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三章 魔界の門と二人の妹
1 魔界へ
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1・
降ってわいた僕の失恋話のせいで、戦艦での宇宙の旅はあまり面白くなかった。
気付かれたくなくて麒麟の護り人以外には明るく振る舞い、それがストレスになった。
麒麟なのに、胃が痛くなりそうだった。ならなかったが。
そんな感じで一ヶ月ほどしてミネットティオル星国に到着し、真っ直ぐ麒麟の神殿に戻った。
数日しか暮らしていないのに嫌に馴染む静かな部屋で数時間おり、夕方になってファルダニア様が会いに来てくださったので部屋に通した。
二人掛けのソファーに一緒に座り、ファルダニア様は僕の苦労を労って下さった。
想像もしなかった報酬をあの大国たちから分捕って来たのは偉業だと褒められまくり、やっぱりこういうのは良いなと思いつつ照れた。
しかしこれからは静かに勉強する日々が戻って来るし、外交活動も普通の物になるし、こういう褒められ方もなくなるだろう。
それは残念かもと思っていると、ふわりと漂う甘い香りが不意に近付いてきて、ファルダニア様の柔らかな唇が僕の唇に触れた。
思いがけない出来事で、僕は身動きできずにファルダニア様を見つめた。
しばらくして顔を離してくれたファルダニア様は、次に僕の手を取り両手で撫でさすり、それから彼女の頬に当てた。
潤む青い目が、僕を見つめ返す。
「私はノアとならば、子を成したいと思えます」
頬を赤く染めるファルダニア様が、嘘を吐いているようには思えない。
「ですが……これは忌々しい呪いです」
僕から視線逸らしたファルダニア様は、ぽいと僕の手を捨てて少し離れた。
「触れてみて良く分かりました。貴方には強い呪いがかけられています。麒麟の治癒力でも及ばない、とてつもない力を持つ呪いです」
「の、呪い、ですか?」
ようやく頭が冷えてきて、ぎこちないが声が出せた。
ファルダニア様は鋭い視線を、僕にくれた。
「どのような経緯で貴方に呪いがかけられたか分かりませんが、可能性を考えれば魔界の者の仕業でしょう。その者に、心当たりは?」
「なにも。この……嫌に女性にモテてしまう体質は子供時代からで、幼稚園時代からもうあったように憶えています。その前に呪いをかけられる人なんて……」
言いかけて、はたと気付いた。
カルラ父さんと会った時の話では、僕は魔界の魔人の息子の筈。
三歳頃までは、幾度も父と会っていた。
父が魔人とすれば、次元を移動できる凄腕の魔術師のはず。
何故こんなことを……って、心当たりが……。
僕は死にそうな気持ちで、あくまで仮定の話をした。
大魔王が一度死んだらしい僕を救ったのは、麒麟が彼の一族、次元召喚士の血族だから。
何故助けたのかは、数が少ないから一人でも多く生きていてもらいたいから。
もし父も同じ意見の魔人なら、息子にもてる呪いをかけて、孫をたくさん増やしてもらおうと思うかも……って。
言ってから、酷い現実だ……とがっかりした。
ファルダニア様は一通り聞いて、なるほどと納得してしまった。
「ノア様が邪心の持ち主であれば、己で魔法付加でもしたかと疑いましたが、貴方御本人はいたって真面目な好青年です。そうは思えません。ですから、その説は信用に値します」
