しないかの分岐点です。貴方はどちらを望まれますか?」
「そりゃあ……会う方です。僕は敵と戦うために、生まれ変わったのですから」
「その道は過酷で、死ぬまで……いえ、死んでからも大勢の者に恨まれ、墓に石を投げつけられる人生です。それでもですか?」
「……そんなこと、ありませんよ。だって僕、龍神として星を救うんですよ? なのに恨まれるなんて、あり得ないです」
僕はソファーを立ち、カシミア様に背を向けて立った。
「あり得ない。僕は正義のために生きるんです。みんなのためにです」
「貴方は、物事の本質を見誤っています。今一度、全てに思いを巡らせてみてください」
最初はすがれて嬉しかったのに、もうカシミア様の声を聞きたくなくなった。
そう考えたことが伝わったのか、カシミア様が席を立った気配がした。
僕はハッとし、振り向いた。
「もし僕が敵に遭わなければ、この星はどうなるのですか? 半壊するんでしょう? なのに、じっと見ているだけなんて出来ません。カシミア様も、この星の民が死ぬのは嫌でしょう? ならば、真実を教えて下さい」
「貴方自身が、この謎を解かなくてはいけません。それが貴方の生きる意味です。私はそのヒントを差し上げました。これ以上語れることはありません」
「……」
僕は戸惑った。カシミア様にまだなにか聞きたかったのに、混乱してしまってただ見送るだけになってしまった。
カシミア様が部屋から立ち去ると、入れ代わりにクロフォードさんが入ってきた。
「どうされました?」
クロフォードさんの姿を見て話しかけられたら一気に安心でき、それと同時にとてつもなく悲しくなり、泣き出してしまった。
クロフォードさんは、声を上げて泣く僕を抱きしめてくれた。
2・
一通り泣いて落ち着いたのち、一人になってカシミア様の言葉について考えてみた。
どう考えても、星を壊すような者と対決するのが悪いこととは思えない。その行為を止めて恨まれるとは、なんなのだろうか。
天蓋のあるキングサイズベッドに寝転がり、ゴロンゴロンしてみても全く分からない。これは……それとなく他の方に聞いてみたほうが良いのかも。
「こんちわ~」
扉が開いてロックの声が聞こえた。僕は起き上がり、部屋が広すぎるし壁もあるので直接姿を確認出来ないものの、そちら方面に顔を向けた。
良い天気なので、ベランダでロックにお茶とお菓子を振る舞った。
「あのさ、君んとこのクロフォードさんが、壁に向かって呪い吐いてたんだけど」
「……ああ、それは後でやめて貰います」
「それにポドールイの王様来たってな? あの人たちの言葉は天国の蜜か地獄の血ヘドかどっちかだけど、どうだった? ……って聞くまでもないか。酷い顔してる」
ロックはお皿のクッキーを何個も手に取りボリボリ囓りながらも、意外な洞察力を発揮した。腐っても鯛……って失礼か。
「気にすんなって言いたいけど、言えない。あの人たちの言葉は予言だから、重要視しないといけない。けど、全てを丸く収めようとしているらしいから、良いことみたいだぞ」
「確かに、助言でしたが……」
聞いちゃおうと決めた。
「ん? 事故が発生しそうでそれを阻止したいのに、したら死んでも恨まれるって? そりゃあれだ。助ける相手がノイエのことを嫌いだからだ」
「え? いやいや、嫌いなわけないでしょ。だって……龍神だもの」
ロックはハッとし、クッキーを漁る手を止めてにやついた。
「ああ~、恋愛ごとは難しいよなあ。でも龍神だって言っても一人の人間さ。相手も好き嫌い言って良いんだよ。無理矢理は止めとけ」
「無理って、死にそうな相手を助けないわけにいかないでしょ!」
「どんな重い恋愛話だよ。それに……それに、ノイエ君十二歳だから、なにか勘違いしてるんじゃないのか?」
「な、なにを?」
カシミア様もそんなこと言ったから、ドキッとした。
「もしかしたら、ストーカーになってないのか? 相手を助けるのはノイエ君じゃないんじゃ?」
「違う! 僕は助けるためにここに来たんだ! それ以外のために……」
続きを言おうとして、まるっきりストーカーだと気づいてよした。
それに良く考えたら、敵に遭ったら民衆に恨まれるイコール迷惑ってことだ。
僕がこうして敵がいないのに探し回ることが原因で怒られると言うのは……もしかしたら、助けるのも僕の役目だけど、敵を作るのも僕だったりして?
改めて、カシミア様の台詞について考えてみてから、聞いてみた。
「封印されてる魔王って、この宇宙にいるのかな?」
「おお? ノイエ君、本当に記憶喪失なんだなあ。あ、そう言ったら駄目って言われてたけども、まあ良いだろ。あのな、この近辺の宇宙はもともと外宇宙の神様が魔王みたいなのをたくさん封じた呪われし場所なんだぞ。幼稚園で習う神話だけど」
大当たりで怖いよ!
