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しおりを挟む母は悲しむ妹を置いて、『妹を助ける手段』を探しに王立図書館に通いました。
──歩きたくない。嫌いなものは食べたくない。嫌いな人とは顔も合わせたくない。嫌なことはしたくない。楽しいことだけしていたい。嬉しいことだけ知っていたい。面白いことしか知りたくない。
自由にしている姉が癪に障る──
自分だけの楽園を追い求める妹の願いを叶えられる事などできるはずがありません。
それは人知を超えています。
──ならば、人知を超えた存在に助けを求めればいいのでは?──
母はどこまでも安直に物事を考えてしまう人でした……
そしてそれを、この大陸でも一二を争う程の所蔵を誇る王立図書館は叶えてしまいました。
禁書と言われるその本を、侯爵家の権力を使って手に入れた母と、それを後押しして力を貸した父は、遂に妹を助けてくれる存在と出会うことができたのです。
悪魔召喚という、禁断の術を使って…………
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