「しかし、確証は何もありません。そのう、この呪いを解いてもらう為にも一度魔界に戻り、大魔王と面会した方が良いですよね? それに大魔王は私の父を知っているようですから、詳しい話が聞ける可能性があります」
「確かに。戻られたばかりですが、すぐに魔界に行くべきでしょう。早急に、船を手配します」
「済みませんが、戦艦は止して下さい。事情が事情なので、こっそり行きたいのです」
「分かりました。それに、ソヨンを貴方の麒麟の護り人から外します。貴方がこの状態では、傍にいるだけでも相当苦しんだ筈ですから」
「……はい」
僕はソヨンさんをかなり傷つけたと気づいて、とても居たたまれない気持ちになった。
早く呪いを解いて戻ってきて、謝罪しないといけない。
僕は、父に恨みを抱き始めた。
話が終わり、ファルダニア様が事情を分かっていても頬を染めて楽しげに帰るのを見送った。
それから、即座にウィリアムさんを呼んだ。
「大魔王からの伝言を、今こそ聞かせてもらいますよ!」
「ここでなら幾らでも。大魔王様は貴方を、自分の血族だと言われました。宇宙文明全体で禁忌とされる情報ながら、伝承では次元召喚士が麒麟の血族とされているので、現実的に正しいと思われます。それから便利な体質のようなので、出来るなら子孫繁栄を願うと」
「それね」
今そこに直面してるなと、ため息ついた。
僕が世間一般的な男子高校生なら、呪いを祝福と思ってたくさんのお嫁さんを作ったかもしれない。
しかし僕はそう言うのは好きじゃないし、何より失恋したばっかりだ。
悪いが、しばらくは放っておいてもらいたい。
「伝言は以上です」
「はい、ありがとうございました。それでその、このモテてしまう体質の改善の為に、すぐに大魔王様に会いに行く事になりました」
「解呪ですね。承知いたしております」
……聞いてたな。
「しかしノア様、もうお一方お会いになられるべき存在がおりますが?」
「ん? 誰でしたっけ?」
「麗しの君ですよ。貴方の呪いと同等の力を有する者ですので、助言を頂けるかと」
「……せっかく穏便に別れたばかりですので、大魔王様の持つ情報があてにならない時のみ、会いに行きます」
僕は陸君が好きなんだけども、何故か向こうは以前よりも突っかかってくるようになった。
彼とも本格的に仲直りしたいが……。
考え込んだ僕を、ウィリアムさんがじっと見つめてくる。
「ノア様、一つ宜しいですか」
「今なら、何でもどうぞ」
「もしかして、男性にも同様の魅了を発揮していると気付かれておられませんか? 女性よりも幾分弱めではありますが」
「……」
僕は黙ったまま、人間の中年男性ウィリアムさんから離れていった。
「我ら麒麟の護り人は精神的コントロール魔術にもともと強い上に防御策を講じておりますので、大丈夫ですよ」
「それは、ありがたいことです。ですが、もう何が何でも解呪しますからね! ご協力、よろしくお願いいたします!」
僕はあまりの現実に怒りを覚え、すでに死亡しているらしい父に呪い返しをすべきか悩み始めた。
2・
僕が魔界から脱出した時の教習船が再び登場し、ソヨンさんを外した男四名の麒麟の護り人たちと共に魔界へ向けて飛び立った。
来たときと同じ二週間、宇宙船の中で缶詰になり暗い気持ちのままいた。
失恋に加えて呪いだなんて、最低最悪な状況だ。僕、何か悪いことしただろうか?