しかし、ノイエが死んだままだと星が壊れるから、僕は彼に成り代わった。だけど敵と会うと駄目。
「うーん、難しい」
「えっ、幼稚園児でも理解出来るのに」
「そっちじゃなくて先の問題の方」
「距離を置けば良いんだ。遠くから愛でろ」
「……あっ!」
それ答えじゃないかと気づいて、激しく動揺した。
僕は存在しなくちゃいけないが、問題に口出ししたらアウトなんだ。
実際に遭ったら大勢に恨まれる。でもいるべき。
それってあれだろうか。旅立つ勇者に祝福する係だからとか、敵に遭ったら僕の力が吸収されて星が半壊じゃなく全壊しちゃうとか。
でしゃばらず、漫画やアニメで言うところの脇役で良いってことだ。
僕は何か動きがあるまで、何事もない温和な日常を楽しむべきなんだろう。
ふいに、ノイエのことを望めば一生食っちゃ寝出来る立場だとか神様が言っていたことを思い出した
僕、何故それを早く思い出さなかった! と心で叫び机に突っ伏した。
ロックは僕が失恋したと思い込んで、それ系統の慰めの言葉を多数投げかけてくれた。
ポドールイの王様は、僕が初めて存在を知って会いたいと思った十分後に目の前に出現してくれた。
「初めまして、ノイエ様」
ほほ笑むカシミア様は、アレンデール様が太陽のようだと比喩すると、月のようだと思える外見と雰囲気を持っている。
黒髪ストレートの長髪は、宝石の散りばめられた黒ベースの民族衣装によく馴染み、光の加減でキラキラ輝いている。
そして中性的で柔和な表情をしており、宇宙一恐れられているとは到底思えない優しさを感じる。
「ソファーで座ってお話しましょう」
「あ、はい」
持てなすべき側なのに、見惚れて突っ立ってしまっていた。僕は彼の提案で正気に戻り、恥ずかしく思いつつ窓辺の二人用ソファーに移動した。
ソファーに座る寸前、カシミア様がクロフォードさんに何か言った。
そうするとクロフォードさんは真剣な面持ちで一礼し、即座に部屋を出た。
二人きりになった。カシミア様は、僕の隣に座ってニッコリ笑った。
「答えられる範囲のことでしたら、何でも答えますよ」
「はあ、あの……じゃあ何故に僕のところへ?」
「ノイエ様が、我らに会いたいと思いなさると気づいたからです」
「だって、それは僕が十分ほど前に思ったことですよ? 幾らなんでも、不自然過ぎます」
カシミア様は、僕の軽い難癖に少し困った表情をした。
「この宇宙の常識がない者は、我らの存在をすぐには受け入れがたいですよね。バンハムーバの王やユールレムの王でしたら、会ってすぐ助言を差し上げることが出来るのですが」
「……あの、今なんと?」
「身構えずに聞いてください。貴方はこの宇宙の方ではありませんね? そして大きな運命を持つ者であり、貴方はそのことで我らに助言を貰いたいと願ったでしょう?」
まさに生き神様だと驚いた。彼なら全てを答えてくれると思った。
僕は、自分の身の上を必死になって説明した。どうしても、ノイエの代わりに世界を護りたいのだと。
カシミア様は全てを聞いてから、話し始めた。
「我らポドールイの民は優れた魔術師であり、宇宙の安寧を護るために大きな力を持ち生まれる者を監視することがあります。しかしこの我らですら太刀打ち出来ない力を持つ存在が絡む場合は、なにも見通すことが出来ません」
「それは……まさか、僕のことはなにも分からないという意味ですか?」
「いえ、貴方の運命ならば分かります。貴方をここに呼んだ神を名乗る者については、分かりかねます」
「僕の運命が分かれば十分です。敵とは一体何者なのか、それを教えていただけませんか」
カシミア様は、僕の顔を見つめながら真剣な表情をした。
「それは、お答え出来ません。教えることでノイエ様の運命を奪い、貶めてしまうからです」
「そんなあ。じゃあなんの為に、ここに来られたのですか?」
実際は、こうして重要なことを素直に全て暴露出来ただけで、心が軽く楽になった。けれども核心が知りたくて、責める口調になってしまった。
きっと全て見通しているだろうカシミア様は、気遣う表情で僕の肩に軽く触れた。
「ヒントを差し上げます。今この瞬間が、敵と遭遇するか一生しないかの分岐点です。貴方はどちらを望まれますか?」
「そりゃあ……会う方です。僕は敵と戦うために、生まれ変わったのですから」
「その道は過酷で、死ぬまで……いえ、死んでからも大勢の者に恨まれ、墓に石を投げつけられる人生です。それでもですか?」
「……そんなこと、ありませんよ。だって僕、龍神として星を救うんですよ? なのに恨まれるなんて、あり得ないです」
僕はソファーを立ち、カシミア様に背を向けて立った。
「あり得ない。僕は正義のために生きるんです。みんなのためにです」
「貴方は、物事の本質を見誤っています。今一度、全てに思いを巡らせてみてください」
最初はすがれて嬉しかったのに、もうカシミア様の声を聞きたくなくなった。
そう考えたことが伝わったのか、カシミア様が席を立った気配がした。