これからは幸せになると何度呟いたか分からない頃、ようやく魔界に到着。
唯一他の星と貿易を行っている宇宙港に降り立った。
大魔王領にある魔界で最大の宇宙港は、予想したよりも近代的でスタイリッシュなデザインだ。
魔界の一般的な建物や町の様子は、いわゆる元いた世界の中世ヨーロッパ的なものなのだが、宇宙港だけは外の文明の力を借りて建築されたようだ。
宇宙文明とのやり取りが始まった頃に、魔界を統べる大魔王職が時空召喚士に固定化されたという歴史は調べてきた。
それはまだ一万年ほど前の話。宇宙文明の歴史四万年と比べると、まだまだ見劣りがする歴史だ。
それでも彼らの歴史は、数え切れないほど古いという説もある。
麒麟が時空召喚士の血族というのが禁忌なのと同じで、宇宙文明内では認められていないものの。
色々と考えながら、空港内を歩いた。
そのうち、大魔王からの使いで出迎えに来てくれた役人さんと合流できた。
彼らが乗ってきた小型飛行艇で、僕らは大魔王様のおわす王城に向かった。
謁見の間ではなく、普通の会議室なのだろう部屋に通された。
先に大魔王様はいて、椅子の一つに座って書類を読んでいた。
笑顔で手招きされたので、その傍まで行きお辞儀した。
「ノア君、隣に座りなさい。遠慮しなくていい」
「大魔王様、これ以上近付く前にお話ししたいことがございます」
僕は微妙な距離を置いて、自分の発している魅了の魔法について説明した。
すると大魔王様は、ケロリとして言った。
「ああ、私のことなら心配ないよ。君と同じかそれ以上の力のある魔人ならば、抵抗が可能な程度のものだ。しかし、普通の者はそうはいかないだろう」
「それが問題でして、大魔王様に謁見を求めに来たのです。私はこの呪いを解きたいのです。あと、これを仕掛けた存在を探しています」
「君の父上だ。彼は時空召喚士で、よく君の故郷を訪れていたようだ。その足跡をたどり、私は君を発見した」
「それは、事件が起こる以前のことですか?」
「そうとも。私が時空を渡る大規模な門を作成し、小国の王探しに協力したのは、君があそこに存在していたからもある。私は君を、魔界に呼びたかった」
「私が貴方と同族で、一人でも増えると嬉しいという理由ででしょうか?」
「その通り。時空召喚士は今、魔界で正式に登録されている人数が五十人に届かない。危うい一族の一つだ」
「それが原因で、私の父は私にこのような呪いを……」
本当に仕方がない状況だと、一応理解を示そうかとした時。
大魔王様は、不思議そうな顔をした。
「呪いというよりただの封印だ。時空召喚士の力を持つ子供に、生まれた時に普通につけるオプションみたいなものだ」
「……オプション?」
僕は車のカーナビを思い描いてしまった。
降ってわいた僕の失恋話のせいで、戦艦での宇宙の旅はあまり面白くなかった。
気付かれたくなくて麒麟の護り人以外には明るく振る舞い、それがストレスになった。
麒麟なのに、胃が痛くなりそうだった。ならなかったが。
そんな感じで一ヶ月ほどしてミネットティオル星国に到着し、真っ直ぐ麒麟の神殿に戻った。
数日しか暮らしていないのに嫌に馴染む静かな部屋で数時間おり、夕方になってファルダニア様が会いに来てくださったので部屋に通した。
二人掛けのソファーに一緒に座り、ファルダニア様は僕の苦労を労って下さった。
想像もしなかった報酬をあの大国たちから分捕って来たのは偉業だと褒められまくり、やっぱりこういうのは良いなと思いつつ照れた。
しかしこれからは静かに勉強する日々が戻って来るし、外交活動も普通の物になるし、こういう褒められ方もなくなるだろう。
それは残念かもと思っていると、ふわりと漂う甘い香りが不意に近付いてきて、ファルダニア様の柔らかな唇が僕の唇に触れた。
思いがけない出来事で、僕は身動きできずにファルダニア様を見つめた。
しばらくして顔を離してくれたファルダニア様は、次に僕の手を取り両手で撫でさすり、それから彼女の頬に当てた。
潤む青い目が、僕を見つめ返す。
「私はノアとならば、子を成したいと思えます」
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「ですが……これは忌々しい呪いです」
僕から視線逸らしたファルダニア様は、ぽいと僕の手を捨てて少し離れた。
「触れてみて良く分かりました。貴方には強い呪いがかけられています。麒麟の治癒力でも及ばない、とてつもない力を持つ呪いです」
「の、呪い、ですか?」
ようやく頭が冷えてきて、ぎこちないが声が出せた。
ファルダニア様は鋭い視線を、僕にくれた。