僕はハッとし、振り向いた。
「もし僕が敵に遭わなければ、この星はどうなるのですか? 半壊するんでしょう? なのに、じっと見ているだけなんて出来ません。カシミア様も、この星の民が死ぬのは嫌でしょう? ならば、真実を教えて下さい」
「貴方自身が、この謎を解かなくてはいけません。それが貴方の生きる意味です。私はそのヒントを差し上げました。これ以上語れることはありません」
「……」
僕は戸惑った。カシミア様にまだなにか聞きたかったのに、混乱してしまってただ見送るだけになってしまった。
カシミア様が部屋から立ち去ると、入れ代わりにクロフォードさんが入ってきた。
「どうされました?」
クロフォードさんの姿を見て話しかけられたら一気に安心でき、それと同時にとてつもなく悲しくなり、泣き出してしまった。
クロフォードさんは、声を上げて泣く僕を抱きしめてくれた。
2・
一通り泣いて落ち着いたのち、一人になってカシミア様の言葉について考えてみた。
どう考えても、星を壊すような者と対決するのが悪いこととは思えない。その行為を止めて恨まれるとは、なんなのだろうか。
天蓋のあるキングサイズベッドに寝転がり、ゴロンゴロンしてみても全く分からない。これは……それとなく他の方に聞いてみたほうが良いのかも。
「こんちわ~」
扉が開いてロックの声が聞こえた。僕は起き上がり、部屋が広すぎるし壁もあるので直接姿を確認出来ないものの、そちら方面に顔を向けた。
良い天気なので、ベランダでロックにお茶とお菓子を振る舞った。
「あのさ、君んとこのクロフォードさんが、壁に向かって呪い吐いてたんだけど」
「……ああ、それは後でやめて貰います」
「それにポドールイの王様来たってな? あの人たちの言葉は天国の蜜か地獄の血ヘドかどっちかだけど、どうだった? ……って聞くまでもないか。酷い顔してる」
ロックはお皿のクッキーを何個も手に取りボリボリ囓りながらも、意外な洞察力を発揮した。腐っても鯛……って失礼か。
「気にすんなって言いたいけど、言えない。あの人たちの言葉は予言だから、重要視しないといけない。けど、全てを丸く収めようとしているらしいから、良いことみたいだぞ」
「確かに、助言でしたが……」
聞いちゃおうと決めた。
「ん? 事故が発生しそうでそれを阻止したいのに、したら死んでも恨まれるって? そりゃあれだ。助ける相手がノイエのことを嫌いだからだ」
「え? いやいや、嫌いなわけないでしょ。だって……龍神だもの」
ロックはハッとし、クッキーを漁る手を止めてにやついた。
「ああ~、恋愛ごとは難しいよなあ。でも龍神だって言っても一人の人間さ。相手も好き嫌い言って良いんだよ。無理矢理は止めとけ」
「無理って、死にそうな相手を助けないわけにいかないでしょ!」
「どんな重い恋愛話だよ。それに……それに、ノイエ君十二歳だから、なにか勘違いしてるんじゃないのか?」
「な、なにを?」
カシミア様もそんなこと言ったから、ドキッとした。
「もしかしたら、ストーカーになってないのか? 相手を助けるのはノイエ君じゃないんじゃ?」
「違う! 僕は助けるためにここに来たんだ! それ以外のために……」
続きを言おうとして、まるっきりストーカーだと気づいてよした。
それに良く考えたら、敵に遭ったら民衆に恨まれるイコール迷惑ってことだ。
僕がこうして敵がいないのに探し回ることが原因で怒られると言うのは……もしかしたら、助けるのも僕の役目だけど、敵を作るのも僕だったりして?
改めて、カシミア様の台詞について考えてみてから、聞いてみた。
「封印されてる魔王って、この宇宙にいるのかな?」
「おお? ノイエ君、本当に記憶喪失なんだなあ。あ、そう言ったら駄目って言われてたけども、まあ良いだろ。あのな、この近辺の宇宙はもともと外宇宙の神様が魔王みたいなのをたくさん封じた呪われし場所なんだぞ。幼稚園で習う神話だけど」
大当たりで怖いよ!
しかし、ノイエが死んだままだと星が壊れるから、僕は彼に成り代わった。だけど敵と会うと駄目。
「うーん、難しい」
「えっ、幼稚園児でも理解出来るのに」
「そっちじゃなくて先の問題の方」
「距離を置けば良いんだ。遠くから愛でろ」
「……あっ!」
それ答えじゃないかと気づいて、激しく動揺した。
僕は存在しなくちゃいけないが、問題に口出ししたらアウトなんだ。
実際に遭ったら大勢に恨まれる。でもいるべき。
それってあれだろうか。旅立つ勇者に祝福する係だからとか、敵に遭ったら僕の力が吸収されて星が半壊じゃなく全壊しちゃうとか。
でしゃばらず、漫画やアニメで言うところの脇役で良いってことだ。
僕は何か動きがあるまで、何事もない温和な日常を楽しむべきなんだろう。
ふいに、ノイエのことを望めば一生食っちゃ寝出来る立場だとか神様が言っていたことを思い出した
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