「どのような経緯で貴方に呪いがかけられたか分かりませんが、可能性を考えれば魔界の者の仕業でしょう。その者に、心当たりは?」
「なにも。この……嫌に女性にモテてしまう体質は子供時代からで、幼稚園時代からもうあったように憶えています。その前に呪いをかけられる人なんて……」
言いかけて、はたと気付いた。
カルラ父さんと会った時の話では、僕は魔界の魔人の息子の筈。
三歳頃までは、幾度も父と会っていた。
父が魔人とすれば、次元を移動できる凄腕の魔術師のはず。
何故こんなことを……って、心当たりが……。
僕は死にそうな気持ちで、あくまで仮定の話をした。
大魔王が一度死んだらしい僕を救ったのは、麒麟が彼の一族、次元召喚士の血族だから。
何故助けたのかは、数が少ないから一人でも多く生きていてもらいたいから。
もし父も同じ意見の魔人なら、息子にもてる呪いをかけて、孫をたくさん増やしてもらおうと思うかも……って。
言ってから、酷い現実だ……とがっかりした。
ファルダニア様は一通り聞いて、なるほどと納得してしまった。
「ノア様が邪心の持ち主であれば、己で魔法付加でもしたかと疑いましたが、貴方御本人はいたって真面目な好青年です。そうは思えません。ですから、その説は信用に値します」
「しかし、確証は何もありません。そのう、この呪いを解いてもらう為にも一度魔界に戻り、大魔王と面会した方が良いですよね? それに大魔王は私の父を知っているようですから、詳しい話が聞ける可能性があります」
「確かに。戻られたばかりですが、すぐに魔界に行くべきでしょう。早急に、船を手配します」
「済みませんが、戦艦は止して下さい。事情が事情なので、こっそり行きたいのです」
「分かりました。それに、ソヨンを貴方の麒麟の護り人から外します。貴方がこの状態では、傍にいるだけでも相当苦しんだ筈ですから」
「……はい」
僕はソヨンさんをかなり傷つけたと気づいて、とても居たたまれない気持ちになった。
早く呪いを解いて戻ってきて、謝罪しないといけない。
僕は、父に恨みを抱き始めた。
話が終わり、ファルダニア様が事情を分かっていても頬を染めて楽しげに帰るのを見送った。
それから、即座にウィリアムさんを呼んだ。
「大魔王からの伝言を、今こそ聞かせてもらいますよ!」
「ここでなら幾らでも。大魔王様は貴方を、自分の血族だと言われました。宇宙文明全体で禁忌とされる情報ながら、伝承では次元召喚士が麒麟の血族とされているので、現実的に正しいと思われます。それから便利な体質のようなので、出来るなら子孫繁栄を願うと」
「それね」
今そこに直面してるなと、ため息ついた。
僕が世間一般的な男子高校生なら、呪いを祝福と思ってたくさんのお嫁さんを作ったかもしれない。
しかし僕はそう言うのは好きじゃないし、何より失恋したばっかりだ。
悪いが、しばらくは放っておいてもらいたい。
「伝言は以上です」
「はい、ありがとうございました。それでその、このモテてしまう体質の改善の為に、すぐに大魔王様に会いに行く事になりました」
「解呪ですね。承知いたしております」
……聞いてたな。
「しかしノア様、もうお一方お会いになられるべき存在がおりますが?」
「ん? 誰でしたっけ?」
「麗しの君ですよ。貴方の呪いと同等の力を有する者ですので、助言を頂けるかと」
「……せっかく穏便に別れたばかりですので、大魔王様の持つ情報があてにならない時のみ、会いに行きます」
僕は陸君が好きなんだけども、何故か向こうは以前よりも突っかかってくるようになった。
彼とも本格的に仲直りしたいが……。
考え込んだ僕を、ウィリアムさんがじっと見つめてくる。
「ノア様、一つ宜しいですか」
「今なら、何でもどうぞ」
「もしかして、男性にも同様の魅了を発揮していると気付かれておられませんか? 女性よりも幾分弱めではありますが」
「……」
僕は黙ったまま、人間の中年男性ウィリアムさんから離れていった。
「我ら麒麟の護り人は精神的コントロール魔術にもともと強い上に防御策を講じておりますので、大丈夫ですよ」
「それは、ありがたいことです。ですが、もう何が何でも解呪しますからね! ご協力、よろしくお願いいたします!」
僕はあまりの現実に怒りを覚え、すでに死亡しているらしい父に呪い返しをすべきか悩み始めた。
2・
僕が魔界から脱出した時の教習船が再び登場し、ソヨンさんを外した男四名の麒麟の護り人たちと共に魔界へ向けて飛び立った。
来たときと同じ二週間、宇宙船の中で缶詰になり暗い気持ちのままいた。
失恋に加えて呪いだなんて、最低最悪な状況だ。僕、何か悪いことしただろうか?
これからは幸せになると何度呟いたか分からない頃、ようやく魔界に到着。
唯一他の星と貿易を行っている宇宙港に降り立った。
大魔王領にある魔界で最大の宇宙港は、予想したよりも近代的でスタイリッシュなデザインだ。
魔界の一般的な建物や町の様子は、いわゆる元いた世界の中世ヨーロッパ的なものなのだが、宇宙港だけは外の文明の力を借りて建築されたようだ。
宇宙文明とのやり取りが始まった頃に、魔界を統べる大魔王職が時空召喚士に固定化されたという歴史は調べてきた。
それはまだ一万年ほど前の話。宇宙文明の歴史四万年と比べると、まだまだ見劣りがする歴史だ。
それでも彼らの歴史は、数え切れないほど古いという説もある。
麒麟が時空召喚士の血族というのが禁忌なのと同じで、宇宙文明内では認められていないものの。
色々と考えながら、空港内を歩いた。
そのうち、大魔王からの使いで出迎えに来てくれた役人さんと合流できた。
彼らが乗ってきた小型飛行艇で、僕らは大魔王様のおわす王城に向かった。
謁見の間ではなく、普通の会議室なのだろう部屋に通された。
先に大魔王様はいて、椅子の一つに座って書類を読んでいた。
笑顔で手招きされたので、その傍まで行きお辞儀した。
「ノア君、隣に座りなさい。遠慮しなくていい」
「大魔王様、これ以上近付く前にお話ししたいことがございます」
僕は微妙な距離を置いて、自分の発している魅了の魔法について説明した。
すると大魔王様は、ケロリとして言った。
「ああ、私のことなら心配ないよ。君と同じかそれ以上の力のある魔人ならば、抵抗が可能な程度のものだ。しかし、普通の者はそうはいかないだろう」
「それが問題でして、大魔王様に謁見を求めに来たのです。私はこの呪いを解きたいのです。あと、これを仕掛けた存在を探しています」
「君の父上だ。彼は時空召喚士で、よく君の故郷を訪れていたようだ。その足跡をたどり、私は君を発見した」
「それは、事件が起こる以前のことですか?」
「そうとも。私が時空を渡る大規模な門を作成し、小国の王探しに協力したのは、君があそこに存在していたからもある。私は君を、魔界に呼びたかった」
「私が貴方と同族で、一人でも増えると嬉しいという理由ででしょうか?」
「その通り。時空召喚士は今、魔界で正式に登録されている人数が五十人に届かない。危うい一族の一つだ」
「それが原因で、私の父は私にこのような呪いを……」
本当に仕方がない状況だと、一応理解を示そうかとした時。
大魔王様は、不思議そうな顔をした。
「呪いというよりただの封印だ。時空召喚士の力を持つ子供に、生まれた時に普通につけるオプションみたいなものだ」
「……オプション?」